次の日・・・・・
ふぅ~~。
今日も学校で疲れましたね。昨日は寄合があったのと力を使ってしまったので、寝不足でしたが授業中に寝ると言うのは前世、高校生であるというプライドが許せません。
あと、途中であやうく寝てしまいそうになってしまった時の視界に映った先生の顔がしめた!という感じでイラッときたので目が覚めました。ハハッざまぁですね。
・・・失敬・・・・・それにしてもリクオは昨日の夜の出来事が原因で朝から元気がありませんね・・・。
自分が大好きだったものがいきなり周りの人達に迷惑をかけていたことがよほどショックだったのでしょう。
今日は一言も妖怪についての言葉も発していないほどです。
ホームルームも終わり、小学生では帰りの会ですね。下校時間となったのですが校門の前でリクオがとぼとぼ歩いているのを見つけたので声をかけようとしたのですが・・・
「どうしたんだ~い 妖怪くん。バスにのらないのか~い?」
「やめときましょ、一緒に乗ったら妖怪に襲われるかもぉ!?」
ほぅ・・・ 清継に島・・・いい度胸しているわね。
「誰が妖怪なのかしらね?清継君、島君。」
「ゲッ やばいっすよ清継くん。」
「いやいや・・・(汗 なんでもないんだよ。ほらいくよ島くん。」
あわてながらバスに乗り込んでいく姿を鼻で笑いながら馬鹿にしていると、後ろで家長さんとリクオが何やら話しているのが聞こえる。
「違う!!情けないんだよ!」
「何よそれ、そう思うのだったらリクオ君が情けなくないそーいう人になればいいじゃない。」
「・・・・・え・・・・・?」
「学校でも行っていたでしょ、妖怪たちはドジなんだってあのお屋敷にならほんとにいるかもね!だったらそーいうのの上に立つ立派な人になればいいじゃない。」
「立派な人かぁ~・・・」
「そ!だからもう妖怪とか言わないほうがいいと思うよ。」
「それって信じてないってことじゃないか!」
「だって怖いんだもん!見せてくれたら信じるけどさ・・・」
そう言い残して家長さんはバスの方へと向かっていってしまった。
まだ悩んでいそうなのでもう少しフォローを入れてあげますか。
「リクオ・・・元気出しなさいよ。」
「ソウミ・・・一体・・・・僕はどうしたらいいだろう?」
「そうね・・・リクオがどうするべきかは私にも分からないわ。
今は悩む事が大事なのよ。」
「……悩むことが大事・・・・・・。」
「そう…悩んで自分が一体何をしたいのか、どうするべきかを見つけること。色んな人から様々な言葉を聞くと思うけれど最終的に決めるのは自分自身なのよ。」
「決めるのは・・・・自分・・・・。」
「大丈夫。リクオはきっと自分がなにをしたいか見つけられるわ。」
そう言いながら、リクオに近づいき手を両手を優しく包むように握った。
「妖怪は確かに人に害をなすものだという認識が強いでしょう・・・けれどそう言っている人間はもっとひどいことを毎日のように行っている者もいるわ。
私はこの平和な日々が続いて、リクオや屋敷のみんなが楽しくいてくれるのなら私は人間を捨てて、妖怪になってもいい。」
「ソウミはすごいよね。なんでも知っているんだもん。」
「そんなことはないわ。いまだって知らないことがたくさんあるわ。だからは私は知りたいと思うから本を読んだりしているのよ。
せっかくこの世界に生まれられたのだから、楽しまないと損なのよ。
困ったら支えて上げる、助けてあげる。
私たちは双子なのよ。お互いに助け合っていかないとね。」
リクオには私が伝えたいことは話せたのであとはリクオがどう判断するのかはわかりませんがきっと大丈夫でしょう。
もう少しでバスが出てしまうので急がなければ・・・。
・・・・・あれ?リクオの姿が見えませんね・・・・まさかあのまま置いてきてしまったのでしょうか・・・
思わず窓から後ろを見てみるとローブを被った人影が見え、
ズドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!
