パンツ脱いだら通報された   作:烈火1919

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A's29.ぺろぺろさん

 前回までのあらすじ

 

 ヴィヴィオが妖精さんを見つけた。以上

 

    ☆

 高町ハラオウン家が俄かに活気づき慌ただしくなっていくのを5歳であるヴィヴィオも肌で感じ取っていた。パパである俊が忙しなくキッチンとリビングと居間を往復し、大好きななのはママのパパである士郎が背の高さを生かして家の飾りつけを行っていく。

 

 桃子とリンディが指示を飛ばし、シャマルが盛大に塩コショウを撒き散らし阿鼻叫喚の地獄絵図が生まれていく。

 

 そんな状況の中、ヴィヴィオはガーくんの羽に守られながら庭に面した窓へと連れられ、ガーくんによって開けられた窓から新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込んだ。

 

 口の形を変えて何か喋ろうとするヴィヴィオに、ガーくんは自身の羽で優しく塞ぐ。頭を横に振っていまは喋るべきではないとヴィヴィオに伝える。

 

 ヴィヴィオもそれはなんとなく理解できたのか、人差し指を口元に当て『しー』という動作をした。

 

 大の大人が5歳の子どもには見せられないような悲惨な状態になっている最中、ヴィヴィオの耳には庭側からの小さな小さな声をしっかりと捉えていた。聞こえるはずのない方向から聞こえるはずのない可愛らしい声が聞こえてくる。そんな状況にヴィヴィオは首を傾げながら振り向くと──

 

「ふぅ……やっぱりつかれますね。でもぺろぺろさんに会わないためにはこれくらいしないとです!」

 

 そこには妖精が可愛らしい甘ロリファッションで浮遊していた。

 

「それではお庭から失礼して……。あっ……」

 

 甘ロリファッションの妖精は抜き足差し足(浮遊)で静かに高町ハラオウン家に不法侵入を成功させる。と、そこでようやく妖精は気づく。自分を見つめている5歳の女の子の視線に。キラキラと瞳を輝かせながら好奇な視線を向けていることに。

 

「あ、それではリインはここらへんで退散しますですー……」

 

 ロリータファッションのスカートの端をちょこっとだけ摘まんで可愛らしくお辞儀する妖精は、そのまま笑顔を保ちつつそそくさと退散を試みる──が、ヴィヴィオ

はその隙に見逃していなかった。

 

「ガーくん!」

 

「オウトモ!」

 

 ヴィヴィオの掛け声とともにガーくんは大きな口を開けて妖精をパクリと飲み込んだ。

 

『ぎゃぁああああああああ!?こ、怖いです!?真っ暗です!?はやてちゃーん助けてくださーい!?』

 

 ガーくんの口の中で暗い怖いと泣き喚くリイン。たまらず口を開けるガーくん。

 

「ぷはっ!うぅ……怖かったです……。いったいなんなんですか、いまのは」

 

 慌ててガーくんの口元から這い出てくるリイン。汗をかきながら息を整えるリインに、ガーくんは無表情かつ興味津々の眼差しで見つめていた。

 

「……」ジーッ

 

「うっ……!な、なんなんですか……」

 

「…………」ジーッ

 

 無表情を保ちつつじりじりと詰め寄ってくるガーくんに、リインは恐怖を覚えたのかゆっくりとゆっくりと後退しはじめる。

 

 そんなガーくんにヴィヴィオは頭を撫でたのち、両指の人差し指でバッテンを作り、

 

「ガーくんたべちゃめっ!」

 

 そうガーくんを制した。

 

「た、たべる!?リインを食べる気だったんですか!?」

 

「ガーくんアヒルだから」

 

「……リインはじめてしりました……。アヒルはデバイスをたべるんですね……」

 

 戦慄したのか顔を青ざめるリイン、突っ込み役が不在のため、5歳の女児と妖精の会話はどんどんおかしな方向に進みそうになっていく。

 

