IS〜もう一人の天災〜   作:クリムゾンレイン

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どうも、クリムゾンレインです。
最近リアルが忙しく、なかなか執筆に打ち込めません。
頑張ってやっていきたいです。

では本編をどうぞ


過去の罪と謝罪

side一夏

俺は今凄いことになっている。

透流と別れて自分の部屋に入ると、シャワー上がりの箒がタオル一枚で出てきたのだ……

「い、い、一夏……?」

「お、おう……」

名前を呼ばれて思わず頷く。すると箒は顔をボッと真っ赤にした。

そ、そりゃあシャワー上がってすぐに異性がいたらそうなるだろう。

俺でも反応や対応に困る。

「ッ………!み、見るな!」

「わ、悪い!」

慌てて顔をそらすチラッと見えた横目の視界では……ヤバい、考えるな俺!

「な、な、なぜお前が、ここ、に、いる……?」

すごくぎこちない動きで俺に聞いてくる箒。

「いや、俺もこの部屋なんだけどーー」

そこからの動きは早かった。世界記録並みに。

箒は木刀を取ると俺に向けて構え……ヤバい!このままだと俺死ぬ!

俺は一目散にドアを目指した。

バタン!

間一髪間に合った背中で締めた反動が遅れてじーんとやってきた。

「た、助かっーー」

ズドン!

か、顔の真横に木刀の切っ先が突き出していた。

木製のドアを木刀で貫通するってどういう技術があればできるんだよ。

ズズズズ……木刀が元に戻ってく。ほっ諦めてくれたか。

ズドン!

「って、殺す気か!かわさなかったら死んでたぞ!」

数秒前まで俺の頭があった場所に鋭い打突が飛んできた。

「一夏!大丈夫!?」

「と、透流!?」

た、助かった……俺がそう思っていると、ドアの惨状を見た透流の雰囲気が変わった。

「一夏、敵の特徴はなんだ?」

「えっ?あ、ああ、ちょっと箒がさ…」

俺がそう言うといつもの透流の雰囲気に戻った。

「箒さん?一夏、一体君は何をしたんだい?」

まあ、普通はそう思うよな。だが詳しくは俺もわからん。

「いや、ちょっと部屋に入ったら箒がシャワー上がりでさ、その、バスタオル一枚だったんだ。ちょうど出てきたところで、それを俺が見てしまってこうなことになってるんだ」

「何をやってるのさ。はあ、ちょっと待ってて話をしてくる。絶対に中に入ってこないでね」

そう言って地獄の門(俺の部屋のドア)を開けて入っていった。

生きて帰ってこいよ、透流……

 

side透流

音を聞きつけて一夏の部屋に行ったがただのちょっとした喧嘩だった

ので俺は少しホッとした。

しかし一夏の部屋の扉は穴だらけだ。

一夏が言うには犯人は箒さんらしい。

これはさすがにやりすぎなので一言言っておかなければいけない。

俺も箒さんに言わなければならないことがあったのでちょうどいい。

しかし話の最中に一夏に部屋に入ってこられると困るので一応入ってくるなとは言っておいた。

さて、ここからは俺の問題だーーー

「箒さん、入るよ」

そう言って俺は部屋に入った。

その瞬間

ビュンーー

俺に向かって木刀が振り下ろされた。

しかし

パシッ、

それを俺は右手の人差し指と中指で挟んで止めた。

「なっ!?一夏ではないだと!?……なんだ、夜神か。今のはすまなかったな。それで、なんで貴様がここにいるのだ」

相変わらず俺に対して棘のある言い方で話す箒さん。

「箒さん、一夏が悪いのはわかるけどさすがに扉の破壊はやりすぎだよ。それと今のが俺だったから良かったけど違ってたら重症間違いなしの一撃だったよ?気をつけてね?」

とりあえず今のことについて注意した。

すると箒さんは

「それだけか?だったら早く出て行って欲しいのだが」

明らかに俺が嫌いみたいだ。

「ごめん。実はそれだけじゃないんだ、俺自身箒さんに言っておかないといけないことがあったからでもあるんだ」

「私には無い」

そう言って突き放そうとする箒さん。

しかし俺はその場で土下座をして

「本当にゴメン、箒さん!俺のせいで箒さんの家族が離れ離れになってしまった!俺が束さんの研究を手伝ったせいでとてつも無い罪を犯してしまった、俺が手伝いさえしなければあと3年はあんなことにならなくて済んだのに俺のせいで………本当にゴメン!!」

