衝動のままに決闘する   作:アルス@大罪

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万丈目フルパワーです。


叫び VS.万丈目

目が覚めると森の中。

時刻を確認すると、ゆまと藤原の2人と別れてから数時間しか経っていなかった。首にかけておいた七星門の鍵が無いことから、俺が負けたあと、十代あたりが大徳寺先生を倒したのだろう。一先ずそう結論して寮に戻る。

翌日、誰が見聞きしたのかは不明だが、『十代がセブンスターズを倒した』という話が学園中に広まった。しかも十代の話によると事実らしい。

まぁ、そうでなければ、俺がここにいないわけなのだが。

となるとセブンスターズの問題は解決とみて良いだろう。【幻魔】は……どうにかする。十代が。

残りはイベントの方片付けるか。

ペンデュラムは三沢と俺の同室対決で、三沢もデッキを変えてきたが【WE】には及ばなかった。現在俺が勝ち越している。

シンクロは明日香とももえの2人か……どうなってるんだろ?

 

「…………ももえに聞くか」

 

PDAでももえに状況を確認してみると、『細かくは覚えてない』と返答。しかし互角らしい。

念のため明日香に連絡してみたが、一切反応が無い。

明日香を探すべく、奴がいそうな場所を探すと、灯台の下にいる明日香を発見。

 

「…………」

 

声をかけようと思った瞬間、隣にカイザーがいることに気付く。

…………このあたりも俺がこっちに来た影響だろう。

そう思い踵を返した瞬間、カイザーが俺に気付き、俺に声をかけてきた。

 

「龍斗、どうかしたか?」

「え?龍斗?」

 

それによって明日香も俺を見る。

一瞬止まってしまったが、何も無かったかのようにその場を去る。

先にエクシーズを処理しよう。藤原と十代と枕田だな。十代ならすぐ見つかるだろうけど、戦績までは覚えてないだろうから藤原か枕田のどちらかを当たるとしよう。

そう思っていると、

 

「なんで無視するのよ!」

「なんで追って来てんだ!?」

 

明日香とカイザーが追って来た。

割と早足で歩いているつもりだったのだが、向こうがそれ以上の速度で追って来る。

 

「私か亮に用があったんじゃないの?あんな場所に用もなく来ないもの!」

「偶然だバカ!さっさと戻れ!俺は馬に蹴られたくはない!」

「バ……っ!?ち、違うわよ!貴方何か勘違いしてるんじゃない!?」

「してないから!邪魔して悪かった!謝るから有意義な時間をお過ごしください!」

 

互いに徐々に速度を上げながら会話する俺と明日香。カイザーは何故かデッキとデュエルディスクを構えて追って来てる。お前この状況でも俺とデュエルするのか!?

 

「いいから私の話を聞きなさい!」

「ぎゃあああああああ!!」

 

明日香の右手が俺の頭蓋骨を掴んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日香から『兄さんの話をしていただけで、決してカイザーとはそういう関係ではない』と説明の後解放され、俺がイベントに向けたももえとの戦績はどうなっているのか確認したところ、互角らしい。適当に期日を決めて出る人を決定してもらうことにした。

ももえにもPDAで連絡し、ついでに枕田の居場所を聞いてみたところ、一緒に浜辺にいるらしいので、戦績を聞いてみてほしいと伝えると、何故か拒否された。事情を聞くべく浜辺に行く。

 

「ももえ、枕田」

 

浜辺に行くと水着を着たももえと枕田を含めた数名の生徒と1人制服を着ている万丈目、サーフィンしている吹雪先輩がいた。これはどういう集まりだ?

