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そこは暗く まるで針のように鋭い岩がいくつも点々とありしたは燃え盛る火のように赤く染まっている。
空は澱んでおり黒く濁った雲がゆっくりと動いている。
ここは地獄・・・ 生きとし生きるものが最後にたどり着く場所。
その中で二人の男らしき物が見える。
片方は神主が着るような服を纏っており、頭には烏帽子という上に伸びた帽子をつけている。
もう片方は顔のほとんどが黒いモヤのようなものであり不気味に光る右目と歯だけが覗いており、手の指もほとんどが黒いモヤだが扇子を持っていて、服は江戸時代の商人のような格好をしている。
「ハァ ハァ ハァ・・・おのれ・・またも奴良組、こんだぁワシの脇腹を潰しおった・・・」
としわがれた声で憎しげにつぶやいている。
「幕末 明治 戦中 戦後、世が闇に包まれし時 ははが出るときは何度もあった。
しかしその度に彼奴きゃつに潰された。
奴良鯉伴を殺さねば私は復活は出来ない。」
忌々しげに烏帽子をかぶった男も続けて言う。
「思いは同じ、ワシもどうしてもあの者に復讐せねばならない。江戸の街をずっと昔から支配してきたのは我らの組なのだ・・・。」
「しかし 一体どうやって?」
「そこです・・・どんな大物にも必ず油断するときはあるはず、そう男ならば・・・娘などに弱いはず。」
「娘か確か一人いたな、双子の姉のほうが・・・」
「えぇ そうですとも、まずワシの幻術をつかいますので、まぁみていてくだいよ、フェフェフェ」
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どうも先ほど熱で倒れて、意識を失うという事態を引き起こした。
奴良 ソウミです。
まぁ熱で倒れた理由はおそらく神が急に2歳児の体に力を与えたのが原因だと思われます。
倒れてからさらに3年の月日が流れて現在5歳となりました。
えっ!?展開が早いって?普段の日常生活をダラダラと聞いて何が面白いというのです?
まぁこの2年間である程度なら自分の力を使えるようになってきました。ほとんど手品のようなものが多いですけど
「ねぇねぇソウミ!またあれを見せてくれない。」
「えぇ いいわよ。」
そう私がリクオとその周りにいる小妖怪たちに言うと全員が目を輝やせてこちらを見てきた。
皆さんには言い忘れていましたが、この世界には妖怪がいるそうです。日本の中の関東を占めている有名な奴良組というところでそのご子息らしいです。
まぁそれは置いといてリクオ達を尻目に奥においてあるシャボン玉の液と管を持ってくる。
「じゃあ よく見ていなさいよ。」
私がそういいシャボン玉をやっていくと、最初は普通にシャボン玉が出ていくだけだが、途中から色鮮やかな蝶となり飛んでいき、一定の時間が経つと花びらとなりひらひらと落ちていく。
その幻想的な様子をリクオや小妖怪、側近たちが見惚れている。
「うわぁ~いつ見てもすごいね。ソウミの術っていうの?僕もできたらいいのに。」
「リクオはきっともっとすごいことができるわよ。」
そうかなぁ~とヘへへとにこやかに笑っている。
確かにすごいことしていると思わよ。だって側近の妖怪たちを落とし穴にはめる度胸なんてそうそう無いとおもいますから。
逆に縁側から見ていて、落とし穴にはめたり、縄で釣り上げたりなど華麗に妖怪たちを罠に嵌めており
我が弟ながらまさしく、やんちゃや天真爛漫という言葉があてはまる5歳児ですねえ。
「姫~こっちに珍しいものを見つけたんですけど、いっしょに見に行きませんか?」
小妖怪の小鬼が私に問いかけてくる。
珍しいものかぁ~新しいイメージのもとになるかもしれないわ。
普段なら側近の黒田坊が「外に出るのはあぶのうございます。」やら言ってくるのだが先ほどの蝶を見ながらもう一人の側近の青田坊と酒を飲んでいるのでこれを好機としてとらえ、ついていくことにした。
静かに誰にも気づかれないようにそっと小鬼のあとをつけて行った。
「ねぇねぇソウミ 次これをしてよ・・・_____? あれ?ソウミどこいったんだろう?」
