妖「なんですか?ここ・・・?屯所?」
魔「らしいなぁ。よくわかんねえが、おもしろそーだし。とりあえず、中に入ろーぜ!」
妖「えっ?!そんな簡単に入っていいんですか?!どんな人がいるかもわからないのに・・・いきなり襲われたりしたら面倒なことになりますよ?!」
魔「・・・そんときゃそんときだ!野宿するよりはマシだろ?それに、襲われるって決まったわけじゃねーし」
その言葉に妖夢はあきれかえり、溜息を吐いてしぶしぶと言った様子で納得したようだ。
二人は、「真選組屯所」と記されている表札の横にある入口に入っていく。
・・・そんなころ、一人の怒号が響いた。
土「オイコラ、総悟ぉおおおおおおお!!!てめぇ、また俺のマヨネーズにタバスコ入れようとしたろぉおおおおおおおおお!!!」
怒号とともに響く音は、その人の足音である。
彼は、叫び散らしながらある人物を追い回していた。
沖「ッチ!バレやしたか。あっ、ついでにタバスコじゃなくて毒なんで。さっさと毒入りマヨネーズ飲んで死んでくだせぇ」
土「てめっ・・・ッ毒って!!!上等だコラァ!!もうお前副長暗殺しようとした罪で切腹なァ!今から三秒以内に腹切れェ!!自分で切るのが嫌なら俺が一番痛い方法で腹切ってやるからよぉ!!とにかく死ねッ!!」
沖「えっ。いやでさぁ。死ぬなら土方さん一人で死んでくだせぇ。あとは俺が副長の名を引き継ぐんで。安心して死ね土方ァアアアアア!!!!!}
ドガァァーーーン!!!!
どこから出てきたのだろうか。バズーカを叫び散らしていた男に向けて思い切り放つ。
その瞬間、屯所内では爆発音が響き、ところどころに穴が開きまくっていた。
沖「フッ。ざまぁ。グッバイフォーエバー土方。あー、ゴミクズを排除できてスッキリし・・・」
カチャ・・・。
刀が沖田の首に突き付けられていた。
鈍い輝きは、照明の光を反射して、銀の刀身をより眩く輝かせていた。
土「だぁれぇがぁ「ゴミクズ」なのかなァ・・・?沖田くぅ~ん?」
にっこりと笑みを浮かべた土方は沖田の顔を覗き込むようにしながら、彼の首に突き付けた刀をおろさない。
沖「ゲッ・・・まだ生きてやがったんですかィ。しつこいですねィ・・・」
沖田はそう言い、土方の足を思い切り蹴とばす。
不意を作って、首に充てられた刀を弾き飛ばした。
そしてその後少し距離を置いて、沖田はまたバズーカを向けた。
沖「今度こそさよならでさぁ・・・土方ァ!!永遠になァ!!」
沖田が叫び、バズーカを撃とうとした、その瞬間。
「総悟!トシ!!いい加減二人ともおちつけ!ほかの隊員に迷惑がかかるだろ!」
沖土「・・・」
またまた怒号が飛ぶ。
その声に動きを止めた二人は、目の前に現れた男を見て黙るほかなかった。
理由とは?それは、顔中に殴られた痕がたくさんある、というより血まみれ。
もう、「殴られた」なんて言葉じゃ生ぬるいほどの怪我をしていたからだ。
だが二人は焦りもしない。難なく、彼のいつもの行動パターンから察して「またストーカーでもして返り討ちにあったのだろう」と、そう思っていた。
土「・・・近藤さん。一応聞いておく。その怪我はなんだ」
近「あか、コレか?いやぁ・・・お妙さんが変な男に襲われてたrしないように見張ろうと思って・・・」
沖「あっ、もういいでさぁ。まあいつも通りアネゴのストーカーでもして、ぶん殴られたってことで」
近「ストーカーじゃない!俺はお妙さんとの愛をつかみ取るために常日頃お妙さんを後ろから、そっと、変な虫が寄り付かないように守るだけだッ」
と、豪語する近藤を横目で見ながら沖田は溜息をつき、土方は口を開いた。
土「いや、だからそれただのストーカーだろーが!!」
沖「ほんと、いつになったらあきらめるんですかねィ」
近「いいや!!俺はあきらめないぞ!お妙さんと愛の・・・」
「局長!侵入者がっ!!」
三人「!!」
焦っている様子の隊員が近藤を呼んでそう告げた。
この緊急事態に、三人は少し焦りはしたものの、きわめて冷静に隊員に状況を説明させる。
土「だよ、攘夷志士か?そいつら何人いる?」
「二人です。ただ、見た感じ、年齢と性別的に攘夷志士ではないと・・・」
三人はその説明により訳が分からなくなったが、行ってみたほうが早いだろうということで、その侵入者のもとへ向かうことにした。
~妖夢・魔理沙たちは~
魔「あー、やべっ、この状況どうすっかなー」
妖「本当ですよ!だから入るときに面倒なことになるって言って止めたのに!これじゃあもう、戦うしかないじゃないですか!」
二人はそんな言葉を交わしながらも、屯所内を走り回る。
まあ、二人は案の定見つかって追いかけられているのだ。
妖夢は腰に差した刀に手を置きながら、いつでも抜けるようにしていた。
魔「でも、こんなにすぐに戦うことになるとは思わなかったんだよっ!!なんか親切にも泊めてくれるよーな場所かなって少しでも希望持ちたかったんだよ!」
妖「そんな簡単にうまくいくわけがないでしょう!!あーもう、とにかく一回作戦を考えます・・・ッ!!」
妖夢はかすかに危険な何かを感じ取った。
それは殺気に似た・・・?
