ゆまの特訓で浜口に敗北。
続いて見つけた藤原はなんとか倒した。
枕田には『鉄の意志も鋼の強さも感じられない』と言って連続ランクアップで爆殺された。お前何故そのセリフを知っている?
明日香は見なかったことにした。【デモンズ・チェーン】と【安全地帯】の使い回しなんて見なかった。微妙に楽しそうな明日香の顔なんて見てない。
十代はいつの間にか帰ってきてたが、なんかボロボロなので触れないことにした。
あと知らないうちにセブンスターズがさらに1人……正確には1組減っていた。万丈目が倒してしまったらしい。
十代の話では、七星門の鍵の盗難事件の犯人らしい。俺の鍵は盗まれてなかったぞ?という疑問が出てきたが、黒蠍盗賊団の精霊が警察官やら寮長やらに化けていたらしく、鍵の管理場所がバレていたのが原因らしい。
そういえば、そんなのあったな。
俺のとこにも来たけど、『仕事』の一言で帰したっけ。
まぁそれはそれとして。
「十代、今回は俺にやらせろ」
寮の外から突如現れたミイラに窓を破られ、無言の腹パンをくらい気絶させられ、さらに拉致され辿り着いた黄金の船。目を覚ますと明日香に膝枕され頭を撫でられていた。
「……何をしている明日香。手を退けろ」
「甘いわ!」
手を退けようとすると、もう片方の手がやってくるので起き上がる余裕もなく格闘していると同じく腹パンを喰らったのであろう十代も起きた。
船には万丈目、明日香、カイザー、丸藤、十代がいる。
丸藤とカイザー……丸藤兄弟を除いた面子の共通点は七星門の鍵を持つということ。カイザーも同じことを呟いた瞬間鳴り響く銅鑼の音。
全員が音のした方向を見ると、その奥には大きな玉座に全身を預けるように座る人影が。
十代とともに円形のステージのような場所に上がると同時に人影は俺たちと同じ場所に歩き始めた。
その人物は金の仮面を着けていて、細身の体からは性別が判断できない。
「お前、何者だ!?」
「余の名はアビドスⅢ世。セブンスターズの1人」
十代の問いに静かに答えるアビドスⅢ世。万丈目によると生涯無敗を誇った3000年前のエジプトの王らしい。……セブンスターズの力があれば3000年前の人間でも呼べるのか。
しかし生涯無敗の実力に興味がある。
こいつとデュエルしたいという衝動に駆られて先ほどの発言に至る。
「えーっ!?俺だってデュエルしてぇよ!」
「俺が負けたあとにでもしてろ。とにかく、俺がやる」
堪えきれない笑みを浮かべながらアビドスⅢ世の前に立つ。
「其方が余の相手か」
「ああ。3000年の間にDMがどこまで進化したのか。その一端を見せてやる」
臣下か何かであろう人物が『無礼』と言うがアビドスⅢ世は『構うな』と一蹴。
さっきデッキをみたら、ようやく形になったデッキで、【シャドール】も【クリフォート】も持ってきてなくて不安だがなんとかなると思う。
十代はやや不貞腐れながらステージから降りた。
「「デュエル!」」
アビドスⅢ世
LP4000
VS
宮田龍斗
LP4000
「余の先攻、ドロー!【王家の守護者】を召喚!」
【王家の守護者】
守備表示
ATK900/DEF0
「守備力0!?」
丸藤が守備力0のモンスターを召喚したことに驚いているが、そんなこといったら俺は攻守0の最上級モンスター召喚しただろ。【時械神】だけど。
「カードを1枚伏せ、ターンエンド」
アビドスⅢ世
LP4000
モンスター
【王家の守護者】:守
DEF0
魔・罠
伏せ1枚
手札4枚
「俺のターン、ドロー!」
「永続罠【第一の棺】!」
俺がドローした瞬間に発動した永続罠。なんだアレは?
「相手ターンのエンドフェイズに【第二の棺】、【第三の棺】と順に余のフィールドに出す。3つの棺揃いし時、其方を絶望と闇が覆うであろう」
【第二の棺】に【第三の棺】…………絶望と闇…………特殊勝利……!?え、俺次のターンに負けるのか!?んなカードアリなのか!?
手札にあのカードか出てくる【棺】を除去できるカードは…………コレだ!
