最強を目指す転生者   作:懺悔

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駄文です。

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「がはは!!めでたし、めでたしだなや」

 

牛魔王は今度こそ陽気な声で言う。

 

「しかし、ノアちゃんの力はおらの想像以上の強さだべ。これなら、『かめはめ波』も使えるかもするかもなぁ」

 

「『かめはめ波』?何ですか、それ?」

 

『かめはめ波』

それは、亀仙人が五十年の歳月をかけ生み出した技で、体内の潜在エネルギー、気を掌に集め放出する技、気功波である。

 

「放出?体の外に出すということですか!?!?」

 

ノアは、信じられなかった。

前世では主に気は自身を強化したり、敵に触れ内部を攻撃したりするものだ。

 

「凄い!!お爺様すごいです!!是非やってみてください!!!」

 

ノアは、期待に満ちた目線を向け懇願する。牛魔王は、らりとあ汗をかき目線をずらす。

 

「い、いやおらは……」

 

「お願いします。お爺様~~」

 

今度は、手を合わせウルウルした目でお願いする。

 

「わかっただ。ただし、構えだけだべ。おらには『かめはめ波』を撃てるだけの力がないからなぁ」

 

そう言って、足を広げ妙な構えをとる。

 

「か」

 

両手首を合わせ、手を開き前に向ける。

 

「め」

 

腰付近に持っていく。

 

「は」

 

腰に持ってきた掌に気を集中させる。

 

「め」

 

牛魔王がいった通り何も感じない。

 

『はーーーーーーーーーーー!!!』

 

 

 

し~~~~~~ん

 

牛魔王はかめはめ波が出ることを少し期待していたようで、少し悲しそうだった。

 

「こんな感じでやるべ。わかったか?」

 

「はい!なんとなくですけどわかりました」

 

「よし、よし。恥をかいたから腹が減ってきただ」

 

確かに昼時だ。かめはめ波のことは午後からに回し、昼飯を食べることにした。

 

 

さっきの出来事やノアの将来のこと、そして今はいない悟空のことを話しながら楽しく昼飯にしていると牛魔王が急に提案した。

 

「そうだ、ノアちゃんがチチに認められた記念に明日皆で遊園地にいくべ」

 

遊園地は知識としては知っているが実際にみたことがないので楽しみだ。

 

「じゃあ、お弁当作らないとな。ノアちゃん、おらが腕によりをかけて作るからな」

 

「楽しみです、母様!!」

 

「それじゃ、明日の天気を調べないとなぁ」

 

そう言って、テレビの電源を入れた。

するとこの国の国王が映っていた。

 

『誰かこの無法者をやっつけてくれ!!』

 

『余計なことを言うなといったはずだ。まだ死にたくはないんだろ』

 

そして、ピッコロ大魔王が現れた。

見た瞬間、背筋に悪寒が走った。

 

 

強い。それもとてつもなく。

テレビ越しでも伝わるピッコロ大魔王の強さ。

それははっきり今の自分では敵わないのがわかるほど。

 

 

ピッコロ大魔王は、玉座に座り新しい王になったと告げた。

そして、どのような世界にするかを語った。

 

それは前世の世界より酷い世界だった。

 

 

ピッコロの名前を聞いて震えている牛魔王にノアとチチが気がついた。

 

「どうしだ、おっとう」

 

「もしかして、このピッコロ大魔王って人を知ってるのですか?」

 

「ああ、昔 武天老師様に聞いたことがあっただ」

 

 

その昔、どんな武道家も敵わない力をもって世界を恐怖のドン底に陥れた、まさに大魔王と呼ぶべき存在。

その力は、当時の亀仙人やその師である武泰斗でさえも敵わないほどだった。

しかし、魔封波という技を開発した武泰斗が命懸けの技で封印し、亀仙人が海底の底に沈められた筈だった。

 

「それが何故?」

 

テレビに映っているピッコロ大魔王を見ながら言う。

そのピッコロ大魔王は、さらに恐ろしいことを言い出した。

 

 





読んでいただきありがとうございました。

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