今話は台本形式ではありません。
プロローグ
「・・・なんであんたたちここに集まってんのよ」
はあ、とため息が漏れた。
黒髪が揺れ、ため息の主たる少女は縁側に座り、長い髪を整えた。
『ここ』とはは、博麗神社という場所を指し、ため息の主はそこの巫女をしている。
博麗霊夢という少女だ。
では、霊夢が言った『あんたたち』というのは?
彼女の視線の先には四人の少女の姿があった。
神社の境内に集う四人は、それぞれ違った表情でそこに立っていた。
一人は白黒を基調とした服装、三角帽子をかぶった金髪の少女。
彼女は面白そうにこちらを見ていたが、やがていたたまれないように頬を掻いた。
一番快活な印象を受ける、霧雨魔理沙だ。
一人は銀髪に緑のベスト、二振りの刀を背負った少女。
最初からうつむいていて表情は読み取れなかったが、ため息の主が現れたら、「助かった」かというようにパァッと表情を明るくして顔をあげた。
彼女は魂魄妖夢。半人半霊であり、剣士だ。
一人は緑髪に青白の巫女服を身にまとった少女。
楽しそうに口元に手をやり、クスリと笑みを浮かべていた。
好奇心旺盛な彼女だから、なにか楽しみなことがあるのだろうか。
そんな東風谷早苗は、現代からきた、別の神社の巫女。
一人は胸元に管で繋がれた大きな瞳をもった紫の髪の少女。
不安そうに顔を歪めていた。何か嫌なことでもあったのか、見当はつかない。
キョロキョロと一同を見やっては、ため息をつく。
ため息の主の記憶によれば、地底にある地霊殿の主、古明地さとり。
そんな時、魔理沙が霊夢に笑って言葉を放つ。
「いやな、紫のやつに呼ばれてな」
「はい、魔理沙さんの言うとおりです。急に連れてこられまして」
魔理沙に賛同する妖夢。
妖夢は苦笑いを浮かべながら、落ち着かないように盛んに視線を動かしてそう述べた。
その言葉に、霊夢はまたため息をついた。
「一体何の用でしょうか?」
「さぁね」
早苗に、霊夢が素っ気なく返した。
ガーン、と聞こえそうなほど、早苗は肩を落とす。
そんな時、スッと手が挙げられた。
「・・・あの、のんびりしてる必要あるんですか?」
ため息をつきながら、さとりが四人を見やる。
紅白の衣装が風で揺れた。
その衣装をまとっている霊夢は首をかしげる。
「なによ、別にあいつのこと。用事なんて———」
「あら、あなたたちもうきたの?」
「おい、お前がすぐに来いって言ったんだろ?!」
「あ、あはは・・・」
くぱぁ、と開かれた空間の裂け目から、金髪の美女がひょっこりと顔を出した。
魔理沙は、美女の言葉に即座に反応しツッコミをいれた。
美女は魔理沙に、にっこりと笑んだままあたりを見渡して、真剣な顔つきになる。
その場の全員、ただならぬ雰囲気に息を呑む。
そんな中、たった一人が声を出す。
「・・・用事って?」
恐る恐るといった様子で言葉を紡いだ早苗。
美女は口元だけ笑みを浮かべ、口を開いた。
「・・・・・・さとりの妹、古明地こいしが行方不明なのは、わかるわね」
四人は頷いた。
ただ、さとりだけは一層顔を歪め、うつむいてしまう。
「彼女の能力は、無意識を操るもの。誰にも認識されないことはあるけれど、今回は出没しなさすぎよ」
霊夢が呆れを含んだ声音で呟いた。
美女はもうしわけなさそうに、「そうね」と漏らす。
「彼女がいないのは私のせい」
「「「「「!!!」」」」」
「それでね、あなたたちに探して欲しいの」
美女は悲しげに笑みを浮かべ、そう頼んだ。
その言葉に、すぐ反応できたものがいる。
「いや」
霊夢はそう一言告げた。
美女にはそれがわかっていたかのように笑みを浮かべ、言い放った。
「あっそう!はい、それじゃあいってみよ~☆」
パン!と手の持った扇子を叩いた美女は、霊夢の言葉を軽く流し、右手を動かす。
「はっ?!」
「ま、いいじゃねーか。んで、こいしはどこに行ったんだ?」
「今にわかるわ。んじゃ、いってらっしゃーい!」
くぱぁ、と五人の足元に裂け目が走る。
裂け目は開き、五人の足を飲み込んだ。
「えっ?!」
「ちょっ!」
「っ!」
「・・・!」
「うおぉ?!」
そして、そのままなす術なく落ちて行ってしまった。
扇子を開き、口元を隠してそれを見守っていた美女は、それを閉じ、ポツリとつぶやく。
「・・・頼んだわよ、五人とも」
友人O氏字綺麗だな!!!
・・・はい、すいません。
友人ごとに会話文等の書き方が違うのでちょっと大変。
今回は「うぉォオオオオい!!」とか、小文字・感嘆符が多くなるかと。
あ、これ書いたわ←
では、よろしくお願いします~。