 室内の慌ただしい空間の中にぽっかり浮かんでいる不思議空間。ガーくんの頭を撫でながらヴィヴィオはリインに触ろうと手を伸ばす。一瞬身構えるリインだったが、すぐに緊張の輪を解き自らヴィヴィオの顔の前に近づいていく。自分の目の前にやってきた甘ロリ妖精をしげしげと観察し、そっと壊れないように優しく抱きしめるヴィヴィオ。

 

 ヴィヴィオの胸の中にいるリインは抱きしめられながら顔を上に向けヴィヴィオを見つめる。

 

「そういえばヴィヴィオちゃんとは初めましてですね。えっとですね、リインははやてちゃんのデバイスになります。普段はぺろぺろさんが近くにいますのではやてち

ゃんのポケットとか胸の谷間なんかに隠れてますので、こうしてお会いするのははじめてです!」

 

 華やかな笑顔を見せるリインにヴィヴィオは疑問符を浮かべながらこう言った。

 

「デバイスってな~に?」

 

 ヴィヴィオが此処にきてからの半年間、ヴィヴィオの耳にデバイスという単語はほとんどといっていいほど入ってこなかったので、ヴィヴィオがそう思うのは当然だ

といえよう。ママであるなのはやフェイトは常にデバイスとなるレイジングハート、バルディッシュを所持しているのだがヴィヴィオはそれをアクセサリーだと勘違いしている。

 

「そ、そうですね……デバイスというのはお友達という感じでしょうか」

 

「なるほどー。じゃぁヴィヴィオとようせいさんもデバイス?」

 

「へ?どうしてですか?」

 

「ヴィヴィオとようせいさんはもうおともだちだよー!」

 

「ダヨー!」

 

 リインを力いっぱい抱きしめるヴィヴィオ。それに乗じるようにガーくんも羽でリインを抱きしめるフリをする。ヴィヴィオはすっかりこの小さな小さな妖精を気に入ったようだ。確かにヴィヴィオには物珍しいだろう。なんせリインははたから見たら、まんま妖精そのものなのだから。5歳の女の子には夢が膨らむ現実だ。

 

 リインを気に入っているその証拠に先程からヴィヴィオはリインを決して離そうとしていない。

 

 ヴィヴィオにお友達宣言をされたリインは白雪のような肌を赤くさせ、ふいっとそっぽを向いて、

 

「これははやてちゃんとヴィータちゃんが可愛いと念を押すのも理解できますね……」

 

 そうコメントした。

 

 リインはすっかりヴィヴィオワールドに引き込まれていったのだ。

 

            ☆

 

 はやてちゃんから、なのはさんとフェイトさんの元に5歳の可愛らしい女の子がやってきたという話を聞いたときは頭が混乱しました。

 

 そしてそれと同時にリインは戦慄を覚えました。

 

 あのお二人の元に5歳の女の子がやってきたということは、あのぺろぺろさんの家に5歳の女の子がやってきたのとイコールで繋がってしまうのです。

 

 ぺろぺろさんに5歳の可愛らしい女の子を与えるなんて、お肉の園にハイエナを放り込むようなもの。

 

 これをきっかけにぺろぺろさんとお二人の仲が引き裂かれ、はやてちゃんもぺろぺろさんのことを考え直してくれると思っていたのですが──

 

「パパ?パパのとこいきたいの?じゃぁヴィヴィオといっしょにいく?パパはねー、すごーくかっこよくてやさしいよ!ヴィヴィオだーいすき!あ、でもなのはママとフェイトママもだいすき!それにガーくんも!」

 

 ……ぺろぺろさん意外と頑張っているみたいですね。

 

 はやてちゃんは主観が入りすぎてましたし、ヴィータちゃんは元々ぺろぺろさんのことどーでもよさそうでしたからあまりあてにできませんでしたし。

 

 でもまぁリインはぺろぺろさんのこと大嫌いですけどね。

 

 それはそうとして、リインははやてちゃんの伝言をはやくぺろぺろさんに伝えないといけません。

 

「ヴィヴィオちゃん、パパはどこにいますか?」

 

