初投稿です。自分の妄想物語を書きたくなったら行動していた。後悔はしていない。
ゴオォォォォォ・・・
バサバサバサバサ・・・
高校入学を迎える1週間前、俗に言う春休みを過ごしている中、藤原廻希は学ラン姿でスカイダイビングをしていた。
学ラン姿なのはちょっとした理由があったからであり、決して自分から進んで着たのではないと断言しよう。
だが、少年の背中にはパラシュートと思われるものは一切見られない。それなのに少年はそんなの当たり前といった顔で強風に煽られていた。
耳に入ってくるのは風を切る轟音と自分の着ている学ランが激しく風になびいている音だった。
正直ちょっと耳が痛いがこんなのは慣れたものだ。・・・慣れって怖いな。
次回以降耳に優しい改善策を考えた方がいいかもしれない。
天候は雲ひとつない快晴だった。目を開けばそこに見えるは無数の建物やアリより小さく見える民間人。俺は人間とはどれほどちっぽけなものなのか物理的に改めて感心するのであった。
「――てば!廻にぃねぇってば!廻にぃはどう思う!」
右側から少女の声が聞こえてきた。
風の音で少し聞きづらいがどうやら俺に話しかけているみたいだ。なんも聞いてなかった・・・。とりあえず適当に返しとくか。
「・・・あ〜、もちろん聞いてたぞ。あれだろ?見えるか見えないかってくらいがが最高ってやつだろ?」
最低か俺は。
「そう!やっぱ廻にぃならわかってくれると思ってた!」
マジですかい。
確かにガッツリ見えてるより見えるか見えないくらいが一番いいかもしれないが流石にこの反応は予想外だったぞ。
俺のボケは青い空に吸い込まれてしまったようだ。
声の主は藤原葉月。今日から俺の義妹になった女の子である。金色の髪の毛を首筋まで伸ばしたショートカットの11歳。容姿端麗。期待の美少女だな、うん。顔にはいかにも元気ハツラツといった表情が浮かんでいる。かわいいなぁおい。
だがこの歳でそんなことに関心をもらっては困る。
「今日は家族会議だな。」
「えぇ!?」
「若葉もなんか言ってくれよ。」
俺は今まで俺の左側で静かにしていた少女に会話を振ってみた。
少女は小さく溜息を吐き・・・
「・・・廻兄様。葉月姉さんはそんなこと言ってないし、葉月姉さんもノらないでくれ。」
「え?そうなの?」
「あー、なんで言っちゃうのさ若葉〜。」
「・・・まったく。」
そして少女はまた小さく溜息を吐き、11歳の葉月のとんでも発言が嘘だと知り心の中で胸をなでおろしている俺とニコニコ笑っている葉月に対してキリッとした目で視線を浴びせた。
彼女の名は藤原若葉。義妹第2号の11歳。銀色の髪を腰までスラッと伸ばしているが、今は風に強く煽られていて流されている。葉月とは違う美しさを兼ね備えていて期待の美少女である。
可愛いというよりカッコイイ系の女の子だ。だが俺はあえて思う。かわいいなぁおい。
現状を説明すると俺と義妹達は青い空の中で落下しながら3人仲良く会話を繰り広げていた。なにこれシュール。
「とりあえず初めてのダイブはどうだ?怖いなら兄ちゃんが抱いてやるぞ?」
「遠慮しとく!!むしろダイブは待ち望んでたくらいだよ!」
「・・・悪くない」
葉月は満面の笑みで、若葉はフッと小さな笑みを浮かばせていた。その表情を見てちょっと安心した。
遠慮されるのはわかっていたよ、ダイブ途中で抱き合うとかおかしいもんね。きっとその理由だよね。間違いない。
だがそんな二人の笑みはしばらく経つと消え、憂鬱のような表情へと変わっていた。そんな顔を見た俺の表情もきっと憂鬱にかられて同じ表情へと変わっていくのがわかった気がした。
「「「・・・・・・」」」
少しの静寂。なんとなく二人の考えていることがわかる気がした。おそらくこの気持ちは誰もが一度は感じたと思われるであろう。
「はぁ・・・」
俺が深いため息を吐き2人の顔を見ると目線が合った。
そして、
「「「学校いきたくないなぁ・・・」」」
3人同時に憂鬱の原因を口から漏らしていた。
どうやら家族会議は違う内容になりそうだ。
・・・はい!1話目でした。
おそらく'なんで空?'という疑問が浮かぶと思いますがその件は次回投稿で説明させていただきます。
投稿ペースは不定期ですが自分の納得のいく物語を書きたいと思います。読んで頂きありがとうございました。
追記
主人公の名前がわからないと言う意見がありました。いやはやすみません(*´・ω・)藤原廻希(かいき)って読みます。これからはちゃんとわかるようにしときます。
追記2
文章ちょっと変えました。少しはマシな文章になったと思います。