衝動のままに決闘する   作:アルス@大罪

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装備魔法や永続罠の対象になっているモンスターは
魔法・罠のカード名の横に《》の括弧で対象モンスター名を表記します。


アカデミア1年目
アンティルール VS取巻


試験から数日、この数日の間に合格通知が来たので、自宅にあったカードを全て寮に送った。

直前にデッキ調整も少ししたのだが、気付いたことがある。

ケースの中のカードが減ってないようなのだ。

まさかと思い一部のカードの枚数をカウント。その内半分を抜いて、翌日まで隔離。カードが単体で動くなんてオカルトが起こってないことを確認、ケースの中の枚数を確認すると、抜く前の枚数になっていた。

…………このケースを使えばシンクロやらエクシーズやらをばら撒けるぞ。

保険として数枚保存するにしてもばら撒きはできる。しないけど。

で、現在はアカデミア本校の校長室にいる。

理由は一昨日の夜にある。

 

 

 

 

一昨日

 

「よし、緑一色ができた」

 

カード枚数が減らない摩訶不思議なケースという便利な代物があるならと、実践では使える場面が限られるデッキ作りをしていると、

 

pipipi pipipi

 

携帯が鳴った。画面を見ると、『海馬瀬人』の文字。

 

「……も、もしもし」

 

恐る恐る出ると、

 

[シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムを浸透させるために、レッド寮に行け。既に手続きは済ませてある]

「……わかりました。他にするべきことはありますか?」

[本校の校長室に行くことだ。貴様の正体を教師陣くらいには知らせておけ]

「はい。もうないでs[ブッ……ツー……ツー……]……切ったよあの人」

 

言うだけ言って……まぁいいや。過ぎたことは仕方がない。

 

 

 

 

 

というわけで、島に着き、入学式を終えてすぐに校長室へ向かうと、教師陣勢揃いといった感じで一瞬動きが止まってしまった。

とりあえず、挨拶と校長室に来た理由を言っただけで話を済ませた。

 

「なるほど、新たな召喚、新たなモンスターを広めるためにここデュエルアカデミアに……」

「はい。後は俺以外のテスター探しですね。俺以外にもテスターに成り得る人物が居れば俺を通じて、KC、I2社の海馬社長、ペガサス会長にテスターにしてもらいます」

 

そうすれば俺はテスターだからデッキをこうするとか気にせずにデッキ構築ができる。

 

「でしターラ。この、クロノス・デ・メディチが立候補しまスーノ」

「……お話はありがたいのですが、まだカードを託していいものか判断しかねますので、保留させてください」

 

教師でも使えるなら使いたいけどね。

いくら枚数が減らないといっても、無限かどうかわからない以上ポンポンカードを渡すわけにはいかない。

昨日思った。

 

「しかし、あくまで俺はこのアカデミアの一生徒ですので、他の生徒と変わらない対応をお願いします。では、失礼します」

 

さて……寮に戻るか……

 

「あ!お前変なモンスターを使ってた奴だよな!」

「アニキ、失礼ッスよ」

 

寮に戻る途中、声をかけてきたのは遊城十代だった。それとえっと……丸……丸……後で覚えよう。

 

「……シンクロモンスターのことか?それともエクシーズ……いや、両方か」

「そうそれだ!なぁ俺とデュエルしようぜ!そのシンクロとかと戦いたいんだ!」

「断る」

「なんで!?」

 

なんでって……んなもん、

 

「自分の名を名乗らない奴とデュエルする気はない」

 

自己紹介するのは礼儀だ。

 

「あ、悪ぃ。俺は遊城十代。でこいつが」

「丸藤翔ッス。アニキの弟分ッス」

 

ああ、そうだ。丸藤翔だ。思い出した、【ロイド】使う奴だ。

 

「俺は宮田龍斗。で、早速と言いたいんだが、生憎今は部屋にデッキがあってな。少し待ってろ」

 

部屋は何故か1人部屋だった。

海馬さんの差し金か、ケースが原因か……どちらにしても助かるけど。

さて、どのデッキを使おうか……ヌルヌルするデッキでいくか?試験で遅いとか言いながら俺も遅いデッキで戦うか?……アリだな。よし、やめよう。

コイツにしよう。

 

「待たせた。で、何処でやるんだ?」

「その前に、探険いこうぜ!」

「…………は?」

 

探険?何言ってんだコイツ?