「パパ?パパならねー……あ!あそこにいるよ!」

 

 ヴィヴィオちゃんが指をさす方向に確かにぺろぺろさんは大皿をもって移動していた。

 

「パパにようじがあるの?」

 

「はい、リインはパパさんに用事があるのです」

 

「そっかー。じゃぁヴィヴィオがよんできてあげる!」

 

「あ、まってください!」

 

「お?」

 

 ぺろぺろさんを呼ぼうとするヴィヴィオちゃんを制して、リインはヴィヴィオちゃんの後ろに隠れる形で話しかける。

 

「実はリインは妖精さんなので、ヴィヴィオちゃんやガーくんみたいないい子にしか見えない存在なのです。ですから、ヴィヴィオちゃんがパパさんを呼んでくれても

リインとパパさんは会話をすることができないのですよ……」

 

「ようせいさんってたいへんなんだね……」

 

 悲しそうな声色を浮かべるヴィヴィオちゃん。うぅ……リインの胸がちょっとだけ痛みます。

 

「ですからリインの代わりにヴィヴィオちゃんがリインの話す内容をぺろぺろさんに伝えてください。これはヴィヴィオちゃんにしかできない仕事ですけど……できますか?」

 

「うん!おもしろそう!まかせて!」

 

 か、間髪入れずに返答してきますね……。

 

 ヴィヴィオちゃんの背後に憑くリイン。ヴィヴィオちゃんはアヒルさんを引きつれてとことこと可愛らしい足取りでぺろぺろさんに近づく。

 

 ぺろぺろさんはそれに気づいたのか、笑顔を見せた後ちょっとばつが悪そうな顔でヴィヴィオちゃんの頭を撫でる。

 

「あぁ……ごめんねヴィヴィオ。ヴィヴィオの相手ができなくて。ちょっとシャマル先生という地雷がここにきて爆裂粉砕して。もうすぐ終わるから、終わったらパパと一緒にアニメみような」

 

「うん!ヴィヴィオまってるね!」

 

 笑顔で答えるヴィヴィオちゃんに、足を折り曲げヴィヴィオちゃんの目線に合わせて喋るぺろぺろさん。これは断じてぺろぺろさんじゃないです。こんなぺろぺろさんリインは知らないです。

 

 ぺろぺろさんはヴィヴィオちゃんに両手を広げておいでと囁く。

 

 しかしいまのヴィヴィオちゃんはリインのメッセンジャー。いまはぺろぺろさんに抱っこされるより大事なことが──

 

「わーい!」

 

 えっ!?

 

 ちょ、ちょっと!?ヴィヴィオちゃんリインのメッセンジャー役は!?なんであんなに自信満々に頷いたんですか!?

 

 ぺろぺろさんに抱っこされるヴィヴィオちゃんの後ろでリインは隠れてやり過ごそうと努力しながら、そう思う。

 

 ふと体が軽くなり、ヴィヴィオちゃんの後ろ姿がさきほどより遠くに見えます。あれ?どうしてでしょうか?

 

 はて?リインはヴィヴィオちゃんと離れている。ということは誰かからの手によって、リインとヴィヴィオちゃんは離されたということになりますね。……ではいったい誰から?

 

 一人だけ心当たりのある人物に思い当たり、自分でもびっくりするくらいの嫌な顔でゆっくりと後ろを振り向く。

 

 そこには、ぺろぺろさんの笑顔がありました。

 

「ようリイン。ヴィヴィオと遊んでくれてサンキューな」

 

    _, ,_  パーン

 ( ‘д‘)

 

  ⊂彡☆))Д´)

 

「え!?俺なんでいまビンタされたの!?何も悪いこといってないよね!?」

 

「ご、ごめんなさいです!あまりのキモさについ手が……」

 

「イケメンたる俺になんたる仕打ち」

 

 ぺろぺろさんは相変わらずきもいです。かっこつけ野郎です。

 

 ぱっとぺろぺろさんの手から離されたリインはヴィヴィオちゃんの横で浮遊します。

 

