双子の転生者 作:戯言
駄文です。
誤字脱字や不適切な部分がありましたらご報告していただけると幸いです。
side彩空
村人を城に避難してから、数時間お爺様と母様は、テレビで情報を集めていた。
けれど、意味あるのかな?
私と空牙は、村人たちと楽しく会話して少しでもリラックスさせようとしていた。
暫くすると、牛魔王がテレビを切り疲れたように椅子に座った。
「大変なことになっただ。ここも何時あんな化け物がくるかわかったもんじゃない」
「なぁ、おっとう。悟空さなら、悟空さならあのピッコロやっつけてくれるんじゃねぇか」
母様は、希望を見つけたようにお爺様に言った。
「無理だ。悟空さにも勝てるわけねぇ」
「そんなことねぇだ!きっと悟空さなら……」
……父様は母様にえらく強さを認められているご様子。
それを少し呆れながら見ていると、見張りをしていた村人が駆け込んできた。
「ぎ、牛魔王様!!来ました!!化け物たちがやって来ましたーーーーー!!!!」
私は、空牙と頷きあい誰にも気付かれない様にニヤリと笑った。
「な、なにーーー!!」
部屋を出て、バルコニーに行き空を見上げる。
確かに遠くから化け物たちが7匹ぐらい向かってきていた。
「みんな!!絶対城から出るんじゃないべ!!おらが行ってやっつけてやるべ!!!」
集まっている皆に言った。
「そんないくら牛魔王様でも無理です!!相手は7匹もいるのですよ!!」
「ダメだ!!おめらの敵う相手じゃねぇ!!被害が出るだけだ!!」
お爺様の言う通りなので村人たちは、悔しそうに下を向いた。
「おっとう!!いくらなんでも多勢に無勢だ!!オラもいくだ!!」
「お爺様!!私も行きます!!」
「じっちゃん、化け物たちがそのまま通り過ぎるのを祈ろう。このままだとじっちゃんが死んでしまう」
母様と私の必死の懇願、意外な空牙の説得。
お爺様は、母様と私の懇願を首を横に振り、空牙に問った。
「空牙、このまま通らなかったどうするつもりだ。通り過ぎる振りをして攻撃してくるかも知れねぇんだぞ」
「やつらは人間を侮っているだから、攻撃してくるとき必ず地面に降り、歩いて近づいてくる筈だ」
「そのあとどうするつもりだ」
「じっちゃんに気を惹き付けてもらいその間に俺とサラで皆倒す」
「なら、ダメだ!!空牙、サラは、お父さんに会うんだ!!そんな危険な真似はさせる訳にはいかねぇだ!!」
そう言って斧を持って外に出ていってしまった。
その間に空牙が私に向かって
「準備しとけよ」
と言って少し距離を取った。
城の外に出てきたお爺様を囲む様に化け物たちが降りていった。
お爺様はドス、ドス、ドスと歩いて近づき、上段から斧を振り下ろした。化け物を少し傷つけたが空に逃げられてしまった。振り下ろした斧を戻そうにも左右、後ろから化け物に攻撃された。
「ぐううう!」
やはり多勢に無勢、お爺様は一気に防戦に強いられてしまった。
上空に逃げた化け物が止めと言わんはがりにお爺様の頭に突撃してきた。
「おっとう!!」「お爺様!!」『牛魔王様ーー!!」
お爺様の危機にバルコニーにいる空牙以外の皆が叫んだ。
しかし、それをお爺様は読んでいたみたいで
「むおおおおおおおおお!!!!!」
突っ込んできた化け物に斧を振りかぶった。
その斧は、化け物を真っ二つにした。
しかし、お爺様の攻撃はそこまでだったようで上空の敵を向かい撃つため地上が無防備になっており化け物に波状攻撃を受けた。
「がはっ!!」
血を吐き、片膝をついたお爺様。
そこに更に攻撃しようとしている化け物たち。
その化け物たちの前にいる空牙。
空牙が腹に一発ずつパンチを決め、お爺様を背負って戻ってきた。
「母さん、じっちゃんの治療お願い」
「わ、わかっただ」
「サラ行くぞ」
「勿論!」
私は、化け物たちの前に行った。
お爺様を痛め付けた化け物たちに報いを与えるために。
side空牙
じっちゃんは、化け物を1匹殺した。
後は6匹。
化け物たちの前についているのに、化け物たちから仕掛けてこない。
「サラ、あっちの3匹をやってくれ。俺は、こっちの3匹をやる」
「わかった!」
今の返事でわかったがサラは、かなり怒っているようだ。
中々簡単には死ねないだろうな……。
俺は、自分の相手の3匹に向かって、
「さっさとかかってこい!雑魚」
挑発した。
化け物の1匹が地を蹴り、左頬を殴ってきた。
しかし、大した威力はなく一歩も下がる必要がなかった。
その化け物の右腕を握り潰し、腕を引っ張り腹に拳を撃ち込み、体がくの字になり顔が低くなったところを顔を蹴り飛ばした。
体から頭が飛んで五メートルぐらいのところに落ちた。
残りの2匹は背後から一斉に襲いかかった。
そして、攻撃が当たる。が、手応えがない。
残像だ。2匹の化け物が混乱するなか空牙は、多数の残像を残し化け物を混乱させる。
残像に攻撃を当てさせ化け物を煽る。
やがて残像を消して化け物の前に立つ。
化け物はお互いを攻撃したり空牙の実体に軽く殴られたりして血を流していた。
サラの方を見てみると後は化け物が1匹になっており、手加減をしていたぶっている姿が見えた。
視線を目の前に戻すと化け物2匹は口を開け口内の気を高めていた。
へー、最後の切り札かな?
それを受ける体勢を取ったのを見て化け物たちが、ニヤリと笑った。
気功波を受けたが大したことはなかった。
「なんだ。気功波ってもっと凄い技なのかと思ったけどこんなもんなのか」ガックシ
化け物たちは、空を飛んで逃げた。
それを逃がす理由がない。
かめはめ波のためしうちだ。
「か」
両手を合わせ、手を開き前方に向ける。
「め」
両手を腰に持ってくる。
「は」
両手に気を集中させる。
「め」
凝縮された気が輝く。
『はーーーーーーー!!!』
先程化け物たちが放った気功波とは比べ物にならない青い閃光が煌めき、極太の光線が逃げた2匹の化け物を消滅させた。
「なんだ。普通に凄い威力じゃないか」
技の使う人によって威力が大きく変わる。
それは気功波も例外ではないとわかった瞬間だった。
サラの方はどうなったか見てみると、サラもかめはめ波で化け物を消していた。
サラに近づき拳をつきだす。
サラも拳をつきだし、コツンとぶつけた。
この数十分後、謎の少年にピッコロ大魔王が倒されたというニュースが世界中に発信された。
読んでいただきありがとうございます。