衝動のままに決闘する   作:アルス@大罪

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後書きにお願いがあるのでそちらまで読んでいただければ幸いです。

色々修正しなきゃいけない気がしたので一度削除しましたが、大きな変化はなかったです。


動物 VS.SAL

「お〜い!万丈目〜!」

「何処ッスか〜!」

 

現在、俺と丸藤、そしてテスター候補4人の計6人で万丈目を捜索している。理由は万丈目が行方不明になったららしいとのこと(その際、万丈目のことをあれこれ言っていた生徒がいたのでもれなくカード提供はお断りする旨を伝えたが……)。万丈目はサンダーとなって帰ってくるはずだがそれを言うと色々面倒なのでスルーしようとすると天上院、枕田、浜口の3人に拉致られ万丈目の捜索に参加するはめに……

 

「……まったく……出て来なさーい!1度デュエルに負けたくらいで情け無いわよーーー!!」

「……叫ぶなら言ってくれ」

 

耳がキーンときた。

 

「お前、相変わらずキツいな」

 

いや、十代。キツいっていうレベルなのか?

 

「当然よ。最近の男子って軟弱な奴ばっかりなんだから」

「でも万丈目さんはきっと違いますわ。なんたってイケメンなんですもの!」

 

枕田のセリフに浜口が若干うっとりとした表情をする。いや、その理由は……

 

「……何ソレ?」

 

丸藤、よく俺の思いを代弁してくれた。

枕田によると以前は『三沢が素敵』と言っていたらしい。その後顔が云々言ってたが、アイツらキツいぞ?万丈目は現在あんな性格だし、三沢は壁を数式で埋めるしで……なんか変な方向に思考が脱線したな。

 

「シッ!静かに!」

 

天上院の言葉に全員が話は中断。ほとんどの面子は天上院を見るが、俺は天上院の視線の先にある茂みを見ていた。

 

「あそこに何かあるのか?」

「何か動いたのよ」

「万丈目か!?俺だ、遊城十代だ。隠れてないで出てこいよ」

 

十代が前に出て茂みに向かって話しかける。そして、『キキィーッ!』というような動物の鳴き声とともに猿……いや、正確には機械を全身に取り付けた猿が2匹出てきて……

 

「きゃあ!」

「な、なんだ!?」

 

猿達は俺たちの間に飛び込みわけのわからないくらいに揉みくちゃにして場を去った。

 

「な、なんだったんだ今の……?」

「……さぁな……ッ……」

 

あの猿ども……人の顔を何度も蹴りやがって……猿達が去ると今度は、

 

「逃げられたか……」

 

スーツ姿の男3人がやって来た。うち1人は銃を持っている。

 

「きゃあぁぁぁぁ!!」

「……枕田?」

 

枕田のと思われる悲鳴に周囲を確認すると枕田の姿が無い。声がした方向を見ると猿2匹に枕田が拉致られていた。

 

「降ろしてーーー!」

「ジュンコさんあんなところに……」

「呑気に言ってる場合じゃないだろ」

「あそこだ!」

「追え。必ず捕らえるのだ」

 

3人のうちの髭と眼鏡の男の指示によってすぐに猿が去った方向へ走っていった。

 

「俺達も追うぞ」

 

1人は銃を持っていた。枕田が巻き込まれて……なんてことになる前に枕田を奪還しないとな……面倒な……

猿2匹with枕田&男3人を追って森を抜けると崖。その先にある木に猿達と枕田がいた。

 

「もう逃げられないぞ!」

「麻酔銃で撃たれたくなかったら大人しく降りて来るんだ!」

 

俺達が追いついたころには既に狙撃体勢をとっている。……マジで面倒なことになってきた……

 

「助けてー!明日香さーん!!」

「チッ!生意気に人質なんて取りやがって」

「つーかアンタ達一体何者なんだ?」

 

十代の疑問も無視して俺達はあることに気がついた。

 

「アニキ、あの猿デュエルディスクしてるよ」

 

そう。猿がデュエルディスクをつけているのだ。まさかあの猿がデュエルを……いや、無いだろ。

 

「あの猿はただの猿ではない!」

 

髭に眼鏡の男が俺達に振り向きながら言った。いや、まぁあんな機械だらけの猿が普通の猿って言われても嘘だってすぐわかるけどさ。

 

「あの猿は我々が訓練を重ねて育て上げたデュエリスト猿だ!」

「デュエリスト猿!?」

 

えー……マジで猿がデュエルを……?

