東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う) 作:氷夏
そしてもうちょい続きます
「あんたが何処の馬の骨か知らないけど、本気で行くわよ。」
はぁ、流石主人公ですわ。弾幕が追ってくるし。弾幕に求婚されても嬉しくないっての。
弾幕は避けるものじゃない、逃げるものだ‼
ちょっと落ち着こうか。原作キャラ、それも主人公と戦って興奮してるのは分かるけど、このままじゃすぐにピチュるって。
「ほらほら、逃げてばかりじゃ勝てないわよ。」
霊夢が煽ってくるが気にしない、気にしない。これは強者の余裕ってやつですよ、ハイ。
「というか、カードは何枚とか決めてなかっ、たね?」
んー、もうちょい。
「そうね、2枚でいいんじゃないかしら?残機はなしで。」
「へぇ、そう、かい!」
よし、今だ。
「!はっ!?なんで弾幕が…まずっ!」
解説しよう‼俺がやったのは、単純明快。俺と弾幕の間に霊夢を置くように俺を『うつした』だけだ。
「ちぃ、夢符『封魔陣』‼」
霊夢は咄嗟にスペルで防いだみたいだ。…けど
「これで、あと1枚だね。」
「くっ……」
さぁ、形勢逆転だね、
「御祭『弾幕花火』‼」
繰り出されるのは5発ほどの球形の弾幕。それが霊夢の近くにいくと、
「たまやー!」
色とりどりの花を咲かせる。因みにホーミング性能はないよ、避けれなくなるからね。
「くっ、反則じゃないの!?これ!」
反則なわけないじゃん。
「綺麗ならいいんでしょ?それとこれ、」
ーー耐久スペルだから。
そのときの比古の顔はイイ笑顔だったと後の霊夢は語った。
「やはり、普通の魔法使いとメイドに私には荷が重かったかしら?」
味気ない。紫は先ほどまで戦っていた二人にそう評価した。流石にあの二人でも年の功の紫には勝てなかったらしい。
「誰がBBAよ!」
BBAとは言ってない。
「さて、彼はどうしてるのかしらね。」
スキマを開き、外を見てみると比古が霊夢をいたぶる姿だった。
「はぁ、人間に遅れを取るなんて霊夢もまだまだね。」
スキマを閉じてマヨヒガに向かう。霊夢は彼には勝てないだろう、人妖と化した彼に。
「さて、霊那は起きたかしらね?」
ガラッ、シーン。
「……あら?」
そこに霊那は居なかった。
「はぁはぁ。」
「おー、すごいすごい。あれを避けきるとは、ね。」
これは、本心からだ。このスペルはだんだん花火の数が少しずつ増えていく仕様で中々避けれる代物ではないはずのだけど。所詮ルナティックだからか?
「褒められても、何も、嬉しくないわよ…」
霊夢もお疲れの様なので終わらせますか。
「終符『ラス…』「待って‼」……霊那?」
「……母さん?」
霊夢は驚愕、そして俺は掲げていたスペルカードを下ろした。
……やっと、吹っ切れたか。
あとは、本人たちの問題だ。
俺はそっとマヨヒガへと戻った。
「あら、霊夢を倒せなくて不満かしら?」
「そんな御託はいらない。さっさと話して貰おうか。…もうこんな茶番は終わりだよ。」
「なぜ、俺をそして霊那を幻想入りさせた?」
紫さんは優雅に扇子を開き、口を隠した。
「さぁ、どうでしょうね。」
ほんと、こいつ苦手だわ。
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