 

「あ、龍斗さん」

「アンタ、なんでここに?」

「仕事だ。夏のイベントが近くなってきたし、セブンスターズの問題も片付いたからこっちに集中できるんでな。とりあえずももえ達に期日用意したから、その日で決定しておきたい。それで、お前の戦績は?」

 

十代に1戦勝ち越して、藤原に1戦負け越しているらしい。

あとは藤原に聞けば大凡の戦績はわかるな。

2人と別れながら藤原に連絡してみると、十代と枕田に1戦ずつ勝ち越しているとのこと。このままなら藤原がイベントに出ることになる。

しかしこれで状況把握はできた。あとは期日まで三沢とデュエルしていれば良いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、校長から俺と三沢のPDAに『七星門の鍵が盗まれた』と連絡があった。急いで校長室に行く途中、十代とカイザー、明日香のところにも連絡が行っていたらしく合流。さらに寮で走っていく明日香を見かけた枕田とももえ、藤原とゆまも追ってきた。校長室に行き事情を聞くと、鉢植えの中に隠していた七星門の鍵が入っていた箱が机の上に置かれていて、中の鍵が全て失くなっていて、代わりに1枚の紙が入っていた。紙には『浜辺で待つ。サンダー』と書かれていたらしい。

…………ぁー、たしかこれが原因で【幻魔】が出てくるんだったな。

俺以外のメンバーは焦っていたが、独り面倒な表情で走って浜辺に行く。

浜辺に到着した俺達を待っていたのは、やはり万丈目だった。

明日香が鍵を返すように一度説得してみるが、万丈目は『嫌だ』と拒否。

それに明日香が何故こんなことをしたのか聞くと、

 

「宮田龍斗!貴様とデュエルをするためだ!」

 

と返答が来た。

 

「は?」

 

万丈目の話によると、万丈目の恋の障害である俺を倒すのが目的らしい。

意味がわからない。

『くだらん』と一蹴して帰ろうとすると、どこからか吹雪先輩の声が。

 

「受けたまえ龍斗君!明日香をかけた、万丈目君とのデュエルを!」

 

吹雪先輩は何故かアロハシャツにウクレレ装備でバナナボートの上に立って、海の上にいた。

いや、それより今あの人なんて言った?『明日香をかけた』?

なんだ?どこでどうなって、そんなことになった?

万丈目と吹雪先輩の話によると、昨日の灯台での出来事の最初の瞬間、具体的には明日香とカイザーが灯台の下で会話しているところに俺が通りがかり、踵を返したところ明日香とカイザーが俺を追ったところを目撃したらしい。その後ももえと枕田と俺が親しげに話していたと言っていた。それ、全部仕事なんだが……。

しかし万丈目と吹雪先輩は俺が万丈目の恋の障害となるとし、複数の女子に声をかける女たらしの粛清として俺にデュエルを仕掛けたらしい。

後ろで枕田とももえはキャーキャー言ってるし、ゆまと藤原は何故か不機嫌だ。

吹雪先輩は『男の純情とプライドをかけたラブ・デュエルだ』とか言っている。カイザーは何かを悟ったのか『また、吹雪の悪い癖が』と呟いていた。…………ラブ?愛?え?俺、そんなもののために巻き込まれて、万丈目は七星門の鍵を盗んだのか…………?

 

「…………ふ」

「龍斗、どうした?」

「ふざけんなーーー!!」

 

十代が話しかけてきたが、無視して叫んだ。

 

「ふざけんな万丈目!そんなもののために俺を巻き込むな!折角セブンスターズの件が終わって仕事に集中できると思っていたのに!それをお前は!」

「そんなものだと!?貴様、俺の愛を侮辱するのか!」

「そうだぞ龍斗君!愛を侮辱することはこの僕が許さない!」

 

万丈目と吹雪先輩が喚いているが、俺の怒りは治らない。

 

「ぁぁもういいよ!やってやるさ!テスターも何も関係なく、あの日のように叩きのめす!」

 

デュエルディスクとキサラに敗北して以降用意していたデッキの一つをセットする。

 

「龍斗!それは……!」

「三沢さん、お兄ちゃんのデッキが何か知ってるんですか?」

「ああ……ある日から『仕事を放棄してでも使わざるを得ないときのため』と言って用意していたデッキだ」

 