 

「その名も

Super

Animal

Lerning

略してSALだ!」

「まんまじゃん」

 

今日の丸藤は俺の心をよく代弁してくれる。

 

「博士!」

「む。つい口が滑ってしまった」

 

男2人が猿の方向に向き直すと

 

「ちょっと待った!」

 

十代が狙撃を止めた。

 

「俺に任せてくれ」

「任せる?君に何ができる?」

「もちろん。デュエルだ」

 

十代は3人の前に出て、

 

「おーいサルー!俺とデュエルだ!俺が勝ったらジュンコは返してもらうぜ!」

 

なんと猿にデュエルを挑んだ。アイツこんな胡散臭いやつらの言葉を信じるのか?

 

「アンタが負けたらどうすんのよー!?」

「え!?あ、負けたときのこと考えてなかったぜ……じゃあそうだな……お前が勝ったらお前は自由だ!」

「何よソレー!?」

 

若干枕田が狂い始めてる……

だが猿2匹のうち1匹が十代の言葉に反応したのか、頷いて前に出た。

 

「そうこなくっちゃ!」

「アニキ、猿と話してる……」

「きっと思考が猿に近いのかと」

 

十代、酷い言われようだな。

 

「はぁっ……なら俺がもう一方の猿とやろう」

 

この前三沢に授業以外でデュエルできそうもないと言っておいてコレか。我ながら意志が弱い……

 

「龍斗!?」

「どうして!?」

 

天上院と浜口が驚いているが、猿は2匹いるんだ。訓練の結果なのか、こちらの言葉に反応しているならこちらももう一方も……

 

「もう片方は俺が相手しよう。十代と同じ条件だ」

『キキッ!』

 

やはり来た。

 

「ルールは1VS1のデュエル。つまり十代とそっちの片方とは別のデュエルになる。いいな?」

『キキッ!』

 

頷く猿。

コレって訓練の結果だよな?俺の思考が猿に近いとかそんなんじゃないよな?

 

「デュエル!」

『キキッ!デュエル!』

「しゃ、喋りましたわ、あの猿!」

「デュエルの用語は機械を通して喋っておる」

 

髭に眼鏡の男が自慢気に言ってくるが、仲間の1人に注意された。まぁ雰囲気で把握よりはいいか。

 

宮田龍斗

LP4000

 

VS

 

SAL

LP4000

 

「俺の先攻、ドロー!【RR(レイド・ラプターズ)ートリビュート・レイニアス】を召喚!」

 

【RRートリビュート・レイニアス】

攻撃表示

ATK1800/DEF400

 

今回は【RR】。鉄の意志と鋼の強さを感じさせる不審者のデッキだ。……そういえば、あの不審者結局どうなったんだろ……ゲス顔の素良倒してから見てないんだよな……まぁいいや。続けよう。

 

「【トリビュート・レイニアス】の効果発動!召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズにデッキから【RR】カードを墓地に送る。【RRーファジー・レイニアス】を墓地に送り効果発動!【ファジー・レイニアス】が墓地に送られた場合、デッキからもう一体の【ファジー・レイニアス】を手札に加えることができる!」

 

宮田龍斗

手札5枚→6枚

 

「そして【ファジー・レイニアス】は俺のフィールドに他の【RR】モンスターがいる場合、手札から特殊召喚できる!【RRーファジー・レイニアス】を特殊召喚!」

 

【RRーファジー・レイニアス】

攻撃表示

ATK500/DEF1500

 

「そして、レベル4の【RRートリビュート・レイニアス】と【ファジー・レイニアス】でオーバーレイ!」

『キキッ!?』

 

聞いたことが無い単語に動揺する猿。シンクロもエクシーズも知らないのだろう。構わず続けるが。

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!

