銀魂×東方~歌舞伎幻想遊戯~   作:Lan9393

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名前の通りです。
今話は台本形式ではありません。


第一章~導入編~
プロローグ


「・・・なんであんたたちここに集まってんのよ」

 

  はあ、とため息が漏れた。

黒髪が揺れ、ため息の主たる少女は縁側に座り、長い髪を整えた。

『ここ』とはは、博麗神社という場所を指し、ため息の主はそこの巫女をしている。

博麗霊夢という少女だ。

  では、霊夢が言った『あんたたち』というのは?

彼女の視線の先には四人の少女の姿があった。

神社の境内に集う四人は、それぞれ違った表情でそこに立っていた。

 

  一人は白黒を基調とした服装、三角帽子をかぶった金髪の少女。

彼女は面白そうにこちらを見ていたが、やがていたたまれないように頬を掻いた。

一番快活な印象を受ける、霧雨魔理沙だ。

一人は銀髪に緑のベスト、二振りの刀を背負った少女。

最初からうつむいていて表情は読み取れなかったが、ため息の主が現れたら、「助かった」かというようにパァッと表情を明るくして顔をあげた。

彼女は魂魄妖夢。半人半霊であり、剣士だ。

一人は緑髪に青白の巫女服を身にまとった少女。

楽しそうに口元に手をやり、クスリと笑みを浮かべていた。

好奇心旺盛な彼女だから、なにか楽しみなことがあるのだろうか。

そんな東風谷早苗は、現代からきた、別の神社の巫女。

一人は胸元に管で繋がれた大きな瞳をもった紫の髪の少女。

不安そうに顔を歪めていた。何か嫌なことでもあったのか、見当はつかない。

キョロキョロと一同を見やっては、ため息をつく。

ため息の主の記憶によれば、地底にある地霊殿の主、古明地さとり。

 

  そんな時、魔理沙が霊夢に笑って言葉を放つ。

 

「いやな、紫のやつに呼ばれてな」

「はい、魔理沙さんの言うとおりです。急に連れてこられまして」

 

魔理沙に賛同する妖夢。

妖夢は苦笑いを浮かべながら、落ち着かないように盛んに視線を動かしてそう述べた。

その言葉に、霊夢はまたため息をついた。

 

「一体何の用でしょうか?」

「さぁね」

 

早苗に、霊夢が素っ気なく返した。

ガーン、と聞こえそうなほど、早苗は肩を落とす。

そんな時、スッと手が挙げられた。

 

「・・・あの、のんびりしてる必要あるんですか?」

 

ため息をつきながら、さとりが四人を見やる。

紅白の衣装が風で揺れた。

その衣装をまとっている霊夢は首をかしげる。

 

「なによ、別にあいつのこと。用事なんて———」

「あら、あなたたちもうきたの?」

「おい、お前がすぐに来いって言ったんだろ?!」

「あ、あはは・・・」

 

くぱぁ、と開かれた空間の裂け目から、金髪の美女がひょっこりと顔を出した。

魔理沙は、美女の言葉に即座に反応しツッコミをいれた。

美女は魔理沙に、にっこりと笑んだままあたりを見渡して、真剣な顔つきになる。

その場の全員、ただならぬ雰囲気に息を呑む。

そんな中、たった一人が声を出す。

 

「・・・用事って?」

 

恐る恐るといった様子で言葉を紡いだ早苗。

美女は口元だけ笑みを浮かべ、口を開いた。

 

 

「・・・・・・さとりの妹、古明地こいしが行方不明なのは、わかるわね」

 

四人は頷いた。

ただ、さとりだけは一層顔を歪め、うつむいてしまう。

 

「彼女の能力は、無意識を操るもの。誰にも認識されないことはあるけれど、今回は出没しなさすぎよ」

 

霊夢が呆れを含んだ声音で呟いた。

美女はもうしわけなさそうに、「そうね」と漏らす。

 

「彼女がいないのは私のせい」

「「「「「!!!」」」」」

「それでね、あなたたちに探して欲しいの」

 

美女は悲しげに笑みを浮かべ、そう頼んだ。

その言葉に、すぐ反応できたものがいる。

 

「いや」

 

霊夢はそう一言告げた。

美女にはそれがわかっていたかのように笑みを浮かべ、言い放った。

 

「あっそう!はい、それじゃあいってみよ~☆」

 

パン!と手の持った扇子を叩いた美女は、霊夢の言葉を軽く流し、右手を動かす。

 

「はっ?!」

「ま、いいじゃねーか。んで、こいしはどこに行ったんだ?」

「今にわかるわ。んじゃ、いってらっしゃーい!」

 

くぱぁ、と五人の足元に裂け目が走る。

裂け目は開き、五人の足を飲み込んだ。

 

「えっ?!」

「ちょっ!」

「っ!」

「・・・!」

「うおぉ?!」

 

そして、そのままなす術なく落ちて行ってしまった。

扇子を開き、口元を隠してそれを見守っていた美女は、それを閉じ、ポツリとつぶやく。

 

 

 

 

 

 

「・・・頼んだわよ、五人とも」




友人O氏字綺麗だな!!!
・・・はい、すいません。
友人ごとに会話文等の書き方が違うのでちょっと大変。
今回は「うぉォオオオオい!!」とか、小文字・感嘆符が多くなるかと。
あ、これ書いたわ←
では、よろしくお願いします~。
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