喫茶店ムーンセル   作:ふえるメガネくん

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二つ目の小説。こっちも不定期。


プロローグ

カランカラーン

 

「よぉ、岸波いるか?」

 

「あれ?シンジ?バイトにはまだ早いよ?」

 

「まぁ、そうなんだけどさ。バイト前にお前と駄弁るのも悪くないだろ?アーチャーのコーヒーも飲みたいし。」

 

「ふふっ♪そっか。」

 

「そうだよ。あ。アーチャー、コーヒーお願い。」

 

「了解した。ブレンドはいつものでいいか?」

 

「ああ、それで頼むよ。」

 

「わかった。バイトの時間まではゆっくりしていてくれ。」

 

「お言葉に甘えさせてもらうよ。」

 

カランカラーン

 

「御主人様ー!只今帰りましたー!」

 

「奏者よ!余も帰ったぞ!」

 

「お帰りタマモ、ネロ。」

 

「二人ともお帰り。買い出しに行かせてすまない。シンジ、コーヒーだ。」

 

「ああ、ありがとうアーチャー。」

 

「いえいえこれくらいはしませんと。良妻狐の名が廃りますから♪」

 

「余もニートは嫌だからな!」

 

「お前ら僕は無視かよ………」

 

「む?シンジではないか!バイトにはまだ早いぞ?」

 

「あら?ワカメいたんですね。」

 

「コーヒー飲みながら岸波と駄弁ろうかと思ったんだよセイバー。あとキャスター、ワカメって言うな。この脳内ピンク狐め。」

 

「誰が脳内ピンク狐ですかっ!」

 

「奏者とお喋りか!余も混ぜてくれ!」

 

「いいよ。一緒にお喋りしよ。シンジもいいよね?」

 

「構わないよ、セイバーのローマの話は面白いからな。」

 

「私は買ったもの片付けてそのまま厨房に行きますねー。アーチャーさん、また洋食について教えてくださいな。」

 

「ああ、いいだろう。ではその前にそれを片してしまおう。私も手伝うぞ。」

 

「ありがとうございます。それではぱぱっと片してしまいましょう」

 

「ああ、そういえば新作の試作品があるんだが、試食してみてくれないか?」

 

「お、アーチャーの新作か。何を作ったんだ?」

 

「甘さ控えめのレアチーズケーキだ。そのコーヒーに合うものをと思ってな。」

 

「コーヒーとか。だったら僕に試食させてくれないか?」

 

「いいぞ、少し待っていろ。他の皆はいるか?」

 

「いる!いるぞ!余にもくれ!」

 

「私も欲しいな。」

 

「くっ!前のガトーショコラも覚えきらないうちに新作の試作品ですって!?この完璧執事!できた家政夫!オカン!私にも下さいっ!」

 

「キャスター、それは貶しているのか?褒めているのか?まぁ、どちらでもいいが。」

 

カランカラーン

 

「どうも~」

 

「客か、いらっしゃい。」

 

「美綴じゃないか。お前もここ知ってたのか?」

 

「あれ、シンジじゃん。まぁ、割と最近だけどね。シンジは。」

 

「ここが出来た頃から。今ではここでバイトしてるよ。」

 

「へぇ、でもシンジの家って結構金持ちじゃなかったっけ?」

 

「まぁ、そうなんだけどさ。楽しいからいいんだよ。」

 

「……………シンジの口からそんな言葉が出てくるとはね。」

 

「悪いかよ。」

 

「いんや、別にぃー。ただ意外だっただけさ。」

 

「ほんとにそう思ってるのか?つーか、客ならなんか注文しろよな。」

 

「おっといけない。じゃあ、ミルクティーとショートケーキで。」

 

「了解した。くつろいでいてくれ。」

 

「そろそろ時間かな。」

 

「なんの?」

 

「ここのバイトのだよ。」

 

「あぁ、じゃああの執事っぽいの着るの?」

 

「いや、あれは店長仕様。僕はカッターシャツに黒ベストに黒いスラックス、後は腰あたりからエプロンだな。」

 

「それひとまとめにしての名前がなかったっけ?」

 

「あったような気がするな。まぁいまはいいさ。着替えてくるな。」

 

「あいよ。がんばれー。んで、白野は今日は働かないの?」

 

「うん。今日はオフだよ。」

 

「なのにずっと家の中かい…………」

 

「白野、君はもっと外へ出かけるべきだ。」

 

「えぇー、みんながいる家が良い。」

 

「そう言ってくれるのはうれしいがな、そのままでは引き篭りとそう変わらんぞ。」

 

「むぅ。」

 

「だったらさ、後で私とどっか行こうよ。」

 

「アヤコと?」

 

「そうそう。」

 

「………うん。行く。」

 

「よっしゃ。どこ行こうか。」

 

「ほら美綴、注文の品だ。」

 

「ああ、ありがと………って、シンジ。あんた、なかなか似合ってるじゃない。」

 

「お前に言われてもあんまり嬉しくないよ。」

 

「言うじゃないかシンジィー?」

 

「似合ってるよシンジ」

 

「うむ!なかなかのイケメンだな!」

 

「ありがとうな岸波、セイバー。」

 

「おいまて、私との扱いの差が酷いぞ。」

 

「年季の差だよ。」

 

 

 

ここは喫茶店ムーンセル

 

月から零れ落ちた者たちやその関係者の憩いの場

 

今日も静かに営業中です。




設定

岸波白野

大体は原作どうり。ただし聖杯の中で消滅する前に、セイバー、アーチャー、キャスターの「共に在りたい」という願いにより地上へ。その時に少々幼く(9歳くらい)なったが、今では元通りの17歳。高校には通っていない。魔術回路持ちでコードキャストが魔術として使える。シンジは親友

サーヴァント達
3つの並行世界においての岸波白野のサーヴァント。聖杯内にて白野と「共に在りたい」と願い、聖杯が叶えた結果白野と共に地上へ。その際に受肉しているが、英霊としての力はそのまま。ただしキャスターのみ日本にいるだけあって以前よりも高いスペックである。アーチャーはアーチャーエミヤと同じ格好ではなく、それよりもいくらか幼い感じ。格好は裏で料理してた時の格好。あと真名エミヤではなく無銘。だからアーチャーとしか呼ばれない。

間藤慎二

17歳。八歳の時に月の記憶(表裏ともに)を思い出し、その時のショックで魔術回路が開くが、それでも桜の方が質が上なため、次期当主になることは出来なかったが、ムーンセルでの経験により原作のように性格が歪むようなことはなかった。桜からはツンデレな兄とおもわれている。こちらもコードキャストが使えるが、対魔力関係なく作用する事の異常性に気付き、臓硯には隠している。(ただ、桜が怪我した時に使っているため、桜は知っているが異常性には気付いていない。)岸波とは親友

喫茶店ムーンセル
上記の人達で営業中。資金についてはセイバーが皇帝特権で黄金律Aを主張してからの宝くじで得た。
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