冥府の猛禽よ。闇の眼力で真実を暴き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!来い!ランク4!【RRーフォース・ストリクス】!」

 

【RRーフォース・ストリクス】

守備表示

ATK100/DEF2000

 

「な、なんだあのモンスターは!?」

 

後ろでスーツの男の1人がなんか言ってるが無視しよう。

俺には関係の無いことを言ってるに違いない。

 

「【フォース・ストリクス】の効果発動!1ターンに1度、ORUを1つ使うことで、デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4のモンスターを手札に加える!【RRーバニシング・レイニアス】を手札に!カードを2枚セットしてターンエンド!」

 

宮田龍斗

LP4000

モンスター

【RRーフォース・ストリクス】:守

DEF2000

魔・罠

伏せ2枚

手札4枚

 

「様子見……という形の割に動きましたね」

「おそらく、さっき手札に加えたカードが重要なのよ」

 

浜口と天上院。お前ら十代の方はいいのか?

 

『『キキッ!私ノターン、ドロー!』』

 

ん?二重に声が聞こえた。しかも声の高さが違う……

 

「雌と雄で違いがあるか研究するために2匹のSALを育てたのだ」

「博士!」

「おっと、また口が滑ったようだ」

 

なるほど。まぁどちらが相手でも構わん。

 

『手札カラ【怒れる類人猿(バーサークゴリラ)】ヲ召喚!』

 

【怒れる類人猿】

攻撃表示

ATK2000/DEF1000

 

猿がゴリラ召喚した。

で、ここからどうするつもりだ?

 

『バトル!【怒れる類人猿】デ【フォース・ストリクス】ヲ攻撃!』

 

コンバットトリックするつもりか……なかなか知恵があるらしい。しかし【怒れる類人猿】の突撃も【フォース・ストリクス】が飛ぶことで空振りに終わった。

 

『カードヲ2枚伏セ、ターンエンド!』

「は?」

 

なんで攻撃したんだ?意味がわからん。

 

SAL

LP4000

モンスター

【怒れる類人猿】:攻

ATK2000

魔・罠

伏せ2枚

手札3枚

 

「龍斗、まさか【怒れる類人猿】は攻撃可能なら攻撃しなきゃいけない効果を知らないの?」

「は?何その使い辛い効果」

 

レベル4で攻撃力2000ってそこまでのデメリットがあるのか?

 

「貴方ね……テスターならそのくらい把握しなさい」

「んな使い辛いカード効果一々覚えてられるか。俺のターン、ドロー!手札から【RRーバニシング・レイニアス】を召喚!」

 

【RRーバニシング・レイニアス】

攻撃表示

ATK1300/DEF1600

 

「そして【RRーフォース・ストリクス】の効果。自分フィールド上にいるこのカード以外の鳥獣族モンスター1体につき攻撃力と守備力が500ポイントアップする!」

 

【RRーフォース・ストリクス】

ATK100/DEF2000→ATK600/DEF2500

 

「更に前のターンに発動した【フォース・ストリクス】の効果を発動!ORUを1つ使い、デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4のモンスターを手札に加える!2体目の【バニシング・レイニアス】を手札に加える!そして墓地に送られた【ファジー・レイニアス】の効果で3体目の【ファジー・レイニアス】を手札に加える!」

 

宮田龍斗

手札4枚→6枚

 

「そして永続魔法【RRーネスト】を発動!1ターンに1度、自分フィールド上に2体以上の【RR】モンスターがいる場合、デッキ・墓地から【RR】モンスターを手札に加える!墓地の【ファジー・レイニアス】を手札に!」

「さっきから手札が減ってませんね」

「ええ……何を狙ってるのかしら?」

 

本当は特殊召喚したモンスターを倒すことに特化してるんだよな……

 

「早く助けてよーー!」

 

そういえば枕田を助けるのが目的だったな…………あ、プレミしたっぽいぞ。【ミミクリー】もってくれば良かった。

 

「…………【RRーバニシング・レイニアス】の効果。召喚・特殊召喚に成功したターンに1度だけ手札の【RR】を特殊召喚できる!2体目の【バニシング・レイニアス】を特殊召喚!」

 

【RRーバニシング・レイニアス】

攻撃表示

ATK1300/DEF1600

 

「フィールドの鳥獣族モンスターが増えたことで【フォース・ストリクス】の攻守がアップする」

 

【RRーフォース・ストリクス】

ATK600/DEF2500→ATK1100/DEF3000

 

