『さあ日本代表織斑千冬の登場です!!』
テレビに映し出された『第二回モンド・グロッソ』に出場した織斑千冬の姿が映った。
「畜生!なんでこいつは大会に出場しているんだ!?」
小さな倉庫の中で複数の男女がテレビを見て騒然としていたがやがて一人の男が吐き出すように行った。
「こいつは弟がどうなってもいいと思っているのか!?」
「やはり『欠陥品』じゃ意味がなかったか」
「くそが!」
一人の男が近くにあったドラム缶をける。ガンっ、と鈍い音がした。
「で、こいつらどうする?」
ドラム缶をけった男が親指を後ろに向けながら他の奴らに聞く。
男が親指を指した方向には涙目でがくがくと震えている織斑千冬の弟の織斑一夏とその親友が両手足を縛られた上でさるぐつわをされた状態でその辺におかれていた。
「織斑千冬が大会に出た以上そいつらに用はない。殺そう」
そう言って男達は二人に向かって言って殴るけるなどの暴行を加え始めた。
「はっ!ガキどもが、殺されることを恨むんだったら俺らのいう事を聞かなかった姉を恨むんだな!」
「お前は姉に捨てられたんだよ!」
「小僧!親友のせいで今の事が起きてんだ。可哀想になぁこんな屑と親友になったばかりかこんな目に遭ったんだから!」
彼らは罵詈雑言を二人に浴びせながら殴るけるを繰り返した。
「あ~、そろそろ殺してずらかろうぜ」
「そうだな」
そう言って彼らは腰から拳銃を取り出し二人に向ける。
「じゃあな。あの世で助けてくれなかった姉を恨むんだな」
そう言って彼らは引き金を引いた。
「・・・ふふふ。バカな奴らだな。邪魔しなければこんなことにはならないで済んだのに」
先程の倉庫。今では静かになっている。隣では俺の親友が寝息を立てて寝ている。
「まあ、実験体が欲しかったから丁度良かったんだがな」
俺はそう言って先ほどまで俺らに暴力をふるっていた奴らが俺に頭を下げてひざまずいている。
「それじゃあ君たちは例の場所で待機していてよ。くれぐれも見つからないようにね」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」」
そう返事をして彼らは倉庫から出ていった。しばらくするとセンサーにISの反応が映る。
「ようやく来たか。遅いなぁ。俺が手を打っとかなきゃ一夏は死んでいたのによぉ」
俺はそう言いながら床に腰を下す。そして床に寝転がり気絶している様にする。
「くだらないISなんかの為に大切な時間を無駄にしちゃったな」
そう言って俺は目をつぶった。
小さいころから俺は人よりも様々なことが出来た。説明はめんどいから省くけど。大抵のことは出来た。
そのせいか周りは俺を汚物を見るような目で見てきた。ただ俺は一人が好きだったので気にしていないが。
しばらくすると俺の唯一の親友である織斑一夏の友達の姉がISなるものを生み出した。
何でも宇宙空間での活動を目的としたパワードスーツらしい。
俺は大いに興味を持った。そこで俺は隙を見てISについての資料を見る事にした。そこまでが大変だった。
何とかISの核であるISコアの製造方法を手に入れたがそれと同時に「白騎士事件」が発生した。これによりISは世界中で興味を持たれたが世界はそれを軍事利用した。
しかし、ISは「女性にしか扱えない」と言う事が分かり男性の地位は大きく下がった。世界中は女尊男卑となったのだ。
まあ、世界が同となろうと俺は関係ない。俺は自分のやりたい事だけをやるんだ。
それが俺の生き方だ。