東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う) 作:氷夏
でもあまり戦闘しません。
何故って?
作者が苦手だからだよぉ‼
霧の湖 湖畔
「赤いわね…」
やあ、皆、謎の外来人の比古だよ。
まああんまり外の世界では良い思い出がないから、一応そう呼んでくれ。
そして今、紅魔館の近くに来てる。そう近くだ。
目の前には、無数の狼男に百数十くらいの吸血鬼、もうすごいね、西洋の妖怪の数。
これが並みの中級妖怪だと簡単に負ける、たった今敗走してる天狗どものように。
天魔が抑えきれなかったであろうそいつらは、敵陣に突っ込み、一瞬で負け、逃げていた。うん、知ってた。
吸血鬼は速さは天狗並み、力は鬼並みとかなり強い。
その分、弱点も多いけど…
でも今は夜、しかも満月。
吸血鬼が一番実力を発揮する条件だ。
妖怪も力が強くなるのであまり心配はいらない。
「なぁ、紫さん。ちょっと提案があるんだけど…」
「何かしら?」
何にせよ、俺は早くぐーたらしたいから。
「雑魚はそこで潰しあってな。」
という事で、門前。
後ろを見ると、同士討ちをしている沢山の雑魚ども。
その奥には同士討ちをしてないやつらを嬉々と狩っている萃香と幽香がいた。
俺が提案したのは『門側半分は同士討ちさせて、あとは萃香と幽香に任せよう』ということだった。
この作戦で俺がやったのは2つだけ。
『門側半分の奴らの戦意を俺ら6人から他にうつすこと』と『残り半分の戦意を萃香と幽香にうつすこと』。
これにより、敵は俺ら4人を『見えていても、気にしない』のであっさりと門まで来れた、ということだ。
「ここまで随分楽に行けたな、お前の能力は結構使えるな。」
藍はまだ俺のことを認めてないらしい。
てか、藍みたいに文句を言うだけまだましだよ?
紫さんは『使えるんだったら使う、使えなかったら肉壁にしよう』とか考えてるよ、絶対。
「私も初めはここまで消耗がない状態でここに来れるとは思わなかったわね。」
扇子で口を隠しながら、軽口を言ってるけど、全然真意が見えてこない。
そうそう、霊夢はマヨヒガで預かっているらしい。
「さて、そろそろいくわよ。皆は手筈通りにね。」
あまり気乗りはしないよー。
とか思っていると霊那に睨まれた、怖い。
やっと紅魔館メンバーと会える、とポジティブに考えよう、そうしよう。
あ、中国はさっき幽香に倒されてた。
「……やっと着いた。」
目の前にあるのは大きな扉、ここに当主がいる、と一発で判るような扉だった。
てか広すぎない?咲夜さんの能力で広いのはわかるけどもはや迷路だろ‼
「文句を言っても始まらないか……面倒だけど頑張りましょうかね。」
そして、大きな扉を開けると…
「ほう、一番乗りはひ弱そうな人間か、噂の賢者か博麗の巫女だと思っていたが拍子抜けだな」
背の高い座には、
「私の名は『グラン・スカーレット』貴様ごときがここまで来れたことをほめてやる」
あの幼い当主ではなく、
大人の男の吸血鬼だった。
如何でしたか?
次で吸血鬼異変は終わります。
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