学校の準備とか色々あって
正直疲れました。
まあ読んでくれると嬉しいです!
二年F組と書かれたプレートが無残に床に落ちていた
そんなのは気にせずオレは違うことを考えていた
どんな入り方をしようかな。
結構人見知りだから緊張しちゃうな
まあ、明るくいけばなんとかなるよな!
うん!
ガラガラッ…
「おはよーございます、寝坊で遅れちゃいました☆」
「早く座れ、このゲス野郎」
なんてこった
「なんだと、てめぇぇ!!」
オレはそんなことを言った奴を探した
すると教壇にたっている髪の毛ツンツン野郎を見つけた
「お前…なにしてんだ?」
あいつはオレの悪友と言うべき存在坂本雄二だ。ちなみに中学からの付き合いだ
「ん、暇だからあがってみた」
「それだけかよ」
「いや、このクラスの代表でもあるからな」
やっぱりな、そうなると思ったよ
「しかしなんでお前ここに来たんだ?頭良かったはずだろ?」
「んまぁ…ちょっと事情があってな」
「まあいい、お前はこいつらと同じオレの兵隊だな」
雄二が床に座っているクラスメイトを見下す
そう、クラスメイトは床に座っている。
オレはびっくりした、椅子がない
「まあ、Fクラスだけあってすごいな」
辺りを見てもひどい設備だ
「すいません、ちょっと通してもらえますか?」
そこには冴えなさそうなおじさんがいた
「あと席についてください、HRを始めますので」
ああ、担任か
「りょーかいっす」
「うーっす」
俺と雄二は席につく
「えーおはようございます。二年F組担任の福原慎です。よろしくお願いします。」
チョークで名前を書こうとするがチョークがない
すごいな、勉強をするなということか
「皆さん全員に卓袱台と座布団は用意されていますか?不備があれば言ってください。」
いや、周りをみても不備しかないだろ
「せんせー、座布団に綿が入ってませーん」
誰かが申し出た
「あー、我慢してください」
「先生、窓が割れていて風が寒いです。」
「はい、ビニール袋とセロハンテープの支給を申請しておきましょう。」
おいおい、すごいなほんとに
「それでは自己紹介を始めましょうか。廊下側からお願いします。」
先生の指名を受け廊下側の生徒一人が立ち上がり、名前を言う
「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。」
ん?秀吉か
あいつもFクラスか
知っている人がいるとやはり嬉しいものだな
「────じゃ。よろしく頼むぞい。」
ニコッと笑い自己紹介を終える秀吉。
やっぱ可愛……おーっと!危ない、あいつは男だぞ。
「………土屋康太」
なんだまた友達か
まああいつはFクラスってことわかりきってたことだけどな
「………でも英語も苦手です。趣味は…」
考えごとをしてるうちに次の人にいってしまったようだ
「趣味は吉井明久を殴ることです☆」
うおっ、すげー。ピンポイントな趣味だな
「はろはろー」
誰かに手を振っている少女を見る
あいつも知り合い、島田美波だ。
まあ、あいつがいるってことは明久は大変だな
「──コホン。えーっと、吉井明久です。気軽に『ダーリン』って呼んでくださいね♪」
『ダァァーーリィーーーン!!』
おっとついオレも叫んでしまった
しかし息が合うものだな
さすが最低クラス、変なとこで合う
「──失礼。忘れてください。とにかくよろしくお願いします。」
明久はFクラス確実だから特にビックリしない。
おや、オレの番が来たようだ
面白いのを期待しているようだがそんな才能オレにはないぞ。
ウケを狙うのは明久だけでいいだろう
「南霧耶です。趣味はゲームです。よろしくおねがいします。」
やはり普通に限る。
「おい…南ってあの南霧耶か?」
「なんであんな奴がFクラスにいるんだ?」
周りがガヤガヤとうるさくなってきた。
なんだ、なんだ?
オレってそんなに有名なのか?
