IS 少女転生日記   作:ヘイ!ゼエン!

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16話 残された者

 

♚月♛日

臨海学校からちょうど2週間が経つ。いや、銀の福音と闘い、敗れてから2週間か.....

俺が負けた後に刀伊は仇うちにいき、そして行方不明となった。

 

現在捜索しているものの見つかったのは刀伊のIS、F91とそのパッケージフルクロスだけ。ISもなしに海に放り出されたなら既に溺れて死んでいる可能性が高いと言われた。

 

結局俺は誰かを守れやしなかった。言葉だけは一丁前でいざ行動しても何にもできやしなかった。

...だから俺はもう誰も死なせない。刀伊が残してくれた思いを、力を引き継ぐ。

そのためにも今日も特訓をしてくる。だからさ俺が強くなってみんなを守るからさ…刀伊は見守っててくれないか。

 

 

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「準備よしっと...お願いします!楯無さん!」

 

「うん、じゃあさっそくやろうか一夏くん」

 

「はい!」

 

「まずは昨日やった旋回運動の復習からよ。同じ動きをやってみてちょうだい」

 

............

 

 

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「ぐぬぬ。一夏め、赤椿との相性がいいのだから私と組めばいいのに..」

 

「それはこっちのセリフですわよ、箒さん。」

 

「いやいや僕のラファールの方が合わせられるし」

 

「あんたたちねぇ...そんなこというよりも練習しなさいよ」

 

「そうだぞ。万事塞翁が虎ともいうしな」

 

「いやラウラそれは馬だよ」

 

「どっちでもいいわよ...」

 

「いや赤椿は白式に合わせて作られているから...」

 

「それならブルーティアーズのような援護が出来る私のほうが...」

 

「いやいやいや、僕のラファールのような闇討ち機体の方が...」

 

「いい加減にしろーーー!!!」

 

 

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「はぁ...はぁ...」

 

「うーん、動きはまだまだだけど疲れてるみたいだし明日にしよっか」

 

「いや、まだいけます!」

 

「そんなに息を切らしながら言われてもね...」

 

「だい..じょうぶです!」

 

「ダメよ、体の方がもたないわ」

 

「そんな...俺は強くならなきゃ...いけないのに」

 

「はぁ...まったく。いい、一夏くん。がむしゃらにやっても強くなんてなれないわ。強くなりたいというのなら私の言う通りにしなさい」

 

「...はい」

 

「よく言えました。それじゃあ着替えてシャワー浴びてちゃんとご飯食べる。そしてしっかりと休むこと。いいね?」

 

「わかり...ました」

 

............

 

「はぁ。全然できてねぇな、俺」

 

「もっと強くならないと...」

 

「あっ、織斑くーん。」

 

「ん?あれ、なんですか?山田先生」

 

「荷物が届いたので今のうちに渡しておこうかと」

 

「荷物?俺にですか?一体どこからだろ」

 

「えっとそれは、ここでは言えません。とにかく整備室来てもらっていいですか?」

 

「わかりました。行きます」

 

...............

 

「あれ?シャルじゃないか。どうしてここに?」

 

「僕は荷物が届いたからって。もしかして一夏も?」

 

「ああ。それで山田先生、荷物ってのは」

 

「はい、この箱ですね。えっと右のがデュノアさんで左のが織斑くんですね」

 

「うーん一体何が入って...もしかしてこれマント?

