クロスゴールド 雷鳴が奏でる輪舞   作:愛剣

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獣電戦隊キョウリュウジャー!!
前回はついにキョウリュウゴールドが復活した。
エンブリヲが送り込んだと思われる怪人たちが襲撃する中、仲間たちのスピリットと再会を果たした空蝉丸。
仲間たちの獣電池が空蝉丸の獣電池をチャージさせたのだ。
そして、復活を遂げたプテラゴードンと共に襲撃者たちを退けるのだった。



第十二話

とある名前も知らない島。

そこのテラスで一人の男が米神に指を当てて物思いにふけながら座っていた。

 

「何か心配事ですか、エンブリヲ様」

 

「いや、大したことではないよ」

 

エンブリヲと呼ばれた男は声を掛けた女性にはにかみながら答える。

そして、黒い軍服のような制服に身を包む彼女に向けて言葉を紡いだ。

 

「心配してくれて、ありがとうサリア。だが、私は大丈夫だから。君は部隊の指揮に戻りたまえ

作戦は間もなくなのだからね」

 

「イエス、マスター」

 

恭しい敬礼を行いその場を立ち去るサリア。

その後姿を一瞥もすることもなく、エンブリヲは顎に手を当てて考えた。

 

(向こうの世界に放ったキメラが全滅した。別に惜しい戦力ではないし、素材も十分すぎるほどストックしているが。一体も戻ってこなかった事が気になる)

 

訝しげな表情で考えるエンブリヲ。

しかし、憂いな表情は一瞬で消え、

 

「まぁ、別に構わないな。何も知らない奴等がこちら側に来れば、必要なものが手に入るのだから」

 

そう言って、自らが描いた筋書きを鑑賞しようと立ち上がりその場を離れるエンブリヲ。

その表情は何かを嘲笑うようなものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大災害と謎の襲撃者の来訪から翌日後。

瓦礫と化した都をサラマンディーネと空蝉丸は歩いていた。

 

「かなり酷くやられたわね」

 

都の様子を確認するサラマンディーネ達にアンジュとタスクが合流する。

 

「ええ。ですが、貴女のお陰でこれ以上の被害が広がる事はありませんでした。

感謝しますアンジュ」

 

「友達を助けただけよ・・・」

 

微笑を浮かべながら素直に感謝を述べるサラマンディーネ。

だが、アンジュは気恥ずかしげに視線を反らせて素っ気無く言葉を返す。

そんな反応に空蝉丸とタスクが苦笑を浮かべていると、

 

「まさか、あの歌に救われるとは思いませんでした」

 

「どういうこと?」

 

意外そうな顔をするサラマンディーネと訝しい表情のアンジュ。

 

「あの歌はエンブリヲが嘗てこの世界を破壊するのに使った歌です」

 

その一言にアンジュとタスクは驚く。

 

「アンジュ。貴女は何処であの歌を?」

 

「お母様が教えてくれたの」

 

サラマンディーネの問いにアンジュは微笑みながら答える。

 

「どんな時でも進むべき道を照らすようにって」

 

アンジュの答えを聞いてサラマンディーネも微笑む。

 

「なら、私達と同じですね」

 

「え?」

 

「“星の歌”私が歌った歌も、全能の母“アウラ”から教わったんです」

 

すると、サラマンディーネの顔を俯かせ、

 

「すみませんでした」

 

「何?」

 

「貴女に対して・・・とても、愚かなことをしました」

 

自分の所有物にする、と言ったことを後悔するサラマンディーネ。

 

「・・・教えられました、貴女に。指導者とは民を救って、危機を退けることが責務だと・・・」

 

そこで言葉を切って、その後気恥ずかしげに、

 

「私は・・・貴女と友達になりたい」

 

「え?」

 

「共に学び・・・共に歩む事が出来る友人に」

 

駄目でしょうか?と問いかける視線を向けるサラマンディーネ。

 

「・・・長いのよね。サラマンデンデンって」

 

「え?」

 

突然、言い出したアンジュの言葉にサラマンディーネは首を傾げる。

 