三沢とゆまの会話が微かに聞こえるが、聞こえるだけでその意味まで理解はできていない。今の俺にあるのは、ただ万丈目を倒すことのみ。

 

「「デュエル!」」

 

万丈目準

LP4000

 

VS

 

宮田龍斗

LP4000

 

「俺の先攻だ。ドロー!魔法カード【天使の施し】!カードを3枚ドローし、手札2枚を捨てる!そして、墓地に送られた【おジャマジック】の効果発動!手札・墓地からこのカードが墓地に送られたとき、デッキから3体の【おジャマ】モンスターを手札に加える」

 

万丈目準

手札6枚→9枚

 

「さらに魔法カード【融合】!手札の【おジャマ・イエロー】、【おジャマ・ブラック】、【おジャマ・グリーン】を融合!黄、黒、緑の獣どもよ!今一つとなり、妨害の王者となれ!」

 

万丈目が何故か口上付きで融合召喚した。俺への対抗心か?

 

「融合召喚!出でよ!【おジャマ・キング】!」

 

【おジャマ・キング】

守備表示

ATK0/DEF3000

 

「【おジャマ・キング】の効果!このモンスターがいる限り、宮田龍斗!貴様のフィールドを3箇所封印する!」

 

俺の傍に小さな【おジャマ・キング】が現れ、赤い『済』の字を丸で囲った判子をデュエルディスクに3箇所押した。

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド!」

 

万丈目準

LP4000

モンスター

【おジャマ・キング】:守

DEF3000

魔・罠

伏せ2枚

手札3枚

 

「龍斗のデッキの多くは大量召喚が鍵……モンスターを2体までしか召喚できないとなると……」

「いや、あのデッキはおそらく……」

 

十代と三沢の声が聞こえるが、干渉することなくデッキに指をかける。

 

「ドロー!手札から儀式魔法【影霊衣(ネクロス)の万華鏡】を発動!」

「ぎ……!?」

「儀式魔法!?」

 

万丈目、丸藤が声を出した。

三沢は『やはり』とか言っていたが、聞こえただけで意味無き言葉となって記憶からすぐに消え去る。

 

「このカードは儀式召喚するモンスターのレベルと同じになるように、手札・フィールドのモンスター1体をリリース、またはエクストラデッキのモンスターを墓地に送り、手札の【影霊衣】儀式モンスターを任意の数儀式召喚する!」

「はぁっ!?」

「エクストラ!?任意の数!?」

 

儀式を使っていた明日香と藤原からリアクションがあったみたいだが、気にせずエクストラデッキに手を伸ばす。

 

「エクストラデッキからレベル4の【虹光の宣告者】を墓地に送り、レベル4になるように【影霊衣】儀式モンスターを儀式召喚する!太古の力、今器に宿りて顕現せよ!異世界の住人を封印する汝の名は……ユニコール!儀式召喚!降臨せよレベル4!【ユニコールの影霊衣】!」

 

【ユニコールの影霊衣】

攻撃表示

ATK2300/DEF1000

 

白い鎧を身に纏い、赤い布を腰から垂らし、馬の尾を模した飾りをつけ、紫のマントを翻し、右手に槍を持った長髪の男性が現れる。

 

「イケメンモンスターですわー!」

「【ユニコールの影霊衣】の効果により、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される」

 

【ユニコールの影霊衣】が槍を左側から右側に一振りすると、フィールドを白い光が包み、俺のデュエルディスクに押されていた判子が消えた。

 

「フィールドにいるだけで効果を無効にするだと!?」

「これで邪魔な効果は消滅した。さらに墓地の【虹光の宣告者】の効果発動!このカードが墓地に送られた場合、デッキから儀式モンスター、または儀式魔法を手札に加える!【トリシューラの影霊衣】を手札に加える!」

