IS〜もう一人の天災〜   作:クリムゾンレイン

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どうも、クリムゾンレインです。
いろんな人に読んでもらえて嬉しいです。
今回は自分に文才が無いせいでとても長くなってしまいました。
おかしいところもあると思いますが温かい目で見てください。
それでは本編をどうぞ



一夏ってなんでこんなに馬鹿なんだろう? by透流 後編

side透流

二時間目終了後の休み時間

「なあ、どうやったら千冬姉よりも強くなるんだ?」

「秘密だよ。強いて言うなら鍛えてるからかな」

「そういえば《あの力》ってなんーー」

「ちょっと、よろしくて?」

「へ?」

「何かな?」

話しかけてきたのは金髪が鮮やかで白人特有のブルーの瞳の女子だった。ロールがかった髪ははいかにも高貴なオーラを出していて、

その雰囲気は“いかにも”今の女子という感じだった。

ISが開発された今、ISを操縦できない男性は見下され『女尊男卑』の社会になってしまっているのだ。結果、パシらせれる男性などはたくさんいる。

つまりそういう、いかにも現代の女子が目の前にいた。

腰に当てた手が様になっているのは貴族だからだな。今でも身分制度を使ってるなんて時代遅れにも程があるよ。

たしか、この女子はイギリスの代表候補生だったかな?

たいした危険性も無いし興味ないから名前は覚えてないけど。

ちなみにこのIS学園は無条件で多国籍の生徒を受け入れなくてはいけないという義務のせいで外国人の女子なんて珍しくない。

むしろクラスの女子がかろうじて日本人だという状況だ。

「訊いてます?お返事は?」

うわぁ、めんどくさいよこの娘。

「あ、ああ。訊いてるけど…どういう用件だ?」

「俺はしっかりと返事をしたと思いますが?」

一夏と俺がそう答えると、目の前の女子はわざとらしく声をあげた。

「まあ!なんですの、そのお返事。二番目の方はともかく、私に声をかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」

「………」

「………」

何?この高飛車女。凡人の癖にナマイキじゃないかな?少し痛い目に………。いや、やめておこう後がめんどくさいし。

その代わりにいろいろ調べさせてもらうけどね。

そう心に決めていると

「悪いな。俺、君が誰か知らないし」

と一夏が言った。すると

「私を知らない?このセシリア・オルコットを?イギリス代表候補生にして、入試主席のこの私を?」

そうそう、セシリア・オルコットとかいう名前だったね〜どうでもいいけど。

「あ、質問いいか?」

一夏がなにか気になったみたいだ

「ふん。下々の要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

「代表候補生って、何?」

がたたっ。聞き耳を立てていたクラスの女子数名がずっこけた。

「あ、ああ、あ……」

「「『あ』?」」

「あなたっ、本気で言ってますの!?」

なんだ、そのことか。『あ』しか言わないから何かと思ったよ。

「おう、本気だ」

「……」

今ので怒りが一周回って冷静になったみたいだ。

「信じられない。信じられませんわ。極東の島国というのは、ここまで未開の地なのかしら。もしやテレビがなく、まだラジオを使っているのかしら……」

日本にテレビがなかったらお前らはなにを使っているんだよ。

俺は一夏の発言に頭を抱えて言った

「一夏、代表候補生っていうのは読んで字の如く、国家代表の候補生だよ。」

「お、そうなのか。たしかにそう言われるとそうだな。ありがとな透流!」

……千冬さん、あなたの弟はとてもバカです。

「うん。まあ、簡単に言うと君らからしたらエリートってことだよ」

俺からしてみると凡人には変わらないけどね。

「そう!そうですわ!エリートなのですわ!」

あ、復活した。でもいちいち癪にさわるなぁ。

「本来なら私のような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡……幸運なのですわ。その現実をもう少し理解していただける?」

「「そうか(だね)。それはラッキーだ(ね)」」

とりあえず適当にかえした。

「……馬鹿にしていますの?」

「「そんなことはない(よ)」」

「大体、あなたたちはISについてなにも知らない癖に、よくこの学園に入れましたわね。男でISを操縦できると聞いていましたから、少しぐらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、期待はずれにも程がありますわ」

「俺に期待されても困るんだが」

「……」

一夏は苦笑いしながら言い、俺は不愉快なので黙っていた。

「ふん。まあ、まあでも?私は優秀ですから、あなたたちのような人間にも優しくしてあげましてよ?」

これが優しさなのか。その手の感情はあまり知らないからよくわからないが、違うと思う。

幼い時から人の負の感情ばかり見てきたから正の感情なんてあまり知らない。だって千冬さんはあんなんだし、束さんは参考にならないし、一夏は馬鹿だから参考にしたくないもんね。

「ISのことでわからないことがあれば、……まあ、泣いて頼まれたらおしえて差し上げてもよくってよ。なにせ私、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」

「入試ってあれか?ISを操縦して戦うやつ?」

筆記でどうやって教官を倒すと言うのだろう?やはり一夏は馬鹿だよ

「それ以外に入試などありませんわ」

ほらね?