…………サンダーと会うアレか。

 

「……わかった」

 

で、いろいろ連れ回された結果辿り着いたのがデュエルフィールド。確か、ブルー用だったかな。

 

「よし!ここでデュエルしようぜ!」

「……いや、ダメだろ」

「なんで!?」

 

無言である場所を指差す。丸藤と遊城はその先を見る。そこにはオベリスクの巨神兵のシンボルがあった。

 

「ここはおそらくブルーの生徒が使うためのものだろう」

「そのとーり。だからお前ら見たいな落ちこぼれのレッドがいていい場所じゃないんだ」

 

急に後ろから声がして、振り返るとブルーの生徒が3人いた。

 

「そうか……じゃあお前らデュエルしようぜ!」

 

なんでそうなる?……ぁあ、ブルーと使えば問題ないと思ったのか。それなら問題は無いとは思うけど、確かブルーの生徒はエリート気質が強かったはず……つまり、

 

「誰が落ちこぼれとやるかっての!」

 

やっぱり。

 

「えー。いーじゃんかよーデュエルデュエルデュエル〜!」

 

子供かよ……

 

「しつこいぞ!」

「ビークワイエット。静かにしたまえ」

 

ん、サンダー登場。あの髪型は寝るときもアレなのかな?……今度聞いてみようかな?

暇だし音楽聞いようかな。

 

「…………い!…………か!」

 

ん?なんか話しかけられてる?

 

「……なに?」

「人が話してるのに貴様は何をしているんだ!」

「え?いや、俺関係ないし」

「貴様もレッドだろうが!」

「そうだな。俺もレッドだ。だからなにか?会話していたのは俺とお前じゃない。遊城とだろ?なら蚊帳の外である俺がどうしていようと俺の自由だ。音楽聞いていてお前らに迷惑かかるか?かかるならどんなものか言ってみろ」

「き、貴様……!」

「貴方達、何しているの!」

 

今日は後ろから声をかけられるって占いに書いてあったか?

やけに後ろから声が飛んでくる。

俺の心臓がびっくりするだろうが。

 

「天上院君、コイツらにここの礼儀というのを教えてやろうと」

「もうすぐ歓迎会が始まるわ。ここにいるのは拙いんじゃない?」

「……チッ。いくぞ、お前ら」

 

サンダーと取巻き1号2号はその場を去っていった。……アレが3年のときにおジャマ・イエローになる男か……

あのトゲトゲしさでイエローになればいいのに…………完全に罰ゲームだな。

あ、別の曲になった。

この曲は是非とも集中して聞こう。

 

「♪ ♪ ♪♪〜」

 

ん、肩叩かれた。誰だ?

……遊城か、帰るみたいだ。俺も帰ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歓迎会もそこそこにして、音楽聴きながらデッキを弄っていたらPDAとかいう通信端末にメッセージが届いた。

…………誰にもアドレス教えてなかったはずなんだけどなぁ。

まぁいいや。で、誰だ?

 

[やあ、ドロップアウト達、して今夜0時、デュエルフィールドにて貴様等を待つ。互いのベストカードをかけたアンティルールだ。勇気があるなら来るといい]

 

後は不愉快な高笑いだった。

どこの悪役だよコイツ。どっちかといえば味方キャラだろ?もうちょい良い笑い方無いのか?

でもアンティか……校則違反だし、1枚程度なら取られても困らないし、欲しいカードをアイツが持っているはずがないからメリット無いんだよなぁ……一応デッキ持っていくか。見学に。

……そうだな……よし、ヌルヌルしよう。

デッキを決定したところで、ドアがノックされ、返事を待たずして開けられた。

……ノックした意味は何だ?

 

「龍斗、お前にもメッセージ来たか?」

 

遊城だった。

コイツならノックだけして突入もあり得る。しかし、会って数時間で下の名前で呼び捨てか。

まぁいいや。スルーしよう。

 

「……ああ。来たよ。アンティの話だろ?」

「ああ。もちろん行くよな!デュエル出来るんだし!」

 

コイツはデュエル出来ればなんだっていいらしい。

俺はコイツに振り回されながら生活していくのか……憂鬱だ。

 

「……まぁ、見学くらいはするかな。この学校の実力の一部でも見れそうだし」

 

テスター候補でも見つかれば儲けもんだ。

 

「じゃあ、早速いこうぜ!」

「お、おい!引っ張るな!!」

 

この他人を振り回す性格なんとかならないか!?

