東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う) 作:氷夏
更新が遅くなってる…
「それで、どうゆう案なの?」
紫さんはまだ分からないのか質問してきた。俺の能力を聞けばすぐに分かると思うけど。
それと安心した霊那には申し訳ないけど、この案でも一番負担が掛かって危険なのは霊那だ。
「この案の大前提は西行妖の妖力の量を正確に把握することです。」
「西行妖の妖力の量を把握してどうするのよ。」
えーと、自分の案否定されたからってがっつかないで欲しいんだけど、紫さん。
その紫さんをスルーして話を進める。次の言葉で分かると思うから。
「もう1つ重要なのは、霊那の回復しきってない、霊力の量。」
「え?私?」
いきなり霊那の名前が出てきたので、驚く霊那。
その逆に紫さんはしたり顔になっていた。分かったかな?
「要は、西行妖の妖力を霊那に『うつす』ってことね。そんなことは無理よ。やっぱり私の案にするべきね。」
うん、やっぱり分かってなかったね。霊那に妖力をうつすとかそんな危険行為するわけない。
まぁそれに近い形になるけど。
「そんなことするか。霊那に『うつす』のはあくまでも霊力だよ。あと霊那だけに『うつす』とは一言も言ってないだろ。霊那だけに負担は掛けたくない。」
「霊力を『うつす』ってどうゆうことよ?西行妖が持っているのは妖力………出来るの?妖力を霊力に変換することを。」
「妖力を霊力に変換出来たとして、それで終わりでいいんじゃないの?霊木として扱えば。」
紫さんは漸く分かったとして、霊那の考えは分からない訳ではない。……けど、
「一瞬、そう思ったけどボツにした。多分、霊力に『うつす』ことが出来たとしても、完全で純粋な霊力ではないと思うから。」
「けど、出来るのよね?」
紫さんがスキマを出しながら聞いてくる。もう時間がない。出来る、出来ないではなく
「やるんだよ。」
スキマから出た先に見えたのは満開に咲く西行妖。一瞬見とれそうになるけど、出来なかった。何故なら、西行妖が周りを破壊し始めていた。操られてる幽々子と共に。
「紫さんは、幽々子の足止め!霊那、西行妖の妖力の量を『みて』‼」
「了解(わかったわ)!」
俺と霊那は西行妖に近づく必要があるので俺たちに攻撃が当たらないように『うつし』続ける。
「さて、そろそろ年貢の納めどきだぜ、西行妖。」
俺は西行妖に触れて妖力を霊力に変換し出す。イメージは冷たく刺すような力を暖かく包み込むような力に変える感じだ。
「私が受け入れられるのは6割くらいよ。」
「OK!その分送るから西行妖に触れて。」
なんとか、変えられてるので作戦続行。というか、失敗したら霊那と別れてしまう。それだけはいやだ。
え?なんで変えられてるのがわかるって?俺の霊力を基準にしてるからね、多分大丈夫……かな?
「大丈夫よ。私は比古を信じてるから。」
そんな心をみたのか、霊那に勇気付けられた。いつもは心をみられるのが少しいやだったが今は助かった。
「それくらいで止めて、これ以上は無理…」
言われて、慌てて止める。西行妖も力を奪われているので最初の勢いがない。幽々子も紫さんがしっかり止めてくれたようだ。
上手く行ってるのを確認して俺は残った力を『うつす』ために自分の霊力の上限値を『うつす』。
「これで終わりだ。」
西行妖の力を俺にうつした途端に感じる違和感。無理矢理体に何かを詰め込まれる苦しさがくる。
暫くして漸く西行妖が完全に沈黙したのは朝日が顔を出した時だった。
「お疲れさま。」
「もうこんなのはこりごりだけどな。」
そう言い合い、笑い合う。
やっぱり、戦いよりもこうゆうほのぼのが性に合ってると思った。
次回、後日談。
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