「あれ?俺も倒したぞ、教官」

ヘェ〜。一夏って少しは強くなったんだね〜〜

「はい……?私だけと聞きましたが?」

俺は引き分けたなぁ〜。相手は千冬さんだったし。武器が壊れたし。

「女子ではってオチだったりして……」

俺がボソッと言うとピシッと言う音が聞こえたような気がした。

「まあ、倒したっていうかいきなり突っ込んで来たのを避けたらそのまま壁にぶち当たって気絶しただけなんだが……」

うーん。それって勝ちでいいのかな?

「では、私だけではないと?」

「いや、知らないけど」

なんかこの高飛車女から何かが崩れ去っているような気がするのは俺だけなのかな?

「そ、そこのあなた!あなたも教官を倒したっていうの!?」

いきなり俺にふられちやったよ

「俺は引き分けたよ。相手は千冬さんだったし、途中で武器壊れるし。ちゃんと整備してない証拠だよ。」

本当にあれはダメだ。ここの整備課には一から指導しないと…

「なっ!あの人と引き分けたと!?」

「えーと、落ち着けよ。な?」

「これが落ち着いていられーー」

キーンコーンカーンコーン。

一夏の言葉も虚しく効果がなかったが3時間目のチャイムは効果があったみたいだ。

「っ…!また後で来ますわ!逃げないことですわね!よくって!?」

めんどくさいがとりあえず俺たちは頷いておく。

「それではこの時間は実践で使用する………その前にやることがあったな」

一、二時間目と違って千冬さんが教壇に立っているのだが授業よりも大事なことがあるらしい。

「授業の前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める」

ヘェ〜、そんなのがあるんだ。俺はなりたくない、めんどくさいし。

「クラス代表者とは対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席………簡単に言えばクラス長だな。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力を測るものだ。今の時点でたいした差はないが、競争は向上心を生む。一度決まると一年間変更しないのでそのつもりで」

ザワザワと教室内がが色めき立つ。なるやつは大変そうだね。

「はいっ。織斑君を推薦します!」

「私も賛成です!」

……一夏、ドンマイ。

「じゃあ、私は夜神君を推薦します!」

なんで俺もなの!?のいうか『じゃあ』ってついでなら言わないでよ

「では候補者は織斑一夏と夜神透流……他にいないのか?自薦他薦は問わんぞ」

「お、俺!?」

一夏が声を上げ、席を立った。やっと気付いたんだね、鈍すぎるよ。

「織斑。席に着け、邪魔だ。さて、他にいないのか?」

「千冬さん。俺は辞退します」

「そうだ!俺もそんなのやらなーー」

「自薦他薦は問わないと言った。他薦されたやつに拒否権はない。選ばれた以上は覚悟を決めろ」

俺と一夏の抗議は失敗のようだ。

「い、いや、でもーー」

「待ってください!納得がいきませんわ!」

一夏の発言を遮って高飛車女が声を上げた。

「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!私このセシリア・オルコットに一年間もそのような屈辱を味わえとおっしゃるのですか!?」

この物言いは喧嘩を売ってるようにしか捉えられないだろうね。

「実力で言えばこの私がクラス代表になるのは必然。物珍しいからと言う理由で。極東の猿にされては困ります!私はこのような島国までIS技術を学びに来てるのであって、サーカスをする気は毛頭もございませんわ!」

ヤバい、久しぶりにキレそうだ。あっ、千冬さんも山田先生も怒ってるみたいだね。とりあえずもうちょっと我慢しよう。

「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれは私ですわ!」

この世間知らずに言いたいね実質最強は俺だって言うことを。

「大体、文化としても後進的は国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛でーー」

もうダメかも

「イギリスだって大してお国自慢ーー」

ドウンッ!

一夏の声を遮って俺がDE(デザートイーグル)を発砲した。

これで教室は静かになり、千冬さんを含めた全員が唖然としていた。

「ねぇ、静かにしてくれないかな?さっきからうるさいよ?」

俺の怒気を含んだ声に全員が怯えながら俺を見ていた。

「お、おい!危ないだろ透流!なにやっーー」

ドウンッ!

