東方幻想自衛音   作:祝神✯

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武装化の執筆と、完全百合小説の製作で完全に遅れています。

学校も忙しいのでね・・・


幻想郷自衛戦略作戦群

神奈子「へぇ~、自警団の訓練教官になったのね」

 

守矢神社の社務室の居間で、夕凪は夕食を御馳走になっていた。

 

夕凪「そんなすごいことはしていないのですが」

 

諏訪子「能力も持ってない人間が、妖怪を倒すこと自体がすごいわよ」

 

夕凪「へ?神奈子様と諏訪子様は・・・」

 

神奈子「言っていなかったわね・・・私は神様だ」

 

諏訪子「同じく」

 

夕凪「・・・神様!?」

 

夕凪は、驚いた表情でリアクションを取った。

 

夕凪「じゃ・・・じゃあ早苗さんも!?」

 

早苗「私も一応神様ですよ」

 

夕凪「妖怪がいたり神様がいたり・・・幻想郷って本当に不思議ですね」

 

神奈子「厳密に言うと、早苗は現人神だよ」

 

夕凪「つまり、人間であり神・神であり人間ですね」

 

神奈子「そうだよ」

 

夕凪は、芋の煮つけをヒョイパクして呑み込んでから話し始めた。

 

夕凪「理解に苦しむ・・・」

 

神奈子「徐々に慣れていくさ・・・そういえば、随分と若そうだが歳を聞いても?」

 

夕凪「来年で19です」

 

神奈子「早苗と同い年か」

 

夕凪「18歳ですか?」

 

早苗「はい」

 

 

諏訪子「ねぇ夕凪は、どこに行くの?」

 

夕凪「あぁ、個人用テントを装備にいれてありますので、どこか適当に野営してきます」

 

早苗「危ないですよ!ここは、外の世界と違って妖怪がたくさんいますよ!?空き部屋はたくさんありますから・・・」

 

早苗が指している妖怪は、ルールを守らない低級妖怪の事を指している。

 

夕凪「でも、女性しかいない場所に泊まるのは、気が引けます・・・」

 

神奈子「まぁまぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早苗「このお部屋です」

 

夕凪は、荷物を空き部屋に置いた。部屋の中には、布団が一枚畳んで置いてあるだけのものさみしい部屋である。

 

早苗「神奈子様が、お昼寝したときに出したお布団ですけど・・・」

 

夕凪「大丈夫ですよ」

 

夕凪は、座り込んで背のうから様々な装備品を並べていた。早苗は、珍しそうに見ていた。

 

早苗「いろんな、装備があるのですね」

 

夕凪「見たこともないものばかりでしょう?」

 

早苗「これって・・・本物ですか?」

 

早苗は、夕凪の後ろに置いてある89式小銃と9ミリ拳銃を見て恐る恐る言った。普段生活をしていて決して見る事のない武器に早苗は、少し恐怖していた。

 

夕凪「本物ですよ。持ってみますか?」

 

早苗「いえ!大丈夫です」

 

早苗は、あたふたと断った。当たり前の反応である。

 

夕凪「まぁ、民間人に銃を持たせたら私は、首になってしまいますよ」

 

笑いながら、荷物を整理していた。

 

早苗「・・・夕凪さん、今日はゆっくりと休んでくださいね」

 

夕凪「そうですね、できるだけ休みますね」

 

早苗は、立ち上がり障子を開けて一礼してから静かに閉めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子「中央即応集団隷下・・・」

 

諏訪子「何を一人で言っているの?」

 

神奈子は、肘をテーブルの上に乗せて考え込んでいた。

 

神奈子「いや・・・中央即応集団隷下と言う表現があまりにも、引っかかてな」

 

夕凪に所属を聞いたら、中央即応集団隷下と言ってきたので、神奈子は疑問になっていた。

 

諏訪子「所属なんてどうでもいいじゃないの・・・軍神特有の勘?」

 

神奈子「多分ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の午前8時ごろ、人里で夕凪は、自警団の射撃訓練を見ていた。人里から100メートル先にあるだだっ広い野原で訓練をしているのだ。早苗と慧音は、黙って訓練を見ていた。