 

「............」

 

「それと槍?あとブースターも入ってるね。」

 

「............」

 

「もしかしてパッケージかな?ねぇ一夏、そっち何入ってた?」

 

「...............」 

 

「ねぇ一夏ってば、どうした..の..」

 

「なぁシャル..これってさ刀伊のか...?」

 

「......うん..そうだよ」

 

「そっか..俺が寝てる間にこんなんになるまであいつは...」

 

「ねぇ一夏、それ手紙じゃないかな」

 

「本当だ...読んでみるか」

 

『織斑一夏へ

 

この手紙を見ているということは無事に届いたということだろう。

 

もう既に気づいているとは思うがそれは藤原刀伊が使っていたISのパッケージだ。

 

なぜ君に届けたかと言えば、それは刀伊の意思だ。彼女はこの機体を扱うのは自分ではなく、君にこそ相応しいと言っていた。

だから君に使ってもらいたい。刀伊が認めた君に。

 

アナハイム社 社長 風来斗 野明

 

P.S.すまないが君のIS白式に合わせることが出来ない。

倉持技研に頼ることも出来なかった。

 

IS学園内で君自身に完成させてもらいたい。こんなことを頼んでしまって本当に申し訳ない』

 

 

 

「刀伊が俺に..」

 

「織斑くん...」

 

「一夏...」

 

「.....刀伊、俺絶対強くなるよ。だからお前の力借りるよ。それでみんなを守るんだ。...今度こそは」

 

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「はぁ…はぁ…はぁ…なんで、なんでできないのよ…」

 

「それはあなたのISに問題があるからですよ」

 

「っ!誰!?」

 

「こんばんわ鳳鈴音さん」

 

「あんたは…確かアナハイム社と一緒にいた…」

 

「そうですよ、敢えて名乗るなら水城神通と言います」

 

「なっ…あの水城神通!?なんでここに!?」

 

「ふふ、理由なんていいでしょう。それよりも鳳さん、あなたの技量で三次元立体機動は難しいです」

 

「…それくらい分かってますよ」

 

「いいえ分かってません。そもそもそのISにその動きは必要ないのですから」

 

「…へ?」

 

「あら、気づいてなかったですか?そのISだけにできる動きがあることを」

 

「甲龍だけにできる動き?そんなのあるわけ--」

 

「ありますよ。あなたが気づいてないだけで」

 

「...なら教えて頂戴よ」

 

「あらあら年上には敬語を払うものですよ」

 

「...教えて下さい。お願いします」

 

「よろしいでしょう。安心してください。ちゃんと教えてあげますよ、あなただけにできる動きをね」

 

 

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おまけIS学園夏休み

 

「なぁ更識さん、ここの回線ってどうすればいいんだ?」

 

「...一夏、名前でいいよ」

 

「お、そうか。じゃあ簪ここの回線なんだけど」

 

「そこは上の回路を左から繋げていけば...」

 

「こうか?」

 

「違う。もう1つ隣のここを...」

 

「よし、こうだな」

 

「...それで動かせるはず」

 

「ありがとな、簪」

 

「...どういたしまして」 

 

「よーしこの調子で白式にフルクロスを合わせるか!」

 

「...頑張って」

 

「おう!あ、そうだ俺にも手伝えることあったらなんでも言ってくれよ。教えてもらった礼があるんだから」

 

「...考えとく」

 

 

 

※ちゃっかり簪と一夏が既に出会ってる。なお簪はヒロインじゃない模様。

 

 

おまけその2

 

「いくぞ!覚醒!ファイティング!トランザム!うおおおおおおおお!!」

 

「ラウラさんそっちは放置していいからこっちのウィングを...」

 

ブシドートハシヌコトトミツケタリ...

 

「あ...」

 

「な、な、な」

 

「...すまん」 

 

「何をやってるんですかーーー!!!」

 

「...申し訳ない」

 

「だから言ってるじゃないですか!耐久値100以下で覚醒吐くなと!それもファイティングまで!」

 

「修行がたりなかった...」

 

「その上なんですかあれは!?敵の三号機にやられるならまだよかったのに!なんで腹切りして自殺してるんですか!?」

 

「またやってるよあの二人」

 

「ふ、あの程度のスサノオ、私のレッドフレーム改で...」

 

「はいはい箒はもう少しプレッシャーあてようね」

 

「なっ!あんなものは武器じゃない!刀で戦ってこその武士だろう!」

 

「なんでエピオンみたいなことするのかなぁ...」

 

 

※この世界にマキブなんてものはない、いいね?

 

 

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