バブラ   作:結翔 奏多

2 / 3
第一話をご覧になってくださった方はありがとうございます、まだ読んでないけど興味をもって頂けた方ははじめまして、結翔 奏多です。

タグに不定期とあるように、投稿ペースは確立されていません。
しかし、とても長い間開くということはない…と思います。

さてさて、前書きはこれくらいにして、本編をお楽しみ下さい。



第二話

「…うおっ!?」

 

パソコンから放たれた白い光に包まれた俺は反射的に目を瞑った。

まぶたを通してもわかるほどに強かった光はやがて落ち着き、そしてあたりが静まり返ってから数秒。

俺は、日常からの脱出と、新たな世界への期待を込めて、恐る恐る目を開くと、そこは…

 

「俺の部屋かよ!」

 

そこはいつもと何一つ変わらない自分の部屋だった。

ベッドには俺が寝た痕跡があり。

パソコンはデスクトップを表示し。

更に本棚やクローゼット、花瓶などの細かい家具でさえなんの変化もなかった。

 

「……」

 

誰かのいたずらか?

ウイルスでも入ったのか?

まさか両親がいじった?

いくら考えても答えは出ない。

 

「…とりあえず1度落ち着こう、状況整理だ」

 

一体どれくらい固まっていたのだろう。少なくとも5分はベッドに座って考えていたと思うが、その間でさえも自分の周りは静寂を保っていた。

が、その静寂はあまりにも不自然過ぎた。

まるで誰も人がいないかのような静けさ。

聞こえるのは自分の呼吸とパソコンの音のみ。

 

「…母さーん?」

 

呼んでみても返事はない。

ひとまず様子を見に行こうとドアに近づくと、自室の蛍光灯のスイッチが目に入った。

自室は外からの光が入ってこない。その分昼間でも部屋は暗く、電気をつけるのが癖になっていたのだろう。

出入り口付近の壁にある蛍光灯のスイッチを押す。

…が。

蛍光灯は全く反応を見せない。

俺は首をかしげた。おかしい、パソコンはついているのに…なんで…?

 

俺はそのままドアを出ることはせず、パソコンに向かいデスクトップを見てすぐ、2つのことに気が付いた。

 

「シャットダウン…できない…?」

 

スタートメニューからシャットダウンボタンが消え去っていた。

そしてもう一つ気がついたことは。

「なんだ…このファイル…」

 

デスクトップには『現世』と書かれたファイルがあった。

アイコンを見る限り、どうやら圧縮ファイルのようだ。

俺がその中身を確かめようと、マウスを動かした。

 

その直後、突然窓の外から響いた音は、それまでの静寂を断ち切った。

 

ドゴォォーーッ!

 

「なんだ!?」

 

俺は驚いてカーテンを開くが、窓には木の板が打ち付けられていて外の様子はわからない。

 

「くそっ!外に出るしか…!」

 

俺はパソコンをそのままに、学生服のまま外へ飛び出す。

玄関で靴を履くのも、つっかけるだけだった。

その途中台所やリビングの前も通ったが、両親の気配はしなかった。

 

慌てて家の外に出た俺は、目の前にした変わり果てた街並みに、ただ呆然とするしかなかった…。

 




あまり長くするとどんどん内容がわかってしまってつまらないかな…とか考えてこの位なんですが…。
どうでしょうか?
ご意見宜しくお願いいたします。

では今回の登場人物の紹介です。
主人公:奏多(そうた)

1人って寂しいですね…。
これからまた増えて行くので奏多くん頑張って!

今回の最後に奏多が見たのはどのような世界だったのでしょうか…?
それではまた次回、失礼しました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。