アプリとペット達で頑張ります。   作:遍那叉凪

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呆気ない戦い

どうも、俺です。

今はレーティングゲームの前の控え室?に来ております。

うん、改めてここに立つと何でココにと思う。

いや、俺の自業自得ではあるんだけど。

でも自己責任の一言で成人前の俺にレーティングゲームはやっぱり可笑しいよ祖父ちゃん。

『大丈夫だ問題ない。』じゃないよ、自分の強さも曖昧なのに。

 

色々と思い出しているとコンコンとノックが聞こえた。

開けると、床に着く程の長さの白衣にメガネの男の子。

友達のマレス君である。

で、どうしたの?

「様子を見に来たついでに、そろそろ試合開始だって伝言。」

あぁ、そんな時間なんすね。

「怖くない?」

いや、全く怖くないのは流石に嘘だけどなぁ。

「だよね。」

周りがなぁ。

二振りのの刀を床に置いて精神統一をしている妖夢。

ソファーでゆっくりお茶を飲んでるレミリアとうぜぇ丸。

ダンベルを上げ下げしているマチョリー。

こんな状況で緊張しろとでも?

妖夢はともかく他の三人?で緊張とかふっ飛ぶぜ?

「あはは…、みたいだね。」

で、祖父ちゃん父さん母さん弟者と他の5人は?

「マリーとウェンはいつもどうりだよ、君が負けるとは思ってないみたい。

 シィルと黒歌さんは挙動不審でソワソワしてるのを魔理沙に抑えられてたよ。」

あぁうん、何となくその状況が想像出来るわ。

お前はどうなん?

「どう、って?」

俺、勝てると思う?

アレ(・・)を見てそんな不安が有るとでも?」

いやいや、アレは時間が掛かるし。

「その為のレミィ達でしょ?」

瞬殺されたら意味ないでしょうに。

「まぁ頑張りなよ、あっちは多分油断してると思うし。」

なら良いんだけどなぁ。

「お兄さん、魔方陣が出たみょん。」

いつの間にか妖夢が後ろに立っていた。

えっ、お兄さん呼び?

戸籍(捏造)上は俺は兄だし、ゆっくり達の男への呼び方は基本的にお兄さんだよ。

「じゃぁ僕は戻ってるね。」

OK、出来るだけ頑張るから。

そう言って俺は魔方陣に入った。

 

 

 

視点:マレス・デカラビア

 

僕が観客席に戻ると、シィルさんが飛んできた。

「マレス君、ヤマト君はどうだった…?」

「いつもどうりだったよ、問題ないってさ。」

まぁ、心配そうではあったけど。

「だから言っただろう?彼はそんな柔な心の持ち主じゃないさ。なぁ、ウェン?」

「そうね、マリー。彼は心が毛深すぎるもの。」

君たちは少し酷くないかな?

「あぁぁ、心配にゃん。やっぱり私が捕まって勝負を止めるように言った方が…。」

落ち着きなさい、もう遅いです。

「でもな~、やっぱり私も戦ってみたかったぜ。」

「そう言うでない、お主のキノコが無くなったら大勢が困るのじゃからな。」

「みんな静かに、そろそろ始まるみたいよ。」

「息子の晴れ舞台か、どうなるのかな?」

「兄さんが勝つに決まってるぜ。」

っと始まったみたいだ。

「戦場は森のようだね。」

「相手は遠いみたいです…。」

距離は1000M位だろうか?

相手は…動かない?

 

『「ご主人、動かなくても宜しいのでしょうか?」』

『「フン、相手はビギナーの小僧だぞ?

  全力を出すまでも無い、待ち受けて正面から叩き潰してやろうではないか。」』

 

…嘗めてるなぁ。

「…祖父ちゃん、相手って強さはどれ位?」

「バルド・レグナスじゃったな、確か伯爵のはずじゃ。」

「あー、駄目かな?」

駄目だろうねー。

「駄目って、ヤマト君がですか?」

いや、相手が。

「うわやっぱり、しかもアレまで使ってるな。」

「わぁ、凄く大きいわねマリー?」

「そうだねウェン、一体アレは何だろう?」

映像を見ると、そこには一体の巨人の姿があった…。

 

 

視点変更:バルド

 

これは夢なのだろうか?