「“サラ子”って呼んでも構わないなら良いわよ」

 

「長いって、最後の方はちゃんと呼んでくれたでは・・・」

 

「呼んでない」

 

サラマンディーネの言葉にアンジュはぶすっと言い放つ。

その態度にサラマンディーネは微笑を浮かべながら、

 

「いいえ、呼びました」

 

「呼んでないわよ!!」

 

「なら、私の焔龍號の通信記録を調べましょうか?」

 

「ああ!もう!!私にサラ子と呼ばせるの!?私と友達になりたいの、なりたくないの!?」

 

癇癪を起こしたように喚くアンジュ。

そんな彼女の反応を面白げに見るサラマンディーネ。

二人の様子を見ながら空蝉丸は苦笑を浮かべた。

なぜならば、昨日のボーリング場での件で、親友のように笑い合っていたのに今更ではないか、

 

「サラマンディーネ殿がサラ子なら、アンジュ殿は“アン子”でござるな」

 

その一言に場の空気が凍りついた。

 

「600年前に拙者が風の噂で聞いた腕怪人の名でござる」

 

「誰が腕怪人よ!!」

 

堪忍袋の尾は切れたように激昂するアンジュ。

しかし、周りは笑うのみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから日が暮れて、災厄から無事に生き延びた事を喜ぶ祭のようなものが催された。

当然のようにそこにはアンジュとタスクもまた招待されているのだが。

 

「何故、タスク殿はミイラのようになっているのでござる?」

 

「あ、あははは・・・少し川でね」

 

目の前に居るミイラ男となったタスクに問いかける空蝉丸。

尤も、恐らくアンジュにセクハラ紛いの出来事を行った結果だろう。

あながち間違いではないのだが。

 

「あ!空蝉丸さん!!」

 

「男の人がもう一人居る!!」

 

二人の姿に気が付き周囲の人間(女性)が声を上げる。

そして、二人を取り囲み、

 

「空蝉丸さん、あの時は助けていただいてありがとうございました」

 

「いや、ご無事で何よりでござる」

 

襲撃の中、怪人に襲われた女性が丁寧にお辞儀をする。

それに空蝉丸は気恥ずかしいそうにしながら視線を彷徨わせる。

すると、その先には、

 

「ねぇ、怪我で食べれないでしょ」

 

「え、ええ」

 

「私達が食べさせてあげる」

 

そう誘惑するように笑いながら、バーベキューをタスクに向ける。

 

「あ、ありがとうございます」

 

緊張しながら差し出された肉を頬張るタスク。

 

「あ、食べてくれたのね」

 

「良いな、良いな。私のも食べて!!」

 

「あ、は~い!!」

 

最初の一口でたがが外れたらしく、調子に乗ったタスクは笑顔で他の者から食事を受け取る。

何処かで見た光景に空蝉丸は呆れた表情となった。

あれほどアンジュ一筋だと言って置いて、どういう了見なのだろうと問いただしたいところだが、

 

(それは彼女に任せればいいだろう)

 

「楽しそうね、タスク」

 

彼女、アンジュの鶴の一声でタスクと周囲の女性たちの方が跳ね上がった。

ゆっくりと恐る恐るタスクが背後を振り返る。

当然、そこにはアンジュの姿があり、彼女の顔には恐ろしい笑顔が張り付いている訳で、

 

「あ、アンジュ・・・これは・・・」

 

何か弁解しようとするタスクに対して、アンジュは笑顔のまま彼女の右手に持っているバーベキューの一番上に刺さっているキノコを―――

 

ガブリッ!!