 

夕凪「銃を撃つときは、そんな姿勢じゃ駄目だ・・・もっと、肘を上げろ」

 

夕凪は、的確なアドバイスで自警団の直すべき点を言っていた。自警団の人たちは、大きな声で返事をしていた。

 

慧音「さすが、自衛官ってところだな・・・外の世界の日本は戦争ってするのかい?」

 

早苗「戦争はしませんよ、自衛隊が日本を守っていますからねって神奈子様が仰っていました」

 

慧音「早苗は、詳しくないのか?」

 

早苗「すいません、私にもよくわかりません・・・」

 

紫「あれが、噂の人間かしら?」

 

2人の間に突然現れた紫に、2人は驚いた。

 

早苗「ゆ・紫さん・・・驚かさないでくださいよ」

 

胸に右手を置いて呼吸を整える早苗と、目を見開いたまま動かなくなっている慧音だった。

 

紫「ごめんなさいね・・・それよりも、昨日巨大な妖怪を一発の弾丸で倒したんですって?」

 

慧音「あ・あぁ・・・的確に急所を撃っていたよ」

 

紫「それで、自警団の質の向上の為に?」

 

慧音「まぁ、そういう事だ」

 

紫は、感心するように夕凪を見ていた。お昼になり、自警団の訓練は終了した。早苗と慧音・紫は夕凪と一緒に人里の中にあるお食事処に入った。紫と夕凪・慧音と早苗が向かい合うように座った。

 

紫「永遠の18歳、ゆっかりんよ」

 

夕凪に自己紹介をしたが、完全に眉毛をまげて誰が見てもわかるリアクションを取った。

 

夕凪「早苗さん・・・」

 

早苗「なんでしょうか?」

 

夕凪は、隣に座っている早苗に小声で呟いた。

 

夕凪「この人・・・頭大丈夫なんですか?」

 

紫「口に気を付けなさいよ」

 

扇子を夕凪の首筋に持ってくる紫に対して夕凪は、苦笑しながら両手を上げて降参の意を示した。

 

紫「まったく・・・いい話を持って来たのに」

 

夕凪「いい話?」

 

店員「お待たせしました~ざるそばの方」

 

慧音「私だ」

 

店員「かつ丼の方」

 

夕凪「私です」

 

店員「たきこみご飯の方」

 

紫「私よ」

 

店員「月見そばの方」

 

早苗「はい」

 

4人には、目の前に運ばれてきた料理に夢中だった。

 

夕凪「いい話ってなんですか?もぐもぐ」

 

もぐもぐと食べながら話し始めた。もちろん、行儀が悪いので早苗と慧音は黙って聞いていた。

 

紫「幻想郷でねもぐもぐ、民間軍事会社をもごもぐ、みたいなもぐもぐ、してみない?」

 

慧音「紫!行儀が悪いぞ」

 

早苗「夕凪さんもですよ」

 

真面目な2人は、注意した。夕凪と紫は、口に入っている食べ物を呑み込んでから話し始めた。

 

夕凪「民間軍事会社!?」

 

一般的にPMCと呼称される現代の、ちょっと危険な警備員の事である。おもに、後方支援・主要施設の警備を主な任務にする民間組織である。

 

紫「早苗ちゃんは知っている?」

 

早苗「初めて聞きますけど・・・」

 

紫「慧音・・・人里に妖怪が侵入して来た数は、この半年でどのくらいかしら?」

 

慧音「約340回だ・・・自警団ではとてもじゃないが対処できてない・・・そのたびに、私と妹紅・早苗と一緒に妖怪を撃退しているんだが・・・人手がな・・・複数攻められたとき、3人ではすべてに手が回らなかったのだ」

 

夕凪「銃があるのに?」

 

慧音「完全に腰が引けているんだよ・・・それに、人が銃を手に取ったのが半年前で、まだ慣れていないのよ」

 

紫「最近、低級妖怪が人里やそこらへんで暴れているのよ・・・妖怪も人も幻想郷に取って重要な存在なのにね・・・何とか、低級妖怪の抑止になるように、刀や弓じゃなくて外の世界の武器を持って来たけどね」

