双子の転生者   作:戯言

9 / 13

駄文です。


誤字脱字や不適切なところがありましたらご報告していただけると幸いです。


9

side彩空

 

私と空牙は、カリン塔を降りていたが、途中、忘れ物に気付き宮殿へと戻った。

 

宮殿の上では、カリン様を相手に4人が群がっていた。

 

「くそ、何故取れん」

 

「こっちの動きを読んでいるか」

 

3つ目男とハンサム風の男が、悪態をついていた。

 

そんなことより

 

「カリン様、私のカバンがどこにあるか知りませんか?」

 

「もう、戻って来たのか。残念ながら知らんの。ヤンジロベーには聞いたか?」

 

「ヤンジロベー様は、今空牙にご飯を作れ、の一点張りで聞けませんでした」

 

「だから、空牙がいないのか……」

 

「カリン様?この子は?」

 

私とカリン様が、話していると3つ目男が、割って入ってきた。

 

「さっき言った、先程までいたやつの1人じゃ」

 

「バカな!こんなちっちゃい女の子がこのカリン塔を登れるわけがない!」

 

「そうですよ!ふざけないで下さい!」

 

「カリン様、私がこの人たちに勝負してもよろしいですか?」

 

「ま、待て!サラ!」

 

「おもしろい!勝負してもらおうじゃないか!」

 

ハンサム風の男が前に出ながら言った。

 

「そうですか。では、私はあなたの背中を付けたら私の勝ち、あなたは私に攻撃を当てたら勝ち、でどうでしょう」

 

「待てと言っとるだろうが!」

 

「いくらなんでも、ふざけすぎじゃないか!!」

 

「いつでもいいですよ。かかって来てください」

 

言った瞬間、ハンサム風の男が私に殴りかかってきた。

私は、背後に回り込み様子を伺った。

ハンサム風の男は、私が見えない様でキョロキョロしている。

少し距離を取って

 

 

「こっちですよ。早く構えて下さい」

 

「……少しはやるみたいだな。なら、こっちも本気で行かせて貰う!」

 

「どうぞご自由に」

 

「ほざけ!新浪牙風風拳!!」

 

「無駄が多いですよ」

 

そう言って足払いをしてこかせた。

 

ハンサム風の男は、前のめりに倒れ、それをひっくり返した。それを見下ろしながら、

 

「私の勝ち、ですね。……思った以上に弱かったので、勝負なりませんでしたね。カリン様の下でしっかり修行してください」

 

「待て!今度は俺と勝負しろ!」

 

「俺とも勝負してくれ!」

 

3つ目男とつるつる頭の男が言ってきた。

 

「いやです。さっきの人より強いのは確かですけど、あなたたちも同じです。最低でもカリン様から、壺が取れてから言ってください」

 

「そこを何とか!」

 

「…………では、カリン様から半日以内に壺を取れたらということで」

 

「サラ、なぜそこでわしが巻き込まれんじゃ?」

 

「元はカリン様の下で修行していた人たちです。それにあの人たちに半日で取れるとは思いません」

 

「確かにそうじゃが…………よし!わしの変わりにサラ、お主が壺をもって逃げろ!そっちの方がいいと思うがの」

 

「……なら、空牙にしましょう。空牙の方が向いています」

 

「それは、どちらでも構わん」

 

「いや、構うわ!」

 

いつの間にか、下からヤンジロベーを引きずりながら出てきた。

 

「でも、空牙の方が強いから適任だと思うのだけど?」

 

「強いのは否定しないが、俺は早く修行したいの!こんな知らない人のために修行をつけてもやる理由などない」

 

「確かにそうだね。帰って悟空さんと戦うために修行しましょう!」

 

「悟空だと!!お前ら、悟空を知っているのか!?」

 

「ええ、知ってますけど……」

 

「世界的な有名人じゃないですか。ピッコロ大魔王を倒したという謎の少年」

 

当たり前のように返事をしたら絶句していた。

 

「カリン様、失礼しました。カバンはどうやら空牙が見つけたようなので、これで帰ります」

 

「じゃあな、カリン様!ヤンジロベーも元気でな!」

 

「空牙、飯作ってちょうだいよ!」

 

「今さっき作ったばかりだろ!しかも明日の分も!」

 

「空牙よ、それはわしの分もあるのか?」

 

「勿論!……ただ、ほっておくとヤンジロベーが食べるかもしれないので気をつけて下さい」

 

「うむ!気を付けよう!また、来るんじゃぞ」

 

『それでは失礼します』

 

そう言って再び飛び降りた。

 

 

 

side空牙

 

 

サラのカバンを忘れたことによって大変な目にあった。

さっさと村に帰って修行しよう。

 

「サラ、とばして帰るぞ!」

 

「わかった」

 

 

 

地面に着いた。村の方向は……。

 

「確か、こっちか」

 

「そっちは、村の真逆です!」

 

「すまん。どうしても周りが同じようだとわからなくてな……」

 

「いつものことですし、私の方が多く助けられていますから」

 

「ありがと、それじゃ急ぐか」

 

 

 

数日振りにフライパン山に帰ってきた。

そしたら、じっちゃんや母さん、村人全員に出迎えられそのまま城の大広間で宴会することになった。

『空牙、彩空が無事に帰ってきた記念』の宴会らしい。

なぜ、わかるかというとそうプレートに書いてあるからである。

 

翌朝、昨日の宴会ではしゃぎ疲れたみんなは、眠りこけて起きてくるものがいなかった。寝ている者に一応毛布をかけ、城を抜け出した。

サラは、既に抜け出し森の中で修行しているようだ。

サラから離れた場所で修行を開始した。

前世や亀仙流で習った基本的な修行を中心に修行をする。カリン塔で覚えた気の感覚が基礎的な訓練ですらより強く、より鋭敏にしていく。以前やっていた時より確実に何倍も効率が良くなっている。

それに合わせて気のコントロールしまだまだ不慣れな気功波の練習をし、研究もしていった。

 

 

これらの修行がどこまで通用するか、ワクワクしながら修行をする俺とサラ。あっという間に3年がたった。

3年間で12回試合をしたが、9勝2敗1引き分け、という結果だった。

 

 





読んでいただきありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。