IS〜もう一人の天災〜   作:クリムゾンレイン

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どうも、クリムゾンレインです。
この小説が始まって2ヶ月が経とうとしてますね。
なのに全然話が進んでないという……かんばります。
実はこの小説総UA1万突破しました!
読者の皆様ありがとうございます!
こんな駄文ですがこれからも応援よろしくお願いします。
では、本編をどうぞ!


VSセシリア・オルコット

side透流

 

アリーナに黒い翼を持つIS《殲滅天使》が舞い降りる。

「ちゃんと、逃げずに来ましたのね」

セシリア・オルコットが専用機《ブルー・ティアーズ》を纏った状態で言う。

「逃げるべきだったのは君だよ」

「なっ!私を侮辱しますの!?」

もはや呆れたよ。

「はあ……俺は別に構わないんだけど始めなくていいの?」

「くっ!……最後のチャンスをあげますわ」

「チャンス?」

「ええ、このまま戦えば私が一方的な勝利を得るのは自明の理。ですから、惨めな姿を晒したくなければ、今ここで謝るというのなら、許してあげないこともなくってよ」

口ではそう言っているが既にオルコットは俺に攻撃する準備を終えている。

「ああ、確かに危険なことをしたことは謝るよ。けどいくら今の君が頑張ったところで俺には勝てないからチャンスなんていらないよ」

「その減らず口、すぐに言えなくしてあげますわ!」

その言葉と同時にオルコットは六七口径特殊レーザーライフル『スターライトmkⅢ』で撃ってきた。

しかし俺はそれを回避する。

ファーストシフトしてないから動き辛い。

「さあ、踊りなさい。私、セシリア・オルコットと《ブルー・ティアーズ》の奏でる円舞曲で!」

決め台詞なのだろうけど最初の射撃を避けられてるのに言うとただ滑稽なだけだよ?

何発か避けて俺は少し驚いた。

狙いは精確だね。賞賛に値するよ。でもそれだけ。

ただ精確なだけの射撃なら簡単に避けれる。

だからどれだけ撃っても俺には当たらない。

「くっ!避けるのはお上手なようですね。ですがこれなら避けられませんわ。お行きなさい!『ブルー・ティアーズ』!」

そう言ってオルコットは第三世代兵器『ブルー・ティアーズ』を飛ばした。

この兵器は遠隔操作でビットを操り、あらゆる方向から攻撃することができるのが特徴。

まあ、《殲滅天使》にも似たようなのがあるけどね?

性能?あんなやつよりも断然に良いに決まってるでしょ?

『ブルー・ティアーズ』が飛ばされるのを見た俺は片手に爆破機能付きダガー『黒牙』を一本だけ展開し、構える。

「遠距離型の《ブルー・ティアーズ》相手に近接武器を使うなんて愚の骨頂ですわ!」

先ほどよりも多い弾丸が自分に向かってくるがそれらを全て避ける。

前、右後ろ、真下、背後から撃ってきたが俺からしたらわかりやすすぎる誘導とかで対処なんていくらでもできる。

しばらく避け続け、一夏のための時間稼ぎもそろそろ良いだろうと思った俺は、プライベートチャンネルでオルコットに回避行動中に気がついたことを言った。

『ねえ、君ビットの操作中は動けないでしょ?』

『なっ!』

『その反応は肯定と見るよ』

俺は追加で『黒牙』を3本展開し、それぞれをビットへ投げた。

ヒュンッーーズドン!

投げた黒牙は全て命中し、爆破させ、ビットを破壊した。

「そ、そんな……」

一度にビットを全て破壊されたことに驚くオルコット。

「あ、あなたは一体何者ですの!?」

「俺?ただのIS操縦時間計30分の二番目の男だよ?」

「じゅ、30分!?嘘ですわ!その動きは代表候補生並みの時間は絶対に必要ですわ!」

「そう言われても事実なんだよね〜」

ISに関わった時間は1000時間を軽く超えるが、操縦時間は本当に30分程だ。

そして俺はオルコットがまだまだ強くなれる素質があることにも気づいたのでアドバイスをしてあげることにした。

『君の射撃はとても精確だね。誇るべきだよ。でもただ精確なだけだから簡単にどこに撃つのかわかってしまうんだよ。だからもっとフェイントとかを混ぜるなりして良い具合に自分のペースに持ち込むことができるようになると強くなれるよ。』

『敵の助言など!』

聞く耳を持たないオルコットから放たれるレーザーを全て避け、俺はさらに続けた。前とオルコットに対する態度が違う?

