東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う)   作:氷夏

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はい、遅くなりました。

半年以上もほったらかしていましたね。もうしわけないです。




前兆

ーーーこいしサイドーーー

 

多分、これは聞いてはいけないことだったのかな?ほら、よく言うじゃん?親しき仲にもなんとやらってやつ。まぁ私とヴァズが親しき仲になっているかはわかんないけどね。

 

ヴァズの雰囲気が変わったのは確かじゃないかな。でもそれは後悔が大きい気がする。

 

うん、確かに誰かに対する怒りもちゃんとあるよ?だからこそ、まだ私が触れてはいけない気がして……凄く気まずい。

 

「…………」

 

「…………」

 

「……え~と、い、言いづらいことだったのかな?だったらやっぱr「ううん、話すよ。」……。」

 

「えっと、順を追って説明するから少し長くなるね?」

 

そう言って、ヴァズは同居人との出会いを話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー紅魔館ー

 

「ねぇ、咲夜ー?次、お肉煮るんだっけ?」

 

「はい、そうですよ。フラン様。いつもお手伝い頂きありがとうございます。」

 

「えー、とーぜんのことだしお礼はいらないよ?」

 

場所は変わり紅魔館。厨房では夕食(吸血鬼にとっては朝食)の準備を十六夜咲夜がやっていた。いや、今もやっているのだが、幻想郷に移住してからフランドール・スカーレットも手伝うようになったのだ。

 

最初は、それをさせていなかったがフランの精神状態が好転したと姉のレミリア・スカーレットが判断し、手伝いを容認したのである。

 

「はい、完成ね。」

 

「じゃあ、私皆を呼んでくるから咲夜はテーブルの準備、お願いね?」

 

「かしこまりました。」

 

咲夜が礼をするのを確認したあと、フランは皆を呼ぶために厨房を出た。

 

 

 

 

 

 

「やはり、幻想郷に移住して正解だったわね。」

 

紅魔館のメンバーが全員揃った(もちろん妖精メイドは除くが)食事にふとレミリアが呟いた。

 

「確かに、今回は環境を変えて正解だったわね。こうして全員で食事が出来るとは思っていなかったもの。」

 

「どうしてそこで"は"を強調するのよ!!」

 

折角、カッコいい感じにいったのにー!、と喚いているがそこら辺がカリスマブレイクなのをいつ気づくのだろうか。

 

突っ込んだパチュリーはそんな親友にため息をつきながらも

 

(ここに来る前まではこんな軽口ができるなんて思ってなかったわね。)

 

としみじみ思っていた。

パチュリー自身は図書館の中で研究が出来ていればいいと考えていたためそれほど気にしていなかったが、食事の毎に紅魔館の主である親友が難しい顔をしていたため、それはそれは気まずい雰囲気であった。

 

そのため、自分の気が乗らないときは食事を抜いたりもしていたがここ最近は食事を抜いていない。食事の雰囲気も良くなり、笑っていることも増え、今では食事自体が少し楽しみになっているのである。

 

(それも彼女のおかげね)

 

パチュリーが目を向けるとフランがレミリアに昨日体験したことを話していた。

 

レミリアも穏やかな顔で聞いており、長年出来なかったコミュニケーションを楽しんでいるようだ。

 

(しかし、フランもいい子になったわね。私たちが移住してから暴れることもなくなったし、勉強や手伝いもするようになった。悪さなんて全くしないし、たまに無理難題を言ってくるレミィの方が質が悪……!)

 

姉妹のほのぼのとした雰囲気に少し昔のことを思い出していると、ふと違和感が出てきた。

 

(ちょっとまって、フランは精神が安定したとはいえまだ子ども。イタズラをしてもおかしくない……でも今まで"悪さなんて全くしてない"?)

 

「パチュリー様?どうされました?」

 

「え?いえ、なんでもないわ。」

 

咲夜に心配そうな声でパチュリーははっとし、なんとか答えたがそれほど難しい顔していたのだろう。この姉妹に水を差してはいけないと考えるのをやめた。

 

(これが悪い予感じゃなければいいのだけど)

 

紅魔館の幸せな一時に少しだけ影が見えた気がした。





実はこの話、半分は去年の11月に書いていました。

そのあとの展開に躓いてしまってました。

ここからはだいたいの進め方は固まっているので1ヶ月に1回くらいのペースで投稿するはずです。

ね、年内には完結するんじゃないかな?(汗
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