紡いでいた言葉を切り、急いで魔理沙に声をかける。
妖「魔理沙さんっ!止まってください!!何かいます!!」
魔「あっ?!・・・っ」
魔理沙たちの目の前に、『殺気の元凶』はいた。
鬼のような形相でにらみつけてくるのが一人。そしてもう一人は殺気はそれほどでもないのだが、妖夢たちをにらみつけている。後に残ったもう一人は・・・
妖「あの・・・すいません。・・・・・・ゴリラですか?」
魔「おい、妖夢!ゴリラに言葉は通じねーだろっ!にしてもスゲーなここ!!少し建物がデカイとはいえ、ゴリラまで飼ってんのかよ!」
軽く口笛を吹いて魔理沙は残りの一人を見上げた。
もうその表情は面白いおもちゃを見つけた子供の用にキラキラしている。
つい口に出してしまった妖夢は魔理沙の反応を受けて、「やってしまった」とばかりに顔を手で覆った。
魔理沙の言葉に、『ゴリラ』は即座に突っ込みを入れる。
「いや、ちげぇええええええからぁあああああああああ!なにっ?!この流れでゴリラってどーゆーこと?!ねぇ!!総悟までかっこいい雰囲気出てたじゃん!!!なのに俺だけこの扱いはないだろォ!!」
「近藤さん落ち着け!近藤さんはゴリラなんかじゃねえ!!・・・『ストーカーゴリラ』だ」
「もっとひどくなってんじゃん!!もはやなんのフォローにもなってないよね?!それっっ!!」
「・・・近藤さん、大丈夫でさぁ。どんなにストーカーしてるクソゴリラでも、希望はありますよ。五百分の一の確率で」
「笑顔でものすごく人の心傷つけてるんだけどこの子」
現れた三人はすっかりコント染みた会話を繰り広げ、先ほどまでの殺伐とした雰囲気は消え、妖夢と魔理沙は安堵した。
そして、そのすきに逃げようとする。
・・・それを、三人が許すはずもなかった。
彼女ら二人の行動は読まれ、刀が向けられる。
妖夢、魔理沙は武器を向けられた瞬間、己の獲物を取らんとスッと手を動かした。
「おっと、逃げようったってそうはいかねぇぞ、お前ら。・・・何もンだ?何の用で個個に侵入したんだ?」
妖夢は考える。
どうすればこの状況から抜け出せるのか?
どうしたらこの人たちに「戦いに来たのではない」と納得させることができるのか?
妖夢が一人で考え、混乱していると、声がかかった。
「おい、トシ。一回刀をおろせ。年もまだ若い女子供だろう」
「でも近藤さん・・・。こいつらただの女子供にしては、ちと雰囲気が悪すぎねぇか?それに、一人に至っては刀ぶら下げてやがる」
妖「!!ええと・・・これは・・その・・・」
背中と腰にそれぞれ下げた二刀のことを思い出し、妖夢はあわあわと説明しようとする。
いいわけだ。
妖夢は、必死に言い訳をしようと言葉を探すが、結局見つからずにうつむいて黙ってしまう。
それにしびれを切らしたのか、総悟と呼ばれていた男が口を開いた。
「とりあえず、場所を変えやしょう。このままじゃ何もしゃべらねぇだろうし、万が一逃げられても困る」
「確かにそうだね。よし・・・。トシ、場所を変えるぞ。だからとにかく刀をおろせ」
「・・・チッ。わかった」
スッと妖夢たちに向けられていた刀がおろされる。
二人は獲物から手を放し、ほうっと息を吐く。
しかし、安心したのもつかの間、今度はガチャリと音を立てて、手首に重みがかかる。
妖魔「え?・・・はい?」
「とりあえず、家宅侵入罪の罪で逮捕ー。あと逃げないようにするためなんで、我慢して手錠つけられててくだせぇ」
魔「まじかよ・・・」
妖夢はこれから起こるであろう出来事に不安と恐怖しか覚えなかった。
これから自分たちが今回のことを話したところで、この人たちに信じてもらえるのだろうか?否、きっと無理だろう。信じてもらえる気すらしない。
そんな考えに至った妖夢は、考えることをやめ、男たちについて言った。
そして、ため息を吐きながら、少し前までの自分の行動を恨めしく思うのだった。
妖(魔理沙さんめ・・・!)
魔「ちょー無理矢理続く・・・のぜ☆」
誤字脱字もろもろ・・・!
「どく」がどうみても「でく」にしか見えない・・・!
確かに要求したのは私だ!!
こ れ は 何 の 仕 打 ち だ !
というわけで、二話目です。
明らかに、二部構成になりそうです。
なったらすいません。
そしてまた一か月後更新とかになったらすいません・・・。
んで、こっからは俺の超個人的なこの話を書いての感想です←
言おう、妖夢さんかわいい。
魔理沙さんに振り回されっぷりが何とも言えずグー。
はい。こっから先ゴリラたち率いる真選組とどうなっていくのか!
違かったらごめんなさい、次回、たぶん続き!お楽しみに~!