女難スキルEXの主人公ががんばる話※凍結 作:冷凍食品ウマー
8歳になりました。
いまは昔すんでいた京都から引っ越して駒王町にすんでいます。
お隣は神社で、そこの一人娘姫島朱乃ちゃんと遊んでいます。
ある日今日も、神社に行って遊ぼうと思ったら結界が張られていた。
「なあ鬼童丸(きどうまる)この結界なんだが壊していいと思うか?」
俺の護衛として今日は鬼童丸が憑いて来ていた。
「・・・・・(これは姫島家の者が張った結界ではないので壊していいかと)」
原作どおり鬼童丸は、声が小さすぎるがまあ聞き取れる。
「じゃあ壊すか」
デコピンに霊力を纏わせ弾くと、パリンッというきれいな音とともに結界が割れた。
その時「剣ちゃん助けて!」という朱乃ちゃんの声が聞こえた。
朱乃side
黒尽くめの人たちが突然追いかけてきた。
私がお父さんの血を受け継いでいるかららしい。
お母さんと一緒に逃げているときに石に躓いてこけてしまった、黒尽くめの人たちはすぐに追いついて私に向かって剣を振り下ろそうとした。
その時咄嗟に助けを求めたのが、父でもなく母でもなく私の初恋の人物、いつも私の傍にいてくれたとっても優しい人、くる筈もないとわかっていたのに不意にその人の名前を叫んでいた。
「剣ちゃん、助けて!」
剣が私に迫ってきて、もうダメだと思った時キィン!と金属がぶつかり合う音が聞こえて目を開けると、私の前で刀をもって佇んでる人がいた。
その人はこちらを向いて優しい笑顔でこう言った。
「助けに来たよ。」
朱乃side end
朱乃ちゃんの助けを呼ぶ声が聞こえた瞬間、俺は声がする方向に走りながら鬼童丸に
「鬼童丸!ぶっつけ本番だ、俺に身を委ねろ!」
その時だけは鬼童丸はいつものボソボソといった声ではなくはっきりとした声で「御意!」といった。
俺は自分の霊力で、鬼童丸の霊力覆うように包み込む。
これは人間の血と妖怪の血を引く者が己の配下を纏い戦ったという。
俺は人間の身で在りながら身体に九尾を宿している、だからそれができると思い昔から練習したのだがうまくいかなかった。
だが今回は違う、彼女の助けを呼ぶ声と鬼童丸を信頼する心、そしてこの土壇場の感情の爆発で『纏』を完成させた。
白い毛皮を首に垂らし、着物を纏い二本の刀を持った姿はさしずめ鬼神。
俺は朱乃ちゃんに降ろされる剣を弾き、落ち着かせるように笑顔で「助けに来たよ。」と伝えた。
朱乃ちゃんはじっと俺の顔を見て涙を流しながら笑顔になって、その場に倒れた。
「朱璃さん、朱乃ちゃんをお願いします」
といって俺は目の前の敵を見る
「な、なんだ貴様は!我々の邪魔をするならお前も死んでもらう!」
先頭の男がそう叫ぶと、一斉に男たちが攻めてきた。
「身体が軽い、持っている刀はどう振るえばいいのか手足のようにわかる」
そういって先頭の男を切り殺した。
子供の俺が躊躇なく人を殺したことに相手は動揺をかくせないでいた、かくゆう俺もなぜこんなにも人を殺しても無感情になれるのか、驚いていたがすくわかった。
鬼童丸は家に来る前は人を躊躇なく残虐的に殺しまわっていたらしい、それとあわせて今は過去視(サイコメトリー)を使っている、無関心になるわけだ。
相手が動揺してる隙に、全員殺そうと思ったのだが突然纏が切れてしまった。
「・・・・(剣輔様、今はこれが限界です、これ以上やると剣輔様の身体が持ちません)」
突然俺の服や刀が消えたことに再び唖然としていた相手もこれは好機とばかりに突撃してきた。
俺はあんまり人前で使いたくはなかったが、これくらいは大丈夫だろうと、指を弾きながら幻惑を使った。
指を鳴らした後に次々と男たちは倒れていった、今見せた幻覚は催眠ガスを掃射する幻覚だ。
このESPは反則級の力を持っている、脳に直接作用するため、悪魔だろうと、天使だろうと生きている者はみな逃れることができない、そんなチート級の能力だからこそ使いたくなかったのもひとつの理由だが、もっとも一番は、朱璃に見られたくなかったからだ。
いまのはどうかわからないが、俺にこんな力があるとすれば絶対に朱璃さんから、バラキエルさんに伝わり、どんどん面倒くさい方向に行くに決まってる。
そう思って朱璃さんを見たんだが、
「あらあら~剣輔くんも黄泉みたいな超能力使えたのね~」
え!?母さん何言いふらしちゃってんの!
「この前にね~自慢されちゃったのよ~息子にもらったはじめてのプレゼントだってその時はよくわからなかったけど、ようやくわかったわ~」
なんだよ、母さん自慢してるのかよそれはおいといてこれはバラキエルさんには内緒にしといてくれと頼むと、一瞬キランと玩具を見つけた子供のような目になり、
「いいわよ~でも、ひとつだけお願いがあるの~」
とニコニコといつも浮かべている笑顔だがこのときは冷や汗が止まらなかった。
それは何かと聞くと、
「私にもその超能力みたいなものはあげることできるかしら?」
と、とてもいい笑顔でそういってきた。
俺はさすがに能力者を増やすわけにもいかないから
「残念ですが朱璃さんにはs「あらあら~」・・・試してみます」
仕方がないので光る魚を朱璃さんの方に出すと吸い込まれていった。
「どうやら成功みたいですね」
「うふふふ、これで黄泉に自慢できるわ~でも私はどんな能力なのかしら?」
いろいろ検証した結果朱璃さんは念写能力だということがわかった。
朱璃さんは早速バラキエルさんがキャバクラに入るところを念写して黒い笑顔であらあらとつぶやいていた。
俺が黒い笑顔にビビッているときに、ようやくバラキエルさんが到着した。
「朱璃、朱乃!大丈夫か!」
バラキエルさんは目の前に倒れている男たちを見た後、俺を見て
「剣輔君か、妻と娘を助けてくれてありがとう!なんとお礼をしたらいいか・・」
と泣きながら礼を言われた。
「顔を上げてくださいバラキエルさん、俺だけじゃなくて鬼童丸も力を貸してくれたからなんとかなったんですよ、俺一人の力じゃない」
「なんと、鬼童丸殿もなんとかたじけない・・」
なんかいい感じに終わりそうなところに黒い笑顔の朱璃さんが現れて一言
「貴方、これ何かしら?」とヒラヒラと念写したものをみせる。
バラキエルさんは一瞬固まったかと思うと今度は大量の汗を流しながら
「こ、これはアザゼルに誘われて無理やり「言い訳はいいからちょっと来てくださらない?」・・・・・これから剣輔君を送りn「大丈夫っす鬼童丸がいるんで」・・・・・(泣)」
こうしてバラキエルさんのお仕置きで幕を閉じた。
ぬらりひょんの孫から纏いを引用させてもらいました。