ファンタシースター・ストラトス NOVA 作:ガンダム好き君
それでは第30話をどうぞ
OP「Our Fighting ver.MIYABI」
side/リキ
リ「……」
一「……」
シャ「……」
うん……気まずい…なんとかしないと…
リ「と、とりあえずお茶でも飲みましょうか?一夏、俺が淹れてくるから…」
一「あ、あぁ…」
シャ「あ…うん」
えっと、これだな…さてお茶を淹れましょうか…やっぱりシャルルは女の子だったのか…薄々感ずいていたが…はぁ…どうすれば…よし、淹れたっと…
リ「はい、一夏」
一「さんきゅ…」
リ「はい、シャルル」
シャ「あ、ありがとう…」
それぞれにお茶を渡して…
リ「シャルルは…なんで男のフリなんてしてたんだ?」
シャ「うん…それはね…デュノア社の社長…その人からの直々の命令なんだ」
命令…か…
一「命令って…親だろう?なんでそんな…」
シャ「僕はね…一夏…愛人の子なんだよ」
一、リ「愛人……」
シャ「二年前に母が他界した時に初めて父のことを知ったんだ」
リ「……」
そうだったのか……
シャ「検査で僕のIS適正が高いとわかって非公式だけど社のテストパイロットをやることになってね」
シャ「……とはいえ父と会ったのは2回ぐらい…最初は本邸に呼ばれた時…あの時はひどかったなぁ」
リ「あの時?」
シャ「うん…いきなり本妻の人に殴られたよ…『この泥棒猫の娘が!』って……参るよね…」
一、リ「……」
殴られたって…
シャ「母さんもちょっとくらい教えてくれてたらあんなに戸惑ったりしなかったのにね」
シャ「それから少し経って…デュノア社は経営危機に陥ったの…」
一「え?デュノア社って量産機ISのシェアが第三位だろ?」
確かに…
シャ「結局リヴァイヴは第二世代型なんだよ…ISの開発はすごくお金がかかるんだ…殆どの企業は国からの支援で成り立っているんだ」
へぇ…そういうことなんだ…
シャ「現在欧州連合は統合防衛計画『イグニッション・プラン』の次期主力機を選定中なんだ。候補は第三世代型がメインでフランスは計画から除名されている。つまりフランスにとって第三世代型の開発は急務なの…」
なるほど…
シャ「それでデュノア社でも第三世代型を開発してたんけど…もともと第二世代型最後発だからね…圧倒的にデータも時間も不足していてなかなか形にならなくて…次のトライアルで選ばれなかった場合…援助を全面カットIS開発許可も剥奪するって流れになったの」
リ「なんとなくは飲み込めたけど…それと男装とどう関係が……」
一「俺も、そう思った」
シャ「簡単なことだよ…単純に人目を引く広告塔…それに…」
リ「それに?」
シャ「男同士なら織斑一夏とリキに接触しやすい…可能であればデータを取れるだろう…ってね」
まさか!?
一「!それって…」
シャ「そう…白式と暁紅のデータを盗めって言われてたんだよ…僕はあの人にね…」
実の娘だからではなく適正が高かったから…都合がいいから…利用されている。そんな人を父親とは認めれなくて、『あの人』なんて他人行儀に呼ぶんだな…
シャ「まぁ、そんなところかな…今まで騙しててごめん…話したら楽になったよ」
リ「シャルルはこの後どうなってしまうんだ?」
シャ「会社は潰れるかも知れないし…僕も強制送還されるだろうけど……もうどうでも」
リ「シャルルは本当にそれでいいのか?」
シャ「……良いも悪いもない。僕には選ぶ権利がないから…仕方ないよ」
一「仕方なくなんかないだろ!親がなんだって言うんだ!!」
一「確かに親がいなけりゃ子供は生まれない。だからって親が子供になにしてもいい訳がじゃないだろ!」
リ「そうだ!生き方を選ぶ権利は誰にだってあるはずだ!親なんかに邪魔されるいわれなんていないはずだ!!」
シャ「一夏……リキ…どうしたのそんな…」
一「俺は…俺と千冬姉は両親に捨てられたんだ」
シャ「え……」
一夏と織斑先生は両親に捨てられたなんて…
一「俺にとって家族は千冬姉だけだ。だからもし…親が現れて同じように命令されたら、絶対許せないと思う…」
確かに…俺も同じことなったら、許せない…絶対に…
シャ「…うん…そうだね…一夏とリキの言う通りだよ。でも…僕にはなにも……」
リ「特記事項第二十一…本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家組織団体に帰属しない……本人の同意がない場合それらの外的介入は原則として許可されないものとする」
シャ「えっ……」
リ「つまりこの学園にいる間は大丈夫ってこと…その間に何か解決策を見つければいい…」
リ「ここにいろよシャルル…そして…もし何かあったら俺がお前を守ってやる!な!一夏か…」
一「あぁ!」
シャ「リキ…」
まぁ…安心しろ…シャルル
シャ「ふふ…特記事項55個もあるのによく覚えられたね」
リ「当たり前だ!俺は記憶力は強いからな!」
シャ「ふふっ…なにそれ」
リ「まぁ、決めるのはシャルルだけどな…うん?」
ドアがコンコンと叩く音をした…
リ「俺が出るよ…」
一「あぁ…たのんだ」
リ「シャルルは布団のところで隠れて」
シャ「う、うん」
俺はドアを開いたら…
セ「リ、リキさん!?なぜ一夏さんの部屋に…」
セシリアがいた…
リ「いや…一夏の部屋に用があってな…で、どうした?」
セ「わたくしと一緒に夕食をどうかと…」
リ「別にいいけど…」
セ「えっ、いいのでしょうか?」
リ「あぁ、行こうか…でも、ちょっと待ってね」
俺は一夏に『食べ終わったらお前たちの分持ってくるから』と言って一夏は『了解!』と言った
リ「じゃあいこうか…」
セ「はい!」
俺とセシリアは一緒に食堂に向かったのであった…
余談だが…食べ終わって一夏とシャルルの分を持って部屋に戻って…一夏とシャルルに渡した…一夏はなんべんなく食べ続けたが…シャルルが箸の使い方が慣れてないから…俺が『はい、あーん』のやつでやって、シャルルが「ありがとう」って言ってくれた。なんで?
どうだったでしょうか?
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