 

「ひっ!?」

 

食い千切るように頬張るアンジュ。

その姿にタスクは恐ろしい光景を想像して怯える。

近くに居た空蝉丸もまた少し怯えたが、対象で無いだけマシだろう。

決して他人事とはいえないかもしれないが。

 

「はい。あ~ん」

 

「え?」

 

バーベキューの串に刺さっている肉をタスクの口元へ運ぶアンジュ。

その姿にタスクだけでなく空蝉丸も目を丸くした。

二人の反応にアンジュは不満そうだった。

 

「何よ、要らないの?」

 

「い、いや、そんな事は・・・。でも、何で・・・」

 

「手、使えないでしょ・・・」

 

申し訳なさそうにしながら、少し恥ずかしげに顔を伏せ、

 

「少しやりすぎたわ」

 

謝罪するアンジュに今度こそ二人は驚いた。

しかし、タスクは元気良く口を開き、

 

「だ、大丈夫だよ、このぐらい。アンジュの騎士は不死身だからね」

 

そう言って、タスクはアンジュの手から肉にかぶりついた。

 

「うん!美味しい!!アンジュから食べさせてくれたのは格別だよ!!怪我もすぐに治りそう」

 

「バカ・・・」

 

アンジュに食べさせられて狂おしい程に歓喜するタスクに呆れるアンジュ。

そんな二人を空蝉丸と食べ物を取って来たヴィヴィアンが来る。

 

「お~、ラブラブですな~」

 

「愛でござるな」

 

「あ、あいっ!?」

 

「な、何言っているのよっ!?」

 

二人の言葉にタスクとアンジュの顔が真っ赤に染まり、

 

 

 

―――チャチャ、チャチャ、タタタタタタタ~ン!!

 

 

 

突然、響き渡る音楽に周囲がそちらを見る。

すると、そこにはステージが設置されており、その上には子供たちが並んで足ふみをしていた。

それは空蝉丸が子供たちに教えたキョウリュウダンスだった。

それを見たヴィヴィアンは嬉々した様子で、

 

「あっ!アンジュ、一緒に踊ろう!!」

 

「えっ、ちょっとヴィヴィアン!?」

 

アンジュの手を引いてステージの方へと向かうヴィヴィアン。

そして、彼女はステージの子供たちと一緒にダンスを踊るのだった。

 

「家に戻った時、近くの子供たちが踊っているのを見て、ミィはとても気に入ったんですよ」

 

と、彼女らの後ろ姿を眺めているとヴィヴィアンの母、ラミアが話しかけて来た。

空蝉丸が振り返ると、彼女は深々と頭を下げた。

 

「アンジュさんにも言ったのですが、ありがとうございました。私達を助けてくれて」

 

「いや、御気になさらず。拙者は自分に出来る事をしたまででござる。それに拙者一人では何も出来なかったでござる」

 

そう言って、空蝉丸は懐から一本の獣電池を取り出す。

6番、自分の相棒の獣電池だ。

窮地の中で再会した仲間たち、アレが幻だったのか分からない。

だが、仲間たちのお陰で獣電池がチャージされた事には変わりなく。

そして、それは未だに尽きていない、それも仲間たちの想いが込められているからだろう。

 

「それでも、この光景は間違いなく空蝉丸さんのお陰ですよ」

 

そう言って、ラミアは微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

「・・・つ、疲れたっ」

 

ヴィヴィアンに連れられて羞恥心を持ちながら踊ったアンジュはクタクタになっていた。

 

「アンジュ、大丈夫?」

 

「ええ、何とかね・・・・」

 

タスクの隣に座り込みながらアンジュは空を見上げ、

 

「でも・・・良い所よね」

 

「そうだね」

 

「・・・タスクはモテモテだもんね」

 

ジドッと横目に見るアンジュの視線にタスクは慌てた。

 

「い、いやっ、そんな事は―――!!」

 

「フフっ、冗談よ」

 

と、アンジュが笑ったのでタスクはホッと息をつく。

 

「本当に良い所。マナは無いけど、皆が助け合って生きている」

 

「それが本来の人間の姿でござるよ。魔法のような力が無くても人と人とが支えあう力は尊きものでござる」

 

「人間の・・・・」

 

「アンジュ?」

 

空蝉丸の言葉にアンジュは物思いに耽った。

その様子にタスクは心配げに、

 

「どうかした?」

 

「・・・アルゼナルみたいだな、って思っていたの」

 

「アルゼナルって、ここが?」

 

アルゼナル。

確か、サラマンディーネ達が襲撃を仕掛けたアンジュたちの拠点だったな、と空蝉丸は思い出したのだった。

それはともかくとして、アンジュは決起したように立ち上がると、

 

