←月↔日
うわぁ...気持ちいい朝の筈なのにテンションがた落ち。
理由はとうぜん隣に一夏くんが寝てるからだ。昨日のことが夢ではないと実感し、絶望する。
まァ仕方ないか。とりあえずいつものランニングしてきますか。
うん、あのね一夏くん。俺に抱きつくのはやめようね。確かに臨海学校から急に消えて心配させたのは悪いと思ってる。だからって朝起きたら隣にいるはずの俺が居なくなったくらいで泣かないで。そして抱きつかないで。ヒロイン扱いされたくないんだけど。
もう勝手に消えたりしないからさ、だから二度と抱きつかないでくれ。
うーん久しぶりに教室来たからみんなに注目された。
どうにも俺はアナハイム社のカナダ支部にホームステイしてたということになってた。
まぁ織斑先生の根回しのお陰だ。まぁカナダ土産持ってないせいでみんなにガッカリされた。
代わりに宇宙食をあげたらみんな嫌そうな顔してた。そのなかで唯一のほほんさんだけ美味しそうに食べてた。
普段食べてた俺ですら食べてみたいと思うような顔をしてた。
←月↪日
今日は珍しく遅く起きた。
一夏くんは既に起きてたみたいで普段のランニングをしようとしたら2人でやろうといことになった。これって犬の散歩かな?
一夏くんと走っては見たけど体力ないね〜。いつもの三分の一も消化せずに終わってしまった。ま、体を起こすということでは充分なくらいだろう。
なるほどな。鈴ちゃんがいなかったのはそういうことか。
【やせいの 鳳鈴音 がしょうぶをしかけてきた!】
どうにも鈴ちゃんは俺が居なくなったあの日、臨海学校から自分を見つめ直していたらしい。
そして強くなりたいと思い一夏くんやヒロインズと遊んでいる暇はない、そう思ってみんなとは別行動していたそうだ。
うーんやっぱり鈴ちゃんはすごいなぁ...行動力ならヒロインズでもずば抜けてると思う。
だって中国から一夏くんに会うためだけにIS学園に入ったんでしょ。
おっと本題からずれてきたな。
それで師匠に出会って特別指導してもらい、その中で俺という兄弟子を倒したいと思って勝負をしかけたようだ。
うーん正直遠慮したいとは思う。だって鈴ちゃんの甲龍と俺のウィングゼロでは性能差が激しすぎて戦いになるかわからないのだ。
火力が高い機体や素早い機体は今までにもあったが、攻撃が一切通らない機体ではどうしようもない。ウィングゼロに使われたガンダニュウム合金はかなりの硬度を持ち、現在のISで破ることは出来ない。無論一夏くんの雪片でも無理だ。
というかあれはあくまでもシールドを消す刀であって切る武器ではない。
それで甲龍なんだけど今持っている鈴ちゃんの武器じゃ一切通じない、圧倒的な差で戦うことになってしまうから平等にやるために打鉄で戦うと言ったら怒られた。
いや別に馬鹿にしてるワケじゃないんだよ。こうした方がお互いの全力が出せるし...舐めプする勇気も実力もありませんし。
それでも鈴ちゃんは納得してくれないから仕方なくウィングゼロで戦うことになってしまった。
まぁ仕方ないしやるからには全力でやるか
←月↰日
ふぅ、勝てた。
戦闘はとりあえず俺の方が有利な感じで鈴ちゃんが不利だった。
でもそれで投げ出すような性格ではなくなっていた。
常にこちらをみてチャンスを伺ってこちらに切りつけて来るものだから安心できなかった。
まぁISバトルって普通は安心出来ないけど。そんなことはおいておいてウィングゼロなんだが背中の翼に弾丸が掠ったときシールドエネルギーが守ってくれた。そう言えばそんなものありましたね。これで一応ガンダニュウム合金のことは目立たなくなるはずだ。
それで鈴ちゃんなんだけど甲龍をカスタマイズしてあって、まず砲門が2つから4つに増えていて、脚と腕に装甲が追加されてた。甲龍の特徴である龍砲を最大限に活かすための改造らしく、龍砲を攻撃としてではなく、移動手段として使ってきた。
いやぁこれはびっくりしたよ。ビームサーベルで斬りつけてやろうと思ったらいきなり後ろに下がって、そこから突っ込んでくる。
いわゆるカウンターを決めてきたのだ。正直鈴ちゃんの性格からしてカウンターを待つようなタイプではないと思っていたが自分を見つめ直したという言葉に偽りはなかったみたいだ。
それでもウィングゼロなら避けれるってのが恐ろしいよ。あそこまで完璧にカウンターを決めておきながら紙一重でよけるものだからウィングゼロの性能は...言葉に表せないレベルだ。
とりあえずウィングゼロのことはおいといて、鈴ちゃんは俺に負けてから吹っ切れたのか清々しい顔をして「次こそ勝つ!」と言ってた。
...どうやら原作が改変されてヒロインを脱却してしまったっぽいね。まさか鈴ちゃんがISでの戦闘に走るようになったと誰が想像できたことだろうか。
ま、別にいいか。無駄な時間を過ごすよりマシだしね。