「よう、奏。久しぶりだな」
授業が終わり休み時間となった時、俺の唯一の親友である織斑一夏が声を掛けてきた。
「一夏、久しぶりだな」
「お前今まで何してたんだよ。電話には出ねぇし、家に行っても留守だからよ」
「あ~、電話は出ると位置が特定されてしまうからで、留守だったのは俺の実験所にいたからだよ」
「あっ!あそこにいたのか!道理で見つからないわけだ」
「まあ、そう言うわけだ」
こんなたわいもない話をしていた時、
「ちょっといいか?」
誰かが声を掛けてきた。俺はそっちの方を見るとポニーテルの釣り目がそこにいた。
「おう、箒じゃんか。久しぶり」
「篠ノ之か、久しぶり」
俺が挨拶をすると箒は俺を睨みつけてきた。俺なんかしたか?
「一夏、ちょっと来てくれないか?」
「別にいいけど、なら奏m「そいつは関係ない」そ、そうか」
そう言って箒は一夏を無理矢理連れて行った。
「あいつも変わっていないな」
いつが引っ越ししていくまで一夏にベッタリだったからな。それは今でもかわらないらしい。
さて一夏が去った後、俺はバックからいろいろな機会を取出し作っていく。
今作っているのは時計だ。もちろんタダの時計ではなく俺のパソコンをここでも出来るようにするためである。つ上のパソコンでもできるのだが監視されていたりすると少し厄介なので俺はこういうやり方をしている。
俺は入学するときいろいろな条件を出し、それをすべて飲ませた。
例として挙げると「土地を許可を貰ったうえでの使用」、「機械工業の自由」、「在学中はよほどの事がない限り干渉しない」等々だ。さすがに「授業の免除」は受け入れて貰えなかったが。
と言うわけで俺は授業が始まるまで機械工作に励んだのであった。
「ねえねえニッシ―何してるの~?」
俺が作業をしていると何やら小動物みたいなやつが話しかけてきた。って、ニッシ―って俺の事か?
「今は時計を作ってるんだ」
しかし良くこいつは俺に声をかけたな。俺は先程の自己紹介で一部の女子(主に女尊男卑に染まっている奴)に嫌われた。今だって後ろの方に座って居る金髪に睨まれているんだから。
「へえ~、ニッシ―は器用なんだね~」
「ああ、俺は昔から機械いじりが大好きでな、時間さえあれば何かしら作っていたな」
「そうなんだ~。私も機械いじりが大好きなんだ~」
「そうなのか!君とは気が合いそうだな。えっと・・・」
「布仏本音だよ~。よろしく~」
そう言って俺達は握手してチャイムが鳴るまで機械について話し合った。
「うう・・・」
「・・・」
チャイムが鳴り授業が始まった。山田先生が分かりやすく説明している中親友の一夏は周りをソワソワ見ていた。
「(おい、さっきからどうしたんだ?トイレか?)」
「(違うわ!授業の内容が分からないんだよ)」
「(おまえ本気か?冗談ならやめ方がいいぞ。つまらないから)」
「(ボケてねーよ!)」
隣同士であるためひそひそ話をしていると山田先生がこちらを向いて来た。
「あの・・・どこかわからないところはありますか?」
山田先生が優しく聞いて来る。その姿を見るとどうしても教師には見えない。本人には失礼であるが。
「じ、実はぜn「大丈夫です。先生の授業は分かりやすくて覚えやすいです」・・・」
「全部わかりません」と言おうとした一夏を抑え付けて俺は山田先生に返事する。
「(いきなり何するんだよ!)」
「(今正直に言えば待機している織斑先生のご指導が入るぞ?)」
「(うっ・・・)」
一夏は言葉に詰まる。先ほど先生よりも遅くはいっていたため織斑先生の出席簿チョップを食らったばかりなのだ。
しかし出席簿でどうやったらあんないい音がするんだ?
「(勉強なら俺が教えてやるからお前は聞いている不利でもしていろ)」
「(マジか!サンキュー!)」
やれやれ、予習ぐらいしていてほしいもんだな。