「ここが私の基地だよ。」
俺こと雨宮隼は今、天災の篠ノ之束の基地に来ている。
大事なのは、ここからだ。
さて、どうするかな....。
「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「何を聞きたいんだ?」
「年の割りに大人びているのは置いといて、何で
ISを持っているの?」
やっぱりそれを聞いてくるか。
どう答えるのが正解だ。
ここで間違えれば、復讐のためのチャンスを不意にするかもしれない。
「俺がカードを集めていた時に見つけたんだ。」
「確かに君のISの待機状待はカードだよね。
不思議だなぁ、普通のISはイヤリングとかなんだけどね。
まぁ、天災の私が普通のことを言うのもおかしいけどね。あはははははは。」
とりあえず、凌ぐことができた。
追求されたら、危なかったな。
「もう1つ聞くけど、何で私に連れてって欲しかったの?」
「さっき説明した通り、俺の家族は殺された。だから、そいつに復讐するために情報が欲しかったんだ。
お前なら何か分かるかと思ってな。」
「うーん、さすがの束さんでもそれは分からないよ。でも、手伝うだけならできるよ。」
「手伝ってくれるのか!!!」
「うん、でも、その代わりに私の我儘を聞いてくれる?」
「何をすればいいんだ?」
「この秘密基地に一緒に暮らして、私のことを手伝うことです。」
「そんなことでいいのか。だが、何を手伝えばいいんだ?」
「違法な実験をしている施設を潰してくれればいいよ。
その途中で君の復讐も達成するかもよ?」
「分かった、正直この後どうしようか考えていたんだ。」
「そういえば、まだ名前を聞いてなかったね。教えてくれるかな?」
「俺の名前は雨宮隼だ。好きにようでくれ。」
「じゃあ、はっくんだね。私のことは束って呼んでね。」
「束、これからよろしく頼む。」
そうして、篠ノ之束と雨宮隼の生活が始まった。
....2年後
俺は15歳になった。束さんと暮らしてから、違法な施設を潰しまくった。結局、その途中で復讐を果たすことは出来なかったが、束によると、どうやら亡国機業(ファントムタスク)という組織が俺の家族を殺したらしい。
なぜ、そいつらが俺の家族を殺したのかは分からない。
だが、復讐する対象が明確になったという、大きな成果を得ることができた。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
今、俺に話しかけているのはクロエ・クロニクルといい
俺が潰した施設にいた子供を束が保護している。
なぜか、俺のことをお兄ちゃんと呼んでいる。
おそらく、束の入れ知恵だろう。
「何でもない。お前こそどうしたんだ?束を探してたんじゃないのか?」
「いくら探しても見つからないんだよ。」
「そうか、まぁ束のことだ。少しすれば、現れるだろ。
それより、テレビでも見るか?」
「うん。」
クロエが来てからは、俺も昔の元気を
取り戻しつつある。
復讐する気持ちは無くなっていないが、今の生活を楽しんでもいいのかもしれないな。
「ねぇねぇ、何で束さんがテレビに出てるの?」
「何!!!本当か。」
テレビの画面には見慣れた顔が写っていた。
「はいはーい、みんな見てる?今日は、何と私から重大
な発表があるのです。」
・・・嫌な予感しかしない。
「初めての男性操縦者として発表された、織斑一夏こと
いっくんだけど、何と男性操縦者はもう一人いるんだよ。今、明かされる衝撃の真実っっっぅ。」
「そのもう一人というのは‼」
聞かなくたいいよー。本当に。
「もう一人の男性操縦者は、私のもう1つの家族の一人である、雨宮隼こと、はーくんだよ。はーくんにもIS
学園に入学してもらうよ。」
こうして俺の入学が決まってしまった。
第3話どうでしたでしょうか?
次回から学園編です。
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