「2体目の【バニシング・レイニアス】の効果で【ファジー・レイニアス】を特殊召喚!」

 

【RRーファジー・レイニアス】

攻撃表示

ATK500/DEF1500

 

【RRーフォース・ストリクス】

ATK1100/DEF3000→ATK1600/DEF3500

 

「そして手札の【ファジー・レイニアス】を自身の効果で特殊召喚!」

 

【RRーファジー・レイニアス】

攻撃表示

ATK500/DEF1500

 

【RRーフォース・ストリクス】

ATK1600/DEF3500→ATK2100/DEF4000

 

「守備力4000!?」

「攻撃力も【怒れる類人猿】の攻撃力を上回った!」

「【フォース・ストリクス】を攻撃表示に変更」

 

【RRーフォース・ストリクス】

守備表示→攻撃表示

DEF4000→ATK2100

 

「バトルだ!行け!【フォース・ストリクス】!【怒れる類人猿】を攻撃!」

『罠発動!永続罠【DNA改造手術】!フィールドノ全テノモンスターハ、宣言シタ種族ニナル!獣族ヲ宣言!』

 

…………やっちまった。【サイクロン】も【ゴッドバードアタック】もないこの状況は大人しくするべきだった……

 

【RRーフォース・ストリクス】

ATK2100/DEF4000→ATK100/DEF2000

 

【フォース・ストリクス】が突撃するも急激に減速し、【怒れる類人猿】に叩き潰された。

 

「ぐっ……!」

 

宮田龍斗

LP4000→2100

 

「何やってるのよー!」

「猿に押されてますわ」

「猿に負けたら貴方の方が学校に居られなくなるわよー!」

 

好き勝手言いやがって……一応セットしてあったが使うとは思わなかった……

 

「リバースカードオープン!速攻魔法【RUM(ランクアップマジック)ーラプターズ・フォース】!」

「「「【RUM】?」」」

 

そういえばこの手のランクアップは見せてなかったな。……詰めデュエルに使うか……?

 

「このターンの戦闘で破壊されたエクシーズモンスター1体を特殊召喚し、そのモンスターよりランクが1つ高いエクシーズモンスターを、対象モンスターを素材にエクシーズ召喚する!【フォース・ストリクス】を特殊召喚し、オーバーレイ!1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!

獰猛なるハヤブサよ。激戦を切り抜けしその翼翻し、寄せ来る敵を打ち破れ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク5!【RRーブレイズ・ファルコン】!」

 

【RRーブレイズ・ファルコン】

攻撃表示

ATK1000/DEF2000

 

「このエクシーズ召喚はバトルフェイズ中のもの。よって攻撃できる!」

「でも攻撃力は1000。攻撃力2000の【怒れる類人猿】には届かない……」

「ORUを持つ【ブレイズ・ファルコン】は相手の場にモンスターがいてもダイレクトアタックできる!」

 

これなら攻撃力2000だろうが関係ない!

 

「行け!【ブレイズ・ファルコン】!」

 

【ブレイズ・ファルコン】が猿の上空に飛び、多量の爆弾を投下した。

 

『キキーッ!!』

 

SAL

LP4000→3000

 

「更に【ブレイズ・ファルコン】の効果発動!このカードが戦闘ダメージを相手に与えた時、相手モンスター1体を破壊できる!やれ!【ブレイズ・ファルコン】!」

 

【ブレイズ・ファルコン】から赤い羽根状の兵器が幾つも飛び出し【怒れる類人猿】にレーザーを放つ……ビジュアルといい攻撃といい効果といい、もう鳥獣族じゃなくて機械族だろ……

 

『罠発動!【キャトルミューティレーション】!獣族モンスターヲ手札ニ戻シ、戻シタモンスターノレベルト同ジレベルノモンスター1体ヲ手札カラ特殊召喚!【怒れる類人猿】ヲ手札ニ戻シ、【怒れる類人猿】ヲ特殊召喚!』

 

【怒れる類人猿】

攻撃表示

ATK2000/DEF1000

 

この猿、上手く躱したな。

 

「メインフェイズ2に移行する。レベル4の【バニシング・レイニアス】と【ファジー・レイニアス】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!

