もし、俺が提督になったら   作:単品っすね

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アップデート

 

 

今日から俺は大学生になる。4月1日から始まるお陰で大分ダルい上に艦これの時間が減ると思うと憂鬱だが、まぁ仕方ないよね。問題は友達が出来るかどうかという所だ。高校生活の二の舞だけは嫌だ。ま、明るくポジティブに行こう。せっかくの大学生活だ。楽しまなきゃ勿体無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、家に帰ってパソコンをつける。え?友達?出来なかったよ?

 

「あー……まぁ、そんなもんだよな……」

 

まず遅刻しそうになった。大学までの道も分からず、とある学生のような奴の後をつけて案内させようとしたら、別の大学だったようで、そのまま帰れなくなり、結局携帯を頼った。

 

「あー………」

 

そのまま艦これ起動。艦これ始めたのは12月。で、受験勉強が重なり、まともにプレイを始めたのは三月だ。

 

「さて、やるか。これからまともに出来なくなるし」

 

そんな事を言いながら俺はとりあえずパスワードを打ち込みログアウト。その瞬間、俺は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、誰か倒れてるよ」

 

「あ、本当だ。っていうか、これこの前のアップデートの……」

 

「えっ⁉︎じゃあうちの提督が当たったの⁉︎」

 

「すごい!ラッキーじゃん!」

 

…………なんかうるせぇな。誰だ。てかなんだ?確か帰って、寝て……艦これやろうとしたら光って………とりあえず起き上がるか。俺はとりあえず起き上がった。すると、ジャリっと音がする。

 

「…………?」

 

砂?おいおい、本当にどこだよここ。

 

「あ、目が覚めた?」

 

「あ?」

 

聞き慣れた声。聞き慣れてるのに聞き慣れない声。見ると、俺が手塩に育てた川内が立っていた。

 

「やっほー。初めまして、提督」

 

「」

 

…………あれ?誰これ?いや川内だけど。欲しくて手に入れて速攻で改二にした川内だけど。

 

「あの……えと……」

 

何を言えばいいんだ……俺はアニメの女の子は好きだし、ましては川内は艦これで一番好きだが話せるかと言われたら別だ。ていうか無理。話せない。

 

「あ、あの………」

 

「あれー?生きてるー?」

 

「ていうか、パジャマそれ?」

 

もう一人いた瑞鳳に言われて自分の服装を見直す。昔のトレーナーにスウェットという服装だ。ま、そんな事で恥ずかしがるような俺じゃない。

 

「そ、そうですけど……てか、あの……」

 

「まぁとにかく鎮守府においでよ」

 

「いや……その、え?せ、川内、だよ……ですよ、ね?あと、ず、瑞鳳……?」

 

「そだよ?」

 

「よろしくね」

 

「………………」

 

えっと……理解はできないけど、とんでもないことになったのは分かった。とりあえず、この世界の説明だけ受けながら鎮守府に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮守府。初めて見た。なんか学校みてぇだ。しっかし、艦これの世界ねぇ……昨日艦これ開かなかったから知らないけど、こんなアップデートしてたのか運営。

 

「入りなよ。あなたの鎮守府だよ?」

 

瑞鳳に言われ、軽く会釈して入った。案内されるがまま、俺は執務室に向かう。

 

「ここよ」

 

「おー」

 

扉を開けて中を見ると、俺の設定通りまんまだった。モダンアート壁紙、ラクガキ床、提督の机、白いカーテンの小窓、アレンジメント、折り畳み机。思わず声を漏らしてしまった。

 

「スゲェ……」

 

折り畳み机に掛かってる鞄を拾い上げた。

 

「これ、動くのか……」

 

「何言ってんの?当たり前じゃん」

 

すげぇな、今の日本のゲーム。ここまで再現してんのか。

 

「じゃ、みんなに紹介したいから行くよ」

 

川内に言われ、俺は付いていく。で、これどうやって帰んの?

 

 

 

 

 

 

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