六畳間の侵略者~異常~   作:みずみず

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さて、不定期更新になると思いますが今回も始めていきたいと思います!
あ、あと、数字を漢数字にしていこうかと思いますのでよろしくです!
本編をどうぞ



侵略開始!?

五千円。

 

それがころな荘一〇六号室の家賃だったのだが、、、

一夜と里見が同居することになったので一人二千五百円になった。

 

ころな荘は築二十五年の二階建ての木造アパートだ。

加えて中心街からやや離れているので、もともと家賃は低めだ。

だが、六畳ワンルームキッチンバストイレ付きで月五千円、いや、月二千五百円は破格の安さだった。

実際、一〇六号室以外の部屋の家賃はこの十倍、いや二十倍ほどになる。

そのうえ一〇六号室は敷金礼金なし、共済費も全額免除となっているのだ。

 

一〇六号室だけが激安であることには理由がある。

これまでこの部屋に入居した人間は例外なくすぐに出て行ってしまうのだ。

最短で三時間、最長で三か月。三日ほどで飛び出してしまうのが普通だった。

おかげで家賃は下がる一方。

俺にとってはうれしいことなんだけどね?

まあそれで、今年に入って一万円の大砲を割り、春になる前には五千円になっていた。

だから買ったんだけどね?ね?

 

い「雑に扱ってもいいぞー?マッケンジーとやら。」

 

さ「嘘を言うんじゃない!その箱に入っている者はお前たちの命よりも高い!」

 

ま「それを俺に言うか?コウ。普段のお前に比べたら、俺はいつだってどんなものだって大切に扱ってるっつーの。だから、雑に扱ってもいいぞー?なんて言わないでもらえるか?」

 

い「へいへい。」

 

さ「はいはい。誰が引っ越しを手伝ってるんだか・・・・・・。ったく・・・・・・」

 

そんな格安の物件(二千五百円)に入居しようという少年たちがいた。

彼らの名前は里見孝太郎と一夜孝太。

里見の幼馴染のマッケンジーこと松平賢治は彼のことをコウと呼ぶ。

逆に里見はマッケンジーと呼んでいるのだが、まぁ、二人は十五歳だ。

我らが主人公の年齢?

十五歳らしぃ・・・

らしぃというのは、主人公は能力を使えるのでごまかせるのだ。

そういうこともあって、自称十五歳である。

 

 

 

 

 

今日は四月四日の土曜日だ。

父親の急な転勤で孝太郎はこの春から急遽一人暮らしをすることになったのだが、手違いで二人暮らしをすることになった。

父親一人で育った孝太郎だったから、父親の負担になりたくなかったのだろう。

まぁ、家賃がこの値段だからね。

里見はバイトしている。

その間俺(一夜)は、家でゴロゴロしている。

え?働けって?

嫌だよー

めんどくさい。

お前今一般人を敵に回したぞ!

だってー。めんどくさいものはめんどくさいんだもん。

そうか。はぁ。それで?お金はあるのか?

あるよ?

そうよな。あるわけ・・・ってあるんかい!

あぁ。今作った。

おい!偽造はだめだぞ!

大丈夫。本物と同じだって。ほら。

ほ・・・ほんとだ!でもどうやって・・・

忘れたのか?俺には能力があるんだぞ!

は!でもそれでも・・・犯罪だぞ!

ふふふ・・・この世界にはこんな言葉がある!

『ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ!』

という言葉が!ハハハハ!

はぁ。誰かこいつを止めてくれ。

俺は止まらないさ!俺はだれにも止められないのだ!ハハハ

おまえもういいって。そろそろやめろ。

はいはい。面白かったのに。弄るの。

はぁ。それじゃあな。

 

 

 

―――時間を飛ばして。―――

 

 

 

四月五日。

 

ここはころな荘一〇六号室だ。

俺の目の前にはなぜか幽霊がいる。

 

幽霊「でていけ!!!ここは私の家だ!!!」

 

い「は?なにいってんだ?」

 

幽霊「ええぃ。聞かないなら力ずくで。」

 

幽霊が霊力の弾を飛ばしてきた。

まぁ。その程度で俺は倒せないがね。

 

い「てぃ。」

 

幽霊「!?な・・・なんで効かないの!?」

 

幽霊が驚いているよ!面白いね

 

い「その程度。効くわけないだろう。じゃあいったん寝るから起こすなよ?」

 

俺はそういって殺気を放っておいた。

 

幽霊はそれを感じて顔を真っ青に・・・やべぇ・・・おもしれえよ!

 

そして少したって。

 

カチン

一〇六号室のカギを回すと軽い手ごたえでロックが外れる。

見た目は古い扉なのだが、大家こと静香が入居者が変わるたびにきちんと鍵を交換しているおかげで、言わるゆオンボロアパートの扉という印象はない。

キィッ

ドアを開けるときに妙なお研がしたりはしない。

ちょうつがいの部分にも手入れは行き届いているのだ。

「ただいま、っと」

孝太郎は一夜(寝てる)以外居ない筈の部屋でポツリと呟く。

すると静まり返った部屋にその声が響いた。

―――やっぱり、寝てる人しか居ない筈の家に帰るのはつまらないんだよな・・・・・・。

不意に、孝太郎の脳裏に母親の面影がよぎる。

帰ってきたときにいつも出迎えてくれたその姿。

それが数年前までの日常の風景だった。

ふいに。

 

「や・・・やっと・・・ハァハァ・・・やっと帰ってきたなッ!?こ・・・この・・・この鈍感男ッ!!」

 

という声ば聞こえた。

その声を聴けば恐怖していると感じるだろう。

でも何に恐怖しているんだ?

あわてて部屋の奥に向かった。

 

「き・・・昨日は気づいてもらえなかったんだけどっ!追い出・・・追い出してやるッ!!」

 

孝太郎を出迎えたのは夏用のサマードレスを身に着けた小柄の少女だった。

年の頃は孝太郎よりも幾つか下。

その細い体と背丈からすると小学生にも見える。

気の強そうに見えるその顔は、真っ青に染まっていた。

そう。幽霊なのに恐怖しているのだ!

まぁそんなことは置いといて、

 

少女はビクビクしながら火の玉のようなものを投げつける、筈だったのだが、少女の動きが止まり、気合の抜けた弱弱しい音がした。

二人はそのまましばらく見つめあう。

 

静寂の中沈黙を破ったのは孝太郎だった。

 

「・・・・・・おまえ、ここで何やってるんだ?」




今回はここまでです!
次回お楽しみに。
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