抵抗むなしく引っ張られ続け決闘場に到着。サンダーと取巻き1号2号が既に待っていた。

 

「フン。来たようだな」

「ああ!デュエルだ!」

 

どうやら遊城はサンダーとやるらしい。なら俺は、

 

「んじゃ、頑張れ〜。ふぁああ〜」

 

仮眠くらいは取れるだろ。

取巻きしか出来ない連中は眼中にない。サンダーは無理だろ。おジャマとXYZシリーズのハイブリッドとか頭おかしいし、十代は融合で忙しいし、目新しい人居ないしで期待出来ない。

 

「お前の相手は俺だ!俺が勝ったらお前のエクシーズだかシンクロだかを貰うぜ!」

「……お前が俺に、いや、このデッキに勝つ?……無理じゃね?」

 

時代はそう変わらないけど、カテゴリー統一と非統一なら統一してある方が回しやすいから……まぁコレでも勝てるだろ。前世じゃ1%くらいしか勝てそうもないけど。

 

「な、なんだと!?」

「まぁいいや。で、俺にどんなレアカード(笑)をくれるのかな?」

「レッドのお前がブルーの俺に勝てるわけないだろ!」

「……ふーん。まぁいいや。始めよう」

 

「デュエル!」

「デュエル」

 

取巻

LP4000

 

VS

 

宮田龍斗

LP4000

 

「俺の先攻、ドロー!」

 

あ、先攻取られた。

宣告制って平等じゃないよなぁ。

手札見て時間潰そ。

 

「俺は手札から【猛進する剣角獣】を召喚!」

 

【猛進する剣角獣】

攻撃表示

ATK1400/DEF1200

 

ん〜。このカードを使って……あ、でもアレがまだデッキだし、ドロー出来るかも微妙だからコッチとコレとコレで……うん。やっぱりこのデッキは焦らずゆっくりした方が安定しそう。

 

「ターンエンド!」

 

お?もう俺のターンか。

 

「ドロー」

 

ふむ。これか。で、相手の場と手札は……

 

LP4000

モンスター

【猛進する剣角獣】:攻

ATK2400

魔・罠

【デーモンの斧】《猛進する剣角獣》

伏せ1枚

手札3枚

 

え、【剣角獣】っすか。2400ですか。大きいですねー。

 

「モンスターを伏せ、カードを3枚伏せてターンエンド」

 

宮田龍斗

LP4000

モンスター

裏守備1枚

魔・罠

伏せ3枚

手札2枚

 

「もう終わりか?俺のターン、ドロー!」

「スタンバイフェイズにリバースカード、【W星雲隕石】発動。フィールドの裏守備モンスターを全て表守備にする」

 

これで、俺の場に伏せてあった【ワーム・カルタロス】が表守備になる。

今回使うデッキは【ワーム】。そこまで強力に組んでないけど、まぁここでもいけると思う。

 

「【ワーム・カルタロス】のリバース効果。デッキからレベル4以下の【ワーム】モンスターを手札に加える。【ワーム・ゼクス】を手札に」

 

【ワーム・カルタロス】

守備表示

ATK1200/DEF500

 

宮田龍斗

手札2枚→3枚

 

「フン!そんな雑魚、一撃で倒してやるさ。【二頭を持つキング・レックス】召喚!」

 

【二頭を持つキング・レックス】

攻撃表示

ATK1600/DEF1200

 

懐かしっ!!すげー懐かしいカード出てきた!アレだ、【ラギア】さんが出てきた当初、【セイバー】→【カバ】ときての妥協点になったとか噂のカードだろ?懐かしいなぁ……

 

「バトル!【猛進する剣角獣】で、【ワーム・カルタロス】を攻撃!」

「リバースカード、【和睦の使者】。このターン、俺のモンスターは戦闘では破壊されず、俺が受けるダメージは0になる……一撃で倒せなかったな」

「なっ!く、くそっ!ターンエンド!」

「このエンドフェイズ、【W星雲隕石】の効果で、俺のフィールドの光属性の爬虫類族モンスター全てを裏守備にして、裏守備にした枚数分、俺はカードをドローし、その後デッキからレベル7以上で光属性の爬虫類族モンスターを特殊召喚する」

「最上級モンスターを特殊召喚だと!?」

 

なんか驚いてるけど、前世だともっとエグかったよなぁ。【レダメ】とか、【征竜】とか。こんなのまだ甘いよな?