 

宮田龍斗

手札4枚→5枚

 

「万丈目君のモンスターの効果を封じ、高攻撃力の儀式モンスターを実質ノーコストで召喚……」

「さらに新たな儀式モンスターを手札に加えた……これを一瞬で……!」

「これが所謂『ぶっ壊れ』というのでしょうか」

 

カイザー、明日香、ももえ。ごちゃごちゃと煩い。

 

「【マンジュ・ゴッド】を召喚!」

 

【マンジュ・ゴッド】

攻撃表示

ATK1400/DEF1000

 

「【マンジュ・ゴッド】の効果発動!召喚・反転召喚に成功したとき、デッキから儀式モンスター、または儀式魔法を手札に加える!【ブリューナクの影霊衣】を手札に加えて、【ブリューナクの影霊衣】の効果発動!」

「儀式モンスターの効果を手札から発動だとぉ!?」

「【ブリューナクの影霊衣】を手札から捨て、デッキから【ブリューナクの影霊衣】以外の【影霊衣】モンスターを手札に加える!【クラウソラスの影霊衣】を手札に加えて、【クラウソラスの影霊衣】の効果発動!」

「手札に加えたモンスターを捨てて新しい儀式モンスターを手札に加えてまた捨てる?何してるんだ?」

 

十代が何か言っているが、三沢が解説でもしてくれるだろう。そう信じてデュエルを続けよう。

 

「手札のこのモンスターを捨て、デッキから【影霊衣】魔法・罠を手札に加える!【影霊衣の降魔鏡】を手札に加えて発動!レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、手札・フィールドのモンスターをリリースするか、墓地の【影霊衣】モンスターを除外して、手札の【影霊衣】儀式モンスターを儀式召喚する!」

「今度は墓地のモンスターを素材に!?」

「やりたい放題ッス……」

 

前田と丸藤だろうか。

半ば呆れともとれる声がした気がする。

 

「墓地の【ブリューナクの影霊衣】と【クラウソラスの影霊衣】を除外!太古の力、今器に宿りて顕現せよ!神より放たれし槍の継承者!汝の名は……トリシューラ!儀式召喚!降臨せよレベル9!【トリシューラの影霊衣】!」

 

【トリシューラの影霊衣】

攻撃表示

ATK2700/DEF2000

 

氷を思わせる青い鎧を纏い、青い剣を万丈目に向けた短い赤髪の男が現れた。

 

「い、イケメン祭……!は、鼻血が……!」

「も、ももえ!?落ち着きなさいよ!」

 

背後で何かが砂浜に落ちた音が聞こえた気がした。

 

「【トリシューラの影霊衣】の効果発動!儀式召喚に成功したとき、相手の手札・フィールド・墓地のカードを1枚ずつ選び、その3枚を除外する!」

「3枚も除外だと!?」

「消えされ!【おジャマ・キング】!【おジャマ・イエロー】!」

 

【トリシューラの影霊衣】が剣を掲げると、【氷結界の龍 トリシューラ】が現れ、【おジャマ・キング】を3つの首で喰らい、万丈目の手札1枚を翼で風をおこして吹き飛ばし、万丈目のデュエルディスクをブレスで一瞬凍結させて尻尾で氷を叩き割ると【おジャマ・イエロー】がデュエルディスクからヒラヒラと落ちた。

 

万丈目準

手札3枚→2枚

 

「バトル!【トリシューラの影霊衣】でダイレクトアタック!」

「罠発動!【聖なるバリア ーミラーフォースー】!これで貴様のモンスターは全滅だ!」

「手札の【グングニールの影霊衣】の効果を【トリシューラの影霊衣】を対象に発動!このカードを捨てることで対象モンスターは戦闘・効果で破壊されなくなる」

 

【トリシューラの影霊衣】の前に現れた鏡の盾を【トリシューラの影霊衣】が斬る。斬られた盾が爆散し、【ユニコールの影霊衣】と【マンジュ・ゴッド】に破片が突き刺さり爆発した。

