はぁ。
どうしてこうなった。
周りには女、女、女。
『ちゃんと確認しなかったお前のせいだろう?』
そりゃぁそうだけどさ、IS学園に入学することになったのはいろいろな確認を怠った俺のせいだろうけど……
俺のおっぱいハーレムがああああぁぁぁぁ。
『それ以上おっぱいとか言わないでくれ頼む、いやマジで』
すまん、本当にすまん。
インフィニット・ストラトス、通称IS。
篠ノ之束とかいう女が作ってしまった、この世界で最強の欠陥兵器だ。
なんでか知らんがこのISは女にしか使えないのだ。
こんなもんのせいで女尊男卑とかいう意☆味☆不☆明な考えがすっかり人々に浸透してしまった。
そのせいで、ISとは無関係な女が男をこき使ったりするようになった、それが女尊男卑という時代だ。
実に男が暮らしにくい時代になったものだ。
そんな時代の中、織斑一夏というこの
そしたらもう大変よ、もしかしたら他にもISを動かせる男がいるかも……とか考えたお偉いさん達によってそこら中で男を対象にしたISの適正検査が行われたわけ。
そしたら見つかっちゃったわけだ、そう俺――二人目の男性IS操縦者が。
まあISの適正がある男は最終的に百人くらい見つかったんだけどね?
『こうして俺の一般人として一生を過ごすという夢は儚くも破れましたとさ』
『人の夢と書いて儚い、か』
うるせぇよチクショー。
神縛りの塚並みの耐性が俺にもあれば適性検査の対象にならなかったのに。
「……君! あの自己紹介をお願いしたいんですけど……」
教壇には、山田真耶先生が困り顔で俺を見ている。
……うむ、デカい。
なにがとは言わないが。
『うううっ!』
おっと俺の同居人が心不全を起こしかけている。
早くしよう。
「どうも皆さん、俗にいう二人目の男、兵藤一誠です、気軽にイッセーって呼んでくれよな!」
俺が転生したての頃はここがハイスクールD×Dの世界だとばかり思っていた。
名前が兵藤一誠だし、ドライグが俺の中にいたし、神器出せたし。
だから俺は鍛えまくった。
原作通りに行くにしても、原作ブレイクしまくるにしても強くないと話にならん。
原作の兵藤一誠だって二回は死んでるんだぞ?
俺だって前世のことはよく覚えてないがもう二度もシニタクナーイのだ。
だからドライグとある約束をした。
それはおっぱいでパワーアップしない代わりにいろいろとサポートしてもらうという約束だ。
お陰で禁手(バランス・ブレイカー)もかなり早い段階で取得出来た。
ま、流石に覇龍(ジャガーノート・ドライブ)は諸事情あって使えないが……
「きゃあああああああ!! 千冬様よ!! 本物の千冬様!」
「あの冷ややかな目で見られたい、踏まれたいよう!!」
「千冬様に会う為に今まで努力をしてきました!!」
うん。
現実逃避もこのくらいにしよう。
その後のホームルームは、つつがなく終わったんだ。
だけど……本来の担任である織斑千冬が登場したことで教室がざわめき出しちゃったらもう止まらない。
『止まらないと言えばかっぱえびせんだな』
ドライグ!?ドライグがなぜここに!?まさか自力で復活を!?
『(無言の無言)』
よしギャグを出来るぐらいには復活したようだ。
「静かに! 全くどうしても毎年毎年いつもこうなんだ……私のところにだけ馬鹿が集まるようになっているのか?」
そんな織斑先生のあきれ声が聞こえた……