ドラえもん のび太の「池袋戦争」 ~ドラえもんとダラーズ~   作:琴糾持 神塞峰

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準処女作ですがよろしくお願いします。


{ストーリー}

東京練馬区に、野比のび太がいる野比家がある。

ある日、のび太は練馬区から引っ越して、もう少し都会の方へ行きたいと言い出した。

「もしも、僕が東京の都会に住んでいたら!」

それが全ての始まりであった・・・
















第1話 悠悠閑閑

東京練馬区に、野比のび太がいる野比家がある。

 

そこにはなんと、未来から来たというウワサがある猫型ロボット「ドラえもん」も住んでいる。

 

ドラえもんは、野比家の一人息子である野比のび太(のびのびた)の子守ロボットとして

のび太の右腕のように活動している。

しかし、のび太がドラえもんの右腕であるような気もする。

 

そんな彼らだが、良い関係を築いており、時には争いあうことがあろうとも、お互いを良い友人として考えている。

 

ある日、のび太は練馬区から引っ越して、もう少し都会の方へ行きたいと言い出した。

そんな願いも、ドラえもんであれば叶えられる。

そう、ドラえもんには秘密道具があるのだ。

 

今回使用する秘密道具は「もしもボックス」という道具だ。

もしもボックス内の固定電話に「もしも~だったら」といった事を話しかけると、そのもしもが現実になるのである。

 

「もしも、僕が東京の都会に住んでいたら!」のび太は希望に満ち溢れた声でもしもボックスにそう言った・・・。

 

すると、電話のベルが鳴っただけで、何かが起こるわけでもなく、普通に時は過ぎていった。

もしもボックスは急激な変化を起こさず、徐々に「もしも~だったら」という状況に変わっていく物であるそうだ。

ちなみにあのベルは、設定が完了したときに鳴るそうだ。

 

そしてその日の夜、のび太の父親がこう言った。

「のび太。急な話ですまないが、明日から池袋に転勤だ。」

それを聞いていたのび太の母は驚いた。

「ええ!?明日ですって?」

 

その後、ドラえもん達は荷造りを始めた・・・。

「池袋か~。たしかに都会だね。楽しみだね、ドラえもん!」

「そうだね。のび太くん。」

 

 

翌日、引越し業者がやってきた。

引越し先の家は父親の会社が確保してくれたらしい。

 

 

そして、ついに池袋に来た。

 

ドラえもんとのび太は二人で池袋の街並みを散策していると、男に声をかけられた。

 

黒髪の青年であった。

彼の目線はドラえもんに集中していた。

 

「君、これは何だい?ロボットか?」

青年がそう言うと、のび太がドラえもんの紹介をした。

「はい、ロボットなんです。未来から来た猫型ロボットのドラえもんっていうんです」

青年は興味深そうな表情をしていた。

「これがかい?驚いたなあ。」

「まあ未来から来たロボットを見て驚くのも無理はないと思いますけど。」

ドラえもんはそう言ったが、青年は「それもあるけれど、狸にしか見えないな。」と言った。

ドラえもんは露骨に嫌そうな顔をしていた。

「まあまあ。気にしない気にしない」のび太はそう言い、ドラえもんを慰めた。

 

「っていうか、君たち見かけない顔だけど、池袋は初めてかい?」

青年は二人に問いかけた。

「うん。今日お父さんの仕事の都合で池袋に引っ越してきたばっかりなんだ。」

「そうなんです。それでちょっと町を散策してたんです。」

青年は「なるほど・・・。」と呟いた。

「俺は折原臨也(おりはらいざや)。池袋のことなら沢山知ってるから、なんでも気軽に聞いてくれ。」

「あと、メガネをかけた君。名前はなんて言うんだい?」

「野比のび太です。」

「のび太君か。よろしく。」

青年はあまり良さそうな雰囲気では無かったが、時折 親切な態度をみせてくれた。

「じゃあ僕たち、もっと散策に行ってくるのでさようなら。」のび太がそう言い、歩き出すと、青年は二人を呼び止めた。

「あと、君たち。ヘイワジマ シズオっていう人間には注意したほうがいいよ。」

「ヘイワジマ シズオ?」そいつは誰だ・・・? と二人は疑問に思った。

「金髪でバーテン服を着たヤツ。サングラスもしているはずだ。そいつは目の前の人を片っ端から殺していくヤツだから、気をつけろ。目障りだったら君が殺してもいいぞ」

青年が物騒なことを言うと、二人はゾッとした。

片っ端から人を殺していくバーテン服の男・・・。

二人は来て早々、池袋が怖くなった。

 

散策を終え、新しい家に帰ってきたドラえもんとのび太。

「ねえ、さっきのウメハラって人の話聞いたでしょ!?」

ドラえもんは

「うん。あと、ウメハラじゃなくてオリハラだったと思うけどね。」と答えた。

「そんなことどうでもいいよ!やっぱりもう帰らない?怖いよ。」のび太はそう言うと、どらえもんも「それは一理ある」と言い、もしもボックスを出した。

そして、のび太はボックス内に入り、「元の世界に戻して。」と言った。

しかし、ベルが鳴らない・・・。

通常、願望を伝えると、完了の合図としてベルが鳴るはずである・・・。

 

「ねえ、ドラえもん・・。これ、おかしいんだけど。」のび太はドラえもんに言った。

 

早速ドラえもんがもしもボックスを点検する・・・。

 

 

すると、ドラえもんの表情が強ばった。

「こ・・・壊れてる・・・。」

 

「ええええぇぇぇッ!?」

のび太は絶句した。

「ね・・ねぇ、それ修理できないの?」

「ごめん。僕にはできないんだ。」

ドラえもんは申し訳なさそうにのび太に言った。

「と、とにかく未来の秘密道具修理センターに頼んでみるよ。」

ドラえもんは慌てた様子で電話をポケットから取り出し、秘密道具修理センターとやらに電話をかけた。

電話をとっているドラえもんの顔が強張った。

そして、電話を切るとドラえもんはのび太に言った。

「ご・・ごめん。もしもボックスに必要なレアメタルという材料が不足しているらしくて、修理ができるのは半年先なんだって・・・。」

 

「ええええぇぇぇッ!?」

のび太は再び絶句した。

 

半年・・・。

約六ヶ月間も怖そうな町で過ごさなければならないのだろうか・・・。

のび太がそう考えていると、外が騒がしい。

歩行者が黒いバイクに乗っている黄色いヘルメットの人を見つめている・・・。

なぜだろう・・・引き寄せられる・・・。

のび太はあの正体が何なのか、とても気になった。

なぜみんなは、あの人を見ていたんだろう・・・。

自分はなぜ、あの人の正体が知りたいのだろう・・・。

 

気が付くと、もう夕方になっていた。

オレンジ色の夕焼けの光が、二人のいる部屋をただただ照らしていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?
第一話だったのでお見苦しい点もあったと思いますが、これからもよろしくお願いします。

おまけ:ドラえもんが秘密道具を使わず、引越し業者に荷物を運んでもらった訳

「ねえドラえもん。なんで秘密道具を使わなかったの?」
「え?引越しのこと?」
のび太は首を縦に振った。
「うん。」
「使える秘密道具が壊れてるんだよ。どこでもドアとか。」
「ドラえもんって大切な時に道具を壊すよね~。」
のび太の言葉を聞くと、ドラえもんは呆れ返った。
別に僕が壊したわけじゃないのに。
ドラえもんはそう思った。


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