「やっぱり私、帰るわ。モモカが待っているから」

 

大切な友達と思える者の名を呼ぶアンジュ。

すると、

 

「それが貴女の選択なのですね・・・・」

 

アンジュの言葉を聞きつけるようにサラマンディーネが残念そうに呟きながら近寄ってきた。

 

「折角、共に戦えたのに。また、戦うことになるのかも知れないのですね。貴女と・・・」

 

「サラ子」

 

「サラマンディーネ様、やはり危険です」

 

そんな中、ナーガが一歩前に出ながら、自身の武具に手を掛ける。

 

「この者達は我々の事を知りすぎています。このまま向こう側に返すのは得策ではありません!!」

 

と、二人を拘束する事を進言するナーガ。

そんな彼女に空蝉丸は前に立ちはだかって、

 

「待ってくだされ、ナーガ殿。アンジュ殿が居なければ、被害はもっと広がり、解決する事は出来なかったかも知れないのですぞ」

 

「そうだよ。助けてくれた相手を拘束するなんてやりすぎだよ」

 

弁護する空蝉丸の言い分にカナメも賛同する。

だが、ナーガは納得した様子は無く、

 

「それでも、この間まで殺し合っていた相手なんだぞ。簡単に信用する事は出来ん」

 

「・・・私はもう貴女達とは戦わないわ」

 

「ほら、見ろ。私達は・・・・」

 

さらに何かを言いそうなナーガの言葉を遮るようにアンジュは決意を口にした。

その決意はナーガには意外なものだったらしく、言葉を途中で「え?」と声を漏らす。

だが、空蝉丸は優しい眼差しで微笑んでいた。

 

「ウッチーが言っていたもの。マナの無い生活を送っている貴女達の方が人間らしい。なら、ここと似ているアルゼナルに居るノーマも同じなんじゃないのかな、って考えたの」

 

なら、

 

「同じ人間同士が殺しあう必要はないでしょ?」

 

「ええ」

 

その言葉にサラマンディーネも顔を綻ばす。

 

「だから、私は貴女達とは戦わない」

 

「ならば、明日開く特異点であちらにお帰りください」

 

「え、ゲートが開くの?」

 

満足げに言ったサラマンディーネの言葉にアンジュもタスクも驚いた。

 

「はい。リザーディアからの報告でミスルギ皇国の地下にてアウラの反応を感知したそうなのです」

 

「ミスルギ皇国で・・・」

 

絶句するアンジュにサラマンディーネは言葉を続ける。

 

「我々は明日の朝、ミスルギに進攻を仕掛けます。その時に貴女方も一緒に特異点を潜り帰還してください。もちろん、戦線に加わる必要はありませんし、必要ならばカナメとナーガを護衛として付けます」

 

「さ、サラマンディーネ様!?後ろから狙われたらどうするのですか!?」

 

声を荒げて問いただそうとするナーガ。

しかし、サラマンディーネは落ち着いたまま、

 

「それは大丈夫ですわ」

 

だって、

 

「友を信じるのに理由は要りませんもの」

 

さらに問いかけようとするナーガを黙らせるように言葉を紡ぐサラマンディーネ。

そして、サラマンディーネはアンジュに歩み寄りながら、

 

「サラ子」

 

こちらに微笑みかけてくるアンジュに手を差し出し、

 

「アンジュ、お達者で。何時の日か、戦いが終わって平和になったら決着を付けましょう」

 

「ええ、望むところよ。負けないからね」

 

そう言って、サラマンディーネの手を握るアンジュ。

 

「ふふっ、私もですわ」

 

そして、微笑み合う彼女たちを空蝉丸は思いつめたように見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快晴の空と穏やかな海。

その光景に似合わないものが浮かんでいた。

海には大きな鉄の塊の戦艦が数は十以上で編隊を組んで浮かび、それには黒い天使を思わせる起動兵器。

アンジュのヴィルキスと同じラグナメイルだ。

 

その光景をかなり離れたところから見ていた者。

 

