プロローグなので。
テンプレ感漂うプロローグ
「…………知らない天井だ」
目が覚めると知らない天井だった。
記憶が確かなら、明日に備えた高校受験の為に早く寝ようとして、11時に寝た。しかし、寝る前に見た天井と今見ている天井が違う。
ここはいったい何処なんだ?
周囲を見回すが壁がない。ただただ広がる空間だった。
なら上のは天井じゃない?いや、天井や壁が有るか無いかはどうでもいいか。問題なのはここがどこなのか、ということか。
「お?目が覚めたか」
ふと後ろから声がして、振り返ると。
Tシャツにジーンズを履いた男性がいた。ぱっと見年上だが…………寒くないのか?
「気温なんてないも同然だからな。服なんてものは無くても別に問題はない。いや、体なんて無くても問題無いが正しいかな?」
「今口に出してなかったですよね?」
「心、思考を読むなんて造作もねぇよ。神だからな」
………………神?
……そういうことか。まだ、厨二病を患っているのか。
「そんな病気じゃねぇ!事実として、俺は神だ!とりあえず話を聞け!」
なんか、必死だ。
まぁ、口に出さずに済むならこのままでいいか。
「…………まぁいい。良くないけど、いい。とりあえずお前は死んだ。これはいいな?」
良くねぇよ!!
とりあえずってなんだ!
俺が死んだ!?俺はこうして意識あるじゃねえか!
「体見てみろ。見れるならな」
体?体ならこうして……無い……俺の体が……無い……
「無いだろ?今お前にあるのは意識だけ、俺が見ているのは【お前】という意識の塊だ。向こう……お前の前世での死因は心臓麻痺、急性のな。寝てる間にポックリ逝っちまったってわけだ」
死んだ……そうか。俺は死んだのか……
「…………珍しいな。大抵はここで泣き喚いたりするもんなんだが……冷静……いや、まだ実感が無いといったところか。まぁ、どうでもいいがな。
でだ、この【お前の死】という現象だが、原因がある」
原因?
「俺の部下が自分の足に躓いてお前達数百人の人生録を落としてな。所謂地獄に。そん時にお前を含めた300人程度の人生録が溶岩の風呂に埋没してな。人生録の無い人間はそこでみんな死去ってわけだ」
さ、300人のうちの1人か……いやそこよりも先に自分の足に躓くなよ……
「ふむ、まだ冷静か。これを聞いた他の299人は怒り散らしていたんだがな…………ま、人生録無くなった人間で、お前以外は病死寸前の連中なんだがな」
なんてそいつらと俺の人生録が一緒なんだ!!
そういうのはもっと分けるべきだろ!
「他の600人程度はお前と同じで、しばらくは普通に生活していけた筈なんだ。ま、すまなかったな……さて、ここからが本題だ」
俺の死が前振りなのにムカつく。
しかし、自称神は話を続けた。
「二次創作って知って…………無いか。俺の記憶ではお前はそういうのは読んでなかったもんな。まぁいいや。人生録埋没させた部下の責任もあってな。お前に新しい人生を与えることにした」
は?はぁ……
「他の299人は数年程度の差しかないからそのまま輪廻転生してもらうんだがお前だけはちょっと面白そうなんでな」
俺の人生をアンタの暇つぶしに使うな。
「暇じゃねえし。で、人間が作り上げてきた物語の中から面白そうなもんがあったんで、そこで生きてもらう。拒否権はあるぜ。ここで意識も体も死ぬか、体を変え、新たな人生を生きるかの2択ってわけだ」
…………その前に、その物語とやらを聞きたいんだが…………
「ああ、えーっと『遊戯王GX』ってやつだな。さっきあみだくじで決まった」
あみだで決められる俺の人生っていったい……でも遊戯王か……5D'sとかは余り見てないけどなんとかなるかな……?それに、生きられるならいいか。わかった、その世界に行くよ。
「ん、そか。そうなると、特典ってやつをお前にやろう」
特典?
「所謂チートってやつかな?その世界に生きるのにお前が必要だと思ったものをやる。さっき言った二次創作だと個数限定なんだが、このメーターに入れられるだけ特典をやる。願いによってはそれだけでメーターがいっぱいになるから注意しろよ」
言いながらだしたのは……自称神の肩くらいまでの高さ……160cmくらいか?のメーター。
特典……遊戯王GX……GXか……しかし何故GX?今やってるのARC-Vだろ?…………GX……ARC-V……じゃあ、前世で出たカード、これから出るカードを俺にくれ。あと、前世で使ってたiPodも。
「…………メーター全く増えてねぇな。あ、増えた。溜まるの遅えwwwで、次は?」
んーカードあってもあるだけになるだろうから、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム召喚を使えるようにしてくれ。
ブブーッ
は?
「あ?……交渉しろだってさ。よし、じゃあペガサスだっけか?カード作ったって設定のやつ……まぁとにかくソイツに会えるようにこっちで色々弄るから、別の考えとけ」
は、はぁ……GXだろ……?なら、デュエルアカデミアに入学するから、入学試験の時に俺のターンの最初の手札を…………………………にしてほしい。
「お、メーターが無駄に溜まった。どんな基準なんだこれ?」
アンタのものくらい把握しとけよ……
で、今のとこ8割ってとこか……
いや、もういいや。
「ん?そうか。んじゃあ転生開始するぞ。ああ、そうそう。意識が戻るのはお前の自宅だ。年齢は今と変わらない状態で始めるからそのつもりでいろ。んじゃあな」
そこで、俺の意識は途絶えた。
「……さて、弄るか。えーっと……ここをこうして……いや、こうするよりこうしたほうが……うん。あとはこいつの意識をこうしてやって……よし、そんで次に…………あ、ヤベッ…………ふむ………ま、いいか。でここにこれを……よし、終わり」
今回の文字数は2000程度。次回から5000文字くらいは書きたいです。
次回決闘!とはいかず、次回は交渉フェイズです。