「【マジック・リアクター・
【マジック・リアクター・AID】
攻撃表示
ATK1200/DEF900
現れたのは爆弾を搭載した機械龍。
おそらく【棺】のカードは魔法カード。なら魔法カードを除去できるこのモンスターを召喚すれば対処できる。
「バトル!【マジック・リアクター・AID】で【王家の守護者】を攻撃!フレイム・エイド!」
【AID】によって爆撃される【王家の守護者】。
「永続魔法【
「【第一の棺】の効果で【第二の棺】がフィールドに現れる!」
「【AID】!」
【AID】の効果を発動しようとするが、何故かピクリとも動かない。何故だ?魔法カードが発動したという条件は満たしたはず……あの【棺】に何かあるのか?疑問を解消すべく発動されている【第二の棺】に近づいてテキストを確認する…………特にその手のテキストは無い。
次に【第一の棺】……『相手ターンのエンドフェイズ毎に「第二の棺」「第三の棺」の順にカードを1枚手札またはデッキから自分フィールド上に表側表示で出す』…………ん?『出す』?え?その差なのか?『出された』だけで『発動』していないと?
「どうかしたか?」
「…………いや、なんでもない。ターンエンドだ」
アビドスⅢ世の問いかけにやや納得いかないからか、ぶっきらぼうに返答してしまった。しかし【AID】が発動しないのなら仕方ない。【サイクロン】引けるように祈るしかない。
宮田龍斗
LP4000
モンスター
【マジック・リアクター・AID】:攻
ATK1200
魔・罠
【機甲部隊の最前線】
伏せ2枚
手札2枚
「余のターン、ドロー!魔法カード【死者への手向け】!手札1枚を捨て、相手モンスターを破壊する!」
「速攻魔法【禁じられた聖槍】!このターン、【AID】の攻撃力が800ポイントダウンするが、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない!」
【聖槍】を【AID】に突き刺すと【AID】の全身に罅が入る。
続いて【死者への手向け】のエフェクトだろうと思われる包帯でぐるぐる巻きの手が床からやってくるが、躊躇したように動きを鈍くし、何もせず床に潜っていった。まさかこのカードを使うとは……枠に余裕がありそうだからと入れておいて正解だった。
【マジック・リアクター・AID】
ATK1200→ATK400
「【ファラオのしもべ】を召喚!」
【ファラオのしもべ】
攻撃表示
ATK900/DEF0
また攻撃力900のバニラか?【ローレベル】とかいうデッキなのか?それとも舐められてるのか……。
「バトル!【ファラオのしもべ】で【マジック・リアクター・AID】を攻撃!」
「罠発動【フェイク・エクスプロージョン・ペンタ】!相手モンスターの攻撃宣言時に発動!モンスターはその戦闘では破壊されない!」
「だがダメージは受けてもらう!」
どこかで聞いたようなセリフの直後【AID】の胴部左側が斬りつけられ、俺の左腕に痛みがやってきた。
「ぐっ……!」
宮田龍斗
LP4000→3500
「【フェイク・エクスプロージョン・ペンタ】のさらなる効果……!ダメージ計算後、手札か墓地から【サモン・リアクター・AI】を特殊召喚する!手札から特殊召喚!」
【サモン・リアクター・AI】
攻撃表示
ATK2000/DEF1400
「やるな。余の攻撃からモンスターを守り、強力なモンスターを召喚するとは」
…………言えない。ようやく形になって調整してないデッキだなんて言えない。できることなら【六武衆】で圧殺したかったとかも言えない。
「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
アビドスⅢ世
LP4000
モンスター
【ファラオのしもべ】:攻
ATK900
魔・罠
【第一の棺】
【第二の棺】
伏せ1枚
手札1枚
「俺のターン、ドロー!【闇の誘惑】発動!カードを2枚ドローして手札の闇属性モンスターを除外。除外できないなら手札を全て捨てる。【可変機獣 ガンナー・ドラゴン】を除外!」
…………手札にモンスターがいない……だが……
「【大嵐】発動!フィールドの魔法・罠を全て破壊する!」