「それにしても久しぶりだなリイン。六課設立からなにしてたんだ?」

 

「リインは基本ずっとはやてちゃんのポケットか、胸の谷間で待機してました。でもすぐにうとうとしちゃってはやてちゃんが仕事中はほとんど寝てました。後は家で自分の服を作成したりとか」

 

「はやての谷間でおねんねだと……羨ましい……。俺もおっぱい枕を経験してみてぇ。ところで、その自分の服を作ってるのなら、その服もリインお手製か?」

 

「はい!はやてちゃんに手伝ってもらいながら二人で作ったんですよー!」

 

「おぉいいセンス」

 

 くるくると回るリインにぺろぺろさんが賞賛の拍手を送ります。まぁ当然ですね。なんてったってリインとはやてちゃんの二人で作ったのですから。

 

「ところでリイン。お前一体になにしにきたんだ?はやてと一緒じゃないのか?」

 

「すぐ近くまでは一緒に車の中にいたんですけど、はやてちゃんは新人達を迎えに行っちゃいました。それと引き換えにリインは伝言を預かってこちらに来たのです」

 

「なるほど。それで伝言は?」

 

「もう忘れてしまいました」

 

 違うんです。此処にくる直前までリインはちゃんと覚えていたんです。でもアヒルに食べられたりヴィヴィオちゃんと話してたりしているうちに記憶からなくなっていったんです。リインは悪くないです。悪いのはリインではなく世界です。

 

 ぺろぺろさんはそっとリインのことを抱きしめて、優しく背中を叩いた。

 

「相変わらずの萌え萌えポンコツデバイスで安心したぞリイン」

 

「リインはポンコツなんかじゃないですー!ちょっとだけ物忘れが激しいだけですよー!」

 

 むかつきます!ちょっとはやてちゃんの伝言を忘れたからといってポンコツデバイス扱いなんて!

 

「まぁまぁ。リインは俺らでいうところのなのはポジションなんだから。ほら、はやても前に言ってただろ?『なのはちゃんとリインはポンコツ萌えやとおもうんやけど』って」

 

「うぅ……はやてちゃんまで……」

 

 がっくりと肩に石が乗っかってきた感じがします。なんかどっと疲れが出てきました。

 

 そんなリインにヴィヴィオちゃんだけはよしよしと頭を撫でてくれます。うぅ……ヴィータちゃんがヴィヴィオちゃんのことを可愛がるのが分かる気がします。

 

「まぁはやての伝言なら俺が電話で聞いとくからいいさ。リインも此処までくるの大変だったろ?ヴィヴィオと一緒にテレビでも見ておいてくれよ。カルピスもってくるからさ」

 

「いえリインもお手伝いしますよ。なんか大変そうですし」

 

「あーならシャマル先生を頼む」

 

『シャマルちゃん包丁を持つのはやめるんだ!取り返しのつかない事態になるぞ!』

 

『包丁を洗おうとしただけなんですけど!?』

 

「シャマル先生、頑張れば頑張ろうとするほど普段の力を発揮できないタイプだから。しかもこういった行事に局地的に」

 

「普段は優しくて落ち着いてて八神家でもしっかり者の位置にいるんですけどねー」

 

 まぁそういうことならしょうがないです。リインがヴィヴィオちゃんとシャマルのお姉さんをしてあげましょう。

 

 ヴィヴィオちゃんの手を引いてキッチンにいるシャマルを迎えに行きます。

 

「シャマルー、リインが迎えにきましたよー。ヴィヴィオちゃんと一緒にテレビみましょー」

 

 キッチンに入りながらいるであろうシャマルに話しかける。

 

 それにしても……はやてちゃんの伝言ってどんな内容でしたっけ?