冥府の猛禽よ。闇の眼力で真実を暴き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!来い!ランク4!【RRーフォース・ストリクス】!」

 

【RRーフォース・ストリクス】

守備表示

ATK100/DEF2000

 

「更にレベル4の【バニシング・レイニアス】と【ファジー・レイニアス】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!

エクシーズ召喚!来い!ランク4!【RRーフォース・ストリクス】!」

 

【RRーフォース・ストリクス】

守備表示

ATK100/DEF2000

 

「そしてORUを1つ使い、デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4のモンスターを手札に加える!【RRーミミクリー・レイニアス】を手札に加え、もう一体の効果で【RRーバニシング・レイニアス】を手札に加える!カードを2枚セットしてターンエンド!」

 

宮田龍斗

LP2100

モンスター

【RRーブレイズ・ファルコン】:攻

ATK1000

【RRーフォース・ストリクス】:守

DEF2000

【RRーフォース・ストリクス】:守

DEF2000

魔・罠

【RRーネスト】

伏せ2枚

手札3枚

 

『キキッ!私ノターン、ドロー!』

「リバースカード【禁じられた聖槍】!【フォース・ストリクス】の攻撃力を800下げて、他の魔法・罠の効果を受けなくする!」

 

いつぞやのように足元に槍が突き刺さりそれを【フォース・ストリクス】に投げ刺す。

 

【RRーフォース・ストリクス】

攻撃表示

ATK100→ATK0

 

「更にリバースカード【ゴッドバードアタック】!自分フィールドの鳥獣族モンスター…….【フォース・ストリクス】1体をリリースして相手フィールドのカード2枚を破壊する!【怒れる類人猿】と【DNA改造手術】を破壊!このリリースは効果ではなくコストなので問題無く発動できる!」

 

【フォース・ストリクス】が炎を纏い【怒れる類人猿】と【DNA改造手術】を破壊していった。

 

『……【怒れる類人猿】を召喚!』

 

【怒れる類人猿】

攻撃表示

ATK2000/DEF1000

 

『バトル!【怒れる類人猿】デ【ブレイズ・ファルコン】ヲ攻撃!』

「速攻魔法【月の書】!【ブレイズ・ファルコン】を裏側守備表示に変更!」

 

【ブレイズ・ファルコン】

攻撃表示→裏守備

ATK1000/DEF2000

 

【月の書】の青い光が【ブレイズ・ファルコン】に当たりその姿を消し、【怒れる類人猿】が姿を見失い元いた場所に戻った。その直後上空から【ブレイズ・ファルコン】が戻ってきた……いや、だからエフェクトがおかしい。

 

『ターンエンド!』

 

SAL

LP3000

モンスター

【怒れる類人猿】:攻

ATK2000

魔・罠

手札3枚

 

「俺のターン、ドロー!……!」

 

なんか引いた……!

 

「バトルだ!行け!【ブレイズ・ファルコン】!プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

今日2度目の爆弾投下。猿の断末魔のような鳴き声もなんだか慣れてきた。…………動物虐待にはならない……よな?

 

SAL

LP3000→2000

 

「【ブレイズ・ファルコン】の効果発動!このカードが戦闘ダメージを相手に与えたとき、相手モンスター1体を破壊できる!【怒れる類人猿】を破壊!」

 

そして2度目の謎兵器。

今回はリバースがないので無事に破壊できた。ここで引いたカードを使う!

 

「速攻魔法【RUMーレヴォリューション・フォース】発動!」

『キキッ!?』

「このカードを自分のターンに発動した場合、自分フィールド上の【RR】エクシーズモンスター1体を対象に、そのモンスターよりランクが1つ高いエクシーズモンスターにランクアップさせる!【ブレイズ・ファルコン】を選択!1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!

誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し、革命の道を突き進め!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク6!【RRーレヴォリューション・ファルコン】!」

 

【RRーレヴォリューション・ファルコン】

攻撃表示

ATK2000/DEF3000

 

「行け!【レヴォリューション・ファルコン】!プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

【レヴォリューション・ファルコン】が空高く飛び、3度目の爆弾投下。猿のライフを削りきった。

 

『キキーーーッ!!』

LP2000→0

 

お、ジャストキルだ。チラッと十代を見ると向こうも終わったようだ。

 

「さて、枕田は返してもらうぞ」

「ちょっと待って」

 

猿に枕田の返却をさせようとすると、天上院が邪魔してきた。

 

「なんのつもりだ天上院。あんな場所にいたら下手すれば命に関わる大惨事になるぞ」

「えっと……」

 

天上院の話によると、直ぐ近くの岩の陰に猿の仲間と思われる集団がいるらしい。つまりあの猿は仲間のもとに帰りたくて脱走したのでは?ということらしい…………つまり猿に勝ったことで仲間のもとに帰れなくなったと……?いや、待てよ……ふむ……これなら……

 

「……事情はわかったが、枕田の安全確保が優先だ」

「龍斗!?」

「俺はデュエルアカデミアの生徒でもあるが、I2、KCのテスターでもあるんだ。そしてデュエルアカデミアはKCの設立した学校。ここで命が失われるなんてことがあればKC、つまり海馬さんに迷惑がかかる。猿、枕田を返せ」

 

無理矢理に天上院を退かせて猿に枕田を返させる。

猿は渋々といった感じで枕田をこちらに寄越し、枕田は走って天上院と浜口のもとに行った。

これで最優先事項は解決した。

 

「今だ」

 

スーツの男の1人が麻酔銃を構えると、

 

「ちょっと待ってくれ!」

 

十代が射線に割り込んだ。

 

「俺は勝ったらジュンコを返せとは言ったけど、猿をアンタ達に返すとは言ってないぜ」

「流石アニキ!そうこなくっちゃ!」

 

確かにそうだが、それだけではダメだぞ十代。

 

「構わん、やれ」

「邪魔だ!」

「うわっ!」

 

髭の男の指示によって男が十代を突き飛ばすように退ける。

 

「せいっ!」

「ぐっ!?」

 

それに対して俺は男の横っ腹に蹴りをいれる。

倒れたところに銃を蹴って猿の安全を確保。

 

「丸藤!銃を取れ!絶対に渡すな!」

「わ、わかったッス!」

 

丸藤は慌てながらも麻酔銃を抱え距離を取った。

 

「俺も十代と同様、猿を返すとは言ってない。そもそも、こんな実験。動物虐待で訴えたら危険なのはそっちだ。しかも此処デュエルアカデミアはKCのもの。そっちが無許可で実験しているのは明白だ。社長は動物にデュエルさせるなんてしないからな。さぁどうする?大人しくこちらに従うか、動物愛護団体やらKCを相手に闘うか、好きな方を選べ」

 

俺の脅迫じみた説得に男達は大人しく引き下がり、どこかに行った。

一段落したところで猿に付いてる機械を外し、デュエルディスクを外そうとすると急に暴れ出して逃げられた。

 

「…………デュエルディスクだけはつけていたいんだな」

 

今までの訓練の成果か何かだろうか?いや、あのディスクのどこかを気に入っただけだろう。

 

「にゃ〜。先生の出番が無くなってしまったにゃ〜」

「「「「「大徳寺先生!?」」」」」

 

俺達が来た森から大徳寺先生がやって来た……なんでこんな所に?

 

「龍斗君のと思われるモンスターが見えたんだにゃ〜。それと、万丈目君ならこの島にはいないのにゃ」

 

……【RR】が目印になったのか……で、やはり万丈目はいないと。

 

「な、なんで!」

「先生も気になって万丈目君を探したのにゃ。そして港から出ていく万丈目を見たのにゃ〜」

「つまり、俺達のやっていたことは無駄だったと……」

 

俺を拉致した3人を見ると、あからさまに目を逸らしていた。




えーとですね。「このデッキを使ってほしい」という要望がチラホラと感想に書かれてます。もういっそのこと活動報告使って募集しよう!と思い活動報告書いたので、そちらに使ってほしいデッキ(テーマ)があればコメントください。
それと同時に特にストーリーに影響は無いとは思いますがTFキャラを参加させるか否か若干迷ってます。皆さんのご意見をお聞かせいただければと思います。↑の活動報告に書く際にチラッとコメントいただければ……もしくは感想にお願いします。

次回はテスター試験です。
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