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学校に着いた俺は夏のあいだ会えなかったメンツと会話をして楽しんでいた
「護、お前この夏何してたんだ?」
「いや特になにも、しいていうならゲームしてたくらいだな」
俺は特に外に出ることもなく、一人のんびりと夏休みを過ごしていた
夏休みのあいだは新作のゲームも出たし、時間が過ぎるのはあっという間だった
「あの幼馴染とは夜の営みでもしたのか?」
とそいつは俺の幼馴染の顔を指でさし顔をニヤニヤさせながら俺に言ってきた
「そんなはけないだろ、ただの幼馴染だ」
そう、ただの幼馴染なだけだ。彼女でもなければそんなことはしないだろう
その幼馴染はというと、男子からも人気だが女子からの人気もすごいのである
『ねぇねぇ一ノ瀬と何かあったの?』
『ううん、特になにも』
『なんであいつなの?あいつよりいい男もっといるじゃん』
できる限りそういうことは俺の聞こえないところで会話して欲しいものだな
そんなことを思いつつみんなと会話していると教室に担任の先生が入ってきた
「よぉし、みんな席につけよぉ」
その声と共に教室は静まり返りショートホームルームが始まった
特に今日は宿題だのを回収するだけで直ぐに終わった
そして――
「ごめん、今日は買い物があるから先に帰っててくれる?」
「了解。じゃあまた明日」
そういって俺と理子は教室をあとにした。
俺はそのまま学校にある駐輪場に向かい自転車にのって帰宅路に入った
いつもと変わらない帰宅路のはずだった
ドンッ!
ぼーっとしていたせいか何かにぶつかってしまったようだ
前を見ると少し年をとった男の人が倒れ込んでいた
「大丈夫ですか!?」
俺はその老人の体を揺すって話しかけた、すると老人が
「私は大丈夫だよ、君こそ平気かい?」
その老人は何事もなかったかのようにピンピンしていた
俺は安心しながらもその老人に謝罪した
「ほんとにすいません」
俺は頭を下げていった
「いえいえ、こちらも少しよそ見をしてしまっていてね」
老人は優しい笑みを浮かべながら答えた。
ホントに何もなくてよかった、ふと安心した
「そうそう、これよかったら君に」
と老人は俺に何かを手渡してきた、箱のようだが少し重い、機械か何かだろうか?
そう考えつつ俺は老人に質問した
「これは?」
「それはゲームさ、よかったらプレイしてみてくれ」
俺はそのままなんの疑いもなくそれを受け取った
「いいんですかこれ、怪我をさせてしまったのに」
「なに、気にしないでくれ、これでも私は丈夫なんだから」
そう言って老人はこの場を立ち去った
この時まだ俺はこのゲームの本当の正体に全く気付かなかった。
俺の人生を大きく揺さぶるものとは知らずに・・・