 

「俺のフィールドには光属性の爬虫類族である【ワーム・カルタロス】がいる。よってコイツを裏守備にして1枚ドロー。その後デッキからレベル8で光属性の爬虫類族、【ワーム・クイーン】を特殊召喚」

 

【ワーム・クイーン】

攻撃表示

ATK2700/DEF1100

 

宮田龍斗

手札3枚→4枚

 

取巻

LP4000

モンスター

【猛進する剣角獣】:攻

ATK2400

【二頭を持つキング・レックス】:攻

ATK1600

魔・罠

【デーモンの斧】《猛進する剣角獣》

伏せ1枚

手札3枚

 

「俺のターン、【ワーム・ゼクス】を召喚。効果発動。召喚成功時、デッキから【ワーム】モンスターを墓地に送る。【ワーム・ヤガン】を墓地に」

 

【ワーム・ゼクス】

攻撃表示

ATK1800/DEF1000

 

あのリバースはなんだ?【ミラフォ】か?【激流葬】ではないだろう。【クイーン】のときに使わなかったし。

カウンターも考え辛い。【和睦】止まらなかったし、まぁいつかわかるか。

 

「バトル。【ワーム・クイーン】で【猛進する剣角獣】を攻撃!」

 

【ワーム・クイーン】が小さな【ワーム・ディミクレス】を【剣角獣】に投げつけた。

あんな攻撃なんだ……なんか怖い。

 

「ぐっ!」

 

取巻

LP4000→3700

 

「続いて【ゼクス】が【キング・レックス】を攻撃!」

 

【ゼクス】は体の中央にある口から緑色の酸と思われる液体を吐き出し、【キング・レックス】を溶かした。

 

取巻

LP3700→3500

 

攻撃反応型じゃない……【カルタロス】をリバースすれば良かった……まぁいいや。

 

「【カルタロス】を反転召喚して、リバース効果発動。2枚目の【ゼクス】を手札に」

 

宮田龍斗

手札4枚→5枚

 

「そしてレベル4の【カルタロス】と【ゼクス】で、オーバーレイ!」

「来たか、エクシーズとやらが!」

「2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築。

異形の者達と共に戦う王の姿を見るがいい!エクシーズ召喚!ランク4!【キングレムリン】!」

 

【キングレムリン】

攻撃表示

ATK2300/DEF2000

 

「【キングレムリン】の効果発動!1ターンに1度、ORU(オーバレイ・ユニット)を1つ使い、デッキから爬虫類族モンスターを手札に加える。【ワーム・カルタロス】を手札に」

 

手札5枚→6枚

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

宮田龍斗

LP4000

モンスター

【ワーム・クイーン】:攻

ATK2700

【キングレムリン】:攻

ATK2300

魔・罠

伏せ3枚

手札4枚

 

【クイーン】の効果使っても良かったけど、別に今じゃなくてもいいかな?

コイツが必要!って場面でもないし。

 

「俺のターン!【強欲な壺】を発動!」

 

え!?き、禁止カード!?あ、いや、こっちだと制限なんだっけ?……ズルいなぁ……

 

「【死者蘇生】を発動!蘇れ!【二頭を持つキング・レックス】!そして、【キング・レックス】を生贄に、【フロストザウルス】を召喚!」

 

【フロストザウルス】

攻撃表示

ATK2600/DEF1700

 

「更にフィールド魔法、【荒野】!

これでフィールドの恐竜族、アンデット族、岩石族の攻撃力と守備力が200ポイントアップ!」

 

【フロストザウルス】

ATK2600→ATK2800

 

…………こんなカードあったか?俺持ってないと思うんだけど……古いカードか?

効果からして他になにかありそうなんだけど……

 

「バトル!【フロストザウルス】で【ワーム・クイーン】を攻撃!」

 

【フロストザウルス】の吐くブレスで、【ワーム・クイーン】の体は凍りつき、破壊された。

 

「…………」

 

宮田龍斗

LP4000→3900

 

「どうだ!ターンエンド!」

 

取巻

LP3500

モンスター

【フロストザウルス】:攻

ATK2800

魔・罠

伏せ1枚

フィールド

【荒野】

手札2枚

 

え?終わり?…………マジ?何もないの?戦闘止められたら何かするのか?

それとも魔法・罠にチェーンしたりすんのか?…………わからん。

 

「……ドロー。【ワーム・ゼクス】を召喚。効果でデッキから【ワーム・ヤガン】を墓地へ。【キングレムリン】の効果でORUを1つ使い、デッキから【ワーム・リンクス】を手札に加える」

 

そろそろ終わらせたいんだけど、決め手になるカードを引けない……仕方ない。

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

宮田龍斗

LP3900

モンスター

【キングレムリン】:攻

ATK2300

【ワーム・ゼクス】:攻

ATK1800

魔・罠

伏せ4枚

手札4枚

 

「手も足も出ないか。ドロー!」

「リバースカード、【毒蛇の供物】。【ゼクス】と【フロストザウルス】……その伏せカードを破壊する」

「なっ!ちぃっ!」

 

