東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う) 作:氷夏
次から春雪異変に入ります。
「うぅぅぅぅ、しゃくやぁぁぁぁ。」
「お嬢様、大丈夫ですよ、あと来客です。」
泣いているレミリアを慰める咲夜。文面では美しい光景も、
咲夜の鼻から流れ出す忠誠が全てを台無しにしてた。
「おねーさん、こんばんは!!私はフランドール・スカーレットよ!貴女は?」
「こんばんは、フラン。私は博麗霊那よ。よろしくね。」
こちらは、好奇心で話しかけるフランと『フランちゃんhshs』といった表情で応対してる霊那。
「姉妹が迷惑かけてるわね。私はパチュリー・ノーレッジ、魔女よ。」
さっきまで動かなかった、7曜の魔女がカオスな展開についていけてない、俺に話しかけてきた。
「うーん、予告はしてたけど、突然来たからね。驚いても無理はないんじゃないかな。」
これからは、普通に訪問しよう。
レミリアが復活した。
「んん、先程までは失礼したわね。私はレミリア・スカーレット、紅魔館の主よ。」
「その従者の十六夜咲夜です。」
「パチュリー・ノーレッジよ」
「フランドール・スカーレットだよ!」
「さっきは驚かせて悪かった、比古だ。」
「博麗霊那よ、先代巫女よ。私のことは霊夢と魔理沙には伏せといて。」
まだ、向き合う覚悟が出来てないのな。ま、そのうち踏ん切りがつくだろう。
「それで、本題に入ろうか。」
「あぁ、グランとか言う奴のことね。」
あいつも、レミリアたちと同じスカーレット姓を名乗っていたから、何かしら関係のある奴だったんだろう。
俺と霊那はそいつを殺してしまったので、謝罪をしに来たんだけど、
「あいつのことはどーでもいいわ。」
『は?』
レミリアの予想外の気にしない宣言だった。
レミリアが言うには、
レミリアたち、姉妹は吸血鬼として由緒ある家の生まれで、吸血鬼異変を起こす前にレミリア姉妹の両親は吸血鬼ハンターに殺されてしまったらしい。
そこで、他の吸血鬼たちがこのままレミリア姉妹の家を断絶させる訳にはいかないと、
同じ名家のグランを強制的に婚約させてたらしい。グランがスカーレット姓を名乗ってたのはグランよりレミリアたちのほうが血筋的に上だったから。
「私も望んだ婚約じゃなかったから、あいつが死んでもよかったとも思ってるの。」
どうでも良さそうに話すレミリア。
フランは知らなかったようで、
「誰それ。」
としか言わなかった。
そのあと色々話をして、帰るときに
「また来なさい。歓迎するわ、あと先代巫女のことは紅白と黒白には黙っておくから安心しなさい。」
と、言っていた。
「スペルカードルールを広める為に起こさせた異変はどうだったかしら?」
家に帰ったら、勝手に人の家で寛いでいる紫さんがいた。いつものことだからそんなに気にしない。
『95点』
俺と霊那の評価は同じ、
「あんときに霊夢が負けてたら対応どーするつもりだった?」
「それと、まだ中小妖怪は反発してるけどその処分はどうするのよ。」
二者二様の指摘に紫さんはショックだったらしく、
「完璧だと思ってたのに。」
と言いながら、帰っていった。
「というか、霊那の件はそいつらをO☆HA☆NA☆SHIすればよかったんじゃない?」
「そうね、一番重要なのは霊夢が負けたとき、対応をどうするかね。」
この場では、俺たちは「まぁ大丈夫だろう。」とたかをくくっていた。
それは間違いで、
そう遠くない未来に俺たちが異変に介入することになるなんて、その時は考えてもいなかった。
紅魔館編完結です。
なんか長くなってしまいました。
次が山場の春雪異変編です。
また、近いうちに投稿します。
感想・評価お待ちしてます。