東京喰種x化け狐 作:カネキ
俺は我が家に帰ってきた。
場所は11区でそこらへんに建っている
中古の一軒家だ。隠れ家にはもってこいの場所だ。
俺は戸籍が無いため喰種の協力者に代理で購入してもらい、ここを使っている。
11区は他の区より比較的に安定した地区で喰種でも過ごしやすい。
歩いているだけで絡まれないのがこの地区のいいとこだ。
リビングに入り、ソファーに腰を掛けテレビをつけニュース番組に替える。
ニュースではわずか1ヶ月の間に東京中のATMが100ヶ所以上、破壊されて現金が盗まれる事件が発生したと連日、報道していた。
被害総額は2億を超えているらしい。被害総額は2億8000万に上るのだそうだ。
犯行手口は予めカメラの位置を確認をして実行するときに周りのカメラをすべて壊して、銀行に侵入しATMを破壊するそうだ。
そして銀行のシャッターが破壊された瞬間に監視カメラもすべて壊れてしまって証拠がないらしい。
まったくもってありえない事件として警察は約3億円の行方を追っているらしい。
俺は断言する。警察じゃ見つけられるはずがないと。だって約3億円はこの家の地下に厳重に保管しているからだ。
そう俺が犯人だ。やはり生きていくには金が必要だ。だからさっさと稼ぐために俺は盗みをしたんだ、
俺にしかできない方法を使って。
その方法は絶対にばれない、ばれるはずがない。
何故なら喰種にも人間にも見えないのだから。俺にしか見えない黒い幽霊を使って。
金の使い道は基本、服や靴等そして家賃ぐらいだ。
「シャワーでも浴びて食事にでもしようかな」
俺はニュースを見て優越感に浸りながら脱衣所に向かった。
服を上着から、そしてジーンズの順番で脱いでいく。
毎日、鏡で俺の肉体をチェックしているが我ながらかっこいいと思う。
無駄毛なんて俺の体には一切生えていない。産毛すらない俺の肉体美、やはり永久脱毛はいいな。
最後のパンツを脱いで、今まで脱いだものを全部洗濯機にぶち込む。洗剤を適量入れて洗濯機を回して風呂場に入った。
今日は噂の梟と戦ったがあいつは硬さが足りなかった。俺の鱗赫を相手するには物足りない相手だった。
赫者と聞いて期待していた反面、俺との差がありすぎて萎えてしまった。
俺はお気に入りのシャンプーとリンスを使い丁寧に髪の毛と頭皮を洗っていく。
そして刺激の弱い石鹸で優しく身体を隅々まで洗い、お湯で身体を洗い流す。
これを3セットだ。汚いのは嫌だから仕方がない。
3セットを終え、風呂場で身体をタオルで拭き、そして乾かす
そして浴槽に入りゴム栓を差し、手足の爪をシャイナーで15秒程軽く磨く。準備は整った。
「それじゃあ――いただきます」
俺からすると他人を喰らうなんてありえない。
俺は人間でいうところのベジタリアンだ。他の喰種や人間を食べることなんてできないだから。
俺の身体の味は最高だ。異論は認めない。
まずは左足の指からだ。左足を太腿から千切り取る。
足の指は大きさがバラバラで身の付き具合も少なめだがゴリッと思いっきり噛み、そして飲み込む。
足首は比較的身が薄く、骨が扇状に広がっているため付け根から食べる。
次は無くなった足首から下を食べる。足は筋肉が多く付いているため味もおいしくそして軟らかくて食べやすい。
太腿まで食べつくすと次は同じように右足を食べる。
足を食べ終わると、左腕の左指を一本ずつ食べるとしよう。親指から順に食べていく。手についた調味料を舐めとるように。
指はコリコリ、そしてごりごりして身も少なく味も薄いけど、これを初めに食べないと始まらない。
指を食べた後は掌を食べる一口ずつ、一口ずつ。指に比べて身が多いため軟らかく食べることができる。
次は無くなった手首から下、すなわち肩まで食べる。大口を開けて。
骨が太いがそれを承知で噛み砕く。顎のトレーニングも重ねて食事もでき一石二鳥だ。そして味も中々いい。
