ファンタシースター・ストラトス NOVA   作:ガンダム好き君

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OP「Our Fighting ver.MIYABI」




第36話

side/ラウラ

 

私は……なぜ…

 

?『よぉ!ラウラ…』

 

私は…やつと出会ってわかった。戦って、理解した。

 

強さとは……なんなのか。

 

その答えは無数にあるのだろう。

けれど、その答えの一つに、強烈に出会ってしまった。

 

?『強さっつーのは心の在処。己の拠り所。自分がどうありたいかを常に思うことじゃないかと、俺は思うけど…』

 

そう、なのか?

 

?『そりゃそうだろ。自分がどうしたいかもわからねーやつは、強い弱い以前に歩き方知らないもんだろ』

 

…歩き、方……

 

?『どこへ向かうか。どうして向かうか、さ』

 

……どうして向かうか……。

 

?『まぁ、つまり、やりたいことはやったもん勝ち。つまんねー遠慮とか我慢とか、損するぞ?』

 

そして、そいつは……その男は……ニヤリとして言った。

 

?『やりたいようにやらなきゃ、人生じゃねえよ』

 

……では、お前は……?お前はなぜ強くあろうとする?どうして強い?

 

?『強くないよ……俺は、まったく、強くない…あの人を守ってないから……』

 

あの人……?

 

?『まぁ、まだ言わないけどな……』

 

……

 

?『俺はもっと強くなってみんなも守ってみたい…自分の全てを使ってな…』

 

……それは、まるで、……あの人のようだ。

 

?『まぁ、だから、お前も守ってやるよ。ラウラ・ボーデヴィッヒ』

 

言われて、私の胸は初めての衝撃に強く揺さぶられる。『守ってやるよ』

そう言われて、私は……あぁ、そうか。これが……そうなのか。

 

ときめいて、しまったのだ。

 

そして、早鐘を打つ心臓が言っている。こいつの前では、私はただの十五歳なのだと、ただの『女』なのだと。

 

……リキ。

 

あぁ、私は…リキに惚れてしまったようだ……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ラ「う、ぁ……」

 

ぼやっとした光が天井から降りているのを感じて、私は目を覚ました。

 

?「気がついたか」

 

その声には聞き覚えがある。聞き覚えがある……どころではない。どこで聞こうと一瞬で判断できる、自らが敬愛してやまない教官こと織斑千冬だ

 

ラ「私……は……?」

 

千「全身に無理な負担がかかったことで筋肉疲労と打撲がある。しばらくは動けないだろう。無理をするな」

 

ラ「何が……起きたのですか……?」

 

無理をして上半身を起こすが……全身に走る痛みにその顔を歪める……眼帯は外されてるか……

 

千「ふう……。一応、重要案件である上に機密事項なのだがな」

 

教官はゆっくりと言葉を言うのであった……

 

千「VTシステムはしっているな?」

 

ラ「はい……。正式名称はヴァルキリー・トーレス・システム……。過去のモンド・グロッソの部門受賞者の動きをトレースするシステムで、確かあれは……」

 

千「そう、IS条約で現在どの国家・組織・企業においても研究・開発・使用すべてが禁止されている。それがお前のISに積まれていた」

 

ラ「……」

 

千「巧妙に隠されてはいたがな。操縦者の精神状態、機体の蓄積ダメージ、そして何より操縦者の意志……いや、願望か。それらが揃うと発動するようになっていたらしい。現在学園はドイツ軍に問い合わせている。近く、委員会からの強制捜査が入るだろう」

 

それは…

 

ラ「私が……望んだからですね」

あなたに、なることを。

その言葉は口にはしなかったが、教官には伝わった。

 

千「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

 

ラ「は、はいっ!」

 

千「お前は誰だ?」

 

ラ「わ、私は…。私……は、……」

 

続きの言葉が出てこない……

 

千「誰でもないのならちょうどいい…お前はこれからラウラ・ボーデヴィッヒになるがいい…それとお前は私にはなれないぞ…何時間は死ぬまで山ほどある、たぷっりなやめよ小娘」

 

そう言って…教官は保健室をでたのだった…

 

私は…眼帯を取って…

 

ラ「自分で考えて…自分で行動しろ……か」

 

ふふ……

 

ラ「完敗だな……あははっ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

side/リキ

 

リ「はぁ…」

 

現在、俺…いや俺とシャルルと一夏は食堂で一緒にご飯を食ってた……

 

一「結局トーナメントは中止かぁ……」

 

シャ「生徒の現時点でのデータを取りたいから一回戦だけは全部やるみたいだけどね」

 

へぇ…そうなのか…

 

シャ「それにしても…」

 

リ「ん?どうかしたか?」

 

シャルル…どうしたのか?

 

シャ「ボーデヴィッヒさんの事結局殴らなかったね」

 

リ「なんで…殴るのさ…それは…」

 

俺はあの時のことを思い出した…

 

リ「あの時あいつすごく弱った目をしてたんだ…助けて欲しいって言ってるみたいで…それで」

 

シャ「リキは優しいね」

 

リ「そっそんなんじゃ…」

 

一「あの……」

 

うん?どうしたんだ?

 

一「さっきから気になってるんだが…なんか…みんな異様に落ち込んでないか?」

 

俺は周りを見てみると…

 

「優勝……チャンス…」

 

「交際…無効……」

 

確かに…落ち込んでるな……なんでだ?

 

シャ「さあ……何かあったのかな?」

 

リ「さぁ…?」

 

一「あっ」

 

うん?一夏どうした?

 

一「箒!」

 

箒「!」

 

おっ、箒か…

 

箒「な…なんだ……」

 

一「あのな…この間の約束の事なんだけど」

 

箒「えっ……」

 

へぇ…約束か…

 

一「付き合ってもいいぞ」

 

シャ、リ「おお!」

 

やるな!一夏!まさに告白…

 

箒「ほ!?ほっ本当か!?」

 

一「おうっ…幼なじみの頼みだからな。買い物くらい付き合うさ」

 

へっ!?一夏のやつ…

 

箒「そ…そんな事だろうと……思ったわ!!」

 

一「ぐはっ!」

 

おお…スゲぇ…左ストレートで一夏を殴ったぞ

 

シャ「一夏ってこれで天然なんだからすごいよね」

 

リ「そうだな」

 

シャ「リキも人の事言えないけどね…」

 

リ「?」

 

なんで俺もなんだ?

 

山「織斑君、デュノア君、リキ君朗報ですよー!!」

 

一「うぐぐ…山田先生?」

 

一夏…口から血がでてるぞ…山田先生びっくりしてるし…

 

シャ「どうしたんですか?」

 

山「あ、はい…今日は大浴場がボイラーの点検日で元々しようふかなんですが点検が予定より早く終わったので、それで男子の大浴場の使用が今日から解禁になります!」

 

リ、一「なっなんだってーー?」

 

やった!これで入れる!

 




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