 

夕凪「でも、大日本が使っていた武器は旧式じゃないですか」

 

紫「現代の自衛隊みたいな武器を持たせたら、人里内にいる犯罪者がそれを使用するかもしれないでしょう?人は集まるとよからぬことを考えるからね・・・必要最低限の武器を私が、渡したのよ」

 

夕凪「で・・・民間軍事会社設立にどんな関係が?」

 

紫「人里を守ってくれる部隊を、貴方に設立してほしいのよ。もちろん、貴方の要望する武器は私が用意するわ」

 

夕凪「・・・いきなりそんな事を言われて、人里を防衛しましょう!なんて言えるわけがありませんよ」

 

夕凪の発言は、もっともだった。いきなり、助けを求められても、すぐには助けるという行動にはいかない。詳しい状況がいまいちなのだ。

 

慧音「何とかお願いできないか?今日の訓練を見た限り、以前の自警団とは比べ物にならないほどの技量を感じたんだが」

 

夕凪「そんなことよりも、私は帰りたいのですが・・・」

 

紫「本当に帰りたいの?」

 

紫の質問に、夕凪は悩んだ。

 

夕凪「一人暮らしですから・・・ちなみに、あっちではどんな感じになっているのでしょうか?」

 

外の世界での出来事を気にしているようだ。

 

紫「見てきたけど、訓練中の自衛隊機が行方不明ってなっていたわ・・・死亡扱いも時間の問題だわ」

 

夕凪「死亡扱いですか・・・ここで私は暮らせますかね?」

 

紫「貴方次第ね」

 

夕凪「わかりました・・・引き受けます」

 

紫「さっそくお願いね」

 

両手を握って笑顔の紫に、夕凪は静かに口を開いた。

 

夕凪「今から言う物と、場所を提供してください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子「へぇ~、ここが幻想郷の自衛隊の駐屯地か」

 

諏訪子「キャンプ地みたいな感じね」

 

紫に呼ばれた神奈子と諏訪子の目の前には、無縁塚の近くに設置されている大型のテントと、軽装甲機動車2輌・高機動車2輌が駐車している光景を見た。近くにあるコンテナには、組織名とマークが描かれていた。コンテナの近くでなにやら話し合いをしている紫と慧音・早苗・夕凪がいた。

 

早苗「あっ、神奈子様に諏訪子様」

 

神奈子「紫、これが?」

 

紫「そうよ、幻想郷の新たな抑止になってくれるわ」

 

諏訪子「幻想郷自衛戦略作戦群・・・」

 

コンテナや乗り物・テントには、幻想郷自衛戦略作戦群と書かれた組織名と、シンボルマークである深い緑色の五芒星が描かれていた。

 

神奈子「そのコンテナの中には何があるの?」

 

中に入ると、89式小銃が30丁・9ミリ拳銃が30丁・黒色の防弾ベスト・陸自迷彩の服が30着にマチェットナイフが30本・各種通信機30個・パソコンなどの機材が並べられていた。全部紫が用意したのだ。

 

神奈子「本格的な・・・」

 

諏訪子「ちなみに、メンバーってどうやって集めるの?」

 

慧音「自警団から、さらにやる気のある者を6名選出して、ここに勤務させる」

 

神奈子「役に立つのか?」

 

夕凪「時間は少しかかりますけど・・・問題ないですよ」

 

諏訪子「夕凪合わせて7名って・・・大丈夫なの?」

 

夕凪「少数精鋭ですよ」

 

紫「今、テントに機材を運ぶ最中なの、手伝って」

 

神奈子「そのために呼んだのか・・・」

 

せっせと機材や装備品をテントに持ち込んで設置したり整理して、機能するようにしていた。途中にとり達が来て、大型の電力発生装置を設置していた。車両は、燃料の問題があるため、にとりがハイブリット化した。燃料は水である。車両用テントの中に車両を入れて、何とか5時間で全ての作業が終了した。指令テントの中には、パソコンや銃器が並べられており、端っこや隅には、折り畳み式のベンチの上に毛布を置いて簡易ベットとして設置してあった。