「中々、壮観なものだな。そうは思わないかい?」

 

そう笑いながら、その者、エンブリヲは視線を横に向ける。

そこには翼と尻尾を持った女性、リザーディアが両手を拘束され鎖で吊るされていた。

 

「間もなく、君の仲間たちが惨殺されていく様が見れるんだ。楽しみだと思わないかい?」

 

嘲笑するように彼女に言葉を投げかけるエンブリヲ。

リザーディアはただ睨んで彼を一瞥し、モニターを見た。

すると、そこには特異点と呼ばれるゲートがまさに開かれようとしていた。

 

 

 

そして、その光景は戦場の者達にも見えていた。

 

「ゲートが開くぞ。全艦攻撃開始!!」

 

ラグナメイル部隊の一体。

部隊の隊長サリアは指示を飛ばす。

その指示のすぐ後に戦艦からミサイルが発射された。

しかし、了解の返事がない。

その事にサリアは不快を露にする。

マナが仕えないノーマが隊長だからこちらを侮っている事が明らかだった。

 

「でも、あんな奴等なんか関係ない。私はエンブリヲ様の命令に従うだけ」

 

すぐに気を取り直して、放たれたミサイルの先、ゲートの方を見た。

ゲートの先から飛び出てくる無数の黒い影。

それが放たれたミサイルが命中する。

 

「フフッ」

 

その光景にサリアは笑んだ。

エンブリヲ様の計画は上手く行っているそう考えたからだ。

だが、次の瞬間、その頬は固まった。

 

「えっ?」

 

撃ち落された影が予想と違うものだったからだ。

ゲートから飛び出たのはドラゴンでなければならないのだが。

撃ち落されたのが、

 

『何っ、アレ・・・』

 

無線から聞こえてくる声にサリアは何も答えることが出来なかった。

自分も撃ち落されていく、人型のような“蟲”が海に落ちていく。

だが、訳の分からないままゲートから、

 

「ブゥウウウウウウっ!!」

 

黄色い催涙ガスが噴出した。

 

『な、何これ!?』

 

『め、目が痛い!!』

 

辺りに充満する催涙ガスに戦場の者達は混乱した。

そして、その混乱が落ち着く前に、

 

「メラメラ!!」

 

火種のような炎がゲートから飛び出た次の瞬間――――

 

―――ドガァアアアアアアン!!

 

と、ガス爆発が発生した。

 

その結果、戦場の混乱は加速する。

 

それを収めるのは指揮官であるサリアがしなければならないのだが。

 

「な、何なのよ。一体何が起こっているのよ」

 

全く予想外の出来事にサリアは指示を出せずに居た。

そんな彼女の機体に急速に物体があった。

 

「なっ!?きゃっ!!?」

 

その物体にサリアは気が付くのが遅かった。

物体はサリアの機体に激突し、多大な衝撃を彼女に与えた。

 

『久しぶりじゃない、サリア』

 

「えっ?ヴィルキス!?」

 

ぶつかった物体から聞き覚えのある声が聞こえる。

そして、その物体が自分達と同じラグナメイル。白い装甲のヴィルキスだと認識した。

 

『出迎えご苦労様』

 

「あ、アンジュ・・・どうして・・・」

 

聞こえてくる声も聞き覚えがある。

だが、何故彼女がここにいるのか、何故待ち伏せがばれたのか。

 

『サリア・・・・貴女を・・・・蹴飛ばせて嬉しいわっ!!?』

 

訳の分からないサリアに向けて、アンジュは言葉通り蹴り飛ばすのだった。

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 




あとがき
今日はここまでになります。
何故、サラマンディーネ達が待ち伏せに気が付く事が出来たのか。
言わなくても分かっている方も居られるとかも知れませんが、次回しっかり書きます。

でも、今回は遅くなってすみませんでした。
次回は一週間後に更新できればと思っているのですが、もしかしたら、今回のように遅くなるかも知れなせん。
別に待っていない方もあられるかもしれませんが、申し訳ありません。

出来るだけ素早く書き上げられるように努力するので、次回も見てもらえたら幸いです。
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