 

         ☆

 

「ようせいさんビスコたべる?ビスコたべるとつよくなるんだよ?」

 

「リインは強くならなくていいですけどビスコは好きなのでもらいます」

 

「はい、あーん」

 

「あーん」

 

 ヴィヴィオちゃんは小さいリインのためにビスコを半分に割り、片割れをリインの口にもってきます。ビスコはその形状から割るという行為をするとカスがぼろぼろと落ちるのですが、アヒルさんが下に落ち

る前に袋で全部回収しちゃいます。現代のアヒルさんはすごいです。

 

 折角のヴィヴィオちゃんの好意なのでリインはそれに逆らうこともせず口をあけてビスコを食べます。さくさくとしたビスケットと中にある甘いクリームが口の中いっぱいに広がってリインを幸せにしてくれます。

 

「はぁ……ビスコはおいしいですね」

 

「ねー。ガーくんとシャマルせんせいもたべる?」

 

「タベル!」

 

「じゃぁお言葉に甘えて、一つだけ」

 

 もう片割れのビスコを自分の口に入れて、新しいビスコを一つずつ取出しピリピリと破いて上げさせてあげる。これを自然体でやってしまうところが子どもらしいです。大人になってもこんなことを自然体でやってしまうのなら第二のなのはさん誕生です。

 

 カランっとテーブルに置いてあるカルピスグラスから氷が遊ぶ音が聞こえてきます。

 

 いまリインはヴィヴィオちゃんのお膝の上で、テーブルの上に置いてある料理の壁によって全く見えないテレビを鑑賞中です。両脇にはそれぞれアヒルさんとシャマルが待機しています。

 

 アヒルさんはヴィヴィオちゃんに頭を撫でられながらもぐもぐと大人しくビスコを食べてます。

 

 ……意外とアヒルって近くでみると愛嬌があるんですね。咀嚼してるところとか、ヴィヴィオちゃんに頭を撫でられて嬉しそうに目を細めている姿とか可愛いです。

 

 ヴィヴィオちゃんとリイン、シャマルにアヒルさんが大人しくテレビを見ている横に若干疲れをにじませながらぺろぺろさんが腰を下ろしてきました。

 

「いやいやそんなに身構えるなよリイン。何もしないってば」

 

「ぺろぺろさんはそういいながらリインにえっちなことを沢山してきましたからもう信用できません。一度落ちた信用を回復させるのがどれほど難しいことなのか身をもって体験してください」

 

「可愛い顔して言うことは恐ろしいんだよなぁお前って」

 

 ため息をつくぺろぺろさん。

 

「その点、ヴィヴィオは可愛い顔して中身は天使だからなー!ヴィヴィオは俺の理想郷だもんなー!」

 

「ヴィヴィオよくわかんないけどパパはだいすきだよ?」

 

 5歳の子に理想郷なんていっても理解できませんってば。

 

 ヴィヴィオちゃんを膝にのせて抱きしめるぺろぺろさん。ぺろぺろさんに場所を譲ったアヒルさんはぺろぺろさんの頭に移動しちゃいました。

 

 ヴィヴィオちゃんも抱かれ慣れているのか、とくに拒絶することなくぺろぺろさんのきのままに抱かれ続けます。ぺろぺろさん、さりげなくリインも抱こうとするのはやめてください。

 

 リインに差し出される指を叩き落としていると、ぺろぺろさんがヴィヴィオちゃんに話しをもちかけてきました。

 

「ヴィヴィオ、リンディさんと桃子さんが一緒に飾りつけしたいってさ。もう危ないことはパパ達で終わらせたし、安全だから大丈夫なんだけど飾りつけしてみるか?」

 

「ほんと(*゚∀゚*)!?ヴィヴィオもしていいの!?」

 

「ああ勿論だ。ヴィヴィオがちゃんといい子にしてたからな。ほら行っておいで」

 

「わーい!ようせいさんいくよ!ガーくんも!」

 

「え!?ちょ!?リインはゆっくり──」

 

 小さいゆえに逃げることもできず、ヴィヴィオちゃんに抱かれたままリインはドナドナされていくのでした。

 

 まぁ……ヴィヴィオちゃんが嬉しそうに桃子さんとリンディさんと飾りつけをしていたので良しとしましょう。




DBが好きなんですが、神と神の終盤を何回もリピートしてします。

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