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四月一週 その二
少年が安眠をむさぼっているといきなり彼の体が揺すられる。
「小波君、起きるでやんす!!」
「おがぁ!?」
少年は入学式中に寝ていたらしく、移動時になって横に居た眼鏡の少年に起こされた。
「ん?あれっ、入学式は?」
「小波君が寝てた間に終わったでやんす」
彼は呆れたように言う。
「って、あれっ皆は?」
「もうみんな移動してるでやんす!!」
「急ごうっ!!」
二人はダッシュで教室に向かう。
「遅いぞ二人とも!!」
「「すみません!!」」
二人は先生に怒られながらも席に着くと自己紹介が始まった。
「よしっ全員そろったな、自己紹介をするぞ。俺は根津猛だ、自分で言うが熱い男だ!!」
いかにも体育系っぽいその教師に皆が苦笑する。
「熱いな~」
「熱すぎるでやんす・・・・」
「じゃあ、出席番号一番から。大きな声でしゃべれよっ!!」
その後も生徒たちの自己紹介で時間が流れて行った。