今回は妹紅編前編です。
土日はたくさん投稿できます。
【竹林にて】
月との闘いを制した彼らは、竹林に作った隠れ屋敷、永遠亭にて宴会を行った。
紫と界はお酒を飲んだが、美瑛はさすがに無理だったようだ。
美瑛はその誠実さから、
「お酒は未成年は禁止されてますので」
と言って飲もうとしなかったのだ。
いつの時代の話だよ!
宴会には因幡てゐや永琳、輝夜が他にいた。みんなでおしゃべりをしながら時間を潰していた。
界はあることを思い出したため、便所と言って宴会をぬけだした。
【町】
界はある少女を探していた。
あの争いのとき、屋敷の隅で輝夜をずっと見ていた少女。
するとあっさり見つけた。
町の隅の小川の堤防の斜面に座っていた。
「許さない……父上をあんな風にして……」
界はいきなり少女の背中を押すと、
「わっ!!!!」
少女はクルクルと斜面を転がっていった。
モコロコロ~
「だっ誰だ!」
堤防の下で仰向けに倒れているモンペの少女。
「あぁごめんよ。俺は古神 界 。悩みごとは一人で抱え込んじゃだめなんだぞ!」
「いや…………私は別に…………」
「父親を辱しめたかぐや姫を恨んでいるんだろ?」
「えっ??なんでそれを…………」
「独り言丸聞こえだよ。あと君は昨日屋敷にいたし。」
「…………あの女はもういない。どうにもできないんだ!」
もう顔は怒りの涙でいっぱいだった。
だが輝夜が竹林に隠れているとは言えなかった。
「かぐや姫とまた出くわすことも、君の生涯ないと思う。だが、彼女に憎しみをどうしてもぶつけたいなら、富士山に行くんだ。」
「なっなんで、富士山なんだ?」
「天皇様が貰いうけた不老不死の薬を彼らは山頂に捨てにくるんだ。それを奪って飲むんだ。そうすればかぐや姫に恨みをぶつけられるよ。」
「わかった。行ってくる。」
そう言って少女と別れた。
界は宴会に戻ると
「ちょっと~遅いわよ!酒がなくなったじゃないのよ~」
べろべろに輝夜は酔っぱらっていた。
翌日、二日酔いになりゲロゲロすることとなったが。
あれから2週間がすぎた。
永遠亭では、みんな暇そうにしていた。
輝夜は永琳や暇潰しに、ウサギたちとかくれんぼをしていた。紫はひたすらでかい結界をつくる練習、美瑛は霊力弾をだしたりする練習とみんなバラバラだった。
界は暇だったので富士山にいくことにした。
富士山の麓に移動した界は、朝廷の貴族らがすでに中腹辺りを登ってるのを上空から確認した。
「やばいな。朝廷のほうが動きが早かったか。」
当時、一日に人間は5~10里歩いていたと言われている。
1里は4キロ。そして京から富士山の麓まで350キロある。
よって2週間くらい当時はかかった。
界は少女を探して移動すると、まだ尾張のあたりをフラフラと歩いていた。
「お前、大丈夫か?」
「わっ!!なんだ…………えっと誰だっけ?」
「古神 界 だ。界って呼んでくれ。もう彼らはもう富士山に着いてるぞ。」
「うぇ~ もう動けないよ…………」
「だから助けに来たんだよ。よし、俺の体に手を回してくっついてくれ!」
「ななななななんでだよ!」
ちょっと恥ずかしそうにする少女は仕方なくそうした。
「富士山の頂上まで、移動だぁ~。目をつぶれよ。」
少女は目をつぶると
その瞬間、界らは消えた。
「ついたぞ!」
界の声をきき目を開ける。
「ってなんじゃこりゃ!というか寒い!」
体をブルブルする少女。
まだ初夏になったばかり、雪がようやく溶けたが、まだかすかに雪はある。
仕方なく山頂の小屋で半日くらい過ごすことになった。
朝廷の者たちが山頂についた頃、
界らは様子を見に外にでて、朝廷の者が着いたのを確認した。
朝廷の者らは火を付けようとしていた。
界は近寄っていくと、貴族の何人かは気づいたようだ。
「ちょっとそこの貴族さん。その薬、ほしいんだが燃やすのならくれないか?」
「それはできぬ。我
「別に燃やそうが燃やさないが、天皇様は見てないんだし、分からないだろ?」
「だとしても、我々はおっしゃられたことを遂行するだけです。」
すると、急に黒い雲が表れ、雨が降りだした。
さらに雷鳴も聞こえる。
「くそっ!皆のもの早く火をでかくしろ!火が消えるわ!」
火をでかくしようと、油を注いでいく貴族ら。
すると、雷が岩笠と界ら三人を除く全員にあたり、すべて黒焦げになり死んでしまう。界は空を見つめると、とてつもない神力を感じた。
「なっ…………なぜこんなことに。」
岩笠は予想外の出来事に膝をついて落胆する。
すると黒い雲の中から、光が漏れ、女神が現れた。
妹紅という名前を本文に入れないのかは、理由があります。考えてみてください。