まあ、いろいろ調べたら過去にいろいろあったみたいだしこんな性格になってしまったのは仕方ないからね。それに元をたどれば俺が原因みたいだしあまり言える立場ではないと思ったんだ。

彼女の場合世間の風潮ではなく親を見てああなってしまったみたいだし。

『まあ、あとはとりあえずビットを扱いながらでも動けるようになることと偏光射撃(フレキシブル)が使えるようになることだね。そのISの強みはフレキシブルだから使えるようになるだけで戦術ももっと広がると思うよ?』

そこまで言うと俺は試合を終わらせるために突撃する。

「ーーかかりましたわね。おあいにく様、『ブルー・ティアーズ』は六機あってよ!」

そう言って俺に先ほどのレーザーではなくミサイルを二発撃ってきた。

だが弾速の遅いミサイルなど簡単に対処できる。

ギリギリまでミサイルを引きつけ、『黒牙』一本を投げる。

『黒牙』はミサイルに当て、二発目を巻き込む形で誘爆させる。

角度的にオルコットからは直撃したように見えただろう。

爆発の煙で見えないのを利用して俺は瞬時にスラスターを吹かし、オルコットの後ろに回り込み新しく六本目の『黒牙』を

取り出して背中に投げる。

投げる瞬間オルコットが気づいたみたいだがもう遅い。

投げた『黒牙』が当たり、爆発する。

「きゃああっ!」

直撃したオルコットは体勢を崩しながらもどうにか持ちこたえる。

「言い忘れてたけど、俺もビット兵器があるんだよね。ウイング!」

そう言って俺は翼のようなビット兵器『ブラックウイング』を飛ばした。

「なっ!なぜあなたがビット兵器を!?」

「それは秘密だよ。まあ、とりあえずビットの使い方を見せてあげるよ。しっかりと見て学習してね」

俺はビットを動かし、四方八方からレーザーを撃つ。

複雑な動きで撃つ俺のビットのレーザーはほとんどがオルコットに当たる。

俺のレーザーが当たってオルコットのレーザーが当たらなかったのはただ俺の操縦が格段に上手いからではなくオルコットのレーザーは見本のような、教科書に書いてあるような動きで規則性がすぐに見つかるので対処がしやすいからなのだ。そこそこの実力しかないやつならキツイかもしれないがある程度の実力があるやつには効かない。

オルコットは自分なりの動かし方というのがない。

基本に忠実なのは決して悪くはない。

だがしかし基本だけにとらわれては勝てない。

少し工夫をするだけで充分強くなれるはずだ。

《ブルー・ティアーズ》のSEが残り三分の一になったであろうところで

「今からの攻撃は君の機体ではできないけど持ちこたえてみてよ」

そう言って俺はオルコットに向かってスラスターを吹かし、双剣の『スカーレット』を取り出した。

高周波で振動するそのブレードは紅く、普通のIS用ブレードよりも少しだけ短い。

そして『ブラックウイング』の砲門の前にレーザーを固定してソードビットのように使う。

「くっ、インターセプター!」

オルコットは近接戦闘用のダガーを取り出すが全部で12本の剣撃がオルコットを襲う。

その剣撃に対処などできるはずもなく、オルコットはなすすべもなく切られ続ける。

オルコットのダガーは砕け、四方八方からの斬撃をなすすべもなく受け続ける。

そして、止めにオルコットを蹴り、地面へ叩き落とした。

『勝者、夜神透流』

千冬さんの勝者を告げる放送が聞こえた。

それと同時にオルコットのISが強制解除される。

「く…………あぁ………あ」

……最後はやりすぎちゃったかな?