すごい音がしたと思うとバスは瓦礫に飲み込まれた。
「間違いない、若と姫が乗るはずだったバスだ。」
「若がいなければ・・・ワシが三代目だが、姫の力はいつかワシに牙を向く可能性があるのでな・・・・・一緒に始末してしまうぞ。」
「「「「ハッ!!!」」」
++++++++++++++++++++++++
「まったくリクオ様は帰りが遅いので、心配して見に来たらお一人であの距離を歩いてけろうなどと・・・嫌がっても今度からは絶対お供をソウミ様と共につけますからね。」
鴉天狗が僕を持ち上げて飛びながらなにか言っているけれど、カナちゃんとソウミの言葉が頭の中をグルグルとしてあまり聞いていなかった。
「なぁ 鴉天狗。僕って人間なの・・・・?」
「そりゃまぁ・・・お母様もおばあ様も人間でございますが、当然 総大将の血も四分の一も入っております。ですからソウミ様と共に堂々としていればよいのです。」
「四分の一もかぁ・・・・・・」
『悩んで自分が一体何をしたいのか。』
屋敷のみんなのことは好きだけどなぁ・・・
下に街を見ながら考えていると屋敷に着いてしまったが、ソウミの姿が見えない。
「か・・・帰ってこられた!!」
「若!心配しましたぞ!!」
屋敷のみんなが慌てながら僕のもとへと駆け寄ってくるが、なにが起きているのか全然わからない。
「え!?みんないったいどうしたの?」
「いったいどーしたのじゃ皆の衆・・・・・・?」
「だってだって・・・」
そう言いながら雪女が部屋にあるテレビを指さしている。
『現場からの中継です。浮世絵町にあるトンネルが崩落し、浮世絵小学校の児童が乗ったバスが生き埋めになりました。児童たちの安否はいまだ確認されております。」
(若様、無事でよかったの~)
(姫様はどこにいっらしゃるのじゃ?)
「ソ・・・ソウミ・・・」
「まさか!ソウミ様があのバスの中に・・・ッ」
「「「なんですと!!!!??」」」
「ソウミの他にもカナちゃんとか
・・・・助けなくちゃ・・・・」
リクオは上着を取り出して、そのまま外に駆け出していこうとしたが・・・・
「リクオ!!一体どうするというんじゃ!!」
「みんなを助けに行くんだ!ついてきてくれ!青田坊!黒田坊! みんな!!」
「「ヘイッ!!!」」
「まて!待ちなされ!!」
「も・・・木魚達磨殿・・・?」
「なりませんぞ!ソウミ様だけならまだしも・・・人間まで助けようとするなど言語道断!!
ソウミ様の救出なら儂らがやりますので、リクオ様は屋敷で待っておればいいのです。」
「えっ!?それじゃ人間みんなが助からないじゃないか!!」
「そのような考えで妖怪を従えることが出来るとお思いが!?
我々は奴良組だぞ人間の気まぐれで百鬼を率いらせてたまるか!!」
「達磨殿!無礼にも程があらぁ!!」
「無礼?フン・・・貴様は奴良組の代紋である【畏】の意味を理解しているのか?妖怪とは人をおそれさせる者
それを人を助けようとするなど・・・・・笑止!!」
「てめぇ!!」
青田坊がそう言った木魚達磨の胸ぐらをつかみ取っ組み合いをしようとし、周りの妖怪たちも偉い木魚達磨と側近の青田坊の喧嘩なのでどうしらいいのかわからずオロオロしている。
そんな事している時間がないんだよ・・・早くしないとみんなが・・・ソウミが・・・・
『みんなが楽しくいてくれるのなら私は人間を捨てて、妖怪になってもいい。』
ソウミが言っていた言葉が頭にふと よみがえり、胸の奥がドクンッ!と跳ねたような気がした。
「や・・・やめねぇか!!!」
「わ・・・若・・・・・?」
「時間がねぇんだよ。おめーの理屈なんか聞きたくないんだよ!!木魚達磨!」
リクオの髪が横に長く伸び、茶色だった髪は白く染まり目が赤く鋭く光っている。
「オレが人間だからダメだと言うならば妖怪なら率いていいんだな!?
だったら・・・人間なんてやめてやる。」
「え・・・・・・」(なんだこれは!?さっきとはまるで別人ではないか・・・)
達磨を含め、周りの妖怪たちが驚いて固まっている中。
変化したリクオはそんなことには目もくれず一言
「おめーらついてきな」
といい踵を返して外へと向かっていった。
その様子をみて妖怪たちは・・・
「若!!我ら本家はついていきますぞ!!!」
「もとより黒田坊そのつもりよ!」
「待ちなされ!!」
「達磨殿・・・お話が・・・・」
「ええい!!あとにしろ!!」
「そうはいきません。リクオ様とソウミ様が乗る予定だったバスが事故にあったということは刺客に襲われた可能性が・・・」
首無がそう言い残してリクオについていく姿を見ながら木魚達磨は呆然としていたが、少し経って慌ててついていくのであった。
「今夜はなんだか血・・・が熱いなぁ・・・」
「それが妖怪の血でございます。リクオ様。」
「血・・・?」
「そうです。リクオ様、あなたは拙僧たち妖怪を率いていいんです。」
「あなたはなんせ・・・・
はい なんとか投稿頑張っております。
遅くても一週間に一回の更新はしたいとおもいます。
アドバイス等よろしくお願いします。