東京喰種x化け狐   作:カネキ

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月は出ているか?


遭遇

俺は喫茶店にいる。店の雰囲気はレトロチックで年配の方が多い感じだ。

作者は知らないがタイトルはバビロンの偽証。人気って書いてあったから購入した。

読めない小説を無理やり読もうとして時間を潰してた。知らない漢字がたくさん出てきた。漢字は難しいな。

ここのコーヒーは俺が作るインスタントよりおいしいから何回かおかわりした。

これ以上ここに居座ると白鳩に目を付けられそうなのでそろそろ出ようかな。

店にある時計を見ると、もう夕方4時を過ぎていた。

そろそろ住宅街に向かおうとしよう。

 

支払いを済ませて店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

微side

 

「田中特等。私達も骸拾い確保に同行してもいいだろうか」

私は3区に配属されている特等の所を訪れていた。

 

「私が支部にいないときに襲撃されて取り逃がすとはどういうこと何でしょうか?まぁそれはいいとして、24区の調査よりも骸拾いを狙っている狐の掃討が優先なのですか?」

此奴はいちいち分かりきったことを聞いてくるので私は嫌いだった。

 

「赫者を放っておくことはできないはずだ。狐は唯でさえ強いのにこれ以上強くなっては手遅れだ!」

これだから頭が固い奴は嫌いだ。

 

「Rc値が測定不能の赫者か。しかしですね...」

 

「真戸特等、局長からお電話です」

とうやら新人君が本部に書類を持って行ってくれたらしい。

 

「お電話代わりました、真戸です」

 

「いきなりだがRc値が測定不能の赫者で赫子は鱗赫。本数は今の所15本と書類には書いてあったが本当かね?」

 

「はい本当です。狐は共食いを主にしている喰種と思われます。そして3区の資料室が何者かに荒らされてしまっていて多分ですが狐の仲間がやったとみています」

 

「狐の目的は何と思うかね?」

 

「レートの高い喰種を喰らうことではないでしょうか。3区の一番レートが高い喰種は赫者の骸拾いです。私達24区捜査チームも3区の面々と共に狐と骸拾いの掃討、または確保に参加してもよろしいでしょうか?」

 

「許可しよう。Rc測定不能の鱗赫の赫者、狐。最重要駆逐対象、そしてレートSに認定する。任せたぞ真戸特等」

そうその言葉を待っていた。これで田中も断ることができないはずだ。待っていろ狐。

「任せてください局長。では」

私は電話を切った。

「局長から許可が下りた。私達24区捜査チームも参加するのでよろしく、田中特等」

私は嫌味ったらしく声をかけてやった。

 

 

 

 

微side out

 

 

 

 

支払いのせいで財布の中身はすっからかんだ。

どうせ俺の金じゃないから別にいいけど。

 

「骸拾いってどんな奴かな。赫子は何かな~」

梟は腹を弄繰り回したら赫包が無かったから、尾赫はないとして消去法として羽赫のはずだ」

羽赫は梟で戦ったし、甲赫、鱗赫、尾赫のどれかの赫者だったら嬉しいな。俺はどんな赫子が来てもいいように戦いを、シュミレーションしながら住宅街に向かっていた。

「どうやって釣ろうかな~」

俺の血で釣れるかな?俺の血はRcが濃すぎるから匂いが凄い。脳を刺激する本能を呼ぶ匂いと俺は思う。飲むと味は最高で血酒にしたこともある。

かなり広範囲まで匂うはずだから餌には丁度いいはずだ。でも他の喰種が来たらどうしようか。そうか殺せばいいのか。身体を裂いて餌に替えればいい、俺は食べないけど。

でもマスク無いから誰かに目撃されたら皆殺しにしよう。結果的にそうなってしまい、酷い現場出来上がりそうだ。

 

「微さんには、まだ見られたくないからな~」

そっか顔だけ赫子を纏えばいいのか。状態的に半赫者みたいな感じだな。よしそれでいこう!

 

「早く会いたいな♪」

徹底的に遊んでやろう。手足の骨を砕いて腹をかき混ぜて、最後は放置でもしておくかな?