少し心配だ。もしかしたら手加減を間違えたかもしれない。

そう考えていると

『フッティングが終了しました。確認ボタンを押してください』

目の前にウィンドウが現れて俺の意識に語りかけてきた。

あ、ちょうど終わったんだ……なんてベストタイミングだ。

確認ボタンを押すと、《殲滅天使》の形が角ばったゴツい形から洗練された美しい形に変わる、ファーストシフトだ。

「ファ………ファースト…シフト!?あ、あなた今まで……初期設定だけの…機体で……戦っていたって…言うの!?」

《殲滅天使》のファーストシフトを見たオルコットは息が切れた状態で驚きを露わにする。

「ん?まあ、そうなるね。それよりも体は大丈夫かい?少しやりすぎたみたいだね、ゴメン。立てるかい?」

そう言って俺はオルコットの所へ降りて手を差し伸べる。

「あ、あなたは本当にお強いみたいですわね。完敗ですわ」

どうにかオルコットは俺の手を取るが立てそうにない。

これは俺が原因でもあるので

「少し、おとなしくしててね。……よいしょっと」

「へ?」

そう言って倒れているオルコットを抱きかかえる。所謂お姫様だっこというやつだね。

その瞬間アリーナの観客席が騒がしくなる。どうしたのだろうか?

「ピットまで運ぶよ。少し揺れるかもしれないけど勘弁してね」

「え?ちょっと、や、夜神さん?///」

オルコットは顔を赤くして驚いている。

負けたことが恥ずかしかったのだろう。プライドが高いみたいだし。

負けた上にこうやって情けまでかけられるなんて……なんて思ってるのかもね。

オルコットの意見も尊重したいけどこうなったのは俺が手加減を間違えたせいだ。これくらいはしないといけないだろう。せめてもの償いだ。

 

俺は世界を狂わせた大罪人。いつかこの罪も償わなければならない日が来るだろう。その時はいつ来るか俺はわからない。だけど必ず自分自身の手で償う。そう『白騎士事件』の日の後に心に決めたのを懐かしく思った。しかし今でも覚悟は変わらない。こんな酷い世界を今よりも圧倒的に差別の少ない世界に戻した後で身をもって償おう。

全ては今よりも優しい世界と俺たち天災の願いの為に…………

 

ピットに着いた俺はオルコットを降ろして言った。

「次は一夏と戦うと思うけど俺と違ってまんま初心者だからあてにしないほうがいいよ。まあ、体が動かしにくいかもしれないけど頑張ってね、オルコットさん」

「……セシリアですわ」

「え?」

「ですから私のことはセシリアとお呼びくださいまし」

「わかったよ。じゃあ俺も透流でいいよ。とりあえずISでわからないことがあったら聞いてよ。俺はそこらへんの教師よりも詳しいからさ」

「そ、そうですの?ではまた今度戦い方を教えてくださいな」

「わかったよ。じゃあねセシリア」

そう言ってセシリアのいるピットから出て一夏のもとへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
ヒロインアンケートの結果が出ました!
ヅメさん様、鷺ノ宮様、TRANS-AM様、BFダーバー様、平家物語様、黒と緑の腕時計様、kisora様、焔光の夜伯様、ハルマゲ様、銀閣様、ゲオルギウス様、柊シノア様、暇人⑨艦これ勉強勢様、たくさんの回答ありがとうございます!
結果発表です!
一位更織簪 6票
二位篠ノ之束 5票
三位布仏本音 3票
四位織斑千冬 セシリア・オルコット、布仏虚 2票
となりました。
束と簪の接戦がすごかったです……。
本当にありがとうございました。
ということで追加ヒロインは簪に決まりました。
頑張って書いていきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
今回の話のことで言っておきますがセシリアフラグは立ってませんよ?ただ書いていたらこうなってしまったんです。

誤字などがありましたらおしらせください。
感想お待ちしてます!
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