とてもお久しぶりです。
リアルが忙しいのと、がっつりfateにハマっていて投稿をサボった74です。
私の投稿を待って下さっていた方々にはとても申し訳なく思っています。
最近何となく投稿しよっかな?くらいの気持ちで書いたら難産でした。
そんなのでも、気にしないよ!という広い心で読んで頂けたら幸いです。
「上に行く者には更なる受難を、
雄英に在籍する以上何度でも聞かされるよ
これぞ、Plus Ultra!
予選通過1位の石弦さん!!持ちP1000万!!」
めっちゃみんなに見られてる。
みんな獲物を狙う目をしてる怖すぎ助けろください。
しかし真面目にこの騎馬戦のこと忘れてたよ。1000万ポイントとか1人だけ桁がおかしいでしょうが!
「制限時間は15分。
振り当てられたPの合計が騎馬のPとなり、騎手はそのP数が表示された“ハチマキ”を装着!終了までにハチマキを奪い合い保持Pを競うのよ。」
完全狙われるよね私。いい獲物だよね??ワタシオイシクナイヨ?
「取ったハチマキは首から上に巻くこと。とりまくればとりまくる程管理が大変になるわよ!
そして重要なのはハチマキを取られてもまた騎馬が崩れてもアウトにはならないってところ!」
エ、ナニソレツライ。
万が一にも崩れたら立て直す暇なくハチマキ取られるよな。
最悪踏まれそう・・・。
うわ自分で言っといて笑えねえわそれ。
「それじゃこれより15分!
チーム決めの交渉タイムスタートよ!」
「15分!!?」
みんなが驚く中、私は急いで歩いて目的の人物を見つける。
「人使!私と騎馬組んでくれさい!」
「おい敬語じゃなくなってるぞ。」
「悪い。で、組んでくれる?組んでくれないと間違いなく私が終了してしまうのだけども・・・。」
とにかく必死になって人使に頼む。
人使は首に手をかけながら何でもないように答えた。
「いいよ。ってか元々誘うつもりだったし。」
「心の友よ!!」
マジで感激した。
なんていいやつなんだ!
人使の個性は強力だし敵対したらめんどくさいとか思ってごめんな!!
「うるさい。」
「すみませんなさい。」
「組むのやめるぞ。」
「心の底からごめんなさい。」
「さて、後はどうするか・・・。」
「だね。」
頭を切り換えて周囲を見渡す。
轟くんは早々に原作道理のメンバーで組んでるな。他のメンツはまだ組んでいないがもたもたしてはいられない。
人使は横で腕組んでぶつぶつと考えている。お前は出久くんか。
「人使、こんなのどうだろう?……ってな感じなら悪くないと思うんだけどさ。」
「悪くない手だな。よし、ならさっさとそいつらに声掛けるか。」
「せやな!ねぇねぇ、ちょっといい?」
◇◇◇
「さァ上げてけ鬨の声!!
血で血を洗う雄英の合戦が今!!
狼煙を上げる!!!!」
ハチマキを締めて前を見る。
「耳郎ちゃん、尾白くん、人使、
よろしく!勝つよ!!」
「「「おう!!」」」
「よォーし組み終わったな!!?準備がいいかなんて聞かねぇぞ!!
残虐バトルロイヤルカウントダウン!!
3!!!
2!!
1…!
START!!!!」
プレゼントマイクの始まりの合図と共に、二組の騎馬がこちらに向かって来る。
「実質それの争奪戦、どゅわっ!!?」
「きゃあ!!?」
ずっこける二組の騎馬。私は得意気に笑う。
「そんなの百も承知の助ってね。」
向かって来る騎馬を止めるのなんて、粘着糸で先頭の騎馬の足を地面に固定するだけの簡単なお仕事だ。ちゃっかりとハチマキも頂いたので幸先の良いスタートを切れた。
「さ~~~、まだ2分も経ってねぇが早くも混戦混戦!!各所でハチマキの奪い合い!!
1000万を狙わず2位~4位狙いってのも悪くねぇ!!」
周囲を警戒していると一組の騎馬が突っ込んでくる。
「アハハハ!奪い合い…?
違うぜこれは…一方的な略奪よお!!」
粋がる峰田の声に反応してそちらを見る。
しかし、いるのは障子くん1人。
「障子くん!?でも峰田の声が…っ!その中か!?」
「よぉく分かったなぁ…、っふぎゃあ!!」
僅かに顔を覗かせた峰田のハチマキを狙ったが紙一重で避けられた。ちっ。
「あっぶねぇ!!この野郎、石よくもやったな!行けえ!障子!!蛙吹!!」
君に決めたってか?てか野郎じゃねえし。
「てか、梅雨ちゃんもいたのね。障子くん、すごいな!」
くそっ!あの中入ってみたい!今度障子くんに頼んでみようかな?