 

「ぐぁ……っ!」

 

万丈目準

LP4000→1300

 

「カードを1枚セットして、ターンエンド!」

 

宮田龍斗

LP4000

モンスター

【トリシューラの影霊衣】:攻

ATK2700

魔・罠

伏せ1枚

手札1枚

 

「俺は……俺は負けん!天上院君をかけたデュエル……負けるわけにはいかんのだ!俺のターン、ドロー!永続罠【リビングデッドの呼び声】!墓地の【アームド・ドラゴン LV5】を特殊召喚!」

 

【アームド・ドラゴン LV5】

攻撃表示

ATK2400/DEF1700

 

「さらに魔法カード【レベルアップ!】を発動!フィールドの【アームド・ドラゴン LV5】を墓地に送り、デッキから【アームド・ドラゴン LV7】を特殊召喚!」

 

【アームド・ドラゴン LV5】の体が青白く光ると、徐々に体が大きくなっていき、光が弾けると【アームド・ドラゴン LV7】の姿となった。

 

【アームド・ドラゴン LV7】

攻撃表示

ATK2800/DEF1000

 

「バトルだ!【アームド・ドラゴン LV7】で【トリシューラの影霊衣】を攻撃!アームド・パニッシャー!」

 

【アームド・ドラゴン LV7】の拳に潰された【トリシューラの影霊衣】。

 

「…………」

 

宮田龍斗

LP4000→3900

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

万丈目準

LP1300

モンスター

【アームド・ドラゴン LV7】:攻

ATK2800

魔・罠

【リビングデッドの呼び声】

伏せ1枚

手札1枚

 

「俺のターン、ドロー!墓地の【影霊衣の万華鏡】の効果発動!」

「なっ、墓地から儀式魔法の効果だとぉ!?」

「俺のフィールドにモンスターがいない場合、墓地のこのカードと【影霊衣】モンスターを除外することで、デッキから【影霊衣】魔法を手札に加える!【影霊衣の降魔鏡】を手札に加える!」

 

宮田龍斗

手札2枚→3枚

 

「【センジュ・ゴッド】を召喚!」

 

【センジュ・ゴッド】

攻撃表示

ATK1400/DEF1000

 

「【センジュ・ゴッド】の効果発動!召喚・反転召喚に成功したとき、デッキから儀式モンスターを手札に加える!【ヴァルキュルスの影霊衣】を手札に加える!」

「手札に儀式モンスターと儀式魔法が揃った……!」

「【影霊衣の降魔鏡】を発動!手札の【影霊衣の術士 シュリット】は【影霊衣】儀式モンスターの儀式召喚をする場合、このカード1枚で儀式に必要なレベル分のリリースとして使用できる!」

「1枚で儀式召喚に必要なレベルを満たす効果!?」

 

カードを傷つけそうなほどの力で持ち、見せつけると、万丈目は目を見開いた。

 

「【シュリット】をリリース!太古の力、今器に宿りて顕現せよ!強固な盾と知識を持つ者!汝の名は……ヴァルキュルス!降臨せよレベル8!【ヴァルキュルスの影霊衣】!」

 

【ヴァルキュルスの影霊衣】

攻撃表示

ATK2900/DEF1700

 

赤とグレーのローブを身に纏った魔術師が現れる。

 

「【シュリット】の効果発動!このカードが効果でリリースされた場合、デッキから戦士族の【影霊衣】儀式モンスターを手札に加える!【ブリューナクの影霊衣】を手札に加える!」

 

宮田龍斗

手札0枚→1枚

 

「バトル!【ヴァルキュルスの影霊衣】で【アームド・ドラゴン LV7】を攻撃!」

 

【ヴァルキュルスの影霊衣】が呪文を唱えと、【アームド・ドラゴン LV7】の足下から黒い触手のようなものが複数生えてきて、【アームド・ドラゴン LV7】を押し潰した。