肩まで食べ終わると次は口直しで左目を抉り取りぺロりと口に運ぶ。レロレロと口の中で唾液を塗りたくり
ぐちょ、ぐちょとワザと音を立てながら食べると歯ごたえがよくわかり楽しい。
次は右目だ。左目と同じように音を立てながら歯ごたえを楽しむ。
両目を抉りとったら、同じように右腕を食べる。ここまでが1回目の食事だ。
次は2ラウンドだ。手足を食べ終わるころには失血死しかけているので、とりあえず死ぬのを待つ。
リセットするタイミングは死んだときだ。何故かわからないが俺は不死の体質らしい。これは絶対に守り通さなければならない秘密だ。
死んだら視界も戻り欠損した手足も元に戻る。
今度は腹に両手を突っ込み、臓器を次々と引き抜いて食べていく。もちろん心臓は最後だ。
ものすごく長いチューブのようなものが出てくる。たぶん腸だ。口に運ぶ。温かくて程よく甘く最高だ。
俺は腸、胃、肝臓以外はほとんどわからない。でもとてもとてもおいしい。抉りだす手が止まらない。
そして肺を食べる。しかしコツがいる。抉ってすぐに食べて心臓に移らなければならない。
息ができず、好物の心臓が食べれるなんてなんて俺は幸せ者なんだろう。
肺を抉り、素早く噛み飲み込む。急いで心臓を抉りだす。俺はもう呼吸ができなく意識が落ちそうになっている。
その状態で心臓を口に含み噛む...一噛みすると抉りたての心臓なため血がドピュドピュと口の中で跳ね歯ごたえが軟らかく最高にたまらない。
ここで窒息死する。
そして3ラウンドに入る。
今までの食事ははっきり言って、俺が楽しむための食事だ。これからのは俺が最強でいるための食事だ。
俺は赫者だ。しかし他の赫者と違ってそこに至ったプロセスが違う。
赫者とは喰種が共食いを続けた結果、赫子が全身を覆う様に変化した姿で、変化が不完全な個体は『半赫者』と呼ばれる。
そして高い再生能力と防御力、攻撃力に裏打ちされた高い戦闘能力を得ることができる。
俺は半赫者は見たことが無い。俺はずっと俺を食べ続けていたらいつの間にか赫者になっていた。
しかし最初の食事は顎の筋肉を鍛えるついでに食事をとるという方法。
二番目はおいしい食事をとりながらRc値を高める方法。
三番目は赫包を何十回も何百回も食べ続ける方法だ。
食べれば食べるほど俺の赫包の質は良くなりRc値の上昇量も増える。
簡単に言うと赫者を食べまくるコースとでも言おうか。
でも変なコツがいる。抉った赫包はなるべく遠くに置かなければ何故か一緒に戻ってきてしまう。
そこで黒い幽霊を使う。黒い幽霊は俺が捨てられた時からずっと傍にいてくれた相棒みたいなものだ。
使いこなすにはかなりの時間を費やしたが。
さぁ、最後の晩餐に移るとしようか。
俺は血が溜まっている浴槽に膝をつき項垂れる。そして黒い幽霊2体を出し、1体で赫包を抉る。
そして1m離せば問題ないので大きいおぼんに赫包を投げ捨てる。
俺と黒い幽霊は視覚を共有しているので置いた瞬間に残った1体が首を刎ねる。
首を刎ねると血飛沫が出るので浴槽に血が溜まる。これは赫者の血だ。
俺の血の色は、他の喰種や人間と違い真っ赤に淀んでいる。
Rc値を上げるには最高の飲み物だ。味も独特でいい。
浴槽が血で満タンになりそうだったらそれを飲みまくる。
1時間は赫包を増やしながら血を飲む。
そして5分で増やした赫包を食べるのを何時間も繰り返す。
ちなみに黒い幽霊は同時に使えるのは5体まででそれぞれ1時間は持つ。
1時間もすれば赫包は55個は余裕で超えている。
赫包は抉りたてでないため温かくはないが特上の味がする。とても濃厚で鼻に残るような感じだ。
俺は暇なときは3番目の食事をし、更なる高みを目指す。
3時間後、腹が満たされたので浴槽に溜まった血をすべて飲み干した。
再び身体を流して自室に向かいベッドに飛び乗り、目を閉じた。
わかる人にはわかるはず。
タグに入れてないのはネタバレになるためかな?