そう思わざるを得ない。

突如現れた50M程の巨人とその近くを漂うUFO。

私も眷属も、あまりの事態に動く事が出来ない。

その時私たちには見上げる事しか出来なかった。

目の前に襲い来る生物に気付かずに…。

 

 

 

視点変更:大和

 

大和君の簡単戦争教室のお時間です。

まず、『にゃんこ大戦争』のアプリを起動します。

次にパーティー編成をして戦闘開始ボタンをタップします。

後は通常のゲーム通りに操作しましょう。

「ムキュー(相変わらず凄い光景ね)。」

「相手から見たら結構な恐怖じゃないかしら?」

俺もそう思う。

今、俺は手元のスマホをタップし続けながら、木の上で相手を望遠鏡で見ている

あっ、前に居た4人がネコキリンに吹っ飛ばされた。

ヘッドバンキングで別の人を凄い勢いで叩きつけてる。

リアルで見ると動きがスゲェきもい。

「うわぁ、相手の陣形が滅茶苦茶になってるみょん。」

「おぉ、酷い酷い。」

いやいや、ここからが問題だろ?

ほら、戦車っぽい人と騎士っぽい人が全力で殴ってノックバックしてるし。

「お兄様、その2人でノックバック1回なのを考慮してるかしら?」

…いや、ほら、まだ誰も戦闘不能になってないし。

「…もう2体目のネコキリンが居るみょん。」

『バルド・レグナス様の「兵士」4名、「騎士」1名、戦闘不能!』

「…お兄様?」

「ムキュゥ…(これは酷いわね…)。」

ま、まだだって。

ほ、ほら、女王とあのおっさんが飛んでこっちに向かって来てるぜ?

<ジジジ…キュドン!

「ネコUFOのビームで撃ち落されましたねぇ。」

「お兄さん?」

ちゃうねん。

こう、相手って上級悪魔やん?

「…。」

かなり強くて、負けるんやないかと思ったんよ?

「…。」

武蔵が練習相手だったけど、駒の力が無かったから、有ればもっと強いと思うやろ?

「お兄さん、武蔵さんが変身してたライダーを言ってみるみょん。」

……、ストロンガーです……。

「仮面ライダーの強さは分かってるみょんね?」

『バルド・レグナス様の「騎士」1名、「僧侶」2名、戦闘不能!』

はい。

「今の状況を見て一言言ってみて下さい。」

<ヒッキョジンガ!

てへペロ?

<ズドン!

『バルド・レグナス様の「戦車」2名、戦闘不能!』

「…後で御爺様と武蔵君に会うのが楽しみね?お兄様?」

オワタ。

<コゾォォォ、キサm…ヒッニタイメ!?

<ズドン!ズドン!

 

『バルボ・レグナス様の「王」、戦闘不能!

 ヤマト・ビフロンスの勝利です!』

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その後、祖父ちゃんと武蔵に『やりすぎだ』と殴られたり、

両親やシィルがドン引きしてたり、

ゼパフルコンビが満面の笑みで湛えて来たりした。

 

 

 

 

この時の俺は知るべくも無かった、

迫り来る、事件に…。

 

 

 

 

 

まぁ、話は簡単です。

試験を受けさせられて、伯爵の地位を与えられました。

それ以来、前よりも社交の場でよく話しかけられます。

いや、すごいねとか言ってくる子供とかなら良いんですよ?

何で大人、しかも侯爵が来るんすかねぇ?

いや、分かってはいるんすよ?

あんな戦い方をしたら注目、浴びますよね。

 

 

今は友人・家族以外との人付き合いが面倒なので、研究室に引篭もってます。

 

 

あれ以来、育毛剤の生産量が減ったのは腹いせではありません。

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