「!?カウンター罠【マジック・ジャマー】!手札を1枚捨て、魔法の発動を無効にする!」
チッ……通らなかったか……
「バトル!【マジック・リアクター・AID】で【ファラオのしもべ】を攻撃!フレイム・エイド!」
再び爆撃。しかし今度は【ファラオのしもべ】の持っていた武器の一部がアビドスⅢ世を傷つけた。
「ぐっ……!」
アビドスⅢ世
LP4000→3700
「続けて【サモン・リアクター・AI】でダイレクトアタック!サモン・リアクト!」
機関銃の乱射がアビドスⅢ世を襲う。
「ぐあぁぁぁ!」
アビドスⅢ世
LP3700→1700
攻撃を受けたアビドスⅢ世は膝から崩れ両手を地につけた。
「…………其方、何を企んでいる……?」
「俺にとってのベストはその【棺】を止めること。3つ揃えたら俺を絶望と闇が覆うとか物騒なこと言われたら、除去したくなるのは道理だ」
「余の【棺】を壊そうとした者は其方が初めてだ」
「?普通、誰でも破壊、最悪でも手札に戻すくらいはすると思うが……」
「そう……なのか……?」
…………妙な様子になってきたぞ。客観的な見解を求めるべく明日香達の方を振り向く。
「戦略もデッキもなんか普通っぽいッス……」
と丸藤。
「いくらテスターのアドバンテージを持っている宮田龍斗相手とはいえ、本当に神のデュエリストなのか?」
と万丈目。ってか相変わらずフルネームで呼ぶのな。まぁいいけど。
「どのモンスターも攻撃力1000にも届いてない通常モンスター……【棺】を揃える戦略にしては甘い」
とカイザー。だよな。考えてみたらその前にライフ0になったら終わりだし、それを防ぐロック要素も無い。
「ってかあの王様弱くねぇ?」
十代、それは言いすぎだ。もう少し言葉を選べ。
「正直、神のデュエリストと聞いて尻込みしてたけれど、私の【氷結界】なら何もさせずに倒せそうよ」
明日香、お前それすると凄い笑顔になるもんな。
「……やはり、余と本気でデュエルする者など、居なかったということか……」
明日香達の見解にアビドスⅢ世はそう呟いた。…………つまり、今までの相手は皆手加減していたということか。
…………気合入れてた俺がバカみたいじゃないか。
「…………」
「龍斗、『やる気なくなったから代わって』って顔してもダメよ」
明日香がやけに具体的な表現をした。お前、それどんな顔だよ。と思ったとき明日香が丸藤を指差し、丸藤が変な顔をした。お前らどんだけ息ピッタリなんだよ。
「……まぁいいや。カードをセットしてターンエンド」
「【第一の棺】の効果で【第三の棺】がフィールドに出る。そして【第一の棺】の効果で全ての【棺】を墓地に送り【スピリッツ・オブ・ファラオ】を特殊召喚する!」
【スピリッツ・オブ・ファラオ】
攻撃表示
ATK2500/DEF2000
んなことだろうと思ったよ。1ターン前のあの焦りを返せ。
「……其方、王の魂を侮辱した顔をしているな」
「…………」
正直、圧倒的にやる気がない。もうサレンダーして帰ろうかなと思うくらいには。
「【サモン・リアクター・AI】の効果発動!相手フィールドにモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚されたとき、相手に800ポイントのダメージを与える」
「なにっ!?だが、【スピリッツ・オブ・ファラオ】は特殊召喚に成功したとき、墓地のレベル2以下のアンデット族通常モンスターを4体まで特殊召喚できる!」
【王家の守護者】×2
攻撃表示
ATK900
【ファラオのしもべ】×2
攻撃表示
ATK900
【AI】に爆撃されるアビドスⅢ世。
「ぐあぁぁぁ……!」
アビドスⅢ世
LP1700→900
宮田龍斗
LP3500
モンスター
【マジック・リアクター・AID】
ATK1200
【サモン・リアクター・AI】
ATK2000
魔・罠
【機甲部隊の最前線】
伏せ1枚
手札0枚
「余のターン、ドロー!このままバトル!【スピリッツ・オブ・ファラオ】で【マジック・リアクター・AID】を攻撃!」
【スピリッツ・オブ・ファラオ】の攻撃で爆散する【AID】。その破片の面が俺の額に直撃した。