「うるさいって言ったよね?」

俺は一夏の真横を撃ち、黙らせた。

「だいたいさ、そこの高飛車女は何を言ってるのかな?文化として後進的?イギリスの方がよっぽど後進的だよ。貴族制なんていつまでやってんのさ、イギリスは一世紀遅れてるんだよ。それにISを開発したのは日本人、ブリュンヒルデも日本人だよ?未だに束さん無しではコアすら作れない国がいきがらないでくれるかな?」

そこで高飛車女はやっと復活したようで

「あなたっ!私の祖国を侮辱しますの!?」

「侮辱も何も現実を言ってるだけだよ?それとみんないきなり発砲して怖がらせちゃってゴメンね?」

そう言って俺はみんなに笑顔を向けた。

それを見てみんなはまた、ポカンとしている。

「くっ、いいですわ!決闘ですわ!」

その言葉に一夏が

「おう、いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい」

「……」

「言っておきますけどワザと負けたりしたら私の小間使い…いえ、奴隷にしますわよ?」

「そこまで腐ってはいない。ところでハンデはどれくらいつける?」

「あら、早速お願いかしら?」

「いや、俺がどれくらいハンデをつけたらいいのかなーと」

「……」

そこでクラスからドッと爆笑が起こった。

ちなみに俺はさっきから黙っている。

「お、織斑君それ本気?」

「男と女が戦争したら3日も持たずに男が負けるって言われてるのよ?」

みんな本気で笑ってる。そこで俺は

「何を言ってるの?それはISが使えるからでしょ?ISがないと勝てないのにさ、もしISが使えなくなったらすぐに女が負けるよ?」

「何言ってるのよ夜神君。ISが使えなくなることはないわよ」

「そうとも言い切れないんだよね〜これが」

「一体さっきからなんなんですのあなたは!いい加減に黙ってーー」

カチャーー

俺は高飛車女にDEを向けた

「そんなものISの前では何の役にも立ちませんわ!」

「そう?」

ヒュッー

その音とともに俺は移動した。一瞬で高飛車女の後ろまで移動したので消えたように見えただろう。

「えっ!」

「夜神君が消えた!?」

「ここだよ」

「「!?」」

クラスのほぼ全員が後ろにいる俺を見る。だが高飛車女だけが動いていない。いや、動けないのだ。移動した一瞬の内に高飛車女を極細のをワイヤーで縛ったのだ。

「今ので一回死んだよ?」

カチャーー

そしてもう一度高飛車女にDEを向けた

「さあ、早くISを展開してみてよ。出来るものならね」

そう言って俺は指を鳴らした。

そして高飛車女はISを展開しようとするが……

「!?」

展開できない。

そう、俺が開発者権限で展開できないようにしたのだ。

「ねぇ、早く展開しないと死ぬよ?」

そう言った俺に

「あなたっ!一体何をしたんですの!?」

前を向いたまま高飛車女が言った。

「なんのことかな?」

「ふざけないでくださいまし!」

「うるさいなぁ、ここで君は死んーー」

「夜神!!」

千冬さんが割り込んできて俺に言った。

「そのワイヤーを解け。」

「わかりました。でも、これでみんなわかったかな?ISがないと何もできないってこと」

「「「……」」」

みんなが黙り、

「夜神、お前も持っている武器を渡せ。それは没収だ」

「はい、わかりましたよ。どうぞ」

俺は持っていたDEとワイヤーを渡した

「全てだ」

そう言われ、隠していた武器を全てだした。

ベレッタM92F×1

コルトM1911A1ガバメント×1

コルトSAA×1

IMIマイクロUZI×1

ウィンチェスターM1887×2

チャフグレネード×5

スタングレネード×5

スモークグレネード×5

日本刀×4

鎖鎌×2

ワイヤーガン×2

サバイバルナイフ×4

ワイヤー×2

マガジン各2つずつ

この量を見て教室にいる全員が驚いていた。

「俺も仕事があるので最低これだけは持って置きます」

そう言って俺は各グレネード類全部とガバメント、あとサバイバルナイフ4本を収納した。

「お前はーー」

「邪魔はしないでください。例え関係者といえども了承はできません」

「くっ、わかったそれでいいだろう。後で職員室に来い」

「わかりました」

そう言って俺は後ろを向き笑顔で言った

「みんな怖がらせてしまってゴメンね?俺は基本危害を加えるつもりは無いから信じて貰えるとうれしいかな」

その言葉を聞いてみんなは唖然としていた

「さて、話は纏まったな。それでは勝負は一週間後の月曜日。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコットと夜神はそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」

それから授業が始まり、平和に終わった。

にしてもなんで一夏はこうもバカなのだろう……

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
誤字や指摘、アドバイスなどがあれば教えてください。
それと現実が忙しくなり始めるので一話一話の間が長くなるかもしれません。
本当にすいません。
それでも頑張っていきたいと思いますので応援お願いします。
感想は原動力になりますのでよろしくお願いします。
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