なっちって誰だ?で、破壊したのは……【リビングデッドの呼び声】か。このフィールドを破壊してもよかったな。

 

「……モンスターを伏せて、ターンエンド」

 

取巻

LP3500

モンスター

裏守備1枚

魔・罠

フィールド

【荒野】

手札2枚

 

マジでこのフィールドの効果が不明なのが怖い……あとで調べてみよう。

 

「ドロー。バトル。【キングレムリン】で攻撃!」

 

【キングレムリン】は爪で裏守備モンスター……【暗黒(ブラック)ステゴ】を貫き、破壊した。確か守備力も上がるから2200か……ギリギリだったな。

 

「モンスターをセット、カードを2枚伏せターンエンド」

 

宮田龍斗

LP3900

モンスター

【キングレムリン】:攻

ATK2300

裏守備1枚

魔・罠

伏せ5枚

手札2枚

 

なんだこのお子様プレイング。

ガン伏せって……やったの俺だけど。

 

「ドロー!」

「【W星雲隕石】を発動。効果は説明しないぞ。伏せモンスター、【ワーム・リンクス】のリバース効果。エンドフェイズにコイツが表側表示なら1枚ドローする」

 

これで決め手になるカードを引ければいいんだが、無くても【隕石】から高レベル【ワーム】を出してゴリ押しできるけど。なんかこいつらとやり方が変わらないな。

 

「…………【猛進する剣角獣】を召喚してバトル!」

 

宣言と共に、【キングレムリン】が咆哮した。

 

「な、なんだ!?」

「【威嚇する咆哮】を発動。これでこのターン、お前は攻撃宣言できない」

「くっ!カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

「エンドフェイズ、【ワーム・リンクス】の効果で1枚ドロー。【W星雲隕石】の効果で【リンクス】を裏守備にして1枚ドロー。デッキからレベル8の【ワーム・キング】を特殊召喚」

 

【ワーム・キング】

攻撃表示

ATK2700/DEF1100

 

宮田龍斗

手札2枚→4枚

 

取巻

LP3500

モンスター

【猛進する剣角獣】:攻

ATK1600

魔・罠

伏せ1枚

フィールド

【荒野】

手札1枚

 

「ドロー」

「ガードマンが来るわ!時間外の決闘場の使用、アンティルールでのデュエルで下手すれば退学よ!」

 

…………ふむ。逃げるか。

 

「チッ!行くぞお前ら!このデュエルの勝利は預けといてやる!」

「な!お、おい!」

 

遊城もまだ決着ついて無かったのか……

 

「遊城、行くぞ」

「いいとこだったのに〜!」

 

急いで校舎を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、どうだった?ブルーの洗礼を受けた感想は?」

「んー……大したこと無かったな」

「期待外れって言った方がいいのか?実際、あのターンで決まってたし」

「あら?そうなの?」

「ああ、フィールドには【ワーム】モンスターを使ってカードを破壊できる【ワーム・キング】がいたから相手フィールドを一掃できたし、そのあと手札のこの2枚でフィニッシュだ」

 

そう言って【未来融合ーフューチャー・フュージョン】と【邪龍アナンタ】のカードを見せる。墓地には既に【ゼクス】と【ヤガン】が2枚、【カルタロス】、【クイーン】がいるからフィールドと墓地だけで【アナンタ】の攻撃力が5400になっているから勝ってるんだけど、どうせなら1万オーバーで倒したかった。こっちだと【未来融合】が禁止じゃないから便利……あ、【魔導書】作ってみようかな……【神判】入りの。禁止じゃないし。

 

「俺もこのカード引いたしな」

 

遊城も手札と思われるカード【死者蘇生】を見せる。

 

「これで【フレイムウィングマン】を特殊召喚して俺の勝ちだぜ!」

「いや、無理だろ。【フレイムウィングマン】は融合召喚でしか特殊召喚できない」

「え?……あ、本当だ!じゃ、じゃあ俺の負けか!?」

「知らん。お前の墓地と互いのフィールド次第だ。それ次第で、高守備力モンスターで耐えてチャンスを待つとかな?」

 

その前に自負のカードの効果くらい把握しておけ。

 

「じゃ、俺は帰る」

「あ、待てよ!じゃあな、明日香!」

「え、ええ……」

「待ってよ〜アニキ〜!」

 

丸藤、居たのか。




【ワーム】はリアルで使ってたデッキです。【未来融合】禁止で浪漫砲撃てなくなりましたが。
これから更新は遅くなりそうです。
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