ドラえもん のび太の「池袋戦争」 ~ドラえもんとダラーズ~   作:琴糾持 神塞峰

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第2話 愚公移山

のび太は今、学校だ。

 

池袋の新しい小学校に転校したのだ。

 

 

そして、学校が終わり、校門前にいるとドラえもんが迎えに来てくれた。

「お疲れ様、のび太くん。」

ドラえもんがそう言った直後、校門前で爆音が響いた。

 

音のした方向を見てみると、自動車が火をあげていた・・・。

 

だが何かおかしい。

 

どうも事故を起こしたようには見えないのだ。

 

まるで車が投げ飛ばされたかのようであった。

 

そして次に目に飛び込んできたのは、バーテン服の男・・・

「ねえドラえもん?!あれってヘイワジマ シズオなんじゃあ・・」のび太が叫ぶと、

シズオらしき人物はのび太に気づいたのか、こちらを見た。

そしてこちらへ近づいてきたのだ・・・。

「どうしようドラえもん!きっと殺されるッ!」のび太は気が気ではなかった。

するとシズオらしき人はのび太に「俺の名前・・呼んだか・・・?」と言った。

のび太はもう終わりだと思った。

ドラえもんは狂いきったのび太に変わり、勇気を出して聞いてみた。

「あの・・・、あなたはヘイワジマ シズオさんですか?」

するとバーテン服の男は頷いた。

「ああ。俺は平和島 静雄だ。ところでお前、俺の名前を呼んでなかったか?」

静雄はそう言うと、少し考え込んだ様子を見せてからこう言った。

「もしかして、折原臨也ってヤツに遭わなかったか?」

 

 

 

 

 

「お友達?随分年上のお友達なのね。」

のび太の母は菓子とお茶を出し、静雄にそう言った。

「いえいえ。ちょっと協力してほしいことがあったんで、上がらせてもらっただけです。」静雄は見かけとは裏腹に丁寧な素振りを見せた。

 

実は、あの後、静雄から 協力して欲しい と頼まれたのだ。

臨也に何を言われたかとか・・・いろいろ教えて欲しいそうだ。

意外にも、そんなに悪そうな人ではなかったので、これは何かあると思ったので、自己紹介をして、家へ案内してあげた。

二人の接待に静雄は「ありがとうな。」と礼を言った。

 

 

「お前ら、臨也に 平和島 静雄は悪者だ とか言われたか?」

「言われたよ。」二人は頷いた。

「なるほど、やっぱりあいつか・・・。」

「お前ら、臨也にはあんまり関わるんじゃねえ。あぶねえからな。」

静雄はそう言うと「じゃあ帰るわ。迷惑かけてすまん。」と言った。

二人は、この人はいい人だなんだなと思った。

 

だが、二人は正直、どちらを信じればいいのかわからなかった。

 

たよりになれそうな情報通である折原臨也。

そして、礼儀的な一面と強さを備えた平和島静雄。

 

勿論、どちらかが嘘を言っている可能性もある。

折原臨也がドラえもん達に「平和島静雄は人殺しだ」と言ったこと。

平和島静雄がドラえもん達に「折原臨也の言うことは嘘だ」と言ったこと。など・・・

 

だが、彼らとまた遭遇する可能性がある訳ではない。

それに、ずっとここで暮らすわけではないのだから。

 

気にしなくてもいいだろう。

 

ドラえもんとのび太は思った。

 

「おやすみ、ドラえもん。」

「おやすみ、のび太くん。」

二人は今日までの池袋での出来事を忘れるつもりだった。

 

 

しかし、思わなかった。

 

この池袋での記憶が、一生忘れられない記憶になってしまうとは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

着実に物語は進んでおります。
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