「だっ!?」
宮田龍斗
LP3500→2200
思わず額を押さえてしゃがみこむ。
こ、これがゆまを襲う小さなギャグエフェクトの痛みか……いや、これは闇のデュエル。本来なら痛みはほぼ無いのだろう。
「……【機甲部隊の最前線】の効果でデッキから【トラップ・リアクター・RR】を特殊召喚……」
【トラップ・リアクター・RR】
守備表示
ATK800/DEF1800
「……【スピリッツ・オブ・ファラオ】以外の全モンスターを守備表示に変更」
【王家の守護者】×2
攻撃表示→守備表示
ATK900→DEF0
【ファラオのしもべ】×2
攻撃表示→守備表示
ATK900→DEF0
「…………カードを1枚伏せ、ターンエンド」
アビドスⅢ世
LP900
モンスター
【スピリッツ・オブ・ファラオ】:攻
ATK2500
【ファラオのしもべ】:守
DEF0
【ファラオのしもべ】:守
DEF0
【王家の守護者】:守
DEF0
【王家の守護者】:守
DEF0
魔・罠
伏せ1枚
手札0枚
「俺のターン、ドロー!永続罠【リビングデッドの呼び声】!墓地の【マジック・リアクター・AID】を蘇生する!」
【マジック・リアクター・AID】
攻撃表示
ATK1200/DEF900
「…………」
「【サモン・リアクター・AI】の効果発動!フィールドの【AI】、【RR】、【AID】を墓地に送り、手札・デッキ・墓地から【ジャイアント・ボマー・エアレイド】を特殊召喚する!」
【ジャイアント・ボマー・エアレイド】
攻撃表示
ATK3000/DEF2500
【AI】、【RR】、【AID】の3体が合体し、大型モンスターに姿を変えた。
「罠発動【激流葬】!」
そして流された。せっかく召喚したのに……!
「すまぬ【スピリッツ・オブ・ファラオ】……勝つにはこれしかなかったのだ……」
手札0フィールド0で何言ってんだ。
「……ターンエンド」
俺も出せるカードないけど。
宮田龍斗
LP2200
モンスター
無
魔・罠
【リビングデッドの呼び声】
手札1枚
「余のターン、ドロー!【王家の守護者】を召喚!」
【王家の守護者】
攻撃表示
ATK900/DEF0
「ダイレクトアタック!」
【王家の守護者】が俺に向かって突っ走り、
「ぐほぁ!?」
ドロップキックしてきやがった。
宮田龍斗
LP2200→1300
「ターンエンド!」
アビドスⅢ世
LP900
モンスター
【王家の守護者】:攻
ATK900
魔・罠
無
手札0枚
「俺のターン、ドロー!【マジック・プランター】発動!【リビングデッドの呼び声】を墓地に送り2枚ドロー!」
宮田龍斗
手札1枚→3枚
「【おろかな埋葬】デッキから【
「ダークチューナー?」
「龍斗、そんなモンスター聞いてないわよ!」
アビドスⅢ世の疑問、明日香の文句と続く。そりゃあ言ってないからな。俺だってこれが世に出るかどうか微妙だと思うし。
「【DT デス・サブマリン】は俺のフィールドにモンスターがいないとき、墓地から特殊召喚できる!現れろ!」
【DT デス・サブマリン】
守備表示
ATK0/DEF300
「更に【ダークシー・レスキュー】を召喚!」
【ダークシー・レスキュー】
攻撃表示
ATK0/DEF0
「攻撃力も守備力も低いモンスターばかり、何を企んでいる?」
「明日香、良く見てろ。これがシンクロ召喚のもう一つの形だ!レベル1の【ダークシー・レスキュー】にレベル9の【デス・サブマリン】をダークチューニング!」
【デス・サブマリン】が9つの星になり【ダークシー・レスキュー】のボート、そしてボートに乗っている人達に埋め込まれる。
「暗闇の底より聞こえし慟哭よ、死神の鎧を身に纏い、その巨躯で蹂躙せよ!」
口上に合わせ【ダークシー・レスキュー】から8つの黒い星が飛び出し輪を作り回りだす。その中心から黒い光の柱が現れた。
「ダークシンクロ!浮上せよ!レベルマイナス8!【ダーク・フラット・トップ】!」
【ダーク・フラット・トップ】
守備表示
ATK0/DEF3000
船の上に現れた巨大空母モンスター。今俺達がいる船と同じくらいの大きさのようだが、モンスター出せるのか?
