さくら荘の粗野で凶悪で快楽主義な問題児 作:無銘の〇〇
駄文ですがよろしければ…
さくら荘、水明芸術大学付属高校の問題児が集められた寮の名である。
そのさくら荘には、色々な問題児がいる。
赤坂龍之介、上井草美咲、三鷹仁、等々
その問題児が霞んで見えるような問題児がこのさくら荘には在籍している。
逆廻十六夜、年齢17歳
その男は現在川原にいた
そして、そこから少し離れたところには不良たちが少年に暴行を加えていた
「…あー暇。超暇。暇が売れたらひと稼ぎできる自信があるね。どうだい、そこの頭悪そうな戯けども。娯楽を提供してくれたらもれなく暇という名の長期入院休暇をプレゼントするぜ」
不良たちからは応答はない。
距離があるのに、隣の人間に話すような声音だったからだ
「…」
十六夜は無言で立ち上がり、川辺で手頃な石を二、三個拾いあげ、盛大に声をあげる
「俺も混ぜろやゴラァァァァ!!」
川辺ごと吹き飛ばした、誤字にあらず。訂正はない。
呼んで字のごとく、投げられた石は第三宇宙速度に匹敵する馬鹿げた速度で飛び、川辺ごと不良と絡まれていた少年を吹きとばした
「ぎゃぁぁぁ!」
「逆廻十六夜だ!!全員逃げろッ!!」
「た、助けーーーーーー」
「オラオラ、どんどん投げ込むぞ!!」
誤解のないように言うと、この逆廻十六夜は絡まれてた少年を助けるために一石投じた訳ではない
強きを挫き、弱きも挫く
逆廻十六夜の座右の銘である
「ハハ、だらしねぇだらしねぇ!気合いが入ってるのは格好だけかよ!」
ヤハハ、と声を張り上げ腹を抱えて笑う。
そして、ひとしきり笑ったあと
「…………。つまんね」
本音を吐き捨てるように吐露した。
大した暇潰しにもならない。
だが、つぎの瞬間、鞄の携帯から着信音が鳴る
学校からだ
『あー逆廻?頼みたいことがあるんだけど』
さくら荘の管理人千石千尋の声だった
「俺がわざわざ聞くとでも思ってるのか?千石千尋先生?」
皮肉気な口調で返してみた
だがそんなことは慣れていると言ったようすで千石千尋は流して、続ける
『どーせ、あんた学校サボってるんだから暇でしょ?今度さくら荘で預かることになった子を迎えにいってきて。名前は椎名ましろ』
「さくら荘でか?オイオイ、そいつはどんな問題児だよ」
暇潰しに使えるようなやつだったらいいと内心思う
『あんたほどじゃないわよ。まあ、あんたを除いた他の連中と比べたらどっこいどっこいってとこ。もう駅に居るはずだからいってきて』
と、言うだけいって通話を切られる
しょうがないから駅に向かうことにした。
駅につき、それっぽい人影を見つける。
「オイ、あんたが椎名ましろであってるか?」
「そうよ」
「千石千尋の使いで来させられた逆廻十六夜だ、粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間だ。よろしく」
「千尋の?」
と少しふざけた自己紹介をしてみるが流される
というより感情が出ていない
「ねえ?あなたは何色になりたい?」
「何色、か?特にねえな、面白いこともねえし、なりたいものも今のところはない、強いて言うなら今はなにもない、無色だな」
「無色?」
「そう、無色だ。俺を何色でもいいから染め上げられるような奴が現れるのを期待するばかりだ」
まあ、無理だろうがな、と心の中で付け加える。
自分がこの世界で一番ファンタジーな人間だと、十六夜は思っているし、間違ってない。
その後、十六夜はさくら荘に戻り鍋パーティーと住人の一人で比較的常識人のの神田空太"で"遊んでから寝た。
何はともあれ逆廻十六夜のいつもと少し違った一日は幕を閉じた。