俺は骸拾いとの出会いを楽しみにしながら足を進める速度を上げた。

次第に景色は変わり住宅街に入った。空はもう真っ暗だった。

時間はわからない。少し歩くと小さな公園があって遊具が滑り台とブランコだけだった。俺は二つしかないベンチに腰を掛ける。

試しに匂いを嗅いでみるが喰種の匂いは近くにない。

耳を澄まして音を聞くが夜風と人間の家族団欒の声が伝わってくるくらいだ。

俺はここら辺の道がどうなっているのか、わからないので散策することにした。

 

 

かなり歩いたが喰種の匂いがわずかにしか残っていないし捕食現場にすら巡り会わない。

「はぁ、もうだるいな~。俺の身体で釣るか」

俺は心臓を右手で抉り出す。穴から大量の血が流れて盗んだシャツが血塗れになる。そして心臓を地面に思いっきり投げつける。そうしたら水風船のように真っ赤な血を撒き散らしながら破裂する。数十秒後には俺は死んで復活する。

心臓が破裂するのが意外にも面白いのでこれを繰り返すことにした。5分もしたら周りは血だらけで、とても濃いくて甘い匂いがそこら中からしていた。

 

 

 

 

 

 

 

多分2時間は過ぎたと思う。

空はもっと暗くなり、夜風が冷たい。

暇なので腕を千切ってそれを壁に押し付けながら、塗りたくりながら歩いていたが寄って来るのは唯の喰種だけだった。

もちろん皆殺しにした。身体を引き裂き臓物を道にぶち撒いて、それを踏みつぶす。ぐちゃ、ぐちょと音を立てて無残な光景が辺り一面に広がる。

そして頭を千切り取り壁に擦って遊んでいた。ペンキを塗るような感じかな。

血が出なくなった頭はリフティングして遊んでいたりしたが、何分もしたら飽きたので今度は、目を抉ってテレビで見たジャグリングをした。全然うまくできなくて腹が立ったので、そこらへんに投げ捨てた。

 

「骸拾いこないかなぁ~。暇すぎて死にそうだ」

不幸中の幸いか俺が遊んでいる姿を人間には見られなかった。

小腹がすいたので何回も臓器を食べて飢えをしのいだ。それを繰り返し時間を潰した。

その行為で俺は血塗れで、俺の身体からは最高の匂いが脳を刺激して余計に食欲が増してしまった。

 

 

 

 

 

何時間も待ったけど骸拾いは全然現れない。

雑魚ばっかだ。そのお蔭で俺の周りは死体の山が築かれていた。近くにいる喰種は嫌でも匂ってしまうほどの匂いが辺りに満ちていた。

すると喰種の匂いが遠くの方でした。そいつは俺に気付いているのか慎重に、俺のほうに近づいてきていた。

俺は幽霊を出し匂いの元に送った。そいつは袋を持っていて鎧を纏っている喰種だった。

見たとこ甲赫か?向こうは俺の匂いはわからないはずだ。俺は身体中に返り血や自分の血を帯びているので匂いがぐちゃぐちゃだ。

そこで俺は幽霊を使って、骸拾いを油断させようと考えた。

新しく幽霊を出す。俺は地面に倒れこみ幽霊が心臓を握る。無理やり鼓動を止めようとして仮死状態に陥る。

死ぬのが遅れたら逃げられるかもしれないので心臓に指を一突きして出血させておく。これで準備は完了だ。

 

俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が目が覚めたときは骸拾いがバラバラになっている人肉を拾い集めていた。

 

「ビンゴ。待ってたぜ骸拾い」

俺は立ち上がって声をかける。

 

「お前、死んでいなかったのか」

不思議そうに俺を見つめ、問いかけるが俺は問答無用で襲い掛かった。

俺はワザと鎧で覆われている腹部を狙った。力一杯殴る。結果は俺の手の骨が砕けた。少し硬いと思う。

多分、俺の骨では衝撃に耐えられないのだと思う。

それでも俺は赫子を出さずに攻撃を続行した。

今度は顔面を狙うが防がれる。やはり赫子なしではきついな、赫子を出すとしよう。

 

「1本で十分かなぁ!」

出してすぐに突いたが躱された。

鱗赫での突きは自信がある方なのだが避けられてしまった。むかついた。

 

「その程度なら遠慮なく行かせてもらうぞ!半赫者!」

今度は骸拾いの攻撃だ。攻撃を防いでも甲赫の硬さでダメージが残る。そして一発一発が重たい。

俺は奥にある壁まで吹き飛ばされてしまった。これだけ距離をとれば十分か。

俺はかっこよくて喰種で一番強いはずなんだ。負けるはずがない。手加減してやってるのにここまで調子に乗られると、ちょっとだけ本気で叩きのめしたくなる。

 

俺は立ち上がり赫子を14本だし合計15本になった。

そして身体中を赫子で覆う。

 

「骸拾い、あまり調子に乗るなよ」

彼奴の赫者は鎧を着こんでいる感じだろうが、俺の場合は全身をとても固くして再生力がある鱗赫で覆っているのだ。本来脆いはずだけど俺のは別物だ。

地面を強く蹴る。凄まじい速度で骸拾いの前まで接近することができ、そのまま勢いを乗せた右ストレートを顔面にお見舞いした。

 

