「よーし!一夏くん準備はいい!」
「おう!完璧だ、いつでも行けるぜ!」
「よし!じゃあ1-1執事喫茶店、開店しま~す!!」
「うおおおおおおおお!!」
←月↖日、IS学園、学園祭。今ここに始まった。
............
「いらっしゃいませお嬢様。こちらにどうぞ」
「一夏く~んこれ3番テーブルね」
「よろこんでー!」
開店してから2時間。客足が途絶えることはなく、それどころか待っている客はどんどんと増えていき、現在2時間待ちである。
(ま、まだ終わらないのか!?一体どれだけ人気なんだよ!)
(ほらほら一夏くん休んでる暇ないよ!お客さん対応して!)
(おう!わかったぜ!...あれ?なんで脳内に...?)
.........
「一夏くんそろそろ休憩入っていいよ」
「ふぅ~やっとか。しかしここまで人気だとはな」
「あったりまえだよ!だって一夏くんがやってるんだから!」
「はぁ~俺は客寄せパンダじゃないんだけどな。ま、今日くらいはいっか。じゃあお先に失礼するよ」
「うん!じゃあまた午後の3時からよろしくね~」
「わかったよ」
............
「えーと会長に言われた集合場所は...体育館ステージの待合室?ここか?」
「あ、きたきた。一夏くん突然で悪いんだけどちょっとこれ着て待っててくれない?私がマイクで君のこと呼ぶから、ステージに上がって頂戴」
「え、ちょっ待って下さい。何やるんですか?」
「それはお楽しみってことで。じゃあ私が呼んだら来てね。」
「....行っちゃたよ。ったくなにをするのかくらいは言って欲しいよ」
............
『みなさん大変お待たせしました!さぁ今宵はシンデレラたちがたった1人の王子様と巡り会うため、己の拳をかけた戦いが今始まる!ではさっそく王子様に入場してもらいましょう!』
「…ど、どうも織斑一夏です」
『さぁ王子様が入場したところでルールを確認します!
第一条、王子様の持つ王冠を取った者の勝ち!
第二条、王子様にケガをさせてはいけない!
第三条、王子様がケガをしない程度の邪魔や拘束はOK!
第四条、他のシンデレラと戦うときは原則1対1!
第五条、シンデレラはシンデレラにふさわしい戦いをしなければいけない!
第六条、IS学園全てを舞踏会の会場とする!
第七条、王冠を取った勝者には王子様とルームメイトになることができる!』
「「「うおおおおおおおお!!」」」
『それではISファイト!レディー、ゴーッ!!』
「一夏ぁぁぁぁ!!」
「うぉっ、なにすんだよ箒!」
「いいから黙ってその王冠を渡せぇぇぇ!」
「うわっやめろ!刀を振りまわすな!」
「もらったぁぁあ!」
カキンッ!
箒の持っていた刀が突如として折れ、刀の先が明後日の方向に飛んでいく。
「この狙撃...まさかセシリアか!」
「ふふ、シンデレラたるもの優雅でなければいけませんわよ箒さん」
「ふん、いいだろう。セシリア、貴様から倒してやる。一夏、お前は最後までとっておいてやろう」
『ああっーーとさっそくシンデレラ同士の戦いだ!どちらも1-1の専用機同士!一体どんな戦いを繰り広げるのでしょうか!?』
「よし、いまのうちに...」
「嫁よ、一体どこに行くつもりだ?」
「くっラウラまで。マジでやるつもりかよ...」
「安心しろ嫁。抵抗力しなければケガはしないさ」
「まぁまぁラウラちょっとはこっちの方も気にしてほしいな」
『おっーとこちらでも戦いが始まっているようだ!しかもまたまた1-1の専用機同士だ!!』
「一夏、ちょっと逃げて待ってて。直ぐに迎えにいくからね」
「嫁よ、私が行くまでに王冠を取られるんじゃないぞ」
「よし今度こそ逃げよーっと」
........