 

早苗「そういえば、パソコンって使えるのですか?」

 

紫「このパソコンは、請求用と記録用よ」

 

夕凪「弾薬や追加する車両・兵器を紫さんに注文する用と、記録を取るための物です」

 

神奈子「え?兵器を注文?」

 

紫「もちろん、お金はいただくわ・・・でも、簡単には兵器を持ち込まないわ・・・逆にバランスを壊しかねないもの」

 

慧音「ちなみに、人里で雇わせてもらうよ・・・そうだな・・・あんまり多くは出せないが・・・月一で60万が限界だな・・・」

 

自警団につぎ込んでいる予算を少しだけ減らして夕凪の方に回すらしい。

 

紫「とにかく、夕凪・・・指揮官の優先順位は、私・慧音・神奈子でお願いね」

 

神奈子「えっ?私が入っているの?」

 

紫「いいじゃないの」

 

諏訪子「じゃあ、私達の指示も聞いてくれるの?」

 

紫「そういう事になるわ、でも慧音の指示を優先させるからそのつもりで」

 

慧音「早速だけど、夜の人里警備をしてくれないかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜の人里は、たいまつに火をつけて主要の出入り口に設置しており、少数の自警団員が見張っている。高台には、提灯を片手に自警団の隊員1名が見張っている。日の出まで行われる警備は、夜の6時半から早朝の4時半まで行われており、0時に隊員を交代して回している。夕凪は、黒い防弾ベストを装着して89式小銃を肩に掛けながらのんびりと歩いていた。寄せ集めで集めた自警団6名は、夕凪と同じ装備で同じ銃を装備していた。

 

早苗「無茶だけはしないでくださいよ?」

 

夕凪の横を一緒に歩く早苗は、心配しながら言っていた。早苗は夕凪の事が心配で7時までだが、一緒にいるのだ。

 

夕凪「妖怪ていっても銃が効くことが分かれば何とでもなりますよ」

 

早苗「甘く見ていたら大変な事になりますよ?」

 

夕凪「そうですね」

 

夕凪は、腹部を押さえながら答えた。

 

早苗「・・・大丈夫なのですか?」

 

夕凪「まぁ、このくらいの怪我では怪我とは言えませんよ」

 

夕凪と歩く速度を遅くして早苗は、わざと夕凪の背中を追う形で歩いた。黒い防弾ベストには、緑の五芒星のマークが真ん中に大きく描かれており、その上に漢字表記で幻想郷自衛戦略作戦群と緑の字で書かれていた。

 

早苗「そういえば、この名前は何か由来があるのですか?」

 

夕凪は振り向き答えた。

 

夕凪「私が所属している部隊から文字っています」

 

早苗「・・・自衛隊に似たような組織ってありましたっけ?」

 

早苗は首を傾げた。

 

夕凪「時期にわかりますよ・・・多分」

 

夜7時になり、早苗は迎えに来た諏訪子と一緒に守矢神社に帰って行った。夕凪は、見送った後警備に戻った。空を見ると星空がきれいにくっきりと写っていた。夕凪は、見とれながら歩いていた。暇になったので寄せ集めの自警団員6名を集めて、名前を覚えるためと親睦を深める為に、話をしていた。3名は結婚していることと、やる気が十分にあったぐらいしかわからなかった。夕凪は、心の中で車両の運転ができるように教えないとなぁ、と思っていた。今日の警備は、特に妖怪が襲ってくるわけでもなく何も起こらないままで今日の警備は終わった。

 

慧音「ありがとうね、これ・・・少ないが初任給だと思ってくれ」

 

渡された紫色の小さな巾着から80万くらいのお金が入っていた。これから、第2の人生が始まることを覚悟しながら夕凪は、気持ちを引き締めた。国の為では無く・国防の為でなく、幻想郷を守る日々を送ることに気を引き締めながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




更新はいつも通り武装化を優先します。

何かご質問があればいつでもどうぞです。
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