今度は骸拾いが奥の壁まで吹っ飛んでめり込むが、頭を押さえ血反吐を吐きながら立ち上がった。

 

「お前、赫者だったのか...」

 

「そうだよ。こっちが手加減してのに調子に乗ってるからちょっとだけ本気出すぜぇ?」

15本全てを骸拾いに向ける。

 

「これを人前で使うのは初めてだな。感謝しろよぉ!」

向けていた鱗赫の先端からRcの霧状が出る。そこから羽赫のような弾丸を撃ち続けた。

骸拾いは頭を庇いながら横に飛び込み回避したが俺は逃さない。後を追う。

 

「待てよぉ。もっと遊ぼうぜぇ」

走って追いかけながら鱗赫でRcの弾丸を撃ち続ける。コンクリートの壁を貫通して民家にあたり悲鳴が聞こえるが気にしない。

必死に俺から逃げる骸拾いだが、すぐに追いついた。凄まじい速度でありえない量のRcの弾丸が骸拾いの鎧に突き刺さる。

 

「どうしたぁ! もう逃げないのかぁ? そうか弾幕が止んだ瞬間に攻撃するのだろぅ? 待ってても無駄だぜぇ? 弾切れなんて起こさねえからさぁ」

俺の溜まりに溜まっているRc細胞が切れるわけがない。でもこのままだと膠着状態だから、ざくっと一発喰らわせてやるとする。

 

「しょうがねぇから終わらせてやるよぉ」

鱗赫2本で足を絡めて空中に投げ飛ばす。ここまでしたら俺のもんだ。

俺は出している赫子を使い地面を強く押し、空高く舞う。骸拾いに向かって15本全てを束ねて巨大な鱗赫のようにして無様に落ちてくる骸拾いの腹部を貫いた。この攻撃に貫けないものはない。

そして1回転して骸拾いを地面に向かっておもいっきり叩きつける。轟音が無音の住宅街に響く。

俺は華麗に着地をして骸拾いに近寄り首を持って、地面から持ち上げた。

腹部に目をやると大きな大穴が空いていたがこの傷程度なら赫者なら大丈夫だろう。

そんなことを思っているとサイレンが聞こえてきた。どっかの誰かが通報したのだろう。これだけ暴れたから気づかれないわけがない。

逃げようかと思っていた時に後ろから声を掛けられた戦いに夢中で気が付かなかった。

 

「見つけたぞ狐。そこまでだ」

そこには俺の大好きな捜査官。真戸 微さんが居た。

後ろには捜査官たちが何人もおり、周りを見渡すと左右の通路も捜査官でいっぱいだった。

 

「真戸特等。ここは私が先に行きますよ?」

誰だあのおっさん。

 

「任せた。お前達、田中特等に続け!」

 

「動かないでねぇ~」

鱗赫でRcの弾丸をそれぞれの通路の先頭に捜査官の足元に撃った。

 

「何だと! この攻撃はまるで羽赫じゃないか!」

微さんが驚いているから説明してあげることにした。

 

「俺の大好きな微さんが居るから教えますけどぉ、俺は体内のRc細胞をある程度、操れるんですよぉ。男って溜まっていると、イロイロ出したくなるんですよぉ」

簡単に言っているけど実際は猛特訓してできるようになった。Rc値を下げることかはできないけど形状をある程度変化させれるようになった。

特訓するようになったのは羽赫の遠距離攻撃に憧れたからだ。だってかっこいいし。

唯の羽赫の喰種だと長期戦は持たないが、俺の場合はRcは溜まっているので問題なかった。

それで意地で猛特訓して可能になった。

 

「真戸特等。貴女の判断は正しかったようです」

おっさんが微さんと話している内に此奴と話をつけよう。

骸拾いの耳元で囁く。

 

「ここで死にたいか?お前は人を食わない喰種だから助けてやってもいい」

邪魔が入ったのでやる気が無くなった。

俺は人間や喰種を殺しても何とも思わない。いずれ死ぬのだから。それか俺みたいに復活すればいい話だ。

でも此奴は喰種だけを食べて生きてきた。必死に。

同じ赫者だから助けてもいいと思えた。さっきまで俺は骸拾いを半殺しにしていたが気が変わった。

 

「助けてほ...しい。俺にはまだやることが...あと家族も一緒に頼む」

涙を流しながら俺に訴えてくる。俺は情には流されないが今回は特別だ。

 

「俺の微さんと二人っきりでデートなら嬉しいんですけど、おっさんやおばさん連中まで相手にしたくないんで帰りますね? それでは俺の微さん!」

赫子を15本使って全力で地面を蹴った。空高くジャンプして俺達は颯爽と逃げた。

 

 

 




初めて5000字いったー ヾ(〃^∇^)ノ
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