 

「俺の【アームド・ドラゴン】を一撃で……!」

 

万丈目準

LP1300→1200

 

「罠発動【ヘル・ブラスト】!俺の表側表示モンスターが破壊され墓地に送られたとき、フィールドにいる最も攻撃力が低いモンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを互いのプレイヤーに与える!」

 

【センジュ・ゴッド】が火柱に飲み込まれ、溶けた。

 

「くっ……!」

 

万丈目準

LP1200→500

 

「…………」

 

宮田龍斗

LP3900→3200

 

「ターンエンド!」

 

宮田龍斗

LP3200

モンスター

【ヴァルキュルスの影霊衣】:攻

ATK2900

魔・罠

伏せ1枚

手札1枚

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード【強欲な壺】!カードを2枚ドロー!」

 

万丈目準

手札1枚→3枚

 

「手札1枚を捨て、魔法カード【ライトニング・ボルテックス】!貴様のフィールドの表側表示モンスターを全て破壊する!」

「罠発動【儀水鏡の反魂術】!俺のフィールドの水属性モンスター1体をデッキに戻し、墓地の水属性モンスター2体を手札に加える!【ヴァルキュルスの影霊衣】をデッキに戻し、墓地の【ユニコールの影霊衣】と【影霊衣の術士 シュリット】を手札に加える!」

 

宮田龍斗

手札1枚→3枚

 

俺の目の前に雷が落ちるが、何も破壊せず、落下地点の砂を焦がすだけだった。

 

「躱したか……!だがこれで貴様のフィールドのモンスターは消えた!【Xーヘッド・キャノン】を召喚!」

 

【Xーヘッド・キャノン】

攻撃表示

ATK1800/DEF1500

 

「バトルだ!【Xーヘッド・キャノン】でダイレクトアタック!」

 

【Xーヘッド・キャノン】の肩の砲台から放たれた弾が、俺の足下で爆発した。

 

「…………っ!」

 

宮田龍斗

LP3200→1400

 

「ターンエンド!」

 

万丈目準

LP500

モンスター

【Xーヘッド・キャノン】:攻

ATK1800

魔・罠

【リビングデッドの呼び声】

手札0枚

 

「俺のターン、ドロー!手札の【ユニコールの影霊衣】の効果発動!」

「また手札から儀式モンスターの効果を……!」

「このカードを手札から捨て、墓地の【ユニコールの影霊衣】以外の【影霊衣】カードを手札に加える!【影霊衣の降魔鏡】を手札に加え、発動!手札の【シュリット】をリリース!太古の力、今器に宿りて顕現せよ!凍てつく吹雪を操りし者!汝の名は……ブリューナク!儀式召喚!コイツで終わりだ!レベル6!【ブリューナクの影霊衣】!」

 

【ブリューナクの影霊衣】

攻撃表示

ATK2300/DEF1400

 

【トリシューラの影霊衣】のように氷を思わせる青い鎧を身に纏った剣士が現れる。しかし【トリシューラの影霊衣】よりも少し若い剣士だ。

 

「バトル!【ブリューナクの影霊衣】で【Xーヘッド・キャノン】を攻撃!」

 

【ブリューナクの影霊衣】が気合とともに【Xーヘッド・キャノン】を一閃。数秒の後、爆散した。

 

「ぐっ……ぅぅ!」

 

万丈目準

LP500→0

 

ソリッドヴィジョンが消えると万丈目は膝から砂浜に崩れ落ちた。

七星門の鍵を回収すべく一歩踏み出した瞬間地震が起きた。

地震はすぐに止まり、再び万丈目に近づくと、万丈目の持つ七星門の鍵全てが光を放っていた。




万丈目フルパワー、【影霊衣】に敗れる。
次回は…………ごめんなさい。自分の力じゃアレが限界でした……
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