小鬼についていくと道の横道にそれどんどんと森の中を進んでいくが、途中で小鬼を見失ってしまったので、珍しいものより小鬼を探す羽目になった。
「ねえ~~~!!小鬼どこにいったの!!!」
大声で叫んでみるが返事すら返ってこらず、鳥の鳴き声や動物の鳴き声もしない。
流石におかしいなぁとは思ったけれど、置いていくのも良心が痛むので日が暮れるまでは頑張ろうかなっと思った矢先に辺りが一段と暗くなり、肌寒くなった。
「なに?」
思わず声が出てしまい、さきほどと違い後ろから不気味な声がきこえた。
「ふぇふぇふぇ、見事につれてきてくれたのぅ。」
それは老人のような姿をしているが、明らかに人間ではなかった。
顔は歪に笑っており、目は閉じられているが、頭には巨大な赤く光る目がギョロギョロと動いている。
思わぬ遭遇で体が竦んで動けずにいるとまたそれは口を開いた。
「おや恐怖で動けぬか、まぁどちらにしても我らの野望の為の駒となってもらうぞい。」
赤い目玉がギョロリと動きそこから赤い光が私を包み込み、私の意識はなくなっていった・・・。
「案外簡単じゃったのう、鯉伴の子供と言ってもしょせん子供か。」
そう言いながら、幻術にかけた娘へと手を伸ばし、頭に触れた。
「さて、次の段階へと進むとする(グサッ)のう・・・ なぁに!!・・・」
言葉を区切り、悲鳴をあげた老人の胸から三叉に分かれた刃が飛び出している。
その刃は槍の先であり、それをもっているのは先ほど幻術をかけたはずの少女だった。
「ただの子供だと思って油断したでしょ。あいにく普通じゃないのよ。ごめんなさいね。」
「なぜ!?ワシの幻術にかかっておらんのだーーー!!」
「なぜって言われても、効かなかったただそれだけのことじゃない。」
あの時赤い光を浴びたとき、チクリとした痛みが走ってなにかが背筋を駆け回った瞬間、干渉されているとなぜかわかったから、それを利用させってもらったわ。
さっきより髪が腰辺りまで伸びていて、いつのまにか薔薇の模様が描かれている顔の上半分だけ隠す仮面をかぶっている。
「さぁ 惑いなさい。この霧の世界で。」
「小娘がぁ!調子にのるんじゃないわい!」
老人は刃がボロボロになっている刀を取り出すとこちらに斬りかかってきた。
それは簡単に槍によって受け止められて、つばせり合いとなった。老人とは思えない力で押してきて、そのまま少女の体を切りつけた。少女の体からは赤い血が辺りに飛び散った」。
「フェフェフェ 素直にいうことを聞いていれば死なずにすんだものを」
「一体なにで笑っているのか理解に苦しむわ。」
背後から声がしたと思うと何事もなかったかのように少女がたっている。
慌てて切りつけた少女を見るがそこには切りつけた跡がある木がそこにあるだけだった。
「どうなっておるのじゃ!?確かに手応えがあったはず!」
「言ったでしょう。この霧の世界で惑いなさいと。」
少女が言い放った瞬間、あたりが霧に包まれたかとおもうとそこはバラの庭園だった。
「ここは一体?」
「ここはあなたを裁く、庭園。」
少女が槍を地面に打ち付けると周りのバラから一斉に茨が老人に向かって伸びてきて、その体を四方八方から貫いた。
「ギャァア!!!!」
「眠れ、愚かなる罪人よ。」
老人の体は灰色の液体となり下に溶けていき、消えていった。
「・・・あの状態から逃げるとは、案外やり手だったようね。今度は逃がさず仕留めるとしよう。」
あたりが元の森に戻ると槍は髪留めへと戻り、髪も元の肩ぐらいの長さまで戻った。
そこで少女は木にもたれかけながら、瞼を閉じていった。
「おい、あそこにいるのそうじゃないか?」
「いたぞ ソウミ様だ。」
「気を失っているぞ、早く屋敷に連れて行くぞ。」
森の中にぞろぞろと妖怪たちが入っていき、幼い少女は自分の屋敷へと担がれていった。
続く
頑張って投稿しているところです。
戦闘の描写は難しいですね。
あと長文を作るのも大変です。4000文字とか作っている人は尊敬ものですね。
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更新スピード堕ちる確率大です。
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