「ダークシンクロ!?このモンスターはいったい……!?」
「アンタが寝てる3000年の間に進化したDMの一端だ。フィールドのモンスターのレベルから、【DT】のレベルを引いたレベルを持つダークシンクロモンスターをエクストラデッキから召喚する」
「レベルを引く!?【ダークシー・レスキュー】のレベルは1……【デス・サブマリン】のレベル9から引いたら……」
「マイナス8だ」
同じレベルだと【ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン】がいたけど、今回はこいつを選択。多分ここくらいじゃないと召喚しないかもしれないからな。
「【ダークシー・レスキュー】の効果発動!シンクロ素材に使用され墓地へ送られた場合、カードを1枚ドローする!ダークシンクロもシンクロ召喚と同じ扱いなのでドローする!」
宮田龍斗
手札1枚→2枚
「更に【ダーク・フラット・トップ】の効果発動!1ターンに1度、墓地のレベル8機械族モンスターを、召喚条件を無視して特殊召喚できる!蘇れ【ジャイアント・ボマー・エアレイド】!」
【ジャイアント・ボマー・エアレイド】
攻撃表示
ATK3000/DEF2500
「レベル9のモンスターをノーコストで召喚して、今度はレベル8のモンスターを召喚条件を無視して召喚?インチキ効果もいい加減にしなさい!」
「明日香、お前どっちの味方だ!?」
「いや龍斗君。ボクも明日香さんと同意見ッス」
丸藤の発言に俺以外の全員が頷いた。
敵も味方も全員が同時に。
「……【ジャイアント・ボマー・エアレイド】の効果発動。手札1枚を捨て、相手フィールドのカードを破壊する。手札の【デス・サブマリン】を捨て、【王家の守護者】を破壊する」
【ジャイアント・ボマー・エアレイド】が【王家の守護者】の頭上に飛び立ち、爆弾投下。守る術を持たない【王家の守護者】は消え去った。
「そのままバトル。ダイレクトアタック」
爆弾投下かと思っていたが、その巨体で特攻していった。
「うわぁぁ!!」
アビドスⅢ世
LP900→-2100
ふぅ……なんとか倒せたけど、今度から服の下に鉄板でも仕込んでおこうかな。そうすれば腹パンくらってもなんとかなりそうだし。
「これが全力のデュエル……進化したデュエルなのか」
アビドスⅢ世がそう言いながら、金の仮面を外して近づいてきた。
「ダークシンクロは進化の一端だと言ったはずだが……」
「まだ進化しているのか!?」
期待に目を輝かせて顔をグイッと近づけてきた。
一歩後ずさると向こうも一歩近づいてきた。に、逃げ場がねぇ……
「余が闇のデュエリストになったのか。一度でいい、全力のデュエルをしたかったからと思っていた……だが今わかった。其方と出逢うために闇のデュエリストになったのだと!」
今度は力説し始めたぞ。そして嫌な予感がしてきた。
「お前、何を言ってーーー」
「敗北した余はこれから天に逝く。だが其方も来て欲しい!余の
「ーーーーーー」
『俺は男だ』と言って殴った俺は悪くない。
無理矢理に連中を帰して寮に戻る道中。
「龍斗、ダークシンクロってなんなの!?説明しなさい!」
明日香に両肩を掴まれたのをきっかけに、十代達も詰め寄ってきた。
「シンクロの一種だ。ただ、通常のシンクロと違い、レベルを引いて召喚する。それもレベルマイナスになるようにな」
「レベルマイナス……」
「だから基本的にどの【DT】も高レベルだ」
だからもうちょいレベル上げろ【ダーク・エイプ】。そんなレベルじゃダークシンクロしにくい。ってかする気にならん。
「シンクロ召喚の一種なら私も使っていいのよね!?」
「実践の前にこんがらがらないように練習しとけ」
とりあえず明日香は納得……というか早く使いたいとばかりに夜空を見上げた。十代は『明日香ばかりズルい』と文句を言っていたが、もうテスター試験する余裕も無さそうなんだよなぁ……。
海馬さんの話では夏に発表があると言ってた。今はもう4月……試験問題考えて、校長から教室の使用許可もらって試験日決めてともうそんな余裕は無いだろう。それに十代1人のためだけに、そんなことしていられるわけがない。仮に三沢が候補になったとしても2人。せめてあと1人欲しいな。そうすれば明日香達3人に実技試験を任せられるし。
この話は【インフェルニティ】にして【ワンハンドレッド】と【ガチャピン】でとも思ったんですが、【インフェルニティ】使ったんで【エアレイド】にしました。
次回はデュエル無しです。明日起きたら投稿します。
それでは皆様良いお年を!