東方傍観録(旧幻想入りしたけど勝手に生きようと思う) 作:氷夏
書く気が全く起きません…
感想くれた方、ありがとうございます。
これからも頑張って書きます。
博麗の過去と比古の過去
「○○は天才だね。」
「○○に任せれば安心だな」
「期待してるよ‼」
いつも、皆は俺に"期待"という名の責任を押し付けてきた。
そんなことをした皆が悪いのか、そんなことをさせた俺が悪いのか分からなかった。
でも、俺自身、期待に応えられないと
「そんなことも出来ないの?」
「期待したのに。」
と、俺の周りから人が消えてって寂しくなるから、出来るだけ、俺が出来る最大限のことをしていた。
そうして、期待に応えてしまえば、もっと難しいことを要求される。
皆が、俺に"期待"してるわけでなく、"依存"しているのを知るのは、そんなに時間がかからなかった。
「ねぇ、どうしてやらないの?」
「それくらい、○○なら出来るでしょ、天才だから。」
程なくして俺は部屋に引きこもり、布団の中で丸くなっていることが多くなった。
親は俺が何故こうなったのが分かっていたのか、それとも、ただ単に見捨てたのか何も言わずに食事のときに、ご飯を部屋の前に置いていた。
その時だった、東方projectと出会ったのは。
初めは、いつも見ている小説投稿サイトでお気に入りの作品が読み終わり、次の作品を探しているときだった。
登場人物たちの、自由な感じが大好きだった。
彼女たちなら、こんな俺でも『天才』としての俺ではなくて、ただの『俺』として見てくれる、そう感じる様になっていった。
ただ、本当に、幻想入りするとは思わなかったけど。
~霊那side~
私が博麗の巫女を引退してから、暫くたった。
結局、あの自爆の流れからお互いの気持ちが分かったので、なんやかんやあって恋人同士になった。
恋人になってからはいつもイチャイチャ……とはならずほのぼのと暮らしている。
私も、そんなことは望んでないし、彼も元々、幻想入りしてからはそうする予定だったのだろう。
ただ、たまに抱き締めあったり、キスしあったりはしてる……///
彼は時々、悲しそうな顔をしてるけど、その時は大抵自分の幻想入り前のことを思い出しているのだろう。
前に1回、興味にみてしまったのことがあったがすぐに後悔した。
人を遠ざけようとする彼の気持ちが分かった気がした。
かくいう、私も前世はあまりいい思い出はない。
私は、有名なスポーツ選手の父と女優の母の元に生まれた。
幼少期は、何不自由なく育った。
けど、すぐにその幸せが無くなった。
両親が離婚した。
私は母に連れられ、どこかの田舎に引っ越した。
多分、母は離婚するとほぼ同時期に女優としての仕事が無くなってしまったのだろう。いつも家にいた。
そんな母は私が学校から帰ってくるといつもわたしに襲いかかった。
「私は悪くない‼」
「全ては貴女が悪いのよ‼」
何故か、離婚の原因が私にあるらしい。
そんなことはどうでもいいけど、理不尽に暴力を振れられるのは嫌だった。
抵抗はするけどいつも抑えつけられ、されるがままになっていた。
そんなある日、私が憂鬱な気分で帰ってくると母は包丁を持って嗤っていた。
なにが母を追い詰めていたのかは分からない。
けど、寄り添う位のことはできたかもしれない。
そうして、私は殺された。
だけど、私はもう一度生きられる権利が与えられたらしい。
なぜなら、私はテンプレみたいに神にあったりとかはしてないから。
そうして、なんやかんやで博麗の巫女をやっていると比古に出会った。
『博麗の巫女』としての私ではなく、ただの、私として彼は見てくれた。
それがなによりも心地よかったし、嬉しかった。
それが恋になるのはそんなに時間がかからなかった。
多分、お互いに自分自身を見てくれる人を欲しかっただろうね。
けど、今は凄く幸せ。
この幸せが長く続けはいいと思う。
天才は落ちこぼれるのではなく、自ら落ちこぼれると思います。
天才も人だから、無意識に他の人に合わせるんじゃなかな、と思います。
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