「ふぅ…ここまで来れば」
「あれ?一夏じゃないの。何してんのよそんなカッコして」
「げぇ!鈴!」
「...何よその反応は」
「いや追いかけられればこんな反応になるよ」
「...一体何したのよあんた」
「いや巻き込まれたんだよ会長に」
「ふーんあんたも大変そうね」
「大変そうねって、ていうか鈴はあそこにいなかったのか?」
「あそこって、もしかして体育館での劇?私は見てないわよ」
「あぁなるほど実はさ....」
....
「ふーんやっぱり苦労してるわねあんた」
「...自分でもそう思うよ。というか鈴は王冠を狙わないのか?」
「別にいいわ。特に興味もないしね」
「だったらさ王冠受け取ってくれよ。狙われるのはもうコリゴリなんだよ」
「まぁそういうことなら仕方無いわね。ほら受け取ってあげるから渡しなさい」
「ほんとか!?ありがとな鈴!じゃあさっそく王冠を...」
バチバチィ!
王冠から少量の電流が流れ一夏の頭を痺れさせる。
「アババババ!」
「...大丈夫?」
「...大丈夫じゃない。というかこれ簡単に人に渡せないのか...」
「まぁ渡せないなら最後まで守り切ってみなさいよ。ちょうどいい特訓になるんじゃない?」
「特訓かぁ...今日くらいは休みたいんだがなぁ...」
「別に無理する必要ないわよ。軽い気持ちでやってみなさい、もしかしたら楽しいかもしれないわよ。」
「うーん...そうだな!よし俺やってみるよ!じゃあな鈴!」
「じゃあね一夏。せいぜい頑張りなさい」
「おう!行くぜ!うおおおおおおおお!!」
...............
「はぁ...はぁ...はぁ...疲れた」
「あの大丈夫ですか?」
「うおっ!びっくりした。あれ?確かさっきあった」
「『みつるぎ』社の巻紙です」
「そうそう。でその巻紙さんはどうしてここに?」
「ちょっと道に迷ってしまいまして」
「あぁ~良く分かります。この学校広いですからね。それでどこに行きたいんですか?案内しますよ」
「じゃあ出入り口までおねがいします」
「任せてください。こっちで----ガハッ!」
何かに引っ張られるように壁に引き寄せられ、そのまま勢いで壁に叩きつけられる。
「おめぇバカじゃねぇの?こんな見ず知らずの女に背中向けるなんてよぉ」
「あんた一体何を...」
「まぁいいか。じゃあさっさと終わらせてやるよ」
「くっ、来い白式!」
壁から立ち上がり白式を展開される。しかし---
「なっ、体が!」
既に壁に叩きつけられた時点で罠にかかってしまっていた。白式の体に細い糸の様なもので固められ、完全に動きが封じられる。
「そいつはよ、エネルギーワイヤーつって簡単には切れねぇんだわ」
「クソっ!こんなの雪片で--」
「させるかよ!
「ぐわああああ!!」
敵のISから電流を無理矢理流し込まれる。それが終わると同時に白式が解除されてしまう。
「ふーんこいつが白式の待機状態か」
「お前、なにをしたんだ...」
「あ?そうだな、どうせこれから死ぬんだ。冥土の土産に教えてやるよ。こいつはなリムーバーつってよ、簡単に言えばISを無理矢理解除させるってことよ。」
「な、そんなものが...」
「それがあるんだな。まぁ一回使ったら二回目は免疫ができてできない弱点もあるけど、ISを持たないやつなんてただの一般人だから殺し損ねることもねぇから弱点ではないな」
「...俺を殺すのか?」
「当り前だろう。あたしの姿を見たやつは消さないとな。じゃあな坊や」
「こんなところで....こんなところで終わっちまうのか?」
「終わりなんだよ、もうお前には何にもできやしない。せめて一撃で殺してやるよ。今度こそサヨナラだ」
敵のISの腕がおおきく振りかぶって、その腕が振り---下ろされる直前、突如として壁が吹き飛ぶ。
「あぁん!?だれだ!?」
現れたのは翼を持ち、片手にはライフルを、もう片方の手には緑色の光を放つビームサーベルを持った白、青、赤のトリコロールカラーのIS----いやガンダムだった。
「こちらウィングゼロ、これより目標を排除する」