そんな時だった、教室のドアが開き息をきらした女子生徒が入ってきたのは。
「す…すいません。遅れてしま、いました。」
『えっ?』
全員が驚く。そりゃそうだよな。
クラスがオレの自己紹介の時よりも騒がしくなってきた。」
「丁度よかったです。自己紹介をしているところなので木下さんもお願いします。」
「はい、木下優子です。そこにいる木下秀吉の姉で振り分け試験の時に熱で倒れてしまったのでFクラスに来ました。よろしくおねがいします。」
うわ~、可哀想だな。
途中退席は無得点扱いになるって聞いたからな。
そんな木下の話をきき、クラスの中でもちらほらと言い訳の声が上がってきた
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力をだしきれなくて』
『黙れ一人っ子』
『前の晩、彼女が寝かせてくれなくて』
『今年一番の大嘘をありがとう』
ほとんどバカばっかだ
そんなバカな奴らがバカなことを言っているあいだに木下はオレの隣の卓袱台に着いた。
いやはや、近くで見るとほんとに秀吉に似て可愛いな。
「ふぅ」
「お疲れ様、緊張した?」
オレは優しく声をかけてあげた
「あんた誰?って南くんじゃない」
オレのことご存じとはびっくりだ
「オレの事知ってるのか?」
「そりゃ有名人だしね」
なんで有名かは聞かないでおこう、どうせろくでもないことだろうからな
「木下」
「はい、なにかしら?」
雄二が木下に話しかける
せっかく話せたのに!あとで一発しばいとこう
「坂本だ。坂本雄二。よろしく頼む」
「木下です。こちらこそよろしくね」
おぉさすがthe優等生。しっかりしている
「ところで木下体調は大丈夫なのか?」
オレが聞くと
「あ、それは僕も気になる」
明久が口を挟んできた
「うわ…吉井君…?」
明久をみてひいている
「木下、明久がブサイクですまんな」
オレなりのフォローを一応いれておく。
「え、えぇ…」
隣で明久が号泣していた
「心配するな明久、お前に興味を持ってる奴を知ってるぞ?」
「え?それって誰?」
そりゃ聞きたいよな
「えっと…久保」
言葉を続ける
「利光だったかな」
久保利光→♂(オス)
明久は静かに泣いていた
「はいはい。そこの人たち。静かにしてくださいね」
パンパンと、教卓を叩いて先生が注意してきた。
「へーい、すいま────」
パキィッ バラバラバラ・・・・
突如教卓が崩れゴミ屑となる。
まさか軽く叩いて崩れるとはなんたる耐久度。
卓袱台はならないよな?
少しポンポンと叩いていたが平気なようだ
「え~…替えを用意してくるので少し待っていてください」
気まずそうに言うと先生は足早に教室から出ていった
「あははは…」
隣では木下が苦笑いをしていた
しかしオレや明久、雄二はともかく木下がこんな酷い教室で過ごすのはどうなんだろうか
オレはしばらく考えあることを思いついた
「…雄二、ちょっとこい」
「あ?なんだ?」
「いいからちょっと来い」
「わかったよ」
立ち上がり廊下に出る
「なんだ?」
「教室についてなんだが…」
「ああ、予想以上だな」
「それでAクラスの教室も見たか?」
「ああ、あれはすごかったな」
こんな格差があったらだれでも不満をもつ
「そこでだ、『試召戦争』しないか?」
「戦争、だと?」
「ああ、それもAクラスにだ」
「…なにが目的だ?」
さすがの雄二も警戒する
「もちろん、木下のためだ」
「ずいぶんと素直に言ったな」
「しょうがないだろ、あまりにも可哀想すぎる」
「お前は人のために頑張りすぎだ」
「うるせーな、しょうがないだろう。思っちまったんだから」
「まあお前に言われるまでもなく、俺もAクラス相手に試召戦争をやろうと思っていたところだしな」
「ふーん、そうなのか。」
まあ、理由は大体わかる
「世の中学力だけではないと証明してみたくてな」
「しかし言っただけではだめだろ?」
「大丈夫だ、策はある────っと先生が戻ってきた。戻るぞ。」
「ういっす」
雄二に言われ教室に入った
「それでは自己紹介の続きをお願いします。」
教卓を替え気を取直してHRを再開する。
「えー、須川亮です。趣味は───」
その後は普通の自己紹介の時間が過ぎる
「坂本君、キミが自己紹介最後の一人ですよ」
「了解」
先生に呼ばれ雄二が席を立つ
雄二は自信に満ちた顔で教壇に上がり、オレらのほうに顔をむけた
「Fクラス代表の坂本雄二だ。俺のことは代表でも坂本でも、好きなように呼んでくれ」
雄二は話を続ける
「さて、皆にひとつ聞きたい」
間の取り方が上手いのか、全員の視線は雄二に向けられている
皆の様子を確認したあと雄二の視線は教室内の各所に移りだす。
かび臭い教室。
古く汚れた座布団。
薄汚れた卓袱台。
つられてオレらも雄二の視線を追う
「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが───」
ひと呼吸おいて、静かに告げる。
「───不満はないか?」
『大ありじゃぁっ!!!!!』
二年F組の魂の叫び。
「だろう?俺だってこれには大いに不満だ。代表として問題意識を抱いている」
『そうだそうだ!』
『そもそもAクラスだって同じ学費なのにこれはひどすぎる!』
次々とあがる不満の声
「そこでだ、これらは代表としての提案だが──」
これから戦友となる仲間たちに野性味満点の八重歯を見せ、
「───FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けたいと思う」
Fクラス代表、坂本雄二は戦争の引き金を引いた。
次はオリ主関係の紹介も入れていきます。
それではまた次回
よろしくお願いします!