梅雨ちゃんが舌でハチマキを取ろうと狙ってくる。しかし、いると分かっていれば梅雨ちゃんの舌も普通に避けれる。
「後ろから騎馬来てるよ!」
耳郎ちゃんの声を聞いて一瞬考えてから右手で糸を伸ばす。
「人使、アシスト頼んだ!」
「尾白、耳郎。」
すぐに察してくれるとか、人使さん流石っす。今度から尊敬を込めてネオ人使さんって呼んでやろう。
「はいよ。」「ああ。」
あらかじめ個性についての説明と軽い打ち合わせをしたお陰で2人とも人使の“声”にすぐに返事を返す。
「弦に捕まれ。」
糸に引っ張られるまま騎馬ごと横っ飛びで移動する。先頭の人使は、左手の粘着糸で固定したので無問題だ。
「待てやコラァア!!」
飛んだ先には、そこに爆豪…って怖ぁ!!
「耳郎ちゃん!」
「わってる。」
耳郎ちゃんは耳たぶプラグをかっちゃんに伸ばす。かっちゃんは、かなりの勢いでこっちに単独で突っ込んで来ていたが、器用に反応して手でプラグをはたき落とす。
その一瞬の隙があれば十分。
かっちゃんの死角から尾白くんが尻尾でかっちゃんを弾き飛ばす。
「ナイス、尾白くん!」
瀬呂くんのテープで回収されるかっちゃんを尻目に移動する。
「っ!!」
咄嗟に頭を体ごと伏せる。私の首元を掠めたのは黒い影。常闇くんの個性だ。
「出久くん…!」
取られたのは幸いにも葉隠ちゃんのハチマキで1000万は無事だ。
出久くんの騎馬のメンバーは、原作通り発目ちゃん、お茶子ちゃん、常闇くん。
私達の騎馬では常闇くんの影対策は出来ないので、実は私達にとって厄介極まりないのだ。
出久くんは当然そこに気づいている。
「本当に厄介だな…!」
自然と口角が上がっていた。
「7分経過した現在のランクを見てみよう!」
プレゼントマイクの声が響く。もう7分経ったのか。
「……あら!!?ちょっと待てよコレ…!
A組、石以外パッとしてねえ…ってか爆豪あれ…!?」
どうやらほぼ原作通りにポイントは動いている様だ。かっちゃんのハチマキが取られて、物間くんが何やら得意気に喋っているが、ぶっちゃけそんなのどうでもいいのでスルーする。
「さァ残り時間半分を切ったぞ!!」
こっちはそれどころではないのだから。
「来たか。」
「そろそろ、
ラスボス降臨って感じですね。迫力がありすぎて困る。それでも不思議と高ぶる心。
「体の震えは武者震いってか?」
上がる口角をそのままに相対する轟くんを見る。もちろん轟くんだけでなく厄介な出久くん達も警戒する。
そして私達を狙う騎馬が一斉に向かってくる。
「人使。」
「足並み揃えて後退しろ。」
危なげなく後退して距離をとる。
複数の人間で揃えて後退というのは、実はなかなか難しい。それぞれが自由な状態ならともかく、特に、今回の様な即席のメンバーで、さらには騎馬として上に人を乗せて全員が繋がっている不安定な状態で、いきなりなんてほぼ合わないのは当然だ。個人の歩幅やペースは当然違うし、その時の精神的な焦りなどでも変わってくるからだ。
しかし、人使の個性ならそんな事は障害にもならずに出来る。人使の個性は個人でも効果を発揮するが、今回の様に息を合わせたい時など、集団においてこそ生きる個性だと私は思っている。
無差別放電 130万V!!
両手を合わせて大きく横に広げて糸を騎馬の前面に垂らす。
私は糸の性質を粘着にしたり3種類まで変えられる。一つはただの糸、二つ目は普段から使っている粘着の性質、そして3つ目は電気を通さない絶縁体の性質だ。
今広げているのは当然、絶縁体の性質の糸だ。
他の騎馬は上鳴くんの放電で痺れ、その隙に轟くんによって足元から凍らされていた。
そしてついでと言わんばかりに私達の周囲を囲むように張り巡らされる氷。
それでもお陰で厄介な出久くん達からは離れられた事にほっとする。
「チートだな。」
「ここまでだと寧ろ笑えてくるわー。」
人使の言葉に軽く返す。
チートとか言いながらも普段とあまり変わらない人使に安心する。頼もしい奴だな。
耳郎ちゃんと尾白くんは、少し顔が強ばっているけどヒーロー志望なだけあって闘志は十分といった様子だ。
「電撃は私が防ぐ。常に相手から距離とって左側対角線をキープして。」
「それで残り時間、防衛に徹するのかい?」
尾白くんの言葉に頭を横に振る。
「いや、それだと1000万を取られたら負ける可能性が高い。」
「ってことは当然?」
人使の口角も上がっているのが何となく分かる。耳郎ちゃんが察して、マジかと言った表情をしている。うん、なんかごめんね。
「こっちからも、
私は真っ直ぐ、轟くんの目を見つめた。
防衛戦なんて趣味じゃないんでね…!
騎馬戦は誰と組ませるかとか、どうするかでかなり難産でした。
メンバーは、近距離戦の騎馬戦で中距離とかの攻撃手段あるとかなり便利だなと思いまして、 中距離からでもイケるメンバーを考えてこうなりました。
正直お茶子ちゃんと組ませたかったのですが、原作の様子的にお茶子ちゃん出久くんと真っ先に組んでたから無理やんなーと思って断念しました。
原作もかなり進んで出久くんや轟くんのこれからに期待しか湧かないですね(´▽`)♪