東方紫瑛界   作:澪海

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今回は妹紅編前編です。

土日はたくさん投稿できます。


第31話 不死山と書いて富士山という

【竹林にて】

 

月との闘いを制した彼らは、竹林に作った隠れ屋敷、永遠亭にて宴会を行った。

紫と界はお酒を飲んだが、美瑛はさすがに無理だったようだ。

 

美瑛はその誠実さから、

「お酒は未成年は禁止されてますので」

と言って飲もうとしなかったのだ。

いつの時代の話だよ!

 

宴会には因幡てゐや永琳、輝夜が他にいた。みんなでおしゃべりをしながら時間を潰していた。

 

界はあることを思い出したため、便所と言って宴会をぬけだした。

 

 

【町】

 

界はある少女を探していた。

あの争いのとき、屋敷の隅で輝夜をずっと見ていた少女。

 

するとあっさり見つけた。

町の隅の小川の堤防の斜面に座っていた。

 

「許さない……父上をあんな風にして……」

 

界はいきなり少女の背中を押すと、

「わっ!!!!」

少女はクルクルと斜面を転がっていった。

 

モコロコロ~

 

「だっ誰だ!」

 

堤防の下で仰向けに倒れているモンペの少女。

 

 

「あぁごめんよ。俺は古神 界 。悩みごとは一人で抱え込んじゃだめなんだぞ!」

 

「いや…………私は別に…………」

 

「父親を辱しめたかぐや姫を恨んでいるんだろ?」

 

「えっ??なんでそれを…………」

 

「独り言丸聞こえだよ。あと君は昨日屋敷にいたし。」

 

「…………あの女はもういない。どうにもできないんだ!」

 

 

もう顔は怒りの涙でいっぱいだった。

 

だが輝夜が竹林に隠れているとは言えなかった。

 

 

「かぐや姫とまた出くわすことも、君の生涯ないと思う。だが、彼女に憎しみをどうしてもぶつけたいなら、富士山に行くんだ。」

 

「なっなんで、富士山なんだ?」

 

「天皇様が貰いうけた不老不死の薬を彼らは山頂に捨てにくるんだ。それを奪って飲むんだ。そうすればかぐや姫に恨みをぶつけられるよ。」

 

「わかった。行ってくる。」

 

 

 

 

 

そう言って少女と別れた。

界は宴会に戻ると

 

 

「ちょっと~遅いわよ!酒がなくなったじゃないのよ~」

 

べろべろに輝夜は酔っぱらっていた。

翌日、二日酔いになりゲロゲロすることとなったが。

 

 

 

 

 

あれから2週間がすぎた。

 

永遠亭では、みんな暇そうにしていた。

輝夜は永琳や暇潰しに、ウサギたちとかくれんぼをしていた。紫はひたすらでかい結界をつくる練習、美瑛は霊力弾をだしたりする練習とみんなバラバラだった。

 

 

 

界は暇だったので富士山にいくことにした。

富士山の麓に移動した界は、朝廷の貴族らがすでに中腹辺りを登ってるのを上空から確認した。

 

「やばいな。朝廷のほうが動きが早かったか。」

 

 

当時、一日に人間は5~10里歩いていたと言われている。

1里は4キロ。そして京から富士山の麓まで350キロある。

よって2週間くらい当時はかかった。

 

 

界は少女を探して移動すると、まだ尾張のあたりをフラフラと歩いていた。

 

「お前、大丈夫か?」

 

「わっ!!なんだ…………えっと誰だっけ?」

 

「古神 界 だ。界って呼んでくれ。もう彼らはもう富士山に着いてるぞ。」

 

「うぇ~ もう動けないよ…………」

 

「だから助けに来たんだよ。よし、俺の体に手を回してくっついてくれ!」

 

「ななななななんでだよ!」

 

ちょっと恥ずかしそうにする少女は仕方なくそうした。

 

「富士山の頂上まで、移動だぁ~。目をつぶれよ。」

 

少女は目をつぶると

その瞬間、界らは消えた。

 

 

 

「ついたぞ!」

 

界の声をきき目を開ける。

 

「ってなんじゃこりゃ!というか寒い!」

 

体をブルブルする少女。

 

まだ初夏になったばかり、雪がようやく溶けたが、まだかすかに雪はある。

仕方なく山頂の小屋で半日くらい過ごすことになった。

 

 

朝廷の者たちが山頂についた頃、

界らは様子を見に外にでて、朝廷の者が着いたのを確認した。

朝廷の者らは火を付けようとしていた。

界は近寄っていくと、貴族の何人かは気づいたようだ。

 

「ちょっとそこの貴族さん。その薬、ほしいんだが燃やすのならくれないか?」

 

「それはできぬ。我岩笠(いわがさ)、天皇様のおっしゃることに背けと言うのか?」

 

「別に燃やそうが燃やさないが、天皇様は見てないんだし、分からないだろ?」

 

「だとしても、我々はおっしゃられたことを遂行するだけです。」

 

すると、急に黒い雲が表れ、雨が降りだした。

さらに雷鳴も聞こえる。

 

「くそっ!皆のもの早く火をでかくしろ!火が消えるわ!」

 

火をでかくしようと、油を注いでいく貴族ら。

 

 

すると、雷が岩笠と界ら三人を除く全員にあたり、すべて黒焦げになり死んでしまう。界は空を見つめると、とてつもない神力を感じた。

 

「なっ…………なぜこんなことに。」

 

岩笠は予想外の出来事に膝をついて落胆する。

 

すると黒い雲の中から、光が漏れ、女神が現れた。

 

 

 

 

 

 





妹紅という名前を本文に入れないのかは、理由があります。考えてみてください。
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