そう言ったところで箒さんが

「今さら誤ったことで何になると言うのだ!貴様と姉さんのせいで私たちがどうなったか!ISさえ無ければ、『白騎士事件』さえなければ私たちは!!」

今まで溜め込んでいたであろう思いを怒りを露わにして叫んだ。

「ーーゴメン、本当にゴメン。今の俺には謝ることしかできない。

あの時、俺が束さんを止めていればこんなことにはならなかったのに……俺がもっとしっかり『白騎士事件』の案を否定しておけば、止めておけばこんなことにはならなかったのに……」

俺は泣きながら誤った。家族と会えなくなることの悲しさは俺も知っている、殺され、血だらけになったもう二度と目覚めることのない母さんを抱きかかえて泣いたから。

親と会えなくなる悲しさを知っている分それを思い出して自分も泣いてしまっていた。

「せめてあの日、束さんが勝手に『白騎士事件』を起こさなければ良かったのに。それを止められなかった……」

そこまで聞いていた箒さんは

「どういうことだ、あの日のことについてもう少し教えろ」

何かに気がついらしく箒さんが聞いてきた。

「『白騎士事件』が起こる前、完成したISについて束さんは政府に話に行ったんだ。けど当時高校生だった束さんの言うことを信じた人はいなかった。それで怒った束さんは『白騎士事件』を起こすことを話してきたんだよ。当然そんなことが起きれば世界は混乱するから止めたんだ。代わりに2人で宇宙を目指そうって言ってね。でもあの日、束さんは俺の話を無視して『白騎士事件』を起こしたんだ。あの時俺は一夏や箒さんと学校にいたから気付いた時には手遅れだった。

そして『白騎士事件』でISの性能は全世界に知れ渡り、俺と束さんが目指していた宇宙開発ではなく、軍事兵器として使われることになってしまった。これがあの事件のことだよ」

「それは本当なのか?」

「うん、本当だよ」

「そうか。では一夏が気にしていたが小学校卒業後はどこに行っていたのだ?」

「それは……じゃあその後の続きを簡潔に話すよ」

「ああ」

「あの後、束さんは失踪し、俺は小学校卒業後世界に旅に出て『便利屋のナイト』として過ごしてきた。

そして今。俺はある依頼を受けてここに来たんだ。

それは一夏と千冬さん、そして箒さんの三人の護衛をね。

依頼主は、束さんだ。正直また何か始まるかもしれない。

でも俺にはもう前もって止めることはできない。でも三人は必ず守ってみせる。

そして束さんを今やろうとしている計画を完了する前に止めてもう一回やり直そうと思ってる」

そう言い切った俺を見て箒さんは

「そうか。私は今まで勘違いをしていたようだ。全て悪いのは姉さんみたいだな。今まで済まなかった透流、あんな姉のためにそこまで考えてくれて」

「いや、悪いのは俺も同じだよ。謝罪と言ってはなんだけど俺にできることなら言ってね。なんでもやるから」

「そ、そうか。なら考えておく。それよりだな、私のことは呼び捨てでいい。だからこれからは昔のように私も透流と呼んでいいか?」

「いいよ。これからもよろしくね」

そう言って2人で握手をした。

「じゃあ、俺は部屋に帰るけど一夏と仲良くしてね?」

「あ、ああ。わかった」

そう言って俺は部屋に戻った。

 

部屋に帰ると

「夜神さん、何かあったんですか?」

リーシャが聞いてきた。

あ、そういえばリーシャと話してる最中にいきなり飛び出してたんだった。

「一夏の部屋でトラブルがあったみたいでね。話の途中でいきなり飛び出してゴメン」

「いいえ、気にしないでください。大事な理由があったんですよね?それなら仕方ないことです。私は気にしてないですから」

俺が謝るとリーシャはそう言ってくれた。

とてもいい人だな、よかったよ。

「ですが、やはり今回も仕事でここに来たんですか?」

「そうだよ。詳しい内容は言えないけどね」

依頼については当事者にしか言わない。当たり前のことだ。

「そうですか……あまり無理はなさらないでくださいね?」

仕事だとわかったリーシャは関係ないのに心配をしてきた。

なんでだろう?あれか、お人好しなのか。

まあ、でも心配をされて嬉しくないわけではない。だから

「うん。まあ、善処するよ」

そう言って夜は少し話をしてから寝ることにした。

 




どうだったでしょうか?
実は幾つか要望などがありましたのでアンケートを取りたいと思います。
ヒロインなんですが追加して欲しい人はいますかね?
箒は厳しいですが他のキャラならできそうですので希望があれば言ってください。
できる限り読者の皆さんの希望に応えたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします!
感